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【イギリス留学】給付型奨学金13選|学部・大学院・交換留学・ファウンデーション

こんにちは!編集長のMidoriです。今回はイギリス留学で応募できる奨学金についてご紹介します。

イギリス留学は学費や生活費などがかかり、それらの費用が日本より高い上、近年急激に進んだ円安によって日本からの留学がさらに割高になりました。所属の学部やライフスタイルによって個人差はありますが、1年間の留学で諸費用は1000万円ほどと、とても高いです。

しかし、奨学金を利用することでかなりの出費を抑えられます。実際、学びに意欲がある学生が金銭面を理由に諦めないために、奨学金を提供する財団が増えています。イギリス留学向けの奨学金は財団によって最大で年間70,000ポンド(約1505万円)を提供していて、留学にかかるほぼ全ての出費をカバーできます

※1ポンド=215円で換算

奨学金の種類は多種多様で、条件もまちまちなので自分にあったものを見つけましょう。なお、応募の際は必ず各機関の公式ページから最新情報をご確認ください。

イギリス留学の奨学金の種類

奨学金を支給している団体によって分けることができ、主に国、地方自治体、民間の3種類があります。また、返済義務の有無によって給付型と貸与型に分かれますが、この記事で紹介する奨学金は全て給付型、つまり返済義務がないものです

奨学金の支給額や支給条件、応募書類などは奨学金団体によって異なります。この記事ではイギリスでの正規留学と交換留学それぞれ応募できる奨学金の支給額や条件などをまとめました。

イギリス大学留学奨学金(給付型)【比較早見表】

奨学金名をクリックすると各奨学金の詳細に飛べます。

奨学金給付額受給期間対象募集人数
日本学生支援機構(JASSO)2025年度は月額35.2万円。渡航支援金1万円原則4年間(ただし学位取得のために定められた修業期間が限度)ファウンデーションコース、学部、大学院未定(2025年度は118人)
柳井正財団上限70,000ポンド(1505万円)原則3年間指定された大学の学部課程アメリカ・イギリス・カナダ合わせて年間40人程度
笹川平和財団授業料、寮費、健康保険料の実費に加え、年間11,000ポンド(237万円)など3年間指定された大学の学部課程最大35人
Tazaki財団パブリックスクールの学費・寮費、ホストファミリー滞在費、ガーディアン費。大学の学費・居住費・食費などパブリックスクール、大学学部(原則3年間)東京及び周辺の高校生語学研修生20~30人。留学奨学生5~10人
平和中島財団月額30万円及び往復渡航費最長2年間大学院20人
しのはら財団最大年間500万円最長4年間ファウンデーションコース、学部、大学院10人程度
中島記念国際交流財団月額30万円、支度金50万円、最初の2年間は年間300万円以内の授業料など【修士】最長2年以内
【博士】最長5年以内
大学院(情報科学、生命科学、経営科学分野)約10人
伊藤国際教育交流財団月額1500~2000ドル(24万~32万円)、旅費と授業料は実費原則2年以内修士課程10人程度
船井情報科学振興財団【学部】年間3万ドル(480万円)
【大学院】年間3.6万ドル(576万円)など
【学部】原則4年間
【大学院】原則3年間
学部、大学院(博士課程)【学部】若干名
【大学院】15人程度
豊田理化学研究所【大学院】年間1000万円以内
【大学院進学準備】合計100万円以内
【大学院】最長2年間
【大学院進学準備】1年間
大学院、大学院進学準備計10人以内
江副記念リクルート財団年間上限68,000ポンド(1462万円)2年間(更新審査合格後は最長27歳まで)指定された大学の理系分野のファウンデーションコース、学部、大学院5人程度
重田教育財団年額22,000ドル(352万円)2年間学位取得を目的とする2学年以上の正規留学5人
トビタテ!留学JAPAN新・日本代表プログラム月額16万円、留学準備金35万円など留学期間中交換留学計250人
業務スーパージャパンドリーム財団月額20万円、留学一時金25万円留学期間中交換留学計800人

※1ポンド=215円、1ドル=160円で換算


イギリスの正規留学生(学部・大学院学位取得者)向けの奨学金11選

イギリス、ロンドンの景色

まずはイギリスの大学に学士号などの取得を目的とした正規留学向けの奨学金をご紹介します。

日本学生支援機構(JASSO): 海外留学支援制度(学部/大学院学位取得型)

国が実施している一番採用者数が多い奨学金。都道府県推薦枠が導入され、各都道府県から1人が推薦されます。通常応募との重複申請も可能で、その場合都道府県からの推薦が優先されます。また、ファウンデーションコースも対象です。給付型奨学金以外にも貸与型がありますが、この記事では貸与型の内容を詳述しません。

申請時期、流れ

留学する1年前の9月にエントリーし、応募書類を提出。出身高校の推薦状提出も必要で、第一次審査の書類審査結果が1月に通知される。第二次審査は面接で、1月に実施され、3月に採用結果が通知されます。

応募書類

  • 顔写真
  • 願書
  • 留学先大学の情報&根拠書類
  • 志望理由書・留学計画・学位取得後の進路計画
  • 日本社会への貢献
  • 留学をテーマとした自己PR
  • パスポート及び住民票
  • 語学能力試験証明書
  • 所得証明書
  • 高校の卒業証明書
  • 調査書
  • 推薦状

募集人数

未定。ただし2025年度は118人

支給額/期間

月額35.2万円(2025年実績)。新規採用者には渡航支援金1万円を支給。他の奨学金との併給は可能。支援期間は原則4年。ただし、学位取得のために定められた修業期間が限度となっていて、イギリスの場合、学士課程の修業期間は3年間です。

応募要件: 英語レベル、成績基準、家計基準

Academic IELTSのOverallが6.0以上もしくはTOEFL iBT 80点以上。高校の評定平均値が5段階評価で3.7以上。家計支持者の合計所得金額が2000万円以下。

柳井正財団: 海外奨学金プログラム

ユニクロの創業者である柳井正が作った財団で、2017年から返済不要の奨学金を開始しました。対象となるのは財団指定のアメリカ、カナダ及びイギリスの大学です。予約型と合格型の2種類あり、申請時期と条件が異なります。

申請時期、流れ

【予約型】留学する1年前の7月から選考が始まります。対象高校からの推薦を受けた生徒のみが応募できます。
【合格型】留学する前年度の12月~1月に申請し、4月上旬までに合格大学を登録します。早期合格した大学については1月に入力。4月上旬に書類選考結果が通知され、一次面接及び最終面接(一次面接合格者のみ)が1月もしくは4月に実施されます。面接はいずれもオンラインで実施されます。採用通知は4月下旬に行われます。

対象大学

イギリスの対象大学は以下の7校です。

応募書類

【予約型】【合格型】共通

  • 出願大学/その他奨学金
  • 課外活動/興味関心/趣味/資格
  • エッセイ課題3つ
  • 学業成績/英語試験成績
  • 課税証明書

募集人数

【予約型】アメリカ・イギリスの大学合わせて年間20人程度。
【合格型】アメリカ・イギリス・カナダの大学合わせて年間20人程度。

支給額/期間

大学から請求される金額の授業料と寮費に加え、上限3000ポンド(約64.5万円)の保険料が支給されます。このほか生活費が年間11,000ポンド(約236.5万円)支給されます。なお、支給額の上限は70,000ポンド(約1505万円)。支給期間は原則3年間。期間中に1回、日本からの往復交通費支給。

※1ポンド=215円で換算

応募要件: 家計基準

家計支持者の合計所得が2700万円以下。

柳井正財団の奨学金を受けている奨学生のリアルな声はこちらの記事をご覧ください。応募までのプロセスやエッセイ、面接準備についてご紹介しています。


笹川平和財団: 笹川奨学金

アメリカとイギリスの指定大学に進学する学生を対象とした奨学金。募集は秋期と春期の2回行われます。春期は進学先大学が確定した学生が対象です。

申請時期、流れ

【秋期】7~8月に申請し、8~9月に書類審査、9月に面接があります。合格発表は9月下旬。
【春期】12月~4月に申請、書類審査、面接、合格発表は1月以降順次行われます。

対象大学

応募書類

  • 小論文3つ
  • 出願大学/その他奨学金
  • 学業成績/英語試験成績
  • 推薦状(任意)

募集人数

最大35人(2026年度期)

支給額/期間

授業料、寮費(食費含む)、健康保険料の実費支給。それに加え年間11,000ポンド(約236.5万円)及び入学・卒業時の準備金(旅費交通費や海外旅行保険料相当額)が支給されます。支給期間は3年間。

※1ポンド=215円で換算

Tazaki財団【パブリックスクールから大学まで】

他の奨学金と違い、Tazaki財団奨学金はイギリスのパブリックスクールの2年間からUniversity of Cambridge(ケンブリッジ大学)University of Oxford(オックスフォード大学)などの名門大学進学後の3年間を支援しています。パブリックスクールはイギリスで伝統や歴史がある名門私立学校の総称です。

申請時期、流れ

11月~1月に出願し、1月中旬に書類選考通過者が発表され、下旬には第一次選考の面接が行われます。留学奨学生は語学研修性の中から財団による選考やパブリックスクールのアセスメントテスト及びインタビューによって決定します。

応募書類

  • 志願票
  • 志願理由書
  • 学校長推薦書
  • 学業成績

募集人数

語学研修性20~30人程度。その中から選考で選ばれた留学奨学生5~10人程度。なお、対象となるのは原則東京都及びその周辺の高校の生徒です。

支給額/期間

渡航前: 英語語学研修費
パブリックスクール: 学費・寮費、休暇時のホストファミリー滞在費、ガーディアン費
大学学部(原則3年間): 学費・居住費・食費
その他、大学進学時にのビザ切り替え帰国に伴う往復旅費全額

Tazaki財団の奨学生の記事はこちらをご覧ください↓

平和中島財団: 日本人留学生奨学金

平和中島財団奨学金は海外の大学院などに留学を希望する人向けです。

申請時期、流れ

9月~10月に出願し1月末までに書類選考通過者が発表され、2月には第一次選考の面接が行われます。

応募書類

  • 奨学金申込書(財団所定の様式)
  • 推薦書
  • 成績証明書
  • 外国語能力を証明する書類
  • 入学許可証(取得済の場合)

募集人数

20人

支給額/期間

月額30万円及び往復渡航費。なお、他の奨学金・助成金との併給は認められていません(留学先大学による授業料減免またはそれを目的とする学内奨学金は可)。支給期間は最長2年間。

応募要件: 英語レベル

IELTS Overall 7.0

しのはら財団: アメリカ・イギリス留学奨学金

アメリカ・イギリス留学生向けの合格型奨学金です。大学で学士、修士もしくは博士の学位取得を目指している人が対象です。ファウンデーションコースも対象となっています。また、これから第1学年に入学する予定の人のみ応募できます。AIやテクノロジー分野の専攻、もしくはウェルビーイングや社会貢献に関心があることが歓迎条件となっています。

申請時期、流れ

12月~2月に申請し、2月下旬に1次選考(書類・ビデオ選考)の結果が通知されます。2次選考の面接(オンラインまたはオフライン)は3月中旬に実施され、結果は4月に通知されます。

応募書類

  • 語学力スコア(未受験の場合でも応募可能)
  • 留学計画書
  • 所得証明(2年分)
  • 生計を同一とする親族全員分の住民票の写し
  • 在学証明書もしくは卒業証明書
  • 成績証明書(直近1年間のもの)
  • 推薦書(学校長もしくは代理の推薦)

募集人数

10人程度

支給額/期間

最大で年間500万円、最長4年間の給付が受けられます。なお、学費の自己負担額が500万円に満たない場合は上限額の支給にならない可能性があります。

応募要件: 家計基準

家計所得は1600万円未満。

中島記念国際交流財団: 日本人海外留学奨学生

対象となるのは修士号あるいは博士号取得目的の大学院留学で、対象分野も情報科学生命科学経営科学と限られています。

申請時期、流れ

8月に郵送で書類を送り、書類選考が行われます。その結果は10月中旬までに通知され、10月~11月中に面接が実施されます。採用結果は12月中旬までに通知されます。

応募書類

  • 申請書
  • 推薦書
  • 成績証明書(学部及び大学院)
  • 語学テスト等の点数や語学検定試験の合格を証明するもの
  • 返信用封筒
  • 官製はがき

募集人数

約10人

支給額/期間

月額30万円に加え、支度金50万円(往路渡航費分含む)、復路航空賃(留学終了後の帰国時1回分)、最初の2年間に限り年間300万円以内の授業料(実際に負担する場合のみ)。

伊藤国際教育交流財団: 日本人奨学金【修士課程のみ】

修士課程に留学する人が対象の奨学金です。応募資格を満たせば研究テーマは問われません。

申請時期、流れ

6月~8月に申請し、10月中旬までに書類選考結果が通知されます。その後面接が行われ、その結果は12月上旬までに通知されます。

応募書類

  • 申請願書
  • 推薦書1通
  • 成績証明書(コピー不可)
  • 研究論文の要旨(2000字程度)
  • 留学先での研究テーマ(英語で1500~2000 words程度)
  • 語学力証明書(コピー可)
  • 入学許可書または合格通知書(取得済の人のみ)

募集人数

10人程度

支給額/期間

月額1500~2000ドル(24万~32万円)相当。また、旅費と授業料は実費が支給されます。ただし、旅費は限度範囲内、授業料は年間390万円以内。支給期間は原則2年以内。

※1ドル=160円で換算

船井情報科学振興財団: Funai Overseas Scholarship(学部留学/大学院留学)

学部留学(学士号取得目的)及び大学院留学(博士号(Ph.D.)取得目的)の2種類があります。学部留学の専門分野は限定されていませんが、大学院留学の場合は情報科学、情報技術分野を中心に広く理工系分野、生命科学分野、及び経済・経営分野と定められています。

申請時期、流れ

【学部留学】【大学院留学】共通
6月~9月に申請し、10月中旬に書類選考が行われ、下旬に面接選考が実施されます。

応募書類

【学部留学】

  • 応募申請書
  • 評価書2通(学校長及び担任教諭)
  • 成績証明書

【大学院留学】

  • 学修計画・学位取得度の進路
  • 評価書3通
  • 成績証明書

募集人数

【学部留学】若干名
【大学院留学】15人程度

支給額/期間

【学部留学】原則4年間。年間3万ドル(480万円)
【大学院留学】原則3年間。年間3.6万ドル(576万円)。授業料は年間1.4万ドル(224万円)が上限。医療保険費は全額支給されます。

※1米ドル=160円で換算

豊田理化学研究所: 海外大学院進学支援制度

2種類の制度があり、海外大学院進学コースは国内の大学・大学院から海外の大学院に進学し、博士号(Ph.D.)取得を目指す人が対象で、海外大学院進学準備コースは将来の海外大学院進学を目指し専攻的に調査、準備等を行う人向けです。

また、他の奨学金とは異なり、特別な学術的応募資格が定められています。次のうち1つ以上を満たす人のみ応募できます。

  • 国際科学オリンピック国内大会一次選考(予選)通過者
  • 国際バカロレア認定校(DP)卒業者で、スコアが36以上
  • 大学・大学院在学中に大学や財団などによって選抜され、2カ月以上現地での海外留学、インターンなどを経験(語学留学を除く)。

申請時期、流れ

2月~5月に申請し、5月~6月に書類選考が行われ、7月に面接選考が実施されます。採否決定は7月です。なお、大学院進学準備コースでは面接選考を実施せず、採否は書類選考の実で決まります。

応募書類

  • 応募申請書(履歴書、活動実績、志望動機、希望進学先など)
  • 成績証明書
  • 推薦・評価書
  • 語学力スコア表
  • その他(応募資格があることを証明する書類)

募集人数

【大学院進学コース】【大学院進学準備コース】合わせて10人以内

支給額/期間

【大学院進学コース】以下を合計で原則年間1000万円以内。最長2年間。

  • 入学金、授業料の実費
  • 支度金50万円。渡航準備金、渡航費、入学前プログラム費用、保険料などの実費
  • 住居費、生活費、教材費補助として最大月額3000米ドル(48万円)
  • 必要時応じて海外大学院出願にかかる費用(エッセイ作成の指導、出願費用など)、進学先決定のための現地調査費用(原則3カ所以内)は別途支援されます。

【大学院進学準備コース】以下を合計100万円以内

  • 現地大学事前調査費用の実費(短期留学授業料、滞在費、渡航費、保険料など)
  • 大学院入学対策費用の実費(語学教室、エッセイ作成指導費用など)

江副記念リクルート財団: リクルートスカラシップ学術部門【ファウンデーション/学部/大学院】

ファウンデーションコース、学士課程、修士課程、博士課程のいずれかに正規留学し、理系分野限定の奨学金です。合格すれば奨学金は2年間支給され、その後も更新審査合格すれば最長27歳まで受けられます。また、既に留学を始めていても応募可能です。

申請時期、流れ

7月~9月に申請し、その後書類選考通過者に通知されます。プレゼンテーション・面接の最終選考(オンライン/一人30分程度)は11月に実施されます。採否結果は11月下旬に通知されます。

対象大学

QS/THE世界大学ランキングで上位30位以内の大学もしくは分野別で上位30位以内の学部が対象です。イギリスの場合、以下の大学が該当します。

【QS/THE世界大学ランキング上位30校以内にあるイギリスの大学(2026年版)】

【部門別ランキング上位30位以内にあるイギリスの大学の分野で、全体ランキングでは上位30位になかった大学のみ抜粋】

QS分野別世界ランキングのLife Sciences & Medicine分野:

※QS分野別世界ランキングのEngineering & TechnologyとNatural Sciencesの上位30位以内には全体ランキング上位30位に入らないイギリスの大学はありませんでした。

THE分野別世界ランキングのClinical & health分野:

※その他の分野(Computer science/Engineering/Life sciences/Physical sciences)では全体ランキングの上位30位以内に入らなかった大学はありませんでした。

世界大学ランキングについてはこちらの記事をご覧ください↓

応募書類

学部に入学する/既に対象大学に在籍している/大学院に在籍・進学するという立場の違いによって提出書類が異なります。

【学部に入学】

  • 氏名、生年月日などの基本情報
  • 大会・コンテストでの表彰や資格等の実績
  • 出願校3校まで(もしくは入学が決定した大学)
  • 語学力スコア
  • 高校在学全期間の学業成績
  • 学びたい学問と現在の志望大学を選んだ理由(300文字以内)
  • 10年後のキャリアビジョンとそのために大学で何を成し遂げたいか(300文字以内)
  • 2026年の目標、それを達成するためのプロセス(500文字以内)
  • これまでどのように困難を乗り越えてきたか(300文字以内)
  • あなたのユニークネスを表すエピソード(300文字以内)
  • 担任もしくはそれに類する教員からの推薦状
  • 課外活動団体の指導者・主催者からの推薦状

【2年・3年に在籍・編入】

  • 氏名、生年月日などの基本情報
  • 大会・コンテストでの表彰や資格等の実績
  • 大学在学期間の成績表をGPA 4点満点に換算したもの
  • 学びたい学問と、現在の大学を選んだ理由、学びの進捗(300文字以内)
  • 10年後のキャリアビジョンとそのために大学、またその先の大学院で何を成し遂げたいか(300文字以内)
  • 2026年の目標、それを達成するためのプロセス(500文字以内)
  • これまでどのように困難を乗り越えてきたか(300文字以内)
  • あなたのユニークネスを表すエピソード(300文字以内)
  • 現在通っている教育機関の主な主旨同教授の推薦状1通

【大学院に在籍・入学】

  • 氏名、生年月日などの基本情報
  • 大会・コンテストでの表彰や資格等の実績
  • 出願予定校5校
  • 語学力スコア
  • 大学卒業時の成績表をGPA 4点満点に換算したもの ※学業成績審査あり
  • 進学を希望する大学院および研究室(既に在学中の方は現在の大学院および研究室)を選んだ理由(300文字以内)
  • 10年後のキャリアビジョンとそのために大学院で何を成し遂げたいか(300文字以内)
  • 2026年の目標、それを達成するためのプロセス(500文字以内)
  • 現在の研究内容について(300文字以内)
  • あなたの研究が現在抱える課題とその克服のためにどのような独自の工夫をしているか(300文字以内)
  • あなたのユニークネスを表すエピソード(300文字以内)
  • 現在通っている教育機関の主な主旨同教授の推薦状1通

募集人数

5人程度

支給額/期間

学費実費と月額固定の生活費を年間上限68,000ポンド(約1462万円)とし、生活費は最大年間20,400ポンド(約438.6万円)。
支給期間は2年間。その後は毎年行われる更新審査に合格すれば27歳まで奨学金が支給されます。

※1ポンド=215円で換算

応募要件: 英語レベル

IELTS 7.0以上

重田教育財団: 海外留学奨学金

海外の大学または大学院へ留学する方が対象です。また、残りの在学年数が2学年以上が条件です。イギリスの大学院のほとんどが1年間であるため、対象外となります。

申請時期、流れ

5月~6月に応募し、一次選考(書類選考)が行われます。書類選考通過者にはオンライン形式で二次選考(面接選考)が行われ、最終結果は8月下旬に通知されます。

応募書類

  • 奨学生願書
  • 在学証明書または卒業(修了)証明書
  • 成績証明書
  • 合格通知書または入学許可書の写し
  • 学生ビザの写し
  • 語学力を証明できるもの
  • 住民票
  • 所得を証明する書類
  • 個人情報取り扱いに関する同意書

募集人数

5人

支給額/期間

年額22,000ドル(352万円)を2年間給付されます。

※1ドル=160円で換算

イギリスの交換留学生向けの奨学金2選

マンチェスター大学が所有しているジョン・ライランズ図書館

ここからはイギリスに交換留学する際に申請できる奨学金を説明します。

トビタテ!留学JAPAN新・日本代表プログラム

これは官民協働海外留学支援制度で、審査が厳しく倍率が高いものの、採用されれば「日本代表」として留学することができ、かなり手厚い支援が受けられます。「イノベーションコース」「STEAMコース」「ダイバーシティコース」の3つに分かれて募集されます。

申請時期、流れ

在籍大学を通じての応募で、個人で応募することはできません。書類審査を経て、4月下旬に結果が通知され、面接審査が5月に行われます。採否の結果通知は6月中旬に行われます。

応募書類

  • 留学計画書
  • 受入機関情報及びスケジュール
  • 留学計画の実現可能性
  • アンバサダー活動及びエヴァンジェリスト活動
  • 自由記述書
  • 受入機関の受入許可書

募集人数

「イノベーションコース」は50人、「STEAMコース」と「ダイバーシティコース」はそれぞれ100人。

支給額/期間

月額16万円及び留学準備金として35万円が支援されます。また、授業料を支払う必要がある場合は30万円の支援が受けられます。

業務スーパージャパンドリーム財団: 留学支援事業

この奨学金の採用人数が約800人と多く、支給額が高いのが特徴です。留学の時期によって年に2回募集されます。こちらもトビタテと同じく在籍大学を通じて申請します。

申請時期、流れ

【1回目募集】1月に応募し、一次選考(書類審査)の結果は3月中旬に通知されます。二次選考(面接審査)は3月下旬に実施され、結果は4月下旬に通知されます。

【2回目募集】7月に応募し、一次選考(書類審査)の結果は9月中旬に通知されます。二次選考(面接審査)は10月に実施され、結果は11月中旬に通知されます。

応募書類

  • 語学資格証明書
  • 在籍証明書
  • 学業成績証明書
  • 現在履修中の科目がわかる書類
  • 指導教員推薦書
  • ボランティア参加証明書(ある人のみ)

募集人数

年間約800人

支給額/期間

月額20万円。留学一時金25万円

応募要件: 英語レベル、成績基準

Academic IELTSのOverallは5.5以上。成績係数2.5以上(3点満点)

「高い」で諦めない!奨学金がイギリス留学を現実にする第一歩

この記事でご紹介したように、さまざまな団体が奨学金を提供していて、留学しやすくなりつつあります。そのため、イギリス留学の経済的負担だけで留学を諦めるのは早いです。

留学に対する熱意としっかりとした志望動機があり、成績が優秀であれば奨学金を受けるチャンスがあります!未来は自分次第でどうにもなると思いますので、金銭面だけを理由に留学を諦めないでほしいです。

気になる奨学金の募集要項の条件などを確認し、それをクリアするためにできることから動き出しましょう。皆さんの留学生活を応援しています!


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京都からイギリスへ: UCL大学留学を決めるまで 自己紹介・バックグラウンド  はじめまして。Nanaです。京都市出身で、中学まで地元で過ごし、高校からイギリスの学校に進学しました。  現在は、University College London(UCL、ユニバーシティカレッジロンドン)でArts and Sciences(アーツアンドサイエンス)学科で勉強しています。一つの専門分野を3年間かけて学ぶ一般的なイギリスの大学とは異なり、この学科ではリベラルアーツ教育に似ていて、文理問わず幅広い分野の科目・デパートメントの授業を取ることができます。  留学を決意したきっかけ 中学2年生の時にスイスでサマースクールに参加した体験が留学を志した原点です。いろいろな国から生徒が来ていて、英語だけでなく、ドイツ語、イタリア語、フランス語などを操る同年代の生徒と出会いました。言語がもたらす新しい人との出会い、つながりや発見に心躍らされました。私もグローバルな世界で過ごしたいと強く思った経験でした。 学校選びから出発まで 本格的に留学を考え始めたのは中学2年生の冬あたりでした。サマースクールで訪れたスイス、友人がすでに留学していたアメリカとイギリスを留学先の候補にしましたが、結局イギリスとアメリカの学校に出願し、先にオファーが来たイギリスの学校に入学することに決めました。 友人に紹介してもらった留学エージェントを通して、学校の選定、受験、インタビュー(面接)を経て、イギリス南西部にあるTaunton School International(TSI、トーントンスクールインターナショナル)への入学が決まりました。インタビュー(面接)や試験はすべて、オンラインで行いました。 Taunton School International(トーントンスクールインターナショナル) の校舎 しかし、この時期(2020年)にちょうど新型コロナウイルス感染症が流行り始め、4月に予定していた渡英は先送りされてしまいました。イギリスには行けなかったものの、学校側がいち早くオンライン授業を導入したため、4月-6月の1学期間は日本の自宅で授業を受けました。思い描いていた留学の始まりではありませんでしたが、振り返ってみればホームシックにならず、少しずつ英語に慣れていく良い機会だったと思います。 Lancing College(ランシングカレッジ)のチャペル TSIではGCSEと呼ばれる中学課程に当たるものを1年間学習しました。2年目からはLancing College(ランシングカレッジ)という現地校に入学し、A-level経済、数学、応用数学、日本語を履修し、受験を経て、UCLに入学しました。 UCL大学生のキャンパスライフ ロンドンならではの魅力と学びの日々 現在通っているUCLはロンドン中心部にあり、1826年に設立された大学で、150を超える国から学生が集まる国際性と400以上のコースを提供し幅広い研究分野を持っているのが特徴です。ロンドンという大都市ならではの刺激的な環境もあり、学びだけでなく生活面でも多くの発見がある大学です。 University College London(UCL)に入学 リベラルアーツ型の学び: Arts and Science学科の特徴 大学ではArts and Science(アーツアンドサイエンス)と呼ばれるリベラルアーツの学科で勉強しています。この学科はイギリスの大学にしてはとてもユニークです。イギリスの大学では基本的に高校で専攻した教科を中心により深く学びます。例えば高校で経済を専攻すると大学でも経済学部やビジネス系の学部に進み、その学部で必修授業をとります。 しかし私の学部では多くの学問の知識をいかに融合させて社会課題の解決策にアプローチするのかに重きを置いています。こういった学問を英語ではInterdisciplinary studiesと呼び、分野横断的(学際的)な学びを意味します。社会課題を解決するのにもさまざまな切り口や専門知識が必要なうえ、分野が異なる人々と協力することも欠かせません。そのようなことを中心に学んでいます。 そのため、履修する授業の半分以上を自分で選択できます。学科の中で、3年間を通して全く同じクラスの組み合わせを取っている学生は誰一人いません。こういった環境が自分の学習生活を唯一無二にします。 実際に履修している授業紹介 私が今年取っている科目は、Principle of international public law(国際法)、Mathematical analysis, Real analysis(解析学)、Database system(データベースシステム)、Macroeconomics/Open and Closed economy(マクロ経済学)、Quantitative methods(定量調査)、Sustainable energy(持続可能エネルギー)、Mandarin(中国語)です。 分野がバラバラでそれぞれ全く関係なさそうに見えますが、Sustainable energyで学ぶエネルギー政策はMacroeconomicsの経済政策につながっていたり、Quantitative methodsで習得する基礎プログラミングはDatabase systemで応用できたりと、他の学生とは違った視点で問題の解決法を見いだすことができます。 課外活動とロンドンでの暮らし 日本語を教えるJapan Societyでの活動 授業外では、Japan Societyと呼ばれるソサエティ(サークル)に参加していて、2週間に1度、学生に日本語を教えています。 Finance and Economics Societyで得た学びと人脈 また、Finance and Economics Societyにも参加しており、週1くらいの頻度で開催されるロンドンの投資銀行などの金融業界で働く方によるセミナーに参加しています。UCLのネットワークはかなり広く、トップ企業で働く卒業生も多いので、いろんな人から話を聞けるチャンスがたくさんあります。 ロンドンの美術館・博物館巡りで深める学び ロンドンには大英博物館(British Museum)やナショナルギャラリー(National Gallery)など、たくさんの権威ある美術館と博物館が集まっていて、ほとんどが入場無料ということもあり、休日にはなるべく行くようにしています。 昨年取ったSocial Theoryの授業ではオリエンタリズム(西洋が東洋をどのようにとらえていたのかを研究する学問領域)のトピックを扱ったのでテムズ川畔にあるTate Britain(テート・ブリテン) の絵画を見に行きました。 Colonialism(植民地主義)などのトピックを考える際、博物館の作品は貴重なソースとなり、実際に鑑賞することでコンテンツの理解をより深めることができます。 高校留学・大学留学を通じて得た学び 広がった視野と情報へのアンテナ 留学して良かったことは、視野が広がったことと得られる情報が増えたことです。異なる文化や価値観を持つ人たちと関わる中で、自分が当たり前だと思っていた考え方が、実は国や環境によって大きく異なることに気づきました。Taunton School時代のルームメートはブルンジ人でした。初めて聞く国からの生徒だった彼女とどうしても話をしたくて、どんな国なのか、何語を話すのかなどを調べた記憶があります。 多様な視点を学べる国際的なクラスメートとの出会い 授業では、さまざまなバックグラウンドを持つクラスメートと意見を交わす機会が多く、同じテーマでも多様な視点があることを学べたのは、とても刺激的でした。日本では、自分がどの政党を支持しているか、政策まで議論することはなかったですが、イギリスでは自国の政策はもちろん、他のヨーロッパ諸国の政策まで網羅している学生も何人かいて、意識の高さがうかがえました。 経済の授業では特に、GDP(国内総生産)成長率やインフレ、利子率を必ず頭に入れておく習慣ができました。円安など、身の回りで起きていることが身につけた知識で理解できるようになっていくのが楽しかったです。 英語力と自己発信力の向上 また、英語でコミュニケーションを取る力が自然と身につき、自信を持って自分の意見を発信できるようになったのも大きな成長です。さらに、留学生活を通じて新しい友人や経験に出会い、自分自身の挑戦する力や柔軟性も養われたと感じています。 留学生活で感じた辛さと乗り越えた経験 言語の壁とコミュニケーションの葛藤 留学で辛かったことのひとつは、最初の頃に感じた言語の壁です。英検2級を取得後に渡英しましたが、授業では、ネイティブスピーカーや先生たちのスピードについていけなかったです。留学当初は宿題を終わらせるのにも、クラスメートの3倍時間がかかりました。 授業がわかるようになっても、友達との会話や冗談を理解し、話すまでにはかなり時間がかかりました。小学校の間に英会話塾に週1で通っていましたが、実際に会話しようとすると、自分のシャイな性格も相まって単語が出てこない場面が多くあり、自分の意見を思うように表現できず、もどかしさを感じることがありました。 辞書を片手に専門用語と格闘する日々 大学に入ってからは、専門的な単語も多くて、今でも辞書は手放せません。ですが、一つ一つの単語の意味を調べる習慣がついたことで、理解できない単元があっても、わかるまで調べたり文献を読んだりして、人一倍深い学びを得たと思います。 これからイギリス留学を目指す人へのメッセージ 留学は挑戦の連続ですが、ぜひ恐れずに一歩踏み出してみてください。その経験が、自分自身を大きく成長させ、未来への大きな力になるはずです。 https://passporter-media.com/articles/10/ https://jp.education-moi.com/article-51-ucl

【IELTS勉強法】イギリス大学受験のための対策をキングスカレッジロンドン生が解説

イギリス留学とIELTSの関係 先日、イギリス留学を目指している日本の友達と通話した際に、IELTS(International English Language Testing System)で点を取るのが難しいという話題になりました。というのも、イギリスの大学や大学院に国外の学生(International students)が進学する場合、入学試験の一環として多くの教育機関がIELTSのスコアを英語力の証明として求めることが一般的です。これは、学術的な環境で英語を活用できる能力を示すために必要な試験とされています。 https://www.eiken.or.jp/ielts IELTSの種類 IELTSには主に2種類の試験があり、留学を目指す人が受けるアカデミック(IELTS Academic)と、移住や海外就労を目指す人が受けるジェネラル(IELTS General Training)に分かれます。一方のAcademicは専門的や学術的な内容です。他方、Generalの内容は日常生活で使う英語などが中心です。 IBやA-Levelなど国際的な教育プログラムを受けている場合、大学に出願する際のIELTSスコア提出が免除されることもあります。しかし、学生ビザ(Student Visa)を取得するためには、IELTS for UKVIという専用の試験(フォーマットはアカデミックと同じ)を受ける必要があり、最低スコアが5.5となっています。一方、トップクラスの大学や大学院の場合、必要なスコアは7.0~7.5という高いハードルが設定されています。したがって、イギリス留学にはIELTSを受けることがほぼ必須だと言えるでしょう。 ハイスコア取得には戦略が必要 僕自身も高校で国際バカロレア(IB)を受けており、普段から英語を使ってコミュニケーションする機会が多かったのですが、試験に求められる英語と日常的に使う英語との違いに最初は非常に困惑しました。IELTSでハイスコアを取るためには戦略的なアプローチが必要だと痛感しました。勉強方法を見直した結果、1年間でスコアを6.5から7.5に引き上げることに成功しました。 本記事では、イギリス留学を目指す方々のために、IELTS対策を徹底的に解説し、効率的にスコアを伸ばすための勉強法やおすすめ教材、試験当日のポイントについて紹介します。 IELTS対策前後のスコア IELTSの試験形式 IELTSはリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能を測定する試験です。まず、各セクションの特徴を解説します。 リスニング(Listening) 試験時間:30分(+解答を記入する時間10分) 問題数:40問(10問×4セクション) Part 1:日常会話 Part 2:説明や案内 Part 3:専門的なトピックについての会話や議論 Part 4:大学の講義 リーディング(Reading) 試験時間:60分 問題数:40問(3パッセージ) 問題形式は選択問題(Multiple Choice)や正誤問題(True or False or Not Given)、文や図の穴埋め問題(Completion)など様々なものがあり、どの形式になるかはランダムです。 ライティング(Writing) 試験時間:60分 問題数:2問 Task 1:グラフ、表、地図、図の説明(150語以上) Task 2:エッセイ(トピックについて意見や議論などを250語以上) スピーキング(Speaking) 試験時間:11~14分 形式 Part 1(自己紹介):自己紹介・日常的な質問(例: 趣味、家族、仕事) Part 2(スピーチ):トピックカードが渡されて1分間準備→2分間話す Part 3(ディスカッション):Part 2のトピックに関連したテーマについて議論 評価基準 Fluency and Coherence(流暢さと論理的なつながり) Lexical Resource(語彙力) Grammatical Range and Accuracy(文法の正確性と多様性) Pronunciation(発音) これらの基準に沿って、どれだけ自然で正確に英語を使用できるかが評価されます。 採点 4技能それぞれに0.0~9.0のスコアが0.5刻みで評価され、4技能の平均が最終的なスコア(Band Score)になります。 【IELTSの勉強法】 実際に僕がやったこと 高校2年の時、僕は初めてIELTSを受けました。当時は7.0以上を目指していましたが、最終的なスコアは6.5でした。その時僕はIELTSのスタイルをいまいち理解しきれておらず、特に対策が必要なライティングのスコアが目標とは程遠いものでした。大学進学前にもう一度受験した際は、IELTSで求められる英語と日常英語の違いを理解した上で、IELTSのフォーマットに慣れるための効果的な対策を行うようにしました。僕が行った対策は主に2つです。 アカデミックな英語に慣れる まず、僕が行ったのは普段の会話とは違う、学術的・専門的な英語に慣れるということでした。そのためにはネットのニュースを1日1記事、毎日違うトピックの文章(月曜日は科学、火曜日は経済、水曜日は政治...といった感じで)を読むことを習慣づけました。わからなかった単語・フレーズは全てメモし、その単語を使って1文作り、実際に使って覚えていくというスタイルが効果的でした。また、IELTS Essential WordsというIELTS対策用の単語帳を活用しました。 その他にもイギリス英語のアクセントや言葉遣いに慣れるため、BBC NewsやThe Guardianなどのイギリスのニュースメディアを積極的に利用しました。日本の学校で習う英語や僕たちの身近にある英語(YouTubeだったりポッドキャストだったり)ではアメリカ英語が使われることが多いのですが、イギリスに留学した時のことも考えて早い段階からイギリス英語に慣れる練習ができたのはよかったなと思います。 試験スタイルに慣れる 次に僕が行ったのはとにかく問題を解いて、IELTSの試験スタイルに慣れることでした。しかしIELTSの場合、英検と違って過去問が公開されていないですが、公式サイトにあるサンプル問題、ブリティッシュカウンシル公認の問題集、IELTSの設問を作成しているCambridge English Assessmentとケンブリッジ大学出版局による問題集などが役立ちます。問題を解くときは本番と同じ時間設定で、試験のプレッシャーに慣れるような模擬練習をしていました。 人に自分の解答を見てもらう ライティングやスピーキングに関して、僕は家庭教師を活用し、エッセイの添削・スピーキング(面接)の練習を手伝ってもらいました。自分で後から解答を見直すといった方法もありますが、他人に見てもらって客観的なアドバイスをもらうことは評価基準のFluency and Coherence(流暢さと論理的なつながり)、 Lexical Resource(語彙力)、 Grammatical Range and Accuracy(文法の正確さと多様性)、 Pronunciation(発音)の全部を改善できる良い機会になるので有効的に活用するべきだと思います。 IELTSが難しい理由 僕がIELTSを難しいと感じた理由は、独特の試験形式にありました。IELTSは単なる日常英会話の試験ではなく、学術的・専門的な場面でも通用する英語力を測定するものです。そのため、正確に英語を扱う力が求められます。普段の友達との会話だと、文法・語彙が完璧でなくても言いたいことは伝わりますが、IELTSだと要領が違います。そこが僕が苦戦した1番の原因でした。 試験のプレッシャーと制限時間 まず、IELTSは試験時間が限られており、速くかつ正確に解答するスキルが必要です。リスニングの英文は1回しか流れず、解答時間も短いです。ライティングは60分で2つのエッセイを書きます。リーディングは1時間で40問、3つの長文を読むので時間管理が重要です。そして、スピーキングはスピーチを考えるのにも実際にスピーチをするのにも制限時間があり、自分の言いたいことを簡潔にまとめる必要があります。加えて、ビザ取得・大学進学のために定められたスコアを取らなければいけないという不安なども出てくるので、思い通りに進めづらい試験でした。 専門的な内容が多い IELTS Academicでは、大学の講義や学術論文レベルの英語が出題されます。例えば、リーディングでは「環境問題」「医学」「心理学」「社会学」などの専門的なテーマが扱われ、ライティングでは社会問題について論理的に意見を述べることが求められます。他にもIELTSはイギリス英語の発音や単語が多く使われます。そのため、アメリカ英語に慣れているとスペルや表現の違いが混乱のもとになります。 正確な文法と語彙力が求められる IELTSでは、スピーキングとライティングの評価基準の一つに文法の幅と正確性(Grammatical Range and Accuracy)という項目があり、ちょっとした”the”や”a”忘れなどの文法ミスが減点の対象になります。また、同じフレーズの使い回しも減点に繋がるので、簡単な単語ばかり使うのではなく、アカデミックな語彙を適切に使うことが求められます。日常会話で使いがちなI wannaやI'm gonnaはI want to やI am going toに置き換える必要がありますし、I’mなどの短縮系もI amに変えた方がいいと言われています。他にも、以下のようによく使う語彙は言い方を変えてレベルアップする必要があります。 I think➡I believe/ I am convinced thatMany people➡A significant number of individualsGood➡Beneficial / AdvantageousBad➡Detrimental / HarmfulHelp➡Assist / Support まとめ IELTSが難しいのは正確な英語力が求められる試験スタイルにあると思います。試験のフォーマットを理解して、対策をすれば高得点は狙えるので、計画的に勉強しましょう。 https://passporter-media.com/articles/5/

イギリス高校留学2年目|ホームステイの体験や新しい出会いと学び

留学生活2年目以降の学校の様子、ホストファミリーとの出会いと別れ、学校の大きなスポーツイベントやA-level(Aレベル)の勉強法などについての体験談です。 ホストファミリーと過ごすイギリス高校留学 ホストファミリーの仕組み 私の学校の留学生担当の先生がホストファミリーの手配をしてくれました。ホストファミリーは、学校の近くに住んでいる家庭が立候補し、先生方の許可を得て留学生の受け入れを行っていました。この滞在には別料金が発生します。ホストファミリーの役割は留学生の生活のサポート、栄養バランスの整った食事の提供、イギリスの文化を教える、というものでした。留学生は2人1組のペアになり、それぞれの家に行きました。 初めてのホームステイでの苦労 私は香港人の最上級生とペアになり、初めて滞在したのは3人の子供がいる家庭でした。残念ながらあまり良い家庭ではなかったです。食事は十分にいただけなかったです。食べ盛りの男子2人と私たち2人の夕飯にMサイズの冷凍ピザ1枚だけの日もありました。どこかに行きたくても連れて行ってもらえず、「タクシーを使って自分で行けば?」と言われました。あまり整頓されていない家に2週間いるのは辛かったです。 当時は英語もあまり話せず、イギリス人は食事にあまり関心がないとはわかっていたので文句も言えず、我慢していました。自分は日本から来ているので期待値の違いがあるだけだと思っていました。3回くらい行ったところで私の母に「それはおかしい」と言われ、先生に初めて相談しました。するとその家庭はお金目当てだったことが発覚し、ホストファミリー失格になりました。ペアになる生徒は大体仲の良い子なのでそこは問題ありませんでした。 様々なホストファミリーとの経験と思い出に残る家庭 その後の家庭はどれも優しく、ご飯もしっかり栄養を考え、街に連れて行ってくれました。厳しい家庭では夜になるとWi-Fiを消されることやヒーターを止められて凍える日もありましたが……。 一番思い出に残っているのは両親共に学校の先生をしていた家族です。3人のとても可愛い女の子達がいて、温かく迎えてくれました。ご飯は日本人ほどこだわってはいませんが十分に用意してくれました。イギリスの文化や歴史、有名なドラマや映画も教えてくれ、一緒に見ることもありました。子供達ともたくさん遊び、仲良くなりました。この家庭がとても心地良かったです。私は卒業までこのホストファミリーを希望し、休日はその綺麗な家でのびのび休めました。 休暇制度 留学生は通常年に3回、春・夏・冬休みには母国に帰ることが多いです。そのほかにもいくつかの休みがありました。1つはHalf term(ハーフターム)といい、学期の中間に約2週間、年に3回あります。また、Exeat weekendという休みもあり、金曜日から週末にかけて寮が閉まります。これは学期中に2回、合計年6回ありました。普段は週末も寮で過ごしますが、Half termとExeat weekendではホストファミリーの家に滞在します。 ホームステイ以外の休暇の過ごし方 Half termでは私の学校がある地域に住んでいる友達に誘われてお泊まりしたこともありました。豪邸に住むその子の家には大きなベッドがいくつもあり、大きな暖炉で豚を焼き、皮をパリパリにしたようなご飯も出てきてとても素敵でした。このように友達の家に泊まることはホストファミリーよりも優先されます。先生方も私が地元の友達と過ごせることにとても喜んでいました。 他にも、学校の友達と街へ出かけたり、ロンドンへ旅行に行ったりもしました。2年目から兄がロンドンの大学に進学したため、会いに行くこともありました。 ドイツ人留学生との交流 2年目(Year 11)からドイツの留学生が 20人ほど増えました。彼らはグラウンドホッケーが上手で、スポーツ推薦で1年間来ていました。私は面倒見係としてそのうちの1人の子と部屋をシェアしました。とてもしっかりしている子で、私が日本から戻ってきて時差ボケだった時、6時と7時の点呼の合間の宿題時間に寝てしまったので7時の点呼の時間に起こしてくれました。私がYear 12の時に入ってきたドイツ人留学生とは特に仲良くなり、卒業後はドイツまで遊びに行くほどの関係になりました。今もSNSで繋がっています。 イギリス大学進学のための資格: A-level取得 2年目(Year 11)はGCSEの試験が6月に終わり、やっと魔のCCF(Combined Cadet Force)から解放されました。Year 12はSenior students といい、制服は自由なスーツに変わり、CCFは任意になりました。 2年目から変わった通信環境とお得な携帯使用料 2年目からはWi-Fiが利用できるようになり、スマホなども普及しはじめたので家族との連絡がいつでもできてとても便利でした。これにより、国際電話にかかる費用が減り、携帯使用額は月10ポンド(日本円でその頃はおよそ1200円)しかかかりませんでした。日本よりも早く格安SIMが普及していたので通信費をとても安く抑えられました。私はGiffgaffという会社の月10GBのプランを利用していました。Giffgaffはオンラインの会社ですが、信頼性が高く、安いので多くの生徒が利用していました。 A-levelの科目選択と学習 Year 12からはA-levelを学習します。勉強する科目は全て選択でした。ただESL(English as a Second Language)はIELTSで7.0以上を獲得するまでは継続しなくてはなりません。私はこの授業の時間がもったいないと感じたため、数ヶ月後にIELTSを受け、8.5を獲得してすぐに辞めました。 選択科目で私はChemistry(化学), Biology(生物学), Mathematics(数学)とFurther Mathematics(応用数学)を取りました。この時点では医学部を目指していたため、ほとんどの医学部で必須のBiologyとChemistryは自ずと選択肢に入りました。残りの科目をFurther MathsにするかPhysics(物理)にするか迷いました。大学進学にはどちらの科目でもよかったため、いい成績が取りやすい科目にしたほうがいいとのアドバイスをいただき、Further Mathsを選択することに。 Further Mathsのクラスには7人しかいなくて、そのうち6人が留学生でした。この科目は数学を応用したもので、数字よりも記号を使う問題が多く、難易度が高かったです。先生も厳しかったのでとてもいい刺激になりました。 Further Mathsのクラスメイト達 A-levelの対策法と成績アップのカギ 私のA-levelの勉強法は過去問を解き続けることです。インターネットに載っている過去問をひたすら授業がない時間に解いていました。同じ問題集を間違いがなくなるまで解き続け、時間を測って取り組んでいました。大体どの科目も試験は2〜3枚あるので、それぞれ5年分、満点を取れるまで解きました。この勉強法のおかげで私は学年トップを取ることができました。 自由な時間割と生活リズム 授業時間は選んだ科目によって異なるため、同じ学年の生徒でも時間割は全く違いました。朝授業がない日もあれば、朝1時間だけ授業を受け、午後は何もない日など様々でした。空き時間の過ごし方は基本的に自由です。多くの生徒は勉強や課題を進めたり、大学受験の準備をしたりしていました。もちろん、中には昼寝をする生徒もいました。でも寮母さんが時々突然部屋をノックするのでそれが怖くて私は寝なかったです。寮のHouse keeper(ハウスキーパー)さんも掃除に入ってきたり洗濯物を持ってきてくれたりするのでそういう時に勉強していないと寮母さんに告げ口されます。 まるでハリーポッター!英国ボーディングスクールの食堂 食堂の雰囲気とデザイン、メニュー等 学校の食堂の雰囲気は私が進学を決めた理由の一つです。天井が高く、歴代校長の肖像画が奥の壁一面に飾ってあります。周りには様々な賞をとった生徒やOxbridge(オックスフォード大学もしくはケンブリッジ大学)に進学した生徒の名前が壁に彫られていました。見た目はハリーポッターの食堂をそのまま小さくしたようなデザインです。食堂には長椅子と細長いテーブルが横向きに並べられています。イベントがある時には配列が変わっていることもありました。 食堂の右奥にはキッチンがあり、そこからお盆を取って温かい食べ物をよそいます。キッチンから出ると食堂の真ん中にサラダやデザートなどの冷たい物コーナーがあります。1人1品までと定められている温かい食事と違い、冷たい物には個数制限がないのでデザートを2つや3つ取っている生徒もいました。金曜日は必ずFish and Chips(フィッシュ&チップス)がオプションとして提供されます。日曜日はSunday roast dinner(サンデーロースト)がありました。 まるでホグワーツの食堂のミニバージョン イギリスの伝統的な料理 Sunday roastはローストされたお肉(ターキーやチキン、ポークなど)に加え、ローストされた野菜(じゃがいも、にんじん、パースニップ、芽キャベツなど)を周りに飾り、仕上げにGravyソース(調理中の肉や野菜から自然に抽出されたものにとろみをつけたソース)を全体にかけて食べるものです。この学校のみならず、金曜日と日曜日のイギリス全土の風習だそうです。ホストファミリーでも同じでした。 印象的なエピソード 一番印象に残っているのは、初めて食堂に入って食べ物をお盆に乗せていた時のこと。緊張していたのでサラダしか取りませんでした。それを見た初対面の先生が「そんなに食べるのか!」と笑いながら言ってきました。その頃、まだ慣れていなかった私は「イギリス人ってこんなに少食なのかな」と心配し、笑えませんでした。後にそれがイギリス人のSarcasm(皮肉)というユーモアだと気付きました。当時の少食ぶりをいろんな先生方に目撃されていたらしく、寮母さんに心配されて呼び出されたこともありました。良く言えば、みんな生徒を気にかけていて優しいですが、生徒によっては監視されている感じが嫌だと思う人もいました。 英国ボーディングスクールでの大きなスポーツイベント クロスカントリー大会 年に1度、クロスカントリーというマラソン大会と、水泳大会がありました。クロスカントリーでは、大会に向けて2ヶ月前から練習が始まり、放課後に寮ごとに裏のフィールドを走らなければなりませんでした。もともと長距離走が得意だった私は楽しめました。どんなに嫌でも走らなければならなかったのでその時期が苦痛な生徒もいました。大会直前になると寮の入口に出場生徒のリストが張り出され、それぞれの寮から30〜40人が選ばれます。寮の人数自体も40〜50人のため、ほぼ全員参加しますが、私の友達はやる気がなく、毎年応援係として楽しそうに過ごしていました。 学校のクリケットグラウンド 競技内容と応援 当日は女子が3km、男子は6km走ります。フィールドから裏のゴルフ場まで伸びるコースが定められていて、先生方が各ポイント地点に立ってエールを送りながら方向をガイドします。ゴール地点には先生や家族、そして選出されなかった生徒が花道を作りラストスパートを応援します。イベントが終わると順位が発表され、寮の順位も出されます。私の寮は運動が得意でない生徒がほとんどだったため毎年最下位の3位でした。 水泳大会 水泳大会前も練習が続き、女子は生理などの理由で逃れようとしてもタンポンが渡されほぼ強制参加でした。種目別に生徒が各寮から選ばれ、泳ぎ切ると点数がつきました。私は100メートルに出ましたが、50メートルやリレーもありました。これも私たちの寮は毎年最下位でした。それでもどちらもとてもいい運動になりました。 高校からのイギリス留学を振り返って 既に10年以上経ちましたが、こうして書いていると様々な思い出が蘇ります。色とりどりの思い出と共に、涙と汗をかきながら頑張った日々は一生忘れないと思います。 https://passporter-media.com/articles/6/

イギリスで働く留学生のバイト事情: 必要な手続きや学業との両立まで

こんにちは!Kotokoです。今回は、正規留学生としてイギリスで暮らす私が体験したバイト事情についてお話しします。私がバイトを始めたきっかけは、ファウンデーションコースに通い始めた頃、たまたま日本食レストランの前を通りかかり、店頭に貼られていた求人チラシを見つけたことでした。そこから応募し、現在もそのレストランで働いています。 https://passporter-media.com/articles/16/ この記事では、私自身の経験や大学の友達の話をもとに、イギリスで留学生が働くための条件や、実際の仕事の様子、バイトを通して得たこと・大変だったことなどをリアルにお伝えします。 留学生がイギリスで働くための条件 イギリスで実際にバイトを始めるには、いくつかのルールや準備が必要です。ここでは、私自身の体験をもとに、バイトを始めるためにまず知っておくべき基本的な条件についてご紹介します。 働ける時間の制限 イギリスでは、 Student Visa(学生ビザ)を持っていればアルバイトが可能です。ただし、働ける時間には制限があります。 私がファウンデーションコースに通っていた時は、週10時間以内という規定がありました。一方、学部生(大学生)は週20時間以内まで働くことが認められています。 なお、冬休みや夏休みなどの長期休暇中は、この時間制限が解除され、フルタイムで働くことも可能です。 National Insurance Number(NIナンバー)の取得 イギリスで正式に働くには、National Insurance Number(国民保険番号/NIナンバー) が必要です。これは、日本でいうマイナンバーや年金番号のようなもので、納税や保険の記録に使われます。 取得はオンラインで可能で、手元にパスポートを用意しておく必要があります。申請フォームに従って、名前・住所などの個人情報を入力していきます。申請が完了すると確認メールが届き、2〜4週間ほどでNIナンバーの書類が郵送されてきます。 申請ページはこちら(英語): https://www.gov.uk/apply-national-insurance-number 銀行口座の開設 バイトの給料を受け取るためには、イギリス国内の銀行口座が必要です。 私は父のすすめで、ネット銀行(オンライン銀行)のMonzo(モンゾ)を選びました。口座開設はとても簡単で、すべてアプリ上で完結します。 Monzo口座の開設手順: アプリをダウンロード メールアドレスを入力し、届いたリンクから認証 名前・生年月日・住所・携帯番号(SMS認証)を登録 職業・収入・住居・NIナンバーなどを入力 パスポートなどの身分証明書、顔写真、指定された動画を撮影してアップロード(本人確認) PINコードと配送先住所を設定 数日でデビットカードが自宅に届く(私の場合は1週間以内でした) カードが届く前でも、スマホのタッチ決済(Apple PayやGoogle Pay)で支払い可能なので安心です。 実際にイギリスで働き始めるまでの流れ イギリスでバイトを始めるには、日本とは少し異なる手順や文化があります。最初は戸惑うかもしれませんが、流れを知っておくことでスムーズにスタートを切ることができます。ここでは、実際に私が体験したバイトを始めるまでの流れをわかりやすく紹介します。 求人の探し方 イギリスでの主なアルバイト探しの方法は、日本と少し似ています。代表的なのは以下のようなものです: Indeed:日本にもある有名な求人サイトのイギリス版 MixB:イギリス在住の日本人向け掲示板で、求人情報も多く掲載 お店に貼られている求人ポスター 友達の紹介 大学内の求人(キャンパス内の仕事など) 私は日本食レストランの店頭に貼ってあった求人ポスターをたまたま見つけて、そこに書かれていた連絡先に直接応募しました。 CV・カバーレターの準備 イギリスでは履歴書のことをCV(Curriculum Vitae/カリキュラム・ヴィタエ)と呼びます。記載内容は、日本の履歴書と似ていて、名前・連絡先・学歴・職歴・スキルなどです。 私はCanva(キャンバ)という無料アプリを使ってCVを作成しました。テンプレートが豊富で、おしゃれで見やすいCVが簡単に作れるのでとてもおすすめです。 職種や応募先によっては、カバーレター(志望動機書)の提出が求められることもあります。カバーレターにはなぜその仕事に応募したのか、自分がどう貢献できるかなどを簡潔にまとめます。Microsoft Wordなどで作成するのが一般的です。 応募・面接・トライアルシフト 求人情報に沿って応募したら、いよいよ面接へ……と言いたいところですが、実際には応募しても返信がこないことがよくあります。 私の大学の友達も10件応募して1件返事が来るかどうかというくらいの感覚で応募していました。なので、落ち込まずに数を打って根気よく応募することが大事です。 返信が来たら、次は面接の日程調整です。私の場合、面接では以下のような質問をされました: なぜ応募したのか(志望動機) アルバイト経験の有無 自分のスキルや長所 どのくらい働けるか(週何日、何時間など) 英語での面接は緊張しますが、事前に聞かれそうな質問の答えを準備しておくと、落ち着いて受け答えできます。 さらにイギリスでは、Trial shift(トライアルシフト)と呼ばれるお試し勤務が行われることがあります。これは採用前に1〜3時間程度、実際の職場で働いてみる制度です。職場との相性や仕事への適性を確認するためで、無給の場合が多いです。 その場で採用が決まることもありますが、後日連絡される場合や、不採用になることも普通にあります。トライアルまで行って落ちると落ち込むかもしれませんが、イギリスではよくあることなので、諦めずに応募を続けることが大切です。 私のバイト経験談 イギリスに来てから、勉強だけでなく実際に働くことで得られる経験にも興味がありました。ここでは、私が実際にバイトを通してどんな仕事をしてきたのか、英語での接客や職場の雰囲気など、リアルな体験を紹介していきます。 仕事内容・時給 私の職場は日本食レストランで、ホールスタッフ(イギリスでは「Server(サーバー)」と言います)として働いています。主な仕事内容は、オーダーを取ること、料理の配膳、そしてお会計などです。料理名は日本語が多く、スタッフにも日本人がいるため、英語にまだ自信がなかった私でも比較的働きやすい環境でした。まかないも出るので、食費の節約にもなって助かっています。 時給は£13.85(約2632円)※で、イギリスの最低賃金(2025年4月現在£12.21)よりも少し高めです。私の職場ではチップを受け取ることがルール上できませんが、イギリスのレストランによってはチップがあるところもあります。友達のバイト先では、お店の売上に応じてその日のチップをホールスタッフとキッチンスタッフで均等に分けているそうです。 ※1ポンド=190円で計算 英語での接客対応 英語での接客に最初は毎回緊張し大変だったことを覚えています。しかし使うフレーズはだいたい同じで慣れれば自信をもって接客できるようになりました。日本に比べてビーガン、ベジタリアンの人が多く、メニューについて質問されることがよくあります。そのため、料理に使われている食材を英語で覚えたりメニューについて説明したりできるようにすると完璧だと思います! 職場、お客さんの雰囲気 私の職場では、日本人だけでなくさまざまな国籍の人が働いているため、最初は英語でコミュニケーションを取りながら仕事をするのに苦労しました。日本では当たり前だと思っていたこと(たとえば時間を守ることなど)が、こちらでは必ずしも当たり前ではない場面もあります。でも、そういった違いも含めて、日本ではできないような貴重な経験ができていると感じていて、今は楽しく働いています。 同僚とパブで お客さんの雰囲気は、日本よりもフレンドリーな人が多い印象です。日本食レストランということもあり、日本に興味を持っている方が多く、話しかけてくれることがたくさんあります。そうした会話を通して、英語力も少しずつ上達していると感じます。ただ、たまにホームレスの人が店に入ってきて暴れるので、日本に比べると少し治安に不安を感じる場面もあります。 バイトを通して感じたこと 留学生活の中でバイトをしている私の感想を2つ紹介します。 学業との両立の難しさ テスト期間や課題の提出締切が近づくと、どうしてもやることが増えてしまい、バイトとの両立が大変になります。私も実際、忙しい時期は時間のやりくりに苦労しました。そのため、テスト前のシフト調整がしやすく、学業を優先させてくれる柔軟な職場をあらかじめ選ぶのがおすすめです。 お金の使い道と自由度 バイトを始めると、お給料が自分のお金として自由に使えるようになります。そのおかげで、好きなものを買ったり、友達とおいしいごはんを食べに行ったりと、イギリス生活がさらに楽しくなりました。特に、イギリスからヨーロッパ諸国への旅行も比較的安く行けるので、私はバイトで貯めたお金を使って旅行に行くのが最近の楽しみになっています! スペインのSagrada Família(サグラダ・ファミリア) ギリシャにあるサントリーニ島に行ったときに訪れたレストラン イギリスで働くうえでの注意点 私がバイトを始めるうえで特に大切だと思う、最低限注意しておくべきポイントを2つ紹介します。 労働条件の確認 イギリスでバイトをする際に特に注意したいのが、労働条件の確認です。まず、交通費が支給されないのが一般的なので、自分で通勤費用を負担する必要があります。また、まれに給料の未払いが発生することもあるため、給与がきちんと支払われているかをしっかりチェックしましょう。さらに、最低賃金より低い時給で働かされるケースもあるので、応募前にその職場の時給がイギリスの最低賃金を満たしているか確認することが大切です。 応募の厳しさとメンタルの大切さ 先ほども紹介した通り、イギリスでは応募しても返信がなく、面接やトライアルシフトに進むだけでも一苦労ということがよくあります。また、ようやく採用されてもシフトが徐々に減らされ、最終的には働けなくなる(事実上の解雇)ことも珍しくありません。だからこそ、落ち込むことも多いかもしれませんが、これはよくあることだと割り切り、強いメンタルを持って挑むことが大切です。 紹介: 海外留学エージェントサイト・タビケン留学では、留学経験豊富なコンサルタントがサポートを行っています。語学留学や、キャリアに向けて留学経験を身に付けたいと考えている方は、検討してみてはいかがでしょうか。 まとめ 私は学生でありながらアルバイトを経験し、大学での学びと同じくらいたくさんのことを肌で感じ、勉強になりました。日本とは異なる国で働くのは大変ですが、とても刺激的で、英語力だけでなくさまざまな面で成長できると感じています。アルバイトを始めてから交流の幅も広がり、本当に始めてよかったと思っています。大学生は勉強で忙しいので、学業を優先し無理しないことが大切ですが、興味がある方はぜひ挑戦してみてください。一緒に頑張りましょう!

【授業内容と学部進学方法】ロンドン大学ゴールドスミスカレッジのファウンデーションコース

こんにちは! Goldsmiths, University of London(ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ)でメディアを勉強しているKotokoです。 今回は日本の高校卒業後に受講したファウンデーションコースでの1年間をご紹介します。どんなことを学んだのか、英語力がどれくらい伸びたのかなど、リアルな体験をお伝えします! ※私が経験したのはGoldsmithsのファウンデーションコースなので、他の大学とは違う部分もあるかもしれません。あくまで1つの体験談として読んでもらえたらと思います! 前回の記事では、「ごく普通の高校生だった私がイギリスの大学に合格するまでの道のり」について書きました。まだ読んでいない方はぜひそちらもチェックしてみてくださいね! https://passporter-media.com/articles/14/ ファウンデーションコースとは? ファウンデーションコースは、主に留学生を対象とした、イギリスの大学に進学するための準備プログラムです。英語力や学問的な基礎を1年間かけて学び、大学の授業についていける力を養います。 イギリスの大学は通常、A-levelやIB(国際バカロレア)などの国際的な資格を入学基準としています。日本の高校卒業資格だけではそのまま入学できないです。そのため、多くの日本人学生はこのコースを経て進学します。 https://jp.education-moi.com/universities/uk/foundation ロンドン大学ゴールドスミスカレッジのファウンデーションコース キャンパスはロンドン郊外 私が受講したのは、ロンドン南東部にあるGoldsmithsが提供しているファウンデーションコースです。 キャンパスはOverground(地上を走る鉄道)のNew Cross駅から歩いてすぐです。ロンドン中心部からは電車で30分ほどかかります。近くにはRoyal Observatory(グリニッジ天文台)で有名なGreenwich Park(グリニッジ・パーク)があります。 住宅街に位置しているため、中心地ほど便利なわけではありません。その反面、落ち着いたローカルな雰囲気の中で大学生活を送ることができます。 ただし、夜は少し治安が悪いという声もあり、注意が必要なエリアだと感じます。 ロンドン大学ゴールドスミスカレッジのRichard Hoggart Building キャンパスの雰囲気と施設 Goldsmithsは、アート、デザイン、メディア、カルチャーなどクリエイティブな分野に強いことで知られています。それを体現しているように、キャンパス全体に自由な表現があふれています。壁にはアート作品が展示されていたり、学生によるエキシビションが定期的に開催されたりしています。 キャンパスの中心にはRichard Hoggart Buildingというメインの建物があります。それを囲むようにアート系やメディア系など、専門分野ごとに建物が分かれています。 私が所属しているメディア学科にはラジオ制作のためのブースなどがあり、技術的なスキルを学ぶ環境がしっかり整っています。 ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ: キャンパス内にあるラジオ制作のためのブース Richard Hoggart Buildingの隣には24時間利用可能な図書館があります。豊富な蔵書はもちろん、パソコンの貸し出しや印刷機、会議室なども充実しています。このように、学習をサポートする設備には困りません。 また、キャンパスの中央には芝生が広がっています。春から夏にかけてそこで昼食をとったり、お昼寝したりと、のんびりと過ごす学生が多いです。 キャンパス内にはいくつかのカフェがあります。中でもGoldsmiths Students' Union※(学生組合)が運営するカフェは、他のカフェよりも価格が手頃です。飲み物や軽食も美味しく、私のおすすめスポットです。 ※Students' Unionは学生の声を大学に届けたり、クラブ活動やイベントの企画・運営、サポートを行う組織です。 ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ: Students’ Unionが運営するカフェのストロベリー抹茶 ファウンデーションコースの授業内容と評価方法 私はメディアについて勉強したかったので、 GoldsmithsのInternational Foundation Certificate in Media, Culture & Societyを選びました。 授業は週3日で、1日に2コマ(1コマ約1時間半)あることが多かったです。 カリキュラムは3学期制です。秋から冬までの1学期は専門分野の授業と英語の授業を受けます。冬休み明けからイースター休みまでの2学期も同じような形で授業が続きます。 3学期は復習期間で、毎週授業があるわけではないです。3回ほどの復習授業があるほか、主に最後の試験に向けて自分で勉強するスタイルでした。  専門分野の授業 ファウンデーションコースは大学での学びに備えるための準備コースであり、進学後を見据えた専門的な授業を受けられるのも魅力の一つです。 専門分野の授業では、1コマ目に大学1年次のlecture(講義)を受けます。続く2コマ目にファウンデーションコースの学生向けseminar(セミナー)が行われます。セミナーでは、先生が講義内容をわかりやすく解説してくれます。 初めて講義を受けたときは、教授の話がほとんど理解できず、正直かなり焦りました。その後のセミナーは留学生向けに行われるため、先生が簡単な英単語を使って丁寧に説明してくれたので、ほっとしたのを覚えています。 セミナーは解説を聞くだけでなく、discussion(ディスカッション)が中心です。クラスメイトは同じ学科の学生たちで、人数が少なく、アットホームな雰囲気があります。最初は緊張しながらも発言しやすかったです。専門知識の理解だけでなくスピーキング力も自然と伸ばすことができました。 評価方法 基本的に学期ごとに出されるエッセイで行われます。トピックや文字数は授業や先生によってまちまちです。ファウンデーションコースの学生にはtutor(チューター)と呼ばれる担当教員が付いていて、エッセイのテーマ決めから構成、内容まで相談することができます。チューターと一緒にプランを立てたあと、自分でエッセイを書き上げて提出します。 英語の授業(Reading/Writing/Speaking) ここでは、アカデミックな英語力を身につけるために、Reading, Writing, Speaking(リーディング、ライティング、スピーキング)の3つのスキルに分かれて授業が行われました。リスニングに関しては、授業全体が英語で行われるため、リスニング専用の授業はありませんでした。専門分野の授業と異なり、ここでは他の学部を目指している学生たちと一緒に学びました。 ここからは、スキルごとにどのような内容の授業があったのかをご紹介していきます。 Reading リーディングの授業は、1学期と2学期を通して行われました。初回の授業で、リーディングの問題がたくさん載っている冊子が配られました。そこには1週間ごとに課題が設定されており、順番に解いていく形式で進められました。 宿題は、例えば次の週がWeek 3の場合、「Week 3」と書かれた長文を読み、それに付随する設問をできるだけ自力で解いてくる、という感じでした。そして授業で答え合わせをしながら、内容に関連したディスカッションをします。 評価方法 学期末には、それまで取り組んできたのと似た問題が出題され、時間内に長文を読んで設問に答える形式のテストが行われました。 時間制限がある中で集中して解くプレッシャーもあり、特に最初のテストは思うように力を発揮できなかった記憶があります。それでも回を重ねるにつれ、読み取りのスピードや精度が上がっていくのを実感できました。 Writing リーディングの授業と同様に、ライティングの授業も1学期と2学期を通して行われました。 1学期は、基本的なエッセイの構成方法について学びました。具体的には、thesis statement(主張文)の書き方、conclusion(結論)のまとめ方、reference(参考文献の記載)の方法など、アカデミックライティングの基礎を一つひとつ丁寧に学びました。 2学期には、週ごとに構成や段落、リサーチを積み重ねながら、1本のエッセイを完成させていきました。 評価方法 2学期に提出したエッセイが評価されました。評価のポイントは、文法の正確さ、アカデミックな語彙の使い方、そしてreferenceの形式が正確かどうかなどです。授業で学んできたことを総合的に活かす機会になりました。 Speaking 1学期はプレゼンテーション、2学期はディスカッションに向けて、スピーキング力を伸ばしました。この授業では毎回出されたトピックについてクラス内でディスカッションを行います。その中でプレゼンテーションのコツや、ディスカッションで使えるフレーズなどを習得しました。 クラスメイトとのディスカッションを通して、英語で意見を述べることにも少しずつ慣れていき、話すことへの抵抗がだんだんと減っていきました。 評価方法 1学期のテストでは、プレゼンテーションを行いました。与えられたトピックに対して自分でリサーチし、引用を交えながらPowerPointを作成して、クラス内で発表しました。 2学期のテストでは、4人1組のグループでディスカッションを行いました。トピックは1週間前に発表されます。それに関連する情報を自分たちで調べて、当日のディスカッションで意見を述べました。グループディスカッションでは、他の人の意見に応じて柔軟に会話を展開する力も問われ、とても良い実践の場となりました。 ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ: 授業前の様子 授業の雰囲気 大学1年生と一緒に受ける講義を除けば、ほとんどの授業は15人未満のクラスで行われました。最初は緊張しましたが、発言や質問がしやすい雰囲気で、自然とクラスになじむことができました。授業はキャンパス内の教室で行われ、毎週同じ教室を使っていたので安心感がありました。 先生方のスタイルは人それぞれですが、基本的にはフレンドリーで話しかけやすいです。また、わからないことも気軽に質問できました。日本と違って、授業の途中で抜けたり、お菓子を食べていたりしても注意されないなど、かなり自由な雰囲気でした。ただし、中には食べ物の匂いが気になるから教室内での飲食はやめてくださいと言う先生もいて、先生によってルールや雰囲気に違いがあると感じました。 クラスメイトの雰囲気 クラスメイトの国籍や雰囲気は、大学、進学予定の学部によって大きく異なると思います。私が受講したコースではアジア系の学生が多く、特に中国人が大半を占めていました。日本人は私を含めて4人だけで、少数のヨーロッパ系の留学生もいました。 さまざまなバックグラウンドを持つ学生たちと一緒に学ぶことで、日常の会話だけでも刺激がありました。最初は緊張しましたが、少人数ということもあって自然と会話が生まれます。友達もできて、ペアワークやグループディスカッションの時間が楽しみになっていきました。 ひとつ驚いたのは、学生たちがかなりゆるいことです。時間ぴったりに授業が始まることはほとんどありませんでした。先生が来るのも生徒が集まるのも開始時間の10分後くらい、ということが多かったです。欠席者もわりといて、日本との違いを感じました。カルチャーショックというよりは、むしろ面白いなと思いました。 受講後に感じた効果と学部進学 英語はどれくらい伸びたの? ファウンデーションコースを始める前に受けたIELTSはOverall 5.5でした。それ以降はIELTSを受けていないため、数字で比較することはできません。しかし英語力は着実に伸びたと感じています。特に、英文を読むスピードが上がったと実感しています。スピーキングでも自分の考えを何とか英語で伝えられるようになりました。 中でもライティングの成長は大きいと感じました。コースを受講する前までは、英検で出題されるような短いエッセイを書くのが精一杯でした。当然引用の方法などは全くわかりませんでした。このコースを通して、エッセイの構成や書き方、参考文献の引用方法など、アカデミックライティングの基礎をしっかり身につけることができました。 正直に言うと、1年間で英語がペラペラになるのは簡単ではありませんでした。それでも英語を話すこと、そして失敗を恐れずにコミュニケーションがとれるようになったことは、自分にとって大きな成長だったと感じています。 ファウンデーションから大学1年生への進み方 私が通っていたファウンデーションコースでは、1・2・3学期に行われるテストでそれぞれ合格点を取ることができれば、そのままGoldsmithsの学士課程に進学できる仕組みでした。 そのため、普段の授業にきちんと出席し、課題やテストに真面目に取り組んでいれば、進級できないということはあまりないと思います。実際、私のクラスメイトの中で進学できなかった人は一人もいませんでした。ですので、過度に心配する必要はないと思います。 すべての試験に合格したあと、大学側から進学の手続きに関する案内メールが届きました。それに従って準備を進め、私も無事に大学1年生としての学びをスタートしました。 なお、ファウンデーションコースを修了したからといって、必ずしも同じ大学(私の場合はGoldsmiths)にしか進学できないわけではありません。成績次第では他大学への出願も可能な場合があります。 私の友人の中には、他大学への進学を希望して出願していた人もいました。その場合の出願手続きは先生がサポートしてくれるようです。ただ、保証があるのはGoldsmithsの学部であるため、私は迷わずそのまま進学しました。 ファウンデーションコースはイギリス大学留学の自信に繋がる 1年間のファウンデーションコースは、大学進学の準備だけではないのです。英語力の向上や、異文化の中での生活力を身につける貴重な経験になりました。最初は不安もありましたが、授業を通して少しずつ自信を持てるようになりました。そして大学1年生としてのスタートラインに立てたことをとても嬉しく思います。 これからイギリスでの進学を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。興味のある方はぜひ、Goldsmithsのファウンデーションコースを検討してみてくださいね! https://www.gold.ac.uk

【PPE専攻】日本の高校からキングスカレッジロンドンに進学するまで

はじめまして、Ayanoです。2024年9月からKing’s College London(KCL)にて政治学のファウンデーションコースに1年間通いました。2025年9月から同大学PPE(Philosophy, Politics and Economics/哲学・政治学・経済学)という学部課程に進学する予定です。 海外進学のきっかけ 幼少期~中学: 海外との関わりは特になく 私は幼少期から特別海外に興味があったわけでも、英語に力を入れていたわけでもありませんでした。海外進学する人たちに比べると、実際に海外に興味を持ったのは遅かったと思います。 留学に興味を持った最初のきっかけは、中学生の頃に両親との会話から「日本の大学はあまり学問に集中できる環境ではない」という漠然とした印象を持ったことです。それなら「卒業が大変とも言われる海外の大学で学びたい」と思うようになりました。 しかし当時、英語は中学校の授業で触れる程度で、実力不足を感じたうえ、3年以上後の大学受験のイメージがわきませんでした。 中2の終わりにコロナ禍が始まり、予定していた初めての短期留学が中止になってしまいました。そのため、中学生の頃は何か留学に関するものに特別取り組んだりはしませんでした。 初の留学: 高校の半年間をカナダで過ごし その後、高校では短期・長期の留学プログラムが豊富な学校へ通いました。実際に留学を経験した先輩の話を聞く中で、私も留学に挑戦したいという思いが強くなり、半年間のカナダ留学を決意しました。 カナダを選んだ理由は、元々カナダの大学教育システムに興味があったこと、治安の良さ、そして何より通っていた高校がカナダ留学に一番力を入れていたことが関係しています。 実際に半年間留学する中で、多くのことを経験しました。学校の授業スタイルは日本に比べてディスカッションが多く、当初は緊張してなかなか発言できませんでしたが、少しずつ慣れていきました。 また、1つの正しい答えが求められるのではなく、明確な答えがないテーマについて意見を言うのが新鮮に感じられました。学校の友達や、同じホームステイ先に滞在していた留学生のハウスメイトとの交流を通して、日本以外の国やその文化について知ることができたのも楽しかったです。 私はこの留学で初めて地元を離れて新しい土地に行きました。カナダで暮らしながら、新しいことを経験したり、人との出会いを通じて、「こういう生き方もあるんだ」と気づくことができました。そうした体験から、人生をどう歩むかについて新しいアイディアをもらったように感じます。 そして「自分は将来何をしたいのか」「どういうふうになりたいのか」を真剣に考えるようになりました。日常の小さなことにも新鮮さを感じ、今まで当たり前だと思っていた価値観や考え方を見直すきっかけになったと思います。 イギリス大学進学が現実味に 留学が終わる頃には、半年前の自分とは大きく違うことを実感していました。英語力が海外進学のレベルに追いついてきたこと、実際に海外で生活してみたことで経験値がついたこと、そして私自身が「もっと海外で挑戦したい」という思いが強くなったことから、高2の終わりに帰国した頃には海外大学受験を決意しました。 当初は入学後に専攻を決める北米の大学に興味がありました。しかし、高校での留学をきっかけに、学びたいことが決まったこともあり、専攻に関することだけを学べるイギリスを選びました。イギリスには名門大学が多く、治安も比較的良いので、今になって振り返るとイギリスを選んでよかったなと思います。 【キングスカレッジロンドン】大学合格までの道のり イギリスの大学選び イギリスへの大学進学を決めた後は、志望校選びに取りかかりました。高3の時に、母とイギリスへ大学見学をしに行きました。その際に肌で感じたロンドンという街が気に入り、そこに住みたいと強く思い、ロンドンの大学を第一志望にしました。 周りに海外進学を目指す人はいなかったため、情報収集が特に大変でした。Personal Statement(志望動機書)の書き方から志望校の選び方など、わからないことが多く手探りでした。また、通っていた高校から海外進学が珍しかったため、出願に必要な推薦書などの書類発行にも時間がかかり、不安な時期もありました。 普通の高校から海外進学は大変なことも多かったですが、結果としてKing’s College Londonのファウンデーションコースへ合格することができ、今にいたります。 通学路から見えるビッグベン キングスカレッジロンドンのファウンデーションコース KCLのファウンデーションコースから同大学の学部課程に進学するには、基本的にこのファウンデーションでの成績を元に決められます。進学できる学部課程も、ファウンデーションで何を勉強するかで変わってきます。 KCLのファウンデーションコースは分野ごとに大まかに分かれています。例えば、文系のファウンデーションであれば人文系のものと、私が通った政治学の2つあります。他にもビジネス系のものや、工学、物理学、コンピューターサイエンスなど、理系はかなり細かく分けられています。 それぞれの分野のファウンデーションから進学できる複数の学部課程があらかじめ定められており、その中から進学希望を提出します。ファンデーションで学んだことに合った学部のコースを選び、進学に必要な成績要件さえ満たしていれば、無条件で希望の学部課程へ進学できる仕組みです。 例えば、私が通った政治学のファンデーションからは、私が進学するPPEのほか、法学部や国際関係学、国際開発学、戦争学部などへ進学することができます。 https://passporter-media.com/articles/16/ 実際にイギリスの大学で1年過ごしてみて 私は2024年9月から2025年6月まで、ファウンデーションコースを履修しました。ファウンデーションコースの学生は学部生と隔たりなく、同じようにキャンパスにある教室や設備を使って授業を受けていました。次年度からの学部課程に向けて大学での勉強や生活に慣れることができ、留学生としてはとても良かったと感じています。それまで書いたことのないアカデミックなエッセイの書き方もこの1年で学びました。 ファウンデーションコースの授業が行われた建物 この1年を終えて感じているのは、「イギリスの大学を選んだ私の決断は間違いなかった」ということです。「勉強に集中できる海外の大学で学びたい」という当初のきっかけを十分に叶えられたからです。 日本の大学ももちろん勉強は大変だと思いますが、イギリス含め海外の大学では学ぶことに対して貪欲になれる環境があります。その学問への意欲をサポートできる大学施設や教授、切磋琢磨しあえるコースの仲間に恵まれ、とても充実した1年を過ごすことができました。学ぶことがこんなにも楽しいと思えたのは人生で初めてですし、貴重な経験をさせてくれている両親には感謝でいっぱいです。 キングスカレッジロンドンにある自慢の図書館 PPE(哲学・政治学・経済学)の面白さ PPE(Philosophy, Politics and Economics)とはイギリスの大学によくある学部課程で、哲学・政治学・経済学の3つの学問を学べるのが特徴です。3つの学問を学べることから、社会の課題を多面的に捉え解決しようとするスキルが身につくことに惹かれました。自分は比較的飽き性なので、1つの学問だけに集中しないPPEに興味を持ちました。また、キャリアにも応用しやすいこともPPEを選んだ理由の一つです。 ファウンデーションコースではPPEの中の政治学のみを学びました。哲学と経済学にはまだ触れていませんが、それでもPPEの面白さを想像できます。政治学を学ぶ中で、世の中の出来事や課題はほぼ必ず多面的であると感じました。 例えばイギリスのEU離脱の理由には、EU法の拘束から脱して法律・政策を自国で決定したいという主権回復(政治)、イギリス人としてのアイデンティティを重視するナショナリズム(哲学・価値観)、EUへの拠出金や貿易規制といった経済的要因(経済学)が複雑に絡み合っていました。 こうした学びから、政治を単独で理解するだけでは不十分であり、哲学的な価値観や経済的背景など、多面的に物事を分析することの面白さを感じました。これら3分野を体系的に学べるPPEは、現代社会の課題をより深く理解し、解決策を探るための最適な学問だと考えています。 海外経験がなくてもファウンデーションコースが自信に 私は高校で留学するまでは、海外や英語といったものに縁のないバックグラウンドでした。 海外での本格的な学びについていくことができるかが不安でした。その中でファウンデーションコースが必要だというイギリスのシステムは留学生として良かったなと感じます。学問的なベースだけでなく、エッセイやプレゼンといった実践的なスキルを学べたのが良かったですし、これからの私の学部課程においての基礎になると思います。 海外経験がなくても、環境が人を成長させてくれると私は感じています。 最後まで読んでくださりありがとうございました。皆さんの挑戦を応援しています! https://jp.education-moi.com/universities/uk/foundation

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イギリスのNHS利用|留学生が知っておきたい医療サービス

イギリスの病院に行くとき、多くの人はNHS(エヌ・エイチ・エス National Health Service)という公共の医療制度を利用しています。留学生もビザ申請時に健康保険付加料(IHS)を支払えば、NHS提携の公立病院を受診できます。ですが、NHSをうまく活用するためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があるんです。 この記事では、留学前に知っておきたいNHSの基本的な使い方や、ビザ申請時に支払うIHSについて、さらに病院やGP(かかりつけ医 General Practitioner)の違い、実際に病気になったときの流れまでわかりやすく解説します。 Haruna これまでに何度もイギリスの病院を利用している現地在住者が解説します!どんな流れで医療サービスが受けられるのか、ぜひ参考にしてみてくださいね。 イギリスのNHSって何?医療制度の基本 はじめに、イギリスの公的医療制度「NHS」の仕組みや利用方法についてわかりやすく解説します。 NHS(National Health Service)の概要 1948年にスタートしたイギリスのNHS(National Health Service)は公的な医療制度です。特徴は、多くの医療サービスが無料だったり、もしくは低料金で受けられること。留学生ももちろん対象。ビザ申請時にIHS(健康保険付加料)を支払うことで、NHSのサービスを使えます。 一部は自己負担になる場合もありますが、一般診療、救急医療、入院治療、妊産婦ケアなど幅広いサービスが無料です。 IHS(Immigration Health Surcharge)について イギリスに6か月以上滞在する留学生は、ビザ申請時に「IHS(Immigration Health Surcharge)」を支払っておくことで、ビザの開始日からNHSの医療をイギリス住民と同じように利用できるようになります。料金はビザの有効期間によります。 ビザの期間ごとのIHS料金 ビザの期間料金 ポンド/円6か月以下なし(申請がイギリス国内の場合は£388 / 約73,720円必要)6か月超〜1年未満£776 / 約147,440円 (1年分)1年£776 / 約147,440円1年超〜1年6か月以下£1,164 / 約221,160円 (1年半分)1年6か月超〜2年未満£1,552 / 約294,880円 (2年間分)2年£1,552 / 約294,880円 参考 https://www.gov.uk/healthcare-immigration-application/how-much-pay ※上記の内容は2025年5月時点での料金と為替レート(1ポンド=190円)です。IHS支払い時には最新の情報を必ずご確認ください。 オンライン上でビザ申請時にコースの開始日と終了日を入力し、デビットカードかクレジットカードで支払います。もしも支払いを忘れたり、金額が足りていないと UK Visas and Immigration(UKVI)からメールで知らされます。指定期間内に全額を支払わない場合はビザの申請が却下されてしまいます。 病院とかかりつけ医の違い(Hospital と GP) 日本では、自分の症状をベースに専門医を選んで直接病院に行くことが多いですよね。しかし、イギリスではまずかかりつけ医であるGP(General Practitioner)を訪問し、そこから病院(Hospital)の専門医を紹介してもらう流れです。 病院の外来は基本的に紹介制で、専門的な検査や手術、入院治療が必要な場合に利用します。救急(Accident and Emergency)でなければ、基本的にはGP→病院の流れが一般的です。 GPで相談できること GPは地域の診療所、かつ最初に相談する窓口で、必要に応じて病院や専門医を紹介してくれます。風邪や体調不良、慢性的な症状など病気や健康全般について相談でき、処方箋も出してくれます。 GPで診てもらい検査に進む場合は、その結果が出てから精密検査や追加診療で専門医のいる病院に紹介されるケースが多いです。診察は対面のときもあれば、GPに行かずに電話で遠隔診療する場合もあります。 閑静な住宅地にひっそりとたたずむGP 渡英後はまず「GP登録」から始めよう イギリスに到着したら、なるべく早めに「GP(かかりつけ医)」への登録をしましょう。登録のタイミングや方法をここからお伝えします。 登録のタイミングと方法 GPの登録方法は、直接GPに行くかオンラインのどちらかです。大学によってはキャンパスに近いGPを紹介しているので、スタッフに尋ねてみましょう。 GPの登録方法 ①GPを探す NHSの公式サイト「Find a GP(GPを探す)」から、新規登録者を受け入れているか、受付時間、利用者の口コミを確認できます。自宅から近く便利なGPに登録する人が多い傾向にあります。 ②登録フォームに入力/記入する 登録フォームは、各GPのウェブサイト、NHSアプリから入手できます。GPで渡される用紙も可能です。 【登録に必要な情報】 氏名 住所 生年月日 学生ビザ証明の共有コード(Share Code) 連絡先(緊急連絡先も含む) 現在の健康状態・病歴 アレルギーの有無 服用中の薬 など 身分証明や住所証明についてはGPによります。地域内の住民のみを受け入れているGPへの登録には、住所証明を用意した方が無難です。また、なかには新規の登録者を受け入れていないGPも。 もしも、留学中に住所が変わる場合はGPへ報告しましょう。NHSの予約に関することや検査結果などが郵便で送られてくることがあります。引っ越し先が登録中のGPの地域外でも、新居に近い新しいGPに移ることができます。 GPの予約方法・診察の流れ 診察は予約制です。コロナのパンデミックを経て、多くのGPでは感染拡大を避けるために、予約をしてからGPへ来てもらう形を取っています。予約方法は、電話、もしくはオンラインです。電話予約はすぐにつながらず、かなり待たされる場合も。オンライン予約を実施しているGPでは、NHSアプリや各GPの予約サイトからリクエストできます。 私が登録しているGPの場合は、GPの予約システムからメッセージ形式で問い合わせをし、少し待ったあとにメッセージや電話で返信があります。問い合わせ内容によっては、看護師や医師と遠隔で会話し、そこで診察が終わる場合もあります。もしくは対面での予約日を決めていきます。 オンラインのいいところは、問い合わせ内容を細かくテキストで伝えられるところです。電話での会話では医療専門用語がすぐに出てこず、詳細をすべて伝えきれないことも。オンラインで履歴を確認できるため、あとで詳細を振り返るのにとても便利です。近年どんどんオンライン化が進み、以前よりサービスの手軽さが上がったと感じています。 夜間や土曜日に予約が取れることもあり、大学のスケジュールに合わせて利用できるのは留学生にとってもうれしいですね。 実際に病気になったら?病院の使い方ステップ 実際に体調を崩したとき、どうすればいいのか不安に感じる方も多いかもしれません。ここでは、症状が出てから病院で診てもらうまでの流れや、緊急時の対応まで、具体的なステップをわかりやすく解説します。いざというときの参考にしてくださいね。 【NHS利用】症状が出てから病院へ行くまで ここでは、GPや病院などNHSを利用するフローの例をご紹介します。長年NHSを利用しているなかで遭遇した、よくあるパターンをシェアさせていただきますね。 NHS利用の流れ 問い合わせ(電話、オンライン) 問診(GP、電話、ビデオ通話) 必要に応じて診察や血液検査や尿検査などの実施(処方箋のみの場合もあり) 検査結果を聞く(GPか電話の場合が多い) 治療が必要な場合は処方箋をもらう or 病院紹介 【病院紹介の場合】 病院での診察予約に関する手紙が届く(病院が指定する予約日時の記載あり) 指定された予約内容を変更したい場合は病院に電話 予約日時の希望を伝え、確定 病院で診察・検査 GPで結果を聞く(病院の検査結果がGPに送られる場合) ※追加で検査を実施する場合は医師から連絡があり、新しい予約日時を相談する流れになります。 病院はGPと違って、多くの専門科が揃っており規模が大きいです。施設が広いため、初めて訪れる場合は指定の場所を見つけるのが難しいことも。予約時間の前に早めに到着しておきましょう。 病院の内部 NHS 111の使い方 NHS 111は、電話やオンラインですぐにGPにつながらない場合や、GPの診療時間外でも相談したいときに利用できる便利なサービスです。まずは電話かオンラインで問い合わせることで、どういったアクションを踏めばいいかをアドバイスしてくれます。相談内容によって対応は変わりますが、以下のような例があげられます。 看護師からの折り返し電話を予約 夜間・週末のGP診療を案内 歯科やメンタルヘルスなどの専門サポートを紹介 登録しているGPに連絡するよう指示 薬剤師に相談するよう案内 自宅で経過観察するよう指導 NHS 111では、病院の予約・キャンセルや診断書の発行はしてもらえないので注意してください。 参考 https://www.nhs.uk/nhs-services/urgent-and-emergency-care-services/when-to-use-111/ 緊急の場合はどうする? GPの診察を待てずに急いでいる!そんなときは緊急外来(A&E)や救急車(999)を利用します。 まず、A&Eについて。 A&E(Accident and Emergency/事故・緊急外来)は、GPの予約を待っていられないほどのつらい症状や怪我があるなど、緊急性の高い場合に利用します。Accident and Emergencyのほか、Emergency Department(救急部)やCasualty(救急)とも呼びます。着いたらまず受付で症状を伝えます。 過去に利用した感想は、とにかく待ち時間が長いということです。予約を取らないことと、重症患者が優先されるため、先に着いているのに後から来た人が早く診てもらっていたりします。診察の流れは、各自の状態によって変わります。 緊急時の例 緊急性が低く深刻でないと判断→GPの予約をすすめられる、処方箋をもらう 緊急の場合→専門病棟に移り場合によっては入院 病院の正面玄関と別にある緊急外来用の入り口 緊急外来ではとても待てないような、命に関わる緊急時であれば、999へすぐ電話を。交通事故や発作など重大なシチュエーションには迷わず利用しましょう。電話で聞かれる内容は、場所、999にかけた理由、連絡先など。救急隊員の到着を待っている間ににできることや、どれくらいで着くかも教えてくれます。 黄色と緑が目印の救急車  処方薬と薬局の使い方 診療後に薬が出されたら...?ここからは、NHSの処方薬の受け取り方や薬代について、基本的な情報をわかりやすくまとめました。 薬はGPが発行する「処方箋」で薬局でもらう GPでの診察が終わり、処方薬が必要であれば処方箋が出されます。診察後にGPと連携している近隣の薬局(Bootsなど)に行き、Prescription(処方箋)というコーナーでスタッフに自分の生年月日、名前、住所を伝えると、あらかじめ用意してある薬が手渡され、支払いに進みます。 薬局内の処方薬受け取りカウンター 薬代の仕組み NHSで処方してもらう薬の料金は、2025年の時点で処方薬1品につき※£9.90(約1,880円)です。ひとつの処方箋に複数の処方薬がある場合は、すべての薬の合計金額を支払います。ですが、留学生でも18歳以下で大学やカレッジでフルタイム教育を受けている学生はNHSの薬代が無料です。 処方薬が頻繁に必要な人は、処方箋前払いシステム(Prescription Prepayment Certificate)を利用するのも手です。各自のケースが対象になるかの確認は必要ですが、利用できる場合はかなりお得です。 例えば有効期限が3か月間のPPCは、事前に£32.05(約6,090円)支払えば、有効期間中にいくつでも薬を受け取れます(一部は適用外)。PPCの購入はオンラインがメインで、申請日から有効です。申請を完了すると、メールでPPCの証明書が送られてくるので、薬を受け取るときに提示できると便利です。 ※上記の内容は2025年5月時点での料金と為替レート(1ポンド=190円)です。 参考 https://www.nhs.uk/nhs-services/prescriptions/save-money-with-a-prescription-prepayment-certificate-ppc/ 市販薬はスーパーや薬局でも買える 処方薬以外はどうでしょうか。結論として、スーパー、薬局で簡単に手に入ります。痛み止めや風邪薬、胃腸薬、花粉症などのアレルギー薬、目薬、塗り薬など種類は豊富です。自分に合えば、留学中にイギリスで薬を買って服用することもできるので、必ずしも日本から持ち込まなくてもなんとかなる場合もあります。 ※個人差がありますので、薬の調達については慎重に判断されることをおすすめします。 NHSと留学保険の違い これまでNHSのサービスについてご紹介してきましたが、イギリス留学中に本当にNHSだけあれば安心なのだろうか?と不安に思う人もいるでしょう。ここからは、NHSのサービスが対象外になる場合と、留学保険との違いについてお話ししていきます。 NHSで医療費の支払いが発生する例 処方薬1品につき£9.90(約¥1,880円)かかるとお伝えしましたが、そのほかにも支払いが発生する例があります。 ・歯科医療 ・眼科治療 ・かつらや布製の医療用サポーター NHSのサイトでは、歯科医療について、治療が始まる時点で18歳未満、または19歳未満で所定のフルタイム教育を受けている場合は、NHSでの歯科治療が無料になると伝えています(治療内容によっては費用が発生する場合もあり)。 治療費がかかる場合には、日本より高いと言われていますので、渡英までに歯の状態を診てもらうと安心ですね。 眼科の例では、街中の眼鏡屋で行っている一般的な視力検査なら£20(約3,800円)ぐらいから受けられますが、専門的な検査になるとさらに費用がかかります。眼鏡を作る場合、場所によっては学生割引が使えるので、検査の前にリサーチしてみましょう。 NHSを使って治療ができる街中の歯医者 Haruna 実は私も、イギリスで歯の詰め物が取れてしまって、数ヶ月放置したあとに日本の歯医者にかかったのですが、衛生的に良くない!こんなに放っておくなんて!とすごく怒られた記憶があります…。 留学保険で補える部分もある NHSのサービスがこれだけ充実しているのなら、留学保険はいらないんじゃ?と思う人も多いでしょう。しかし、留学保険に入ることで受けられる恩恵も多いのが事実です。 NHSの病院、つまりはイギリスの公立病院を利用するとなると、無料で診療が受けられる分、長く待たされることもザラです。問題の症状が落ち着くまでに、ある程度の時間を要すこともめずらしくないのです。その点、留学保険に入っておくことで、プライベートの私立病院が利用できます。ロンドンには日系クリニックが数件あるため、日本人ドクターに日本語でサポートしてもらえる点もありがたいです。 私がまだ学生だったころ、もうダメかと思うような辛い症状があったときや、小さな手術を受けたときもすべて留学保険が適用され、プライベートの日系クリニックを利用しました。電話一本ですぐに予約がおさえられ、スムーズな日本語のサービスが受けられたことで、改めて保険の大切さを知りました。 ※持病や既往症は補償されない場合がありますので、各保険会社に問い合わせてみてください。 医療以外のトラブルにも留学保険が活躍します。加入するプランによりますが、盗難や破損、飛行機の遅延も補償されるケースがあります。 「何がどこまでカバーされているか」知っておくと安心 NHSのサービスだけでいいの? 心配だから留学保険に入る?答えは人それぞれ。留学生のなかには、医療サービスにおいてはNHSだけでじゅうぶんだった、という人もいれば、留学保険があってよかった、という人も。しっかりとそれぞれの特性を把握したうえで、自分に合った選択をしてみてくださいね。 医療の備えは安心な留学生活の第一歩 イギリス在住の筆者も、これまでに何度もNHSのお世話になってきました。幸い、GPの受付スタッフや看護師、医師たちには毎回親切にしてもらっています。電話やオンラインでの問い合わせには、ほとんど返信があり、しっかり話を聞いてくれます。ただ、サービスの質に関してはGPによりけり、という声も多いです。GP登録をする際には、口コミをチェックしたり、同じGPに登録している学生の話を聞いたりと、下調べをしておくとより安心です。 安心して留学生活が送れるように、医療面での準備を万全にしておきましょう! https://www.nhs.uk

【実体験】イギリス留学準備術: 合格通知からビザ取得までの記録

3月に入り、イギリスの大学や大学院から合否結果が届いてきたと思います。大学からオファー(合格通知)を受け取るといよいよ本格的な留学準備が始まります。入学までには多くの手続きがあり、スムーズに進めるためには計画的な準備が必要です。本記事では、オファーを受け取った後の具体的な準備プロセスについて、僕の経験を踏まえて詳しく解説していきます。 合格結果の確認と入学手続き 出願してからオファーをAcceptするまで 合格結果が届く時期は大学や学科によって異なり、ここは待つしかありません。僕は出願した5校のうち4校は2月初旬までに結果が届きました。しかし第一志望の大学だけ3月までオファーが来ず、もどかしさを覚えました。遅くて7月ごろに結果が出る場合もあるそうなので、気長に待つことが大事だと思います。UCASのTrackシステムをこまめにチェックしましょう。 オファーの種類(Conditional・Unconditional) イギリスの大学からのオファーには、「条件付きオファー(Conditional Offer)」と「無条件オファー(Unconditional Offer)」の2種類があります。条件付きオファーは、IELTSスコアや最終成績の提出といった特定の条件を満たすことで合格となります。UCASで出願した全ての大学から合否が届いた後は、Firm Acceptance(第一希望)とInsurance Acceptance(第一希望に合格できなかった場合の第二希望)の大学とコースを選択します。第一希望の大学からUnconditional Offerをもらった場合はInsurance Acceptanceを選択する必要はありません。 オファーを受け取った後の対応 自分が受け取ったのが条件付きオファーの場合は手続きを早めに済ませることが大切です。通常、オファーの承諾期限が設定されているため、遅れないように注意しましょう。一部の大学ではInternational Students(留学生)がオファーを承諾する際、デポジット(Deposit - 入学金)の支払いが必要です。この金額は大学によって異なりますが、£1,000~£5,000が一般的です。支払期限も設けられているため、期日を確認して早めに対応しましょう。 不合格だった場合の選択肢(Extra・Clearing) もし出願した全ての大学が不合格(Unsuccessful)だったとしても、結果をもらった後に追加で一つのコースに出願できる「エキストラ(Extra)」と定員に達していないコースに出願できる「クリアリング(Clearing)」というシステムがUCASにあります。Extraは2月末から7月初旬まで、Clearingは7月中旬から9月~10月ごろまで行われます。期待した結果が出なかった場合でも諦めずに他の大学やコースにトライしてみましょう。  イギリス学生ビザ(Student Visa)の申請を徹底解説 イギリスでの長期留学には学生ビザ(Student Visa)が必要です。申請にはいくつかの書類が必要で、その用意やビザ発行までに時間がかかります。とにかく早めの行動が大事です。  必要書類 CAS 大学からのオファーを承諾し、パスポートなどの書類を提出すると、「CAS(Confirmation of Acceptance for Studies)」という入学許可証が発行されます。CASはビザ申請に必須な書類で、入学証明となる番号(CASナンバー)が書かれています。発行には通常数週間かかりますので、余裕を持って手続きを進めましょう。  パスポート パスポートの有効期間が留学期間をカバーしている必要があります。期限が短い場合、事前に更新しておきましょう。申請時にパスポートを提出し、そこにビザが発給されることになります。また、見開き2ページ以上の余白ページがあることも確認しておきましょう。  過去のパスポート 過去10年間の渡航歴を聞かれた時、昔使っていたパスポートがあると便利です。ただし、トランジットで立ち寄り、滞在期間が1日未満だった国も渡航歴に含まれます。こういった場合はパスポートにその記録がない時があります。できるだけ正確な情報を書くことが推奨されているので、僕は法務省の出入国在留管理庁というところで自分の渡航歴に関する開示請求を行いました。500円程度で調べてもらえます。https://www.moj.go.jp/isa/publications/privacy/record.html 英語力の証明書 大学によってビザ申請時に英語力の証明を求めるところもあります。GCSEやIBなどのスコアで証明できる場合と、イギリス政府が認定するSELT(Secure English Language Test)の結果しか受け付けてくれない場合があります。このSELTはイギリスのビザ取得専用の英語力試験です。中には「IELTS for UKVI」や「Pearson PTE Academic UKVI」などがあります。IELTSとは異なるもので、指定のスコアを満たすため改めて受験する必要があります。 申請費用と健康保険料(IHS) 申請時にはビザ申請料(£490)の支払いが必要です。さらにIHS(Immigration Health Surcharge)という健康保険料(£776×コースの年数)も支払います。IHSを支払うと、イギリス滞在中にNHS(国民保健サービス)を原則無料で受けられます。 ビザ申請の流れ 書類の準備ができたら、イギリス政府のUKVI(UK Visas and Immigration)の公式サイトから専用の申請フォームに情報を入力し、書類をオンラインで提出します。オンライン上の手続きが済んで、申請料及びIHSを支払うとVFS Globalのビザ申請センターの来館予約ができるようになります。日本には東京と大阪にビザ申請センターがあります。予約した日にパスポートを提出し、生体認証情(指紋と顔写真)を登録します。審査は通常3週間ほどかかり、終了しないとパスポートが返却されません。ビザはパスポートと共に返却されます。ビザ申請センターで受け取るか、郵送してもらうかを選べます。 審査開始後に財政能力証明書の提出を要求される場合があります。これはイギリスでの生活費をカバーできる資金があることを証明するためのものです。ロンドンの大学で勉強する場合は£12,492以上。ロンドン以外の場合は£10,224以上(授業料を除く)。つまりロンドンでの生活費: £1,438/月、ロンドン以外での生活費: £1,136/月: 9ヶ月分の生活費をカバーできる証明が必要です 。預金通帳や金融機関の取引明細書を英文に翻訳したものが必要です。あらかじめ準備しておくとビザ申請がスムーズに進むでしょう。  より詳しい流れについては下のサイトに説明してあるので、確認してください。https://www.westminster.ac.uk/sites/default/public-files/general-documents/student-visa-application-guide-applying-from-outside-uk-v2.pdf  申請は「何事も早めに」が鉄則! 前述の通りビザの審査には通常3週間ほどかかると言われています。繁忙期にはそれ以上の時間がかかることもあります。ビザ発行が渡英日に間に合わずフライトを変更せざるを得なかった友達が何人かいました。審査期間が多少長くなってもいいように、早めに必要書類を集めて申請することが大事です。「ビザ申請ドットコム」や「IMMIGRATION.UK」といったビザ申請を代行してやってもらえるサービスがあり、書類の翻訳など自分でできるか不安があった僕は活用しました。利用すれば必要な書類を揃えて代行者に提出するだけです。その後の申請フォームの入力やビザ申請センターの予約などは全部やってもらえます。  寮とシェアハウスの探し方 ビザ申請と並行して、イギリスでの住居を確保する必要があります。選択肢としては大学が運営している大学寮、民間の学生寮、シェアハウスなどがあります。 大学寮 vs 民間の学生寮の違い 同じ大学の人と交流できる大学寮は、初めての留学で最も安全で便利な選択肢だと思います。特にロンドンなどの都市部では、民間の賃貸物件の家賃が高いです。そのため、大学寮を利用することでコストを抑えられます。僕は大学1年の時に大学寮で暮らして、2、3年の時は民間の学生寮で暮らしていました。民間の学生寮だと、ロンドン中の大学から学生が集まるので他大学生との交流が深まります。ただし、これらの寮は人気が高く、申込期限が早いです。オファーを受け取ったらすぐに申し込むことをお勧めします。早めに申し込みをしなかったせいで、キャンパスから遠い場所にあったり、家賃が高い寮しか残っていなかったりという話も友達から聞きます。 大学が寮の情報を発信していますし、部屋の予約ができるResidence(住居)のサイトやWebポータルにも情報があるので、そこのSNSなどに登録して最新情報をチェックしましょう。  僕が住んでいた民間の学生寮 シェアハウス探しの注意点と便利サイト シェアハウスは費用を抑えつつ、学生のみならず現地の人々と交流できる点が魅力的です。ただし、契約詐欺や知らない人とシェアしなければいけないというリスクもありますので、信頼できるサイトを利用して物件を探し、可能であれば現地で内見してから契約を結ぶことが望ましいです。住居探しには、Rightmove(https://www.rightmove.co.uk/)やZoopla(https://www.zoopla.co.uk/)などの物件検索サイトが便利で、よく使われています。また、SpareRoom(https://www.spareroom.co.uk/)を利用すれば、ルームシェアの相手を見つけることもできます。  必須手続き: eVisaについて 返却されたパスポートに載っているビザはあくまで仮のEntry Clearance Visa(入国許可証)というもので、発行されてから90日まで有効です。正式なビザはeVisa(Online immigration status)という電子書類です。UKVIから送られてくる案内に従い、オンライン上でビザの申請番号やパスポート番号を登録して、アカウントを作成します。 イギリスに入国する際、パスポートのビザだけでなくeVisaの提示が求められる場合があります。そのため渡航前に手続きを済ませておくといいでしょう。これまではBRP(Biometric Residence Permit)カードという物理的な書類だったのでした。2025年の1月からオンラインに置き換わりました。 今回紹介したプロセスの他にも航空券を予約したり、持ち物を準備したりするなど、渡英までにやっておく必要があることはたくさんあります。それらについてはまた別の記事で書きますので、楽しみにしていただければ幸いです。CASやビザの発行などには思っている以上に時間がかかるものもあります。留学生活がスムーズに始められるよう、計画的に準備を進め、安心して渡英しましょう。  https://www.gov.uk/student-visa

UCL現役大学生の留学体験記!イギリス留学のリアルと道のり

京都からイギリスへ: UCL大学留学を決めるまで 自己紹介・バックグラウンド  はじめまして。Nanaです。京都市出身で、中学まで地元で過ごし、高校からイギリスの学校に進学しました。  現在は、University College London(UCL、ユニバーシティカレッジロンドン)でArts and Sciences(アーツアンドサイエンス)学科で勉強しています。一つの専門分野を3年間かけて学ぶ一般的なイギリスの大学とは異なり、この学科ではリベラルアーツ教育に似ていて、文理問わず幅広い分野の科目・デパートメントの授業を取ることができます。  留学を決意したきっかけ 中学2年生の時にスイスでサマースクールに参加した体験が留学を志した原点です。いろいろな国から生徒が来ていて、英語だけでなく、ドイツ語、イタリア語、フランス語などを操る同年代の生徒と出会いました。言語がもたらす新しい人との出会い、つながりや発見に心躍らされました。私もグローバルな世界で過ごしたいと強く思った経験でした。 学校選びから出発まで 本格的に留学を考え始めたのは中学2年生の冬あたりでした。サマースクールで訪れたスイス、友人がすでに留学していたアメリカとイギリスを留学先の候補にしましたが、結局イギリスとアメリカの学校に出願し、先にオファーが来たイギリスの学校に入学することに決めました。 友人に紹介してもらった留学エージェントを通して、学校の選定、受験、インタビュー(面接)を経て、イギリス南西部にあるTaunton School International(TSI、トーントンスクールインターナショナル)への入学が決まりました。インタビュー(面接)や試験はすべて、オンラインで行いました。 Taunton School International(トーントンスクールインターナショナル) の校舎 しかし、この時期(2020年)にちょうど新型コロナウイルス感染症が流行り始め、4月に予定していた渡英は先送りされてしまいました。イギリスには行けなかったものの、学校側がいち早くオンライン授業を導入したため、4月-6月の1学期間は日本の自宅で授業を受けました。思い描いていた留学の始まりではありませんでしたが、振り返ってみればホームシックにならず、少しずつ英語に慣れていく良い機会だったと思います。 Lancing College(ランシングカレッジ)のチャペル TSIではGCSEと呼ばれる中学課程に当たるものを1年間学習しました。2年目からはLancing College(ランシングカレッジ)という現地校に入学し、A-level経済、数学、応用数学、日本語を履修し、受験を経て、UCLに入学しました。 UCL大学生のキャンパスライフ ロンドンならではの魅力と学びの日々 現在通っているUCLはロンドン中心部にあり、1826年に設立された大学で、150を超える国から学生が集まる国際性と400以上のコースを提供し幅広い研究分野を持っているのが特徴です。ロンドンという大都市ならではの刺激的な環境もあり、学びだけでなく生活面でも多くの発見がある大学です。 University College London(UCL)に入学 リベラルアーツ型の学び: Arts and Science学科の特徴 大学ではArts and Science(アーツアンドサイエンス)と呼ばれるリベラルアーツの学科で勉強しています。この学科はイギリスの大学にしてはとてもユニークです。イギリスの大学では基本的に高校で専攻した教科を中心により深く学びます。例えば高校で経済を専攻すると大学でも経済学部やビジネス系の学部に進み、その学部で必修授業をとります。 しかし私の学部では多くの学問の知識をいかに融合させて社会課題の解決策にアプローチするのかに重きを置いています。こういった学問を英語ではInterdisciplinary studiesと呼び、分野横断的(学際的)な学びを意味します。社会課題を解決するのにもさまざまな切り口や専門知識が必要なうえ、分野が異なる人々と協力することも欠かせません。そのようなことを中心に学んでいます。 そのため、履修する授業の半分以上を自分で選択できます。学科の中で、3年間を通して全く同じクラスの組み合わせを取っている学生は誰一人いません。こういった環境が自分の学習生活を唯一無二にします。 実際に履修している授業紹介 私が今年取っている科目は、Principle of international public law(国際法)、Mathematical analysis, Real analysis(解析学)、Database system(データベースシステム)、Macroeconomics/Open and Closed economy(マクロ経済学)、Quantitative methods(定量調査)、Sustainable energy(持続可能エネルギー)、Mandarin(中国語)です。 分野がバラバラでそれぞれ全く関係なさそうに見えますが、Sustainable energyで学ぶエネルギー政策はMacroeconomicsの経済政策につながっていたり、Quantitative methodsで習得する基礎プログラミングはDatabase systemで応用できたりと、他の学生とは違った視点で問題の解決法を見いだすことができます。 課外活動とロンドンでの暮らし 日本語を教えるJapan Societyでの活動 授業外では、Japan Societyと呼ばれるソサエティ(サークル)に参加していて、2週間に1度、学生に日本語を教えています。 Finance and Economics Societyで得た学びと人脈 また、Finance and Economics Societyにも参加しており、週1くらいの頻度で開催されるロンドンの投資銀行などの金融業界で働く方によるセミナーに参加しています。UCLのネットワークはかなり広く、トップ企業で働く卒業生も多いので、いろんな人から話を聞けるチャンスがたくさんあります。 ロンドンの美術館・博物館巡りで深める学び ロンドンには大英博物館(British Museum)やナショナルギャラリー(National Gallery)など、たくさんの権威ある美術館と博物館が集まっていて、ほとんどが入場無料ということもあり、休日にはなるべく行くようにしています。 昨年取ったSocial Theoryの授業ではオリエンタリズム(西洋が東洋をどのようにとらえていたのかを研究する学問領域)のトピックを扱ったのでテムズ川畔にあるTate Britain(テート・ブリテン) の絵画を見に行きました。 Colonialism(植民地主義)などのトピックを考える際、博物館の作品は貴重なソースとなり、実際に鑑賞することでコンテンツの理解をより深めることができます。 高校留学・大学留学を通じて得た学び 広がった視野と情報へのアンテナ 留学して良かったことは、視野が広がったことと得られる情報が増えたことです。異なる文化や価値観を持つ人たちと関わる中で、自分が当たり前だと思っていた考え方が、実は国や環境によって大きく異なることに気づきました。Taunton School時代のルームメートはブルンジ人でした。初めて聞く国からの生徒だった彼女とどうしても話をしたくて、どんな国なのか、何語を話すのかなどを調べた記憶があります。 多様な視点を学べる国際的なクラスメートとの出会い 授業では、さまざまなバックグラウンドを持つクラスメートと意見を交わす機会が多く、同じテーマでも多様な視点があることを学べたのは、とても刺激的でした。日本では、自分がどの政党を支持しているか、政策まで議論することはなかったですが、イギリスでは自国の政策はもちろん、他のヨーロッパ諸国の政策まで網羅している学生も何人かいて、意識の高さがうかがえました。 経済の授業では特に、GDP(国内総生産)成長率やインフレ、利子率を必ず頭に入れておく習慣ができました。円安など、身の回りで起きていることが身につけた知識で理解できるようになっていくのが楽しかったです。 英語力と自己発信力の向上 また、英語でコミュニケーションを取る力が自然と身につき、自信を持って自分の意見を発信できるようになったのも大きな成長です。さらに、留学生活を通じて新しい友人や経験に出会い、自分自身の挑戦する力や柔軟性も養われたと感じています。 留学生活で感じた辛さと乗り越えた経験 言語の壁とコミュニケーションの葛藤 留学で辛かったことのひとつは、最初の頃に感じた言語の壁です。英検2級を取得後に渡英しましたが、授業では、ネイティブスピーカーや先生たちのスピードについていけなかったです。留学当初は宿題を終わらせるのにも、クラスメートの3倍時間がかかりました。 授業がわかるようになっても、友達との会話や冗談を理解し、話すまでにはかなり時間がかかりました。小学校の間に英会話塾に週1で通っていましたが、実際に会話しようとすると、自分のシャイな性格も相まって単語が出てこない場面が多くあり、自分の意見を思うように表現できず、もどかしさを感じることがありました。 辞書を片手に専門用語と格闘する日々 大学に入ってからは、専門的な単語も多くて、今でも辞書は手放せません。ですが、一つ一つの単語の意味を調べる習慣がついたことで、理解できない単元があっても、わかるまで調べたり文献を読んだりして、人一倍深い学びを得たと思います。 これからイギリス留学を目指す人へのメッセージ 留学は挑戦の連続ですが、ぜひ恐れずに一歩踏み出してみてください。その経験が、自分自身を大きく成長させ、未来への大きな力になるはずです。 https://passporter-media.com/articles/10/ https://jp.education-moi.com/article-51-ucl

インペリアルカレッジロンドンに入学!1年生最初の1週間の様子

こんにちは!Kenshuです。今回は9月に始まったImperial College London(インペリアルカレッジロンドン)での新学期の最初の1週間を紹介していこうと思います。海外の大学での新学期の始まりはどんな感じなの?って疑問を持っている皆様の参考になれば嬉しいです。 イギリスの大学はいつ始まる? イギリスの大学が始まるのは大体9月から10月です。大学によって始まる日にちは違います。例えば今年(2025/26年度)だとUniversity College London(UCL)は9月22日、King’s College London(キングスカレッジロンドン)だと9月22日、University of Cambridge(ケンブリッジ大学)だと10月1日などと大学ごとに変わります。僕の通っているImperial College Londonでは9月29日に始まりました。 大学によってはWelcome WeekやOrientation Weekと呼ばれる期間が設けられていて、本格的な授業はその翌週から始まることが多いです。 いつイギリスに行けばいい? 学期が始まる数日前に着くことをおすすめします。自分の住む家(寮やアパートなど)の入居可能日や家族と一緒に来るのかなどを総合的に考慮して決めるといいと思います。僕は一人で渡って、寮に入ったので学期が始まる2日前の27日に行きました。 初日は時差ボケや荷解き、買い出しなどで結構忙しくなります。そのため最低でも1、2日前には到着しておくと余裕をもって学期開始を迎えられて安心です。 インペリアルカレッジロンドンの寮はどんな感じ? インペリアルの1年生は寮に入れることが確約されています。入学する年の5、6月ぐらいにインペリアルからフォームが送られてきて、希望する寮を記入します。 インペリアルには6つの寮があり、キャンパスからの距離、設備、値段などがさまざまです。僕がいるWoodward Buildingsはキャンパスから一番遠い分、値段が安いです。キャンパスに近いSouthside HallsやEastside Hallsでは値段が倍ぐらい違うことがあります。 インペリアルカレッジロンドンの寮 WoodwardにはBlock A、B、Cがあり、各棟に200人ほどが住んでいます。各フロアには10人ほど住んでいて2つのキッチンを共同で使っています。キッチンは結構充実していてIH式のコンロが8つ、オーブン、冷蔵庫がそれぞれ2つ、電子レンジなどがあります。 毎日夕方の6、7時になるとみんなが料理をしに来るのでその度に仲良く話しています。共同生活ならではの出会いや会話が生まれやすく、友達を作るきっかけにもなります。 寮に着いた初日に学生全員がStudent Cardをもらいます。この学生証は講義棟や寮、自分の部屋に入る時などに使います。僕は入居して間もない時に一度Student Cardを部屋に忘れ、1階にあるReceptionまで行ってドアを開けてもらいました。10~15分かかったので絶対になくさないで常に持ち歩くようにしないといけないなって痛感しました。 寮からインペリアルカレッジロンドンまでの通学路 寮はNorth Acton駅の近くにあり、ヒースロー空港からは比較的簡単に辿り着けました。Central Lineが通っているのでロンドンの中心街(SOHO)にも乗り換え無しで行けます。 寮からインペリアルのSouth Kensingtonキャンパスまでは電車を2本乗り継いで行けます。でも個人的には乗換駅で次の電車に乗らず、そこから徒歩でHyde Parkを通過して大学まで行くのが好きです。毎朝友達とHyde Parkを歩くのは気分が晴れます。ビル群ではなく、自然の中が通学ルートになるのはとても魅力的です。 毎朝登校中に通り抜けるHyde Park Hyde Parkのすぐ近くにあるRoyal Albert Hall イギリスでの生活用品の準備 渡英してすぐに必要になのが生活用品の買い出しです。寮には家具が備え付けられていますが、枕、布団、調理器具などは自分で揃える必要があります。僕は到着した日に近くのJohn Lewis(家具量販店)で寝具一式、数日後によくわからない地元の店でフォークやスプーンなどを調達しました。Amazonを活用する人も多く、寮に直接届けてもらえるので便利です。 インペリアルカレッジロンドン: 年度初めのイベント Freshers Fair Freshers FairとはいろいろなSociety(サークル)やスポーツクラブなどが一堂に会して1年生に活動内容を紹介する新入生歓迎祭です。このイベントは2日間にわたって開催されます。 インペリアルには300を超えるSocietyがあり、文化、スポーツ、趣味などいろいろな種類があります。スポーツクラブだとトライアウトがあり、2、3回チャンスが与えられます。大学生活で勉強だけではなくスポーツにも打ち込みたいっていう人にはいい機会だと思います。 無料のグッズやクーポンを配っているブースもあるので、気軽にいろいろ回ってみるのがおすすめです。 Freshers Event 最初の1週間は寮単位や学部単位、Student Union(学生連合)主催のいくつものイベントが行われます。Halls Mixersやクラブを貸し切るイベントもあります。 Halls Mixersでは自分の寮の人たちとお酒を飲みながら交流します。新しい友達を見つけられることもあります。 他にはクラブを貸し切ってインペリアル生だけのパーティが行われます。ビールやテキーラなどのショットだけで6ポンド(約1200円※)以上するのでお金に余裕がない人にはあまりおすすめしません。経験を得るため友達やFlatmatesなどと行くにはめちゃくちゃいい機会です。 ※1ポンド=200円で換算 各コースのイベント 各専攻にもイベントが開催されます。僕はChemical Engineeringを専攻しているのでそれに関する講演やアクティビティなどがありました。インペリアルの学長やChemical Engineering Departmentの学部長によるスピーチ、自分と同じ専攻の新入生たちと一緒にランチを食べながら情報交換するなどいろいろ充実していました。 最後に 最初の1週間は勉強というよりかは学校のことをよく知り、周りの人たちと仲良くなる期間です。そのため比較的時間に余裕ができるので、友達や家族などとロンドン観光をしてみてもいいかもしれません。Natural History Museum(ロンドン自然史博物館)やいくつかの美術館などがインペリアルから徒歩数分のところにあるので行きやすいです。 https://passporter-media.com/articles/27/

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【イギリス留学】給付型奨学金13選|学部・大学院・交換留学・ファウンデーション

こんにちは!編集長のMidoriです。今回はイギリス留学で応募できる奨学金についてご紹介します。 イギリス留学は学費や生活費などがかかり、それらの費用が日本より高い上、近年急激に進んだ円安によって日本からの留学がさらに割高になりました。所属の学部やライフスタイルによって個人差はありますが、1年間の留学で諸費用は1000万円ほどと、とても高いです。 しかし、奨学金を利用することでかなりの出費を抑えられます。実際、学びに意欲がある学生が金銭面を理由に諦めないために、奨学金を提供する財団が増えています。イギリス留学向けの奨学金は財団によって最大で年間70,000ポンド(約1505万円※)を提供していて、留学にかかるほぼ全ての出費をカバーできます。 ※1ポンド=215円で換算 奨学金の種類は多種多様で、条件もまちまちなので自分にあったものを見つけましょう。なお、応募の際は必ず各機関の公式ページから最新情報をご確認ください。 イギリス留学の奨学金の種類 奨学金を支給している団体によって分けることができ、主に国、地方自治体、民間の3種類があります。また、返済義務の有無によって給付型と貸与型に分かれますが、この記事で紹介する奨学金は全て給付型、つまり返済義務がないものです。 奨学金の支給額や支給条件、応募書類などは奨学金団体によって異なります。この記事ではイギリスでの正規留学と交換留学それぞれ応募できる奨学金の支給額や条件などをまとめました。 イギリス大学留学奨学金(給付型)【比較早見表】 奨学金名をクリックすると各奨学金の詳細に飛べます。 奨学金給付額受給期間対象募集人数日本学生支援機構(JASSO)2025年度は月額35.2万円。渡航支援金1万円原則4年間(ただし学位取得のために定められた修業期間が限度)ファウンデーションコース、学部、大学院未定(2025年度は118人)柳井正財団上限70,000ポンド(1505万円※)原則3年間指定された大学の学部課程アメリカ・イギリス・カナダ合わせて年間40人程度笹川平和財団授業料、寮費、健康保険料の実費に加え、年間11,000ポンド(237万円※)など3年間指定された大学の学部課程最大35人Tazaki財団パブリックスクールの学費・寮費、ホストファミリー滞在費、ガーディアン費。大学の学費・居住費・食費などパブリックスクール、大学学部(原則3年間)東京及び周辺の高校生語学研修生20~30人。留学奨学生5~10人平和中島財団月額30万円及び往復渡航費最長2年間大学院20人しのはら財団最大年間500万円最長4年間ファウンデーションコース、学部、大学院10人程度中島記念国際交流財団月額30万円、支度金50万円、最初の2年間は年間300万円以内の授業料など【修士】最長2年以内【博士】最長5年以内大学院(情報科学、生命科学、経営科学分野)約10人伊藤国際教育交流財団月額1500~2000ドル(24万~32万円※)、旅費と授業料は実費原則2年以内修士課程10人程度船井情報科学振興財団【学部】年間3万ドル(480万円※)【大学院】年間3.6万ドル(576万円※)など【学部】原則4年間【大学院】原則3年間学部、大学院(博士課程)【学部】若干名【大学院】15人程度豊田理化学研究所【大学院】年間1000万円以内【大学院進学準備】合計100万円以内【大学院】最長2年間【大学院進学準備】1年間大学院、大学院進学準備計10人以内江副記念リクルート財団年間上限68,000ポンド(1462万円※)2年間(更新審査合格後は最長27歳まで)指定された大学の理系分野のファウンデーションコース、学部、大学院5人程度重田教育財団年額22,000ドル(352万円※)2年間学位取得を目的とする2学年以上の正規留学5人トビタテ!留学JAPAN新・日本代表プログラム月額16万円、留学準備金35万円など留学期間中交換留学計250人業務スーパージャパンドリーム財団月額20万円、留学一時金25万円留学期間中交換留学計800人 ※1ポンド=215円、1ドル=160円で換算 イギリスの正規留学生(学部・大学院学位取得者)向けの奨学金11選 まずはイギリスの大学に学士号などの取得を目的とした正規留学向けの奨学金をご紹介します。 日本学生支援機構(JASSO): 海外留学支援制度(学部/大学院学位取得型) 国が実施している一番採用者数が多い奨学金。都道府県推薦枠が導入され、各都道府県から1人が推薦されます。通常応募との重複申請も可能で、その場合都道府県からの推薦が優先されます。また、ファウンデーションコースも対象です。給付型奨学金以外にも貸与型がありますが、この記事では貸与型の内容を詳述しません。 申請時期、流れ 留学する1年前の9月にエントリーし、応募書類を提出。出身高校の推薦状提出も必要で、第一次審査の書類審査結果が1月に通知される。第二次審査は面接で、1月に実施され、3月に採用結果が通知されます。 応募書類 顔写真 願書 留学先大学の情報&根拠書類 志望理由書・留学計画・学位取得後の進路計画 日本社会への貢献 留学をテーマとした自己PR パスポート及び住民票 語学能力試験証明書 所得証明書 高校の卒業証明書 調査書 推薦状 募集人数 未定。ただし2025年度は118人 支給額/期間 月額35.2万円(2025年実績)。新規採用者には渡航支援金1万円を支給。他の奨学金との併給は可能。支援期間は原則4年。ただし、学位取得のために定められた修業期間が限度となっていて、イギリスの場合、学士課程の修業期間は3年間です。 応募要件: 英語レベル、成績基準、家計基準 Academic IELTSのOverallが6.0以上もしくはTOEFL iBT 80点以上。高校の評定平均値が5段階評価で3.7以上。家計支持者の合計所得金額が2000万円以下。 https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/gakubu/index.html https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/daigakuin/index.html 柳井正財団: 海外奨学金プログラム ユニクロの創業者である柳井正が作った財団で、2017年から返済不要の奨学金を開始しました。対象となるのは財団指定のアメリカ、カナダ及びイギリスの大学です。予約型と合格型の2種類あり、申請時期と条件が異なります。 申請時期、流れ 【予約型】留学する1年前の7月から選考が始まります。対象高校からの推薦を受けた生徒のみが応募できます。【合格型】留学する前年度の12月~1月に申請し、4月上旬までに合格大学を登録します。早期合格した大学については1月に入力。4月上旬に書類選考結果が通知され、一次面接及び最終面接(一次面接合格者のみ)が1月もしくは4月に実施されます。面接はいずれもオンラインで実施されます。採用通知は4月下旬に行われます。 対象大学 イギリスの対象大学は以下の7校です。 Imperial College London(インペリアルカレッジロンドン) King’s College London(キングスカレッジロンドン) London School of Economics and Political Science(LSE/ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス) University College London(UCL/ユニバーシティカレッジロンドン) University of Cambridge(ケンブリッジ大学) University of Edinburgh(エディンバラ大学) University of Oxford(オックスフォード大学) 応募書類 【予約型】【合格型】共通 出願大学/その他奨学金 課外活動/興味関心/趣味/資格 エッセイ課題3つ 学業成績/英語試験成績 課税証明書 募集人数 【予約型】アメリカ・イギリスの大学合わせて年間20人程度。【合格型】アメリカ・イギリス・カナダの大学合わせて年間20人程度。 支給額/期間 大学から請求される金額の授業料と寮費に加え、上限3000ポンド(約64.5万円※)の保険料が支給されます。このほか生活費が年間11,000ポンド(約236.5万円※)支給されます。なお、支給額の上限は70,000ポンド(約1505万円※)。支給期間は原則3年間。期間中に1回、日本からの往復交通費支給。 ※1ポンド=215円で換算 応募要件: 家計基準 家計支持者の合計所得が2700万円以下。 https://www.yanaitadashi-foundation.or.jp/application/ 柳井正財団の奨学金を受けている奨学生のリアルな声はこちらの記事をご覧ください。応募までのプロセスやエッセイ、面接準備についてご紹介しています。 https://jp.education-moi.com/article-15 https://jp.education-moi.com/article-16 笹川平和財団: 笹川奨学金 アメリカとイギリスの指定大学に進学する学生を対象とした奨学金。募集は秋期と春期の2回行われます。春期は進学先大学が確定した学生が対象です。 申請時期、流れ 【秋期】7~8月に申請し、8~9月に書類審査、9月に面接があります。合格発表は9月下旬。【春期】12月~4月に申請、書類審査、面接、合格発表は1月以降順次行われます。 対象大学 Imperial College London(インペリアルカレッジロンドン) University College London(UCL/ユニバーシティカレッジロンドン) University of Cambridge(ケンブリッジ大学) University of Oxford(オックスフォード大学) 応募書類 小論文3つ 出願大学/その他奨学金 学業成績/英語試験成績 推薦状(任意) 募集人数 最大35人(2026年度期) 支給額/期間 授業料、寮費(食費含む)、健康保険料の実費支給。それに加え年間11,000ポンド(約236.5万円※)及び入学・卒業時の準備金(旅費交通費や海外旅行保険料相当額)が支給されます。支給期間は3年間。 ※1ポンド=215円で換算 https://scholarship.spf.org/application-guide/ Tazaki財団【パブリックスクールから大学まで】 他の奨学金と違い、Tazaki財団奨学金はイギリスのパブリックスクールの2年間からUniversity of Cambridge(ケンブリッジ大学)やUniversity of Oxford(オックスフォード大学)などの名門大学進学後の3年間を支援しています。パブリックスクールはイギリスで伝統や歴史がある名門私立学校の総称です。 申請時期、流れ 11月~1月に出願し、1月中旬に書類選考通過者が発表され、下旬には第一次選考の面接が行われます。留学奨学生は語学研修性の中から財団による選考やパブリックスクールのアセスメントテスト及びインタビューによって決定します。 応募書類 志願票 志願理由書 学校長推薦書 学業成績 募集人数 語学研修性20~30人程度。その中から選考で選ばれた留学奨学生5~10人程度。なお、対象となるのは原則東京都及びその周辺の高校の生徒です。 支給額/期間 渡航前: 英語語学研修費パブリックスクール: 学費・寮費、休暇時のホストファミリー滞在費、ガーディアン費大学学部(原則3年間): 学費・居住費・食費その他、大学進学時にのビザ切り替え帰国に伴う往復旅費全額 https://tazakifoundation.or.jp/ Tazaki財団の奨学生の記事はこちらをご覧ください↓ https://jp.education-moi.com/article-9 平和中島財団: 日本人留学生奨学金 平和中島財団奨学金は海外の大学院などに留学を希望する人向けです。 申請時期、流れ 9月~10月に出願し1月末までに書類選考通過者が発表され、2月には第一次選考の面接が行われます。 応募書類 奨学金申込書(財団所定の様式) 推薦書 成績証明書 外国語能力を証明する書類 入学許可証(取得済の場合) 募集人数 20人 支給額/期間 月額30万円及び往復渡航費。なお、他の奨学金・助成金との併給は認められていません(留学先大学による授業料減免またはそれを目的とする学内奨学金は可)。支給期間は最長2年間。 応募要件: 英語レベル IELTS Overall 7.0 http://www.hnf.jp/shogaku/ しのはら財団: アメリカ・イギリス留学奨学金 アメリカ・イギリス留学生向けの合格型奨学金です。大学で学士、修士もしくは博士の学位取得を目指している人が対象です。ファウンデーションコースも対象となっています。また、これから第1学年に入学する予定の人のみ応募できます。AIやテクノロジー分野の専攻、もしくはウェルビーイングや社会貢献に関心があることが歓迎条件となっています。 申請時期、流れ 12月~2月に申請し、2月下旬に1次選考(書類・ビデオ選考)の結果が通知されます。2次選考の面接(オンラインまたはオフライン)は3月中旬に実施され、結果は4月に通知されます。 応募書類 語学力スコア(未受験の場合でも応募可能) 留学計画書 所得証明(2年分) 生計を同一とする親族全員分の住民票の写し 在学証明書もしくは卒業証明書 成績証明書(直近1年間のもの) 推薦書(学校長もしくは代理の推薦) 募集人数 10人程度 支給額/期間 最大で年間500万円、最長4年間の給付が受けられます。なお、学費の自己負担額が500万円に満たない場合は上限額の支給にならない可能性があります。 応募要件: 家計基準 家計所得は1600万円未満。 https://ysmf.or.jp/program/requirements/study_abroad_scholarship_2026/ 中島記念国際交流財団: 日本人海外留学奨学生 対象となるのは修士号あるいは博士号取得目的の大学院留学で、対象分野も情報科学、生命科学、経営科学と限られています。 申請時期、流れ 8月に郵送で書類を送り、書類選考が行われます。その結果は10月中旬までに通知され、10月~11月中に面接が実施されます。採用結果は12月中旬までに通知されます。 応募書類 申請書 推薦書 成績証明書(学部及び大学院) 語学テスト等の点数や語学検定試験の合格を証明するもの 返信用封筒 官製はがき 募集人数 約10人 支給額/期間 月額30万円に加え、支度金50万円(往路渡航費分含む)、復路航空賃(留学終了後の帰国時1回分)、最初の2年間に限り年間300万円以内の授業料(実際に負担する場合のみ)。 https://www.nakajimafound.or.jp/koubo.html 伊藤国際教育交流財団: 日本人奨学金【修士課程のみ】 修士課程に留学する人が対象の奨学金です。応募資格を満たせば研究テーマは問われません。 申請時期、流れ 6月~8月に申請し、10月中旬までに書類選考結果が通知されます。その後面接が行われ、その結果は12月上旬までに通知されます。 応募書類 申請願書 推薦書1通 成績証明書(コピー不可) 研究論文の要旨(2000字程度) 留学先での研究テーマ(英語で1500~2000 words程度) 語学力証明書(コピー可) 入学許可書または合格通知書(取得済の人のみ) 募集人数 10人程度 支給額/期間 月額1500~2000ドル(24万~32万円※)相当。また、旅費と授業料は実費が支給されます。ただし、旅費は限度範囲内、授業料は年間390万円以内。支給期間は原則2年以内。 ※1ドル=160円で換算 https://www.itofound.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E5%A5%A8%E5%AD%A6%E9%87%91%E5%88%B6%E5%BA%A6 船井情報科学振興財団: Funai Overseas Scholarship(学部留学/大学院留学) 学部留学(学士号取得目的)及び大学院留学(博士号(Ph.D.)取得目的)の2種類があります。学部留学の専門分野は限定されていませんが、大学院留学の場合は情報科学、情報技術分野を中心に広く理工系分野、生命科学分野、及び経済・経営分野と定められています。 申請時期、流れ 【学部留学】【大学院留学】共通6月~9月に申請し、10月中旬に書類選考が行われ、下旬に面接選考が実施されます。 応募書類 【学部留学】 応募申請書 評価書2通(学校長及び担任教諭) 成績証明書 【大学院留学】 学修計画・学位取得度の進路 評価書3通 成績証明書 募集人数 【学部留学】若干名【大学院留学】15人程度 支給額/期間 【学部留学】原則4年間。年間3万ドル(480万円※)【大学院留学】原則3年間。年間3.6万ドル(576万円※)。授業料は年間1.4万ドル(224万円※)が上限。医療保険費は全額支給されます。 ※1米ドル=160円で換算 https://funaifoundation.jp/scholarship/scholarship_guidelines_bachelor.html https://funaifoundation.jp/scholarship/scholarship_guidelines_phd.html 豊田理化学研究所: 海外大学院進学支援制度 2種類の制度があり、海外大学院進学コースは国内の大学・大学院から海外の大学院に進学し、博士号(Ph.D.)取得を目指す人が対象で、海外大学院進学準備コースは将来の海外大学院進学を目指し専攻的に調査、準備等を行う人向けです。 また、他の奨学金とは異なり、特別な学術的応募資格が定められています。次のうち1つ以上を満たす人のみ応募できます。 国際科学オリンピック国内大会一次選考(予選)通過者 国際バカロレア認定校(DP)卒業者で、スコアが36以上 大学・大学院在学中に大学や財団などによって選抜され、2カ月以上現地での海外留学、インターンなどを経験(語学留学を除く)。 申請時期、流れ 2月~5月に申請し、5月~6月に書類選考が行われ、7月に面接選考が実施されます。採否決定は7月です。なお、大学院進学準備コースでは面接選考を実施せず、採否は書類選考の実で決まります。 応募書類 応募申請書(履歴書、活動実績、志望動機、希望進学先など) 成績証明書 推薦・評価書 語学力スコア表 その他(応募資格があることを証明する書類) 募集人数 【大学院進学コース】【大学院進学準備コース】合わせて10人以内 支給額/期間 【大学院進学コース】以下を合計で原則年間1000万円以内。最長2年間。 入学金、授業料の実費 支度金50万円。渡航準備金、渡航費、入学前プログラム費用、保険料などの実費 住居費、生活費、教材費補助として最大月額3000米ドル(48万円※) 必要時応じて海外大学院出願にかかる費用(エッセイ作成の指導、出願費用など)、進学先決定のための現地調査費用(原則3カ所以内)は別途支援されます。 【大学院進学準備コース】以下を合計100万円以内 現地大学事前調査費用の実費(短期留学授業料、滞在費、渡航費、保険料など) 大学院入学対策費用の実費(語学教室、エッセイ作成指導費用など) https://www.toyotariken.jp/overseas/support/ https://www.toyotariken.jp/overseas/preparation/ 江副記念リクルート財団: リクルートスカラシップ学術部門【ファウンデーション/学部/大学院】 ファウンデーションコース、学士課程、修士課程、博士課程のいずれかに正規留学し、理系分野限定の奨学金です。合格すれば奨学金は2年間支給され、その後も更新審査合格すれば最長27歳まで受けられます。また、既に留学を始めていても応募可能です。 申請時期、流れ 7月~9月に申請し、その後書類選考通過者に通知されます。プレゼンテーション・面接の最終選考(オンライン/一人30分程度)は11月に実施されます。採否結果は11月下旬に通知されます。 対象大学 QS/THE世界大学ランキングで上位30位以内の大学もしくは分野別で上位30位以内の学部が対象です。イギリスの場合、以下の大学が該当します。 【QS/THE世界大学ランキング上位30校以内にあるイギリスの大学(2026年版)】 Imperial College London(インペリアルカレッジロンドン) University of Oxford(オックスフォード大学) University of Cambridge(ケンブリッジ大学) University College London(ユニバーシティカレッジロンドン) University of Edinburgh(エディンバラ大学) 【部門別ランキング上位30位以内にあるイギリスの大学の分野で、全体ランキングでは上位30位になかった大学のみ抜粋】 QS分野別世界ランキングのLife Sciences & Medicine分野: King’s College London(キングスカレッジロンドン) The University of Manchester(マンチェスター大学) ※QS分野別世界ランキングのEngineering & TechnologyとNatural Sciencesの上位30位以内には全体ランキング上位30位に入らないイギリスの大学はありませんでした。 THE分野別世界ランキングのClinical & health分野: King’s College London(キングスカレッジロンドン) ※その他の分野(Computer science/Engineering/Life sciences/Physical sciences)では全体ランキングの上位30位以内に入らなかった大学はありませんでした。 世界大学ランキングについてはこちらの記事をご覧ください↓ https://jp.education-moi.com/article-54 https://jp.education-moi.com/article-56 応募書類 学部に入学する/既に対象大学に在籍している/大学院に在籍・進学するという立場の違いによって提出書類が異なります。 【学部に入学】 氏名、生年月日などの基本情報 大会・コンテストでの表彰や資格等の実績 出願校3校まで(もしくは入学が決定した大学) 語学力スコア 高校在学全期間の学業成績 学びたい学問と現在の志望大学を選んだ理由(300文字以内) 10年後のキャリアビジョンとそのために大学で何を成し遂げたいか(300文字以内) 2026年の目標、それを達成するためのプロセス(500文字以内) これまでどのように困難を乗り越えてきたか(300文字以内) あなたのユニークネスを表すエピソード(300文字以内) 担任もしくはそれに類する教員からの推薦状 課外活動団体の指導者・主催者からの推薦状 【2年・3年に在籍・編入】 氏名、生年月日などの基本情報 大会・コンテストでの表彰や資格等の実績 大学在学期間の成績表をGPA 4点満点に換算したもの 学びたい学問と、現在の大学を選んだ理由、学びの進捗(300文字以内) 10年後のキャリアビジョンとそのために大学、またその先の大学院で何を成し遂げたいか(300文字以内) 2026年の目標、それを達成するためのプロセス(500文字以内) これまでどのように困難を乗り越えてきたか(300文字以内) あなたのユニークネスを表すエピソード(300文字以内) 現在通っている教育機関の主な主旨同教授の推薦状1通 【大学院に在籍・入学】 氏名、生年月日などの基本情報 大会・コンテストでの表彰や資格等の実績 出願予定校5校 語学力スコア 大学卒業時の成績表をGPA 4点満点に換算したもの ※学業成績審査あり 進学を希望する大学院および研究室(既に在学中の方は現在の大学院および研究室)を選んだ理由(300文字以内) 10年後のキャリアビジョンとそのために大学院で何を成し遂げたいか(300文字以内) 2026年の目標、それを達成するためのプロセス(500文字以内) 現在の研究内容について(300文字以内) あなたの研究が現在抱える課題とその克服のためにどのような独自の工夫をしているか(300文字以内) あなたのユニークネスを表すエピソード(300文字以内) 現在通っている教育機関の主な主旨同教授の推薦状1通 募集人数 5人程度 支給額/期間 学費実費と月額固定の生活費を年間上限68,000ポンド(約1462万円※)とし、生活費は最大年間20,400ポンド(約438.6万円※)。支給期間は2年間。その後は毎年行われる更新審査に合格すれば27歳まで奨学金が支給されます。 ※1ポンド=215円で換算 応募要件: 英語レベル IELTS 7.0以上 https://www.recruit-foundation.org/scholarship/academic2026 重田教育財団: 海外留学奨学金 海外の大学または大学院へ留学する方が対象です。また、残りの在学年数が2学年以上が条件です。イギリスの大学院のほとんどが1年間であるため、対象外となります。 申請時期、流れ 5月~6月に応募し、一次選考(書類選考)が行われます。書類選考通過者にはオンライン形式で二次選考(面接選考)が行われ、最終結果は8月下旬に通知されます。 応募書類 奨学生願書 在学証明書または卒業(修了)証明書 成績証明書 合格通知書または入学許可書の写し 学生ビザの写し 語学力を証明できるもの 住民票 所得を証明する書類 個人情報取り扱いに関する同意書 募集人数 5人 支給額/期間 年額22,000ドル(352万円※)を2年間給付されます。 ※1ドル=160円で換算 https://s-ef.or.jp/scholarship/ イギリスの交換留学生向けの奨学金2選 ここからはイギリスに交換留学する際に申請できる奨学金を説明します。 トビタテ!留学JAPAN新・日本代表プログラム これは官民協働海外留学支援制度で、審査が厳しく倍率が高いものの、採用されれば「日本代表」として留学することができ、かなり手厚い支援が受けられます。「イノベーションコース」「STEAMコース」「ダイバーシティコース」の3つに分かれて募集されます。 申請時期、流れ 在籍大学を通じての応募で、個人で応募することはできません。書類審査を経て、4月下旬に結果が通知され、面接審査が5月に行われます。採否の結果通知は6月中旬に行われます。 応募書類 留学計画書 受入機関情報及びスケジュール 留学計画の実現可能性 アンバサダー活動及びエヴァンジェリスト活動 自由記述書 受入機関の受入許可書 募集人数 「イノベーションコース」は50人、「STEAMコース」と「ダイバーシティコース」はそれぞれ100人。 支給額/期間 月額16万円及び留学準備金として35万円が支援されます。また、授業料を支払う必要がある場合は30万円の支援が受けられます。 https://tobitate-mext.jasso.go.jp/newprogram/uv/ 業務スーパージャパンドリーム財団: 留学支援事業 この奨学金の採用人数が約800人と多く、支給額が高いのが特徴です。留学の時期によって年に2回募集されます。こちらもトビタテと同じく在籍大学を通じて申請します。 申請時期、流れ 【1回目募集】1月に応募し、一次選考(書類審査)の結果は3月中旬に通知されます。二次選考(面接審査)は3月下旬に実施され、結果は4月下旬に通知されます。 【2回目募集】7月に応募し、一次選考(書類審査)の結果は9月中旬に通知されます。二次選考(面接審査)は10月に実施され、結果は11月中旬に通知されます。 応募書類 語学資格証明書 在籍証明書 学業成績証明書 現在履修中の科目がわかる書類 指導教員推薦書 ボランティア参加証明書(ある人のみ) 募集人数 年間約800人 支給額/期間 月額20万円。留学一時金25万円 応募要件: 英語レベル、成績基準 Academic IELTSのOverallは5.5以上。成績係数2.5以上(3点満点) https://www.kobebussan.or.jp/support/study_abroad.php 「高い」で諦めない!奨学金がイギリス留学を現実にする第一歩 この記事でご紹介したように、さまざまな団体が奨学金を提供していて、留学しやすくなりつつあります。そのため、イギリス留学の経済的負担だけで留学を諦めるのは早いです。 留学に対する熱意としっかりとした志望動機があり、成績が優秀であれば奨学金を受けるチャンスがあります!未来は自分次第でどうにもなると思いますので、金銭面だけを理由に留学を諦めないでほしいです。 気になる奨学金の募集要項の条件などを確認し、それをクリアするためにできることから動き出しましょう。皆さんの留学生活を応援しています! PASSPORTERのコミュニティには奨学金を獲得して留学をしている先輩も多数います。SNSでは私たちへのご質問・ご相談を受け付けています。奨学金獲得に向けての準備やアドバイスが欲しい方は、お気軽にメッセージください!

オックスフォード発祥のPPEをキングスカレッジロンドンで学ぶ|1年目で履修した科目

こんにちは!キングスカレッジロンドン(KCL)でPPE(哲学・政治学・経済学)を学んでいるAyanoです。2025年の秋に入学し、これまでに2学期間の授業を終えました。3学期は試験のみのため、1年次のカリキュラムはひと通り履修したことになります。 今回は私が1年生で学んだ内容を紹介していきます。 キングスカレッジロンドンで学ぶPPE(哲学・政治学・経済学)とは? オックスフォード大学発祥のコース PPE(Philosophy, Politics and Economics)は哲学・政治学・経済学の3つの分野を組み合わせて、社会の仕組みを多角的に考えることを目的とした課程です。もともとはUniversity of Oxford(オックスフォード大学)で始まったコースですが、現在ではイギリスの大学を中心に、ヨーロッパの他地域などでも提供されています。 理論的な哲学、政治の仕組み、そして経済学的な分析の3方向から考える力を養える学問なのが特徴的です。2年生以降は3つの学問のうち2つに絞る人が多いです。1年生では広くこれらの基盤を学びつつ、ある程度の専門性も得られるのが魅力的かなと思います。 同時に3つの学問を学べるPPEの魅力 私がPPEを学びたいと思った理由はいくつかあります。 まず、もともと飽きっぽい性格なので、ひとつの分野に絞るよりも、幅広く学べる点に魅力を感じたからです。また、私は将来やりたいことが明確に決まっていないので、幅広く社会科学分野を学ぶことでキャリアの選択肢を幅広く残せるのではないか、と思ったのも理由のひとつです。 授業が行われるキングスカレッジロンドンのキャンパス 学部課程に進学する前のファウンデーション*では、実際の社会問題がどのように3分野にまたがっているのかを学ぶことができ、さらに興味が深まりました。 環境問題はその一例です。政治学では「どうルールを作るか」「国の介入の範囲」を、経済学では「環境保護と経済成長の両立方法」などを考えます。哲学では「何が正しいか」という価値判断が問われ、経済成長の重要性そのものも議論の対象になります。 環境問題の例に限らず、多くの社会問題は多面的です。もちろん、PPEの3分野だけで社会の複雑さをまかなえるわけではありませんが、それでも1つの視点だけでは捉えきれない問題について考える力を養えるのが、PPEの面白さだと感じました。実際に1年間学んでみて、「社会をどう見るか」という視点が鍛えられていると感じています。 *ファウンデーションコースって何?と気になる方は最後に貼っている過去記事をチェックしてみてください キングスカレッジロンドンのPPE: 1年間で実際に履修したモジュール ここからは、私が1年生で学んだことを紹介していきたいと思います。 まず私が今年度履修したのは以下のモジュール(科目)です。 Comparative Politics(比較政治学) Introduction for Economics(経済学入門) Introduction for Philosophy(哲学入門) Political and Economic Philosophy(政治哲学・経済哲学) Quantitative Methods(定量的手法) 最初の3つは1年(2学期分)を通して学びました。最後の2つのみ1学期分だけの科目で、かつPPE生だけに提供されている科目です。Quantitative Methodsに関しては似たような内容のモジュールが他コースでも提供されていますが、この科目はPPE生向けのようです。 1学期あたり4つのモジュールを履修する仕組みとなっています。1年次に取る科目は全て必修となっていますが、2年生以降の必修科目は1つだけで、それ以外は幅広い科目から選べるようになっています。 Comparative Politics(比較政治学) 比較政治学という名前ですが、他のモジュールと同じように政治学入門のような感じで、政治について幅広く学びました。名前の通り、複数の国や地域を“比較”分析します。特に政治体制・制度・プロセス・政治の結果などに着目し、特定の国だけでなく地域や時代を超えて通用する「普遍的な理論」を構築するのが目的です。ここでは主に「国内政治の比較」に焦点を当てています。 特に面白いと思ったのは、国ごとに違う条件があるから、違う答えを生んでいるということです。例えば同じ民主主義の中でも、国の運営の仕方にはその国の背景(歴史・民族などの社会構成・価値観・目的など)が反映されていて、異なる制度が採用されているのが印象的でした。 Introduction for Economics(経済学入門) この科目では1学期にミクロ経済学、2学期にはマクロ経済学といった構成で、経済学の基礎を幅広く学びました。 PPEの経済学のセミナーの様子 ミクロ経済学では、個人や企業がどう行動するかを学びました。その後のマクロ経済学では、GDPやインフレ、金融政策など、政策まで視点を広げて学ぶことができ、より面白く感じました。 一方、経済学では一つの変化が次の変化を生み、それがさらに別の影響につながっていくというような、影響が連鎖している考え方が多く、因果関係をずっと考え続けることに難しさも感じました。 Introduction for Philosophy(哲学入門) この科目は全部で20週間分の授業を5週間ずつに分けて、順にLogic(論理学)、Ethics(倫理学)、Metaphysics(形而上学)、Epistemology(認識論)の4分野を学びました。 論理学は正しい議論構造を学ぶ分野なので、哲学の基礎として最初に学びました。哲学という分野の中でどういう論理や議論の構造が「有効」と見なされるのかを学んだため、その後に学んだ他の哲学分野でもベースとなる考え方でした。数学のような証明も行うのですが、難しくて期末試験が不安です。 PPEの論理学の勉強 PPEの論理学の講義の様子 続いて倫理学は「何が正しいのか」という価値判断の基準を複数の理論を比べながら学びました。 2学期に学んだ形而上学と認識論はどちらも抽象度が一気に上がり、セミナーでの内容も難しくなったように思います。形而上学は「根本的な性質や存在の仕組み」を考える分野です。「時間や空間はどんなものか?」「物事の原因や性質はどう決まるのか?」といった質問を考えます。ある現象の前提を疑うような分野です。 そして認識論では名前の通り「人はどうやって物事を知るのか?何をもって“知っている”と言えるのか?」ということについて考えます。もっと具体的に言えば、「知るとは何か?」「誰かが正しいと信じることは本当に正しいのか?」「知識になるための構成条件」など、知識に関する根本的な問いです。 形而上学や認識論では、「どこまでが自分自身のアイデンティティなのか?」「どういう性質を持って私自身が私になるのか?」「自分の内と外の世界について」などについて考えました。ずっと当たり前だと思っていたことを新たに理論を用いて考えるので、今までの前提がまた揺らいだような感覚になることも多くありました。 「哲学を学ぶ」と聞くと、有名な古代ギリシャの哲学者などのアイディアを学ぶのを想像するかもしれませんが、実際はもっと論理的に話が進み、知識的な学びはごく一部でした。実際この科目では、哲学者の名前に沿って学ぶのではなく、アイディアや理論ベースで学ぶ現代的な手法をとっているのが特徴的です。1年間の哲学の授業を通して、いまだに私は「プラトンやアリストテレスが何をしたか?」「一番お気に入りの哲学者は誰か?」などといった質問にははっきり答えることができない状態です。 しかし、それより先に哲学的な問いに対して自分で考え議論し、論理的に自分の考えを構築する力を身につけられたと実感でき、それが最もKCLの哲学の授業で気に入っている点です。 Political and Economic Philosophy(政治哲学・経済哲学) この科目は1学期の間だけ学んだ科目です。名前の通り、政治・経済のテーマを哲学的なアプローチで考える科目でした。例えば、「政府はどこまで介入するべきなのか?」「平等と自由のトレードオフ」「富の分配は何を基準に決めるべきか?」などの質問について考えました。実際の哲学の授業で学んでいることを、現実の政治・経済に応用するような学びだったように感じます。 例えば、実際に私は民主主義は良い政治体制だと思っていましたが、この授業では「何を持って民主主義をよしとするのか?」ということも考えたので、新鮮に感じ楽しかったです。 Quantitative Methods(定量的手法) 最後に定量的手法です。このQuantitative Methodsという名前ですが、統計学を基礎にしたデータ分析の授業と言った方がわかりやすいかもしれません。確率や統計、Stataというデータ分析や統計処理を行うツールを使って、コーディングを学びながら、実際にデータを分析するツールにも慣れていきました。学期末にはStataを使って与えられたデータを分析するコースワークもありました。 Quantitative Methodsで出されたデータ分析のコースワーク この画像はコースワークのうちのStataを使った流れがわかるようにコマンドを書いたファイルです。これとは別にStataを使ったデータの分析結果を書くファイルも提出しました。 政治学や経済学は社会科学の分野であり、社会科学自体が「社会やその中での現象を“科学的な手法”を用いて客観的に解明する」学問分野であるため、定量的手法をPPEの1年次必修として組み込まれているのかなと感じます。 キングスカレッジロンドンのPPEで1年目の学びを通して PPEでの最初の1年は、大変な時の方が多かったように感じますが、それでも多くのことを幅広く学ぶことができ、充実した学びでした。毎回の授業の分野がガラッと変わるのが普通なので、複雑に感じることもありましたが、1年次での学びを基礎に、2年次以降、もっと深く学びたいことを絞っていけるのがとても楽しみです。 キングスカレッジロンドンのキャンパスがあるロンドンの景色 KCLのPPEについて特に気に入っているのは、哲学モジュールが知識習得よりも、「考えることそのものを鍛える」方向で授業が進んでいったこと、そしてPPE生向けの独自科目があることで、単なる入門ではなく、PPEらしい横断的な学びを1年生から経験できることです。セミナーも1クラス約10人と規模が小さく、ディスカッションに参加しやすいのも良かったです。どのセミナーでも、学生自らが学んだ知識をもとに議論することができました。 1年生での学びを通して、PPEでは単に知識を得るだけでなく、「社会をどう見るか」「どう考えるか」を深めることができると感じます。ちょうどこの春は2年次のオプショナルモジュールを選ぶ時期なのですが、これから2年生でさらに学びを深め、より専門的なテーマに取り組めるのが楽しみです。 最後まで読んでくださりありがとうございました。これからPPEや似たような社会科学分野に進もうとしている方にとって、実際の学びやイメージが少しでも参考になれば嬉しいです。皆さんの挑戦を応援しています! キングスカレッジロンドンGlobal Politics and Social Sciencesのファウンデーションコースで履修した授業や学部への進学方法についてはこちらをご覧ください↓ https://passporter-media.com/articles/41/ 日本の高校からキングスカレッジロンドンのファウンデーションコースへの進学についてはこちら↓ https://passporter-media.com/articles/30/ https://passporter-media.com/articles/49-kcl-foundation/

King's College Londonに入学!新入生の1週間どう過ごした?

こんにちは、キングスカレッジロンドン(KCL)のAyanoです。 私が通っているKCLでは、実際に授業が始まる週の前に、1週間「新入生オリエンテーションウィーク」のようなものを設けています。この週では自分のコースの説明会や、サークルを紹介するWelcome fairをはじめとした大学のイベントがたくさん開催されていました。今回はロンドンに到着してからの最初の1週間をどう過ごしていたのかを紹介していこうと思います。 キングスカレッジロンドンの最初の1週間 大学寮の入寮日は、オリエンテーションウィークが始まる直前の週末でした。学生のほとんどがこの週末に入寮するため、寮内でのウェルカムイベントもこの週末にありました。アイスブレーカーや、ピザパーティーなどがあったと思います。また寮は早期入寮することもできます。 キングスカレッジロンドンのAtlasに入寮! 入寮してからは日用品を買ったり、持ってきた荷物を片付けたりする必要があるので、大学が始まる数日前にはロンドンへ来ておくといいのかなと思います。入寮日に寝られるように、寝具や枕などは事前にオンラインで注文し、入寮日までに届くようにしておくのがおすすめです。 オンラインで注文しておいた荷物 寮のルーフトップからの景色が綺麗だったのがお気に入りです! 大きめのスーパーが近くにあれば、食料品だけでなく、フライパンや食器などのキッチングッズのほか、タオルなどの日用品も売っていますし、今はロンドン中心部にIKEAもあるのでおすすめです! コースの説明会とオリエンテーション 最初の1週間では、どのコースも説明会のようなものを行います。オンラインと、キャンパスでやるものがあります。私がファウンデーションの時は、説明会はオンラインで、その後に対面でオリエンテーションイベントがありました。1年後の学部課程の説明会ではキャンパスで行われました。 対面のオリエンテーションで配られたお菓子 キングスカレッジロンドンのコース説明会 ファウンデーションの時は学部課程の進学までの流れを中心とした説明でしたが、学部課程の説明会では3年間のコースを通しての説明で、卒論の流れや、交換留学についてなども説明がありました。まだ授業が始まっていない時期なので少し緊張もありましたが、説明会に参加して「いよいよ大学が始まるんだな」という実感が湧きました。 学生証の受け取りと事前の予約手続き 学生証の受け取りは事前に予約する必要がありました。学生証受け取り予約にはイギリスに到着していることを証明するため、パスポートのスタンプや航空券を大学側へ送った気がします。 新学期の間は学生証がなくてもキャンパス内に入れるように手続きをするブースがあるので、それがキャンパス内にあるうちに学生証の受け取りを済ませておくと楽かなと思います。 学生証をもらいにキングスカレッジロンドンのキャンパスへ! キングスカレッジロンドンの学生証 キングスカレッジロンドンのWelcome fair 新学期に開催されるWelcome fairにも参加しました。これはSociety(サークル)などが集まってブースを作り紹介している新歓のようなイベントです。KCLには約400のSocietyがあります。スポーツの他、文化系やアカデミックなものもあります。 気になっていたサークルがあればこのWelcome fairで話を聞くこともできますし、私は行くまで知らなかったサークルも見つけたので面白いなと思いました。 キングスカレッジロンドンのWelcome fairの様子 キングスカレッジロンドンJapan Societyのブース キングスカレッジロンドンのWelcome fair会場に入るまでの長蛇の列 これはキャンパスではなくイベントスペースを借りて開催され、無料のチケットを事前に予約しておく必要があります。私は2、3週間前に予約していたのですが、ロンドンに来てからの予約だと売り切れになってしまうことがあるので、事前に予約しておくといいと思います。 またスポーツ系のサークルを中心に新学期が始まって最初の数週間はメンバーシップを購入しなくてもテスターのセッションやレッスンに参加することができます。その宣伝もここで行われていました。 最後に 最初の1週間は授業がないとはいえ、ロンドンでの新生活に慣れるのに大変だったなと思います。イベントや、荷物の整理など思っていたよりも忙しく過ぎていきました。新しい環境に慣れる時間でもあり、大学生活が始まる前の準備期間としてとても大事な1週間だったと思います。オリエンテーションウィークのイベントをうまく活用して、大学生活のスタートを楽しんでほしいなと思います。 最後まで読んでいただきありがとうございました!みなさんの留学を応援しています! https://passporter-media.com/articles/49-kcl-foundation/

イギリスのファウンデーションコース|現役KCL生が日本の高校から進学するまで

こんにちは、キングスカレッジロンドン(KCL)のAyanoです。今回は日本の高校からイギリスのファウンデーションコースに進学するまでの各段階でどういう準備をしたのかを紹介していこうと思います。 ファウンデーションコースとは? ファウンデーションコースは、日本の高校など、イギリスの大学入学資格(A-levelやIB)を持っていない高校を卒業した生徒が、イギリスの大学に進学するために必要な準備をする1年間のプログラムです。 このコースでは必要な英語力に加えて、学部課程で希望する専攻に近い内容を学びます。 私が通っていた日本の高校の卒業資格では直接イギリスの大学の学部課程に進学できなかったため、高校3年生の時にファウンデーションコースに出願しました。 イギリスのファウンデーションコース: 出願準備〜合格まで 高校2年生の終わり〜3年生の春: 進学先決め この時期にイギリスの大学に出願することを決め、本格的に出願準備を始めました。ファウンデーションコースはイギリスの大学が提供しているものと、大学以外の教育機関が実施しているものがあります。大学が実施しているファウンデーションコースだと、ファウンデーションコースからその大学への入学がある程度保証されているため、そちらを選びました。 この時期はイギリスの大学を調べながら、 どういう大学に行きたいか 行きたい大学があればそこはファウンデーションコースも提供しているか そのファウンデーションコースから進学したい学部へ行けるか などを調べ、いくつか候補を絞っていきました。 当初は生活費が高いため予算的にロンドンは選択肢に入れておらず、最終的に進学し今も在籍しているKCLはもっと後になって出願することを決めました。 この時期に候補に入れていたのはThe University of Sheffield(シェフィールド大学)、Lancaster University(ランカスター大学)、University of York(ヨーク大学)などのファウンデーションコースだったと思います。 同時にIELTSの受験準備も進めていました。 高3の6月: IELTS受験 この時期にIELTSを受験しました。IELTSには主に2種類の試験があり、留学を目指す人が受けるIELTS Academicと移住や就労を目指す人が受けるIELTS General Trainingに分かれます。高2の時には現状を知りたいと思いGeneralのIELTSを受験しましたが、この時に受けたIELTSが初めてのAcademicでした。 ファウンデーションコースの場合は、英語要件がIELTS Overallで5.5〜6.0程度と、学部への直接進学要件に比べるとかなり低いのでありがたかったです。 この時Overallで6.5を取れたため、これ以降IELTSは受験していません。 IELTSの有効期限は2年なので、高校2年生ぐらいから早めに準備し受験しておいてもいいのかなと思います。 https://passporter-media.com/articles/8/ 高3の夏: Personal Statementや出願書類の作成 この時期は大学へ提出するPersonal Statement(パーソナルステイトメント)を書きました。私はUCASを経由して出願していないのですが、Personal Statementと同じようなものがファウンデーションコースの出願にも必要でした。 また10月ごろに出願開始となるので、高校側に必要な書類を依頼しました。予想の成績証明書や卒業見込証明書は日英両方で作ってもらい、英語での推薦書も依頼しました。推薦書は英語の先生に依頼しました。 私が通っていた高校から海外進学する人はほぼいなかったと思うのですが、それでも先生方が協力してくださり、とても恵まれたと思います。 高3の秋: イギリスの大学見学 この時期に、実際にイギリスの大学を見てみようということで、母と2人で1週間ほどイギリスへ行きました。出願する大学に実際に足を運んでキャンパスを見学しました。また、それまでイギリスに行ったことがなかったので、母とロンドン観光もしました。 見学したシェフィールド大学 見学したイギリスの大学の図書館の様子 そしてロンドンを観光する中で「ロンドンに住みたい!」と思うようになり、ロンドンにある大学にも出願することを決め、日本に帰ってきてから急いで出願準備を始めました。 当初は経済的な負担が大きくなると思いロンドンは避けていたのですが、やっぱりロンドンの大学に進学したいと両親に伝えたらあっさりとOKしてくれたので、最初から両親としっかり話しておけば良かったなと思っています。 ここで新しく出願することにしたのがQueen Mary University of London(ロンドン大学クイーンメアリー校)と、今通っているKCLです。 実は母とロンドン観光している時に、KCLのキャンパスのすぐ隣にあるCourtauld Galleryという美術館に行ったのですが、その時すぐ隣にあるKCLを見て、「これがロンドンの大学なんだ〜」とぼんやり思ったのを覚えています。その後実際にそこに出願し、通うとは思いもしませんでした。 キングスカレッジロンドンの隣にあるCourtauld Galleryに向かう途中 高3の12月: ファウンデーションコースへ出願完了 ロンドン以外のファウンデーションコースは全て出願が始まった10月ごろに願書を出しました。新しく出願することになったロンドンの2校には12月に出願して、この時期に出願は全て終わったという状態でした。 高3の2月: キングスカレッジロンドンからファウンデーションコース合格通知 2月上旬に第一希望にしていたKCLから合格通知が来たので、KCLに進学することにしました。ファウンデーションコースでも学部と同じようにConditional offer(条件付きオファー)という形でもらったのですが、その条件が「高校を総合成績4.0以上で卒業すること」だったので、問題ないだろうと思い、すぐにデポジットを払った記憶があります。 イギリスのファウンデーションコース: 受講開始までの流れ 高3の3月: キングスカレッジロンドンの寮の予約 確かこの時期に大学の寮のポータルがオープンしたので寮を予約しました。KCLの寮は一度予約してデポジットを払っても1回までなら変更可能ですし、8月ごろまでにキャンセルすれば、そのデポジットが返金される仕組みでした。そのためオファーを受諾するかわからなくても、とりあえず予約する人が多いのかなと思います。 どの寮にするか迷ったのですが、Atlasという寮にしました。 キングスカレッジロンドンのAtlasという寮の部屋(https://www.kcl.ac.uk/accommodation/residences/atlasより) 幹線道路沿いのため音が気になりましたが、綺麗な寮で駅や大型スーパーにも近くて良かったと思います。キッチンのみシェアのEn-suiteでした。 KCLはロンドンの他の大学と比べて、どの寮も大学まで少し遠い場所にあるのが残念です。私が住んでいたAtlasもZone 1にあるのですがキャンパスまでは電車を乗り継いで30分ほどかかります。 ロンドンのZone区分(https://www.graddinghomes.com/blog/uk/london-zonesより) もう少し通いやすい場所に寮を作ってくれたらいいのにと思っています。そのためか、1年生でもプライベートの寮やフラットに住んでいる人も意外と多かったです。 ファウンデーションコース開始前の7月: イギリス留学のビザ申請 渡航まであと2ヶ月となったところで、大学からCASが発行されビザ申請の準備ができたので、東京のビザセンターに行ってきました。ビザ申請は全て自分で行いました。日本人の場合、財政証明は基本的に必要ないため、特別に準備する書類もなくスムーズにできました。審査には3週間ぐらいかかると聞いていたのですが、5日ほどでビザが下りました。 この時に申請したビザはファウンデーションコース用のビザだったので期限が1年ほどです。そのため翌年、学部課程用にまたビザを申請したのですが、この時も5日ほどでビザが下りました。 多くのファウンデーションコースで同じかもしれませんが、KCLのファウンデーションコースでは、ファウンデーションコースが終わる日と、その後の学部が始まる日の間の日数の関係で、ファウンデーションコースが終わった後の夏休みにイギリス国内でそのままビザを申請することができません。そのため、ファウンデーションコースが終わった後はビザ申請のため日本に帰る必要があります。 https://passporter-media.com/articles/5/ ファウンデーションコース開始前の9月: いざ渡英! そして無事にロンドンへ向かうことができました!この時は、両親と一緒にロンドンへ来ました。両親は私の入寮の手伝いなどもしてくれました。また、一緒に大学周辺を散策したり、ロンドンを観光したりできてとても良かったです。 キングスカレッジロンドンのファウンデーションコース入学のため渡英 イギリスでファウンデーションコースを実際に受けてみて 日本の高校からの出願で大変だったのは、イギリスの大学に関する情報収集、共有し合える仲間が身近にいないこと、そして英語での書類作成に学校側も慣れていなかったことなどです。しかし、最終的にスケジュール的に問題もなく出願でき、今振り返ると意外となんとかなるんだなと感じます。 ファウンデーションコースで学ぶことで、英語でのエッセイやプレゼンなどの基礎的なスキルを身につけてから学部課程へ進学できるので、とても良かったと思います。 最後まで読んでいただきありがとうございました!みなさんの留学を応援しています! その後のファウンデーションコースでの学びや学部への進学プロセスについて気になる方はこちらの記事もチェックしてください! https://passporter-media.com/articles/41/

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