こんにちは!KCL(キングスカレッジロンドン)でPPE(哲学・政治学・経済学)を学んでいるAyanoです。私は高校まで日本で過ごし、大学から海外に進学しました。高校生の時にカナダに留学したこともありますが、それ以外はほとんど海外経験がありませんでした。今回は、高校卒業まで日本で過ごした私が海外大学に進学して感じたことを紹介します。
イギリスは大学進学が初海外生活という人が少ない
日本の高校卒業資格だけでは直接海外の大学に進学できない
日本の高校の卒業した場合、海外の大学入学前にファウンデーションコースなどの準備課程を受講する必要があります。日本だけでなく、その国の高校卒業資格だけでは直接進学できないという国は他にもあるのですが、そのせいか、大学から海外に行くという人は少ないように感じます。

周りの留学生を見ていても、高校からイギリスのボーディングスクールに通っていたり、イギリス以外の国でIB(国際バカロレア)やAP(Advanced Placement)など、イギリスの大学にそのまま進学できる資格が得られる高校に通っていたりする人が多いです。
準備期間であるファウンデーションコースに通う
その分、私のように高校の卒業資格でイギリスへ直接進学できない場合は、ファウンデーションコースというプログラムへ進学します。私も今通っているKCLで開講されているファウンデーションコースに通いました。

ファウンデーションコースの良い点は、完全に留学生向けのコースなので、エッセイの書き方など、英語で専門科目を学ぶための準備を1年間かけてできることです。
KCLのファウンデーションコースは、学部で学びたいことに基づき複数あるpathwayから一つ選んで進学するという仕組みでした。そのため、英語以外にも学部で希望する専攻に近いことを幅広く学ぶこともでき、学部生になってからはファウンデーションが英語力だけではなく、知識面でも予習になったように感じることも多いです。
イギリスの学部課程は通常3年間のため、ファウンデーションコースが必要な場合でも4年で大学を卒業することができます。最初の1年はその後の学部課程に慣れる準備ができるような時間でもあったので、個人的にとてもありがたかったなと感じます。
イギリスの大学では英語で学ぶことに慣れるのが大変だった
私がイギリスの大学に慣れるのに時間がかかった点は、専門的な内容を英語で学ぶということです。ファウンデーションコース自体が留学生向けということもあり、学部課程の授業が始まってからその違いを強く感じました。
講義の速さがまるで違う
特に大変だったのは、英語で聞きながらメモを取ることと、授業中に発言することです。
ファウンデーションコースの時は、そもそも講義の時間が長めに取られていて進行がゆっくりだったり、講義スライドに写真などが多く使われていたりしました。
一方、学部課程に進学してから、講義で教授の話すスピードが速くて驚きました。メモを取ろうとしても何をメモしたかったか忘れてしまう、ということが最初の頃はよく起こっていました。講義は1時間しかないのに、ファウンデーションの時の何倍も濃い内容で、録画されている講義を見返すことも多かったです。
授業中に発言することのハードルの高さ
また、セミナーなどの少人数授業では、言いたいことがあってもそれを言葉にするのが難しく感じることもありました。他に発言するクラスメイトも多いので、言おうか迷っていたり、自分なりに言葉を選んだりしているうちに次のテーマに変わってしまう、ということも多かったです。
経済学や統計学など、答えが明確にある場合は発言しやすかったですが、ディベートやフリーのディスカッションが中心のセミナーの場合は、周りの学生に気後れすることがたくさんありました。
時間の経過と入念な準備で乗り越え
最初の頃特に大変だったのはこの2点ですが、どちらも時間とともに少しずつ慣れていきました。もちろんただ慣れていったわけではなく、授業の準備をより入念にしたり、講義の前にリーディングを欠かさず行ったり、セミナーの前に講義をしっかり理解するなど模索していた部分はあると思うのですが、1年間の学部生活を終えて、だいぶ慣れたなと感じます。
イギリスの大学であまり困らなかったこと
専門用語
意外と困らなかったこともあります。1つ目は、専門用語です。専門用語は講義やリーディングの中で定義が説明されることが多いため、意味が分からなくて困ることはなかったです。
例えば「大統領制」と「議院内閣制」という2つの言葉を並べたときに、2つの違いを全員がうまく説明できるとは限らないのではないでしょうか。この2つがどう違うのか、それぞれの制度にはどのような利点があるのか、などを学べるため、専門用語が難しい・分からないから困ったことはなかったです。むしろ、専攻に関する話は英語でした方が楽なくらい日本語が出てこないなと感じることもあります。
教員へ質問するハードルの低さ
2つ目は、教員に分からないことをいつでも質問しやすい、ということです。授業中や授業終わりに先生に聞くこともできますが、メールやオフィスアワーを使うこともできます。メールもオフィスアワーも利用したことがありますが、いつも丁寧に答えてくれるので、とても利用しやすかったです。
最後に
海外大学に実際に進学してみて、高校からイギリスに留学している人や、IB校出身などのバックグラウンドを持つ学生が多いのは確かですが、海外経験が多くなくても特別困るということはないように感じます。
もちろん最初から全てがうまくいったわけではないですし、今までとの違いを感じる瞬間もありました。でもそれは「海外の大学だから」と限定されたことではないようにも思います。日本の大学に進学したとしても、新しい環境で学び始める以上、慣れるまでに時間がかかることはあるからです。
イギリスの場合は、1年間ファウンデーションコースという準備期間を通して、少しずつ慣れていくことも可能なので、私のように高校まで日本にいても、十分楽しみながら海外で大学生活を送れるのではないかと思います!

少しでも海外大学への進学を考えている方の参考になり、留学生活をイメージするきっかけになれば幸いです。皆さんの挑戦を応援しています!















