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キングスカレッジロンドン「リベラルアーツって何を学ぶの?」学科の先生インタビュー②

前回の記事ではKing’s College London(キングスカレッジロンドン)のDepartment of Interdisciplinary Humanities(学際的人文学部)のDeputy Director(副学科長)であるChristopher Holliday先生にリベラルアーツ教育についてのインタビューを行いました。

Christopher Holliday先生

キングスカレッジロンドンの学際的人文学部の副学科長。専門は視覚文化教育。リベラルアーツプログラムの創立に携わった教員の一人。University of Warwick(ウォーリック大学)でFilm and Television Studies(映画・テレビ学)分野のBA(学士号)とMA(修士号)を取得し、キングスカレッジロンドンでFilm Studies(映画研究)のPhD(博士号)を取得した。

リベラルアーツ特集の最終回となる本記事ではインタビューの続きをお送りします。リベラルアーツの学びとしての広がり、キングスカレッジロンドンでリベラルアーツを学習することの意義、そしてキングスのリベラルアーツ課程の卒業生の進路などについてお話しいただきました。

近年注目を集めているリベラルアーツ

前回の記事でChris先生へのインタビューを通じてキングスのLiberal Arts(リベラルアーツ)課程について詳しく聞きました。リベラルアーツでは学生は複数分野を自由に組み合わせて履修し、自分だけの学位を“キュレート”する学び方が特徴で、分野横断的な「つながり」を考える力が養われます。必修のコアモジュールでは、概念やテーマを通じて多様な視点から議論することを重視しており、知的好奇心を刺激する設計になっているということを教えていただきました。

Yuki
Yuki

リベラルアーツはアメリカ発祥の学問ですが、ここ最近イギリスはもちろん日本でもリベラルアーツ教育を取り入れる大学が多くなってきたなと感じます。先生にとってリベラルアーツ教育が世界に広まっている理由はなんだと思いますか?

一つの分野に絞り込まない学際性

長い学問の歴史の中で、Single honours(単一専攻課程)のような「一つに分野を絞り込む」はむしろ最近の考え方なんです。

人間はもっと知的好奇心が旺盛な生き物だと思っています。それなのに、17歳や18歳という若い時期に、「この3年間はこの一つの分野だけ」というものを決めさせるのは大きすぎる決断ですし、少し早すぎるかもしれないです。そんなに若いうちに、なぜ自分を無理に限定しなければならないのか、と。それがリベラルアーツのInterdisciplinary(学際的)な考え方が学生に響く理由の一つだと思います。

リベラルアーツの授業が行われたキングスカレッジロンドンのStrand Campus
リベラルアーツの授業が行われるキングスカレッジロンドンのStrand Campus

学生は、まだ世界のことも、自分自身のことも模索している段階にいます。私たちはそういった学生たちに選択肢を広く持てるようにしておくことが大事だと思っています。彼らが「無理やり一つの学問に押し込められている」と感じないようにする。もちろんリベラルアーツでも一つか二つの分野に集中することはできますが、最終地点を変えたくなった時のために選択肢を開いておくことができるんです。

単一学問だけでは社会課題を解決できない

そしてもう一つは、現実の社会にある多くの課題を解決するには、学際的な発想が必要とされているという点です。

今の社会に存在する課題は一つの分野の知識や一つの利害関係者だけでは解決できません。複数の分野を横断して考えられること、異なるオーディエンスに向けて同時に発信できること、そういう力が必要です。ですから、こうした学際的な学位プログラムは、社会の現実によりしっかりと結びつけるよう作られています。

決して「専門性を平板化する」ことが目的ではなく、むしろ自分の専門分野は自分が思っている以上に他分野を横断できる、ということを学ぶのです。それが学生を訓練する上で大切なんです。

現代の世の中はかつてないほど複雑になっていて、そこから生まれる課題は、一つの学問だけの視点で簡単に解決できるものではありません。だからこそ、学際的な枠組みや視点を学生に身につけてもらい、それを実際の社会の中で応用できるようにする。そういった教育が、これからの世界にますます必要とされるのだと思います。

イギリス、そしてキングスカレッジロンドンでリベラルアーツを学ぶ意義

Yuki
Yuki

なるほど。ではイギリス、そしてキングスカレッジロンドンでリベラルアーツを勉強するということは学生にどのようなものをもたらすと思いますか?

汎用性の高い人材を育成

イギリスのリベラルアーツの学位は、幅広いスキルを身につけて、非常に適応力の高い人材を育てるためのものになっています。その結果、様々な進路に進む可能性が開かれています。

授業中の様子
授業中の様子

そして汎用性の高い「批判的思考」「異なるオーディエンスに向けたライティング」「問題解決」「コミュニケーション」といったスキルも同時に養われます。

こうした学際的な学びに焦点を当てていること、それによって得られるスキルは、非常に高い就業適性を持つものになっていると思います。つまり、多様な分野を横断して考えることのできる柔軟性と多様性を得られることが強みです。

ロンドン全体をキャンパスとして活用

キングスのような場では、単なる知識の寄せ集めではなく、それらの知識を活かして実際に幅広い分野に進んでいけるようなリベラルアーツ教育を設計しています。特定の学問分野に加えて、メディアやコミュニケーション、クリエイティブ産業、教育、国際関係など、幅広い分野で学び、将来に備えることができます。

他にもキングスカレッジロンドンでは大学の立地を最大限に活かしています。イギリスでリベラルアーツを提供している大学は他にもありますが、クリエイティブ産業などと直接的なつながりを持ち、インターンシップのモジュールを提供できているところは多くありません。

文化施設との距離も近く、劇場や博物館、テート美術館で授業をすることもできます。それはロンドン中心部にあるキングスだからできる強みです。その強みを活かして私たちはロンドンという都市全体をキャンパスとして活用しています。

“Lives of London”モジュールが最初の実践の場

ロンドンは学際的学習の実験室のような場所で、少し歩くだけで、すぐに学際的な思考を必要とする対象に出会える場所です。

私たちは、ロンドンという都市を理解するにはどんな学問分野が必要なのかを学生に問いかけるようにしており、Lives of Londonというモジュールを1年次に提供しています。ここで学ぶのは単なるロンドンの地理や歴史などではなく、ロンドンという都市を通して、リベラルアーツ教育をどう展開できるのかということです。

だから、知的好奇心・探究心が旺盛な人にとって、ここでの学びは本当に価値のあるものになると思います。そして私たちはそういう学生に世界に出て変化を生み出してほしいと願っています。キングスでのリベラルアーツの学位は、まさにそれを可能にするための準備をしっかり整えてくれるものになっています。

Yuki
Yuki

Lives of Londonは僕の一番好きなモジュールでした。大学を卒業して、リベラルアーツの友達数人とまだ連絡をとっているんですが、彼らのお気に入りでもあったみたいですよ。あのモジュールはリベラルアーツそのものについて学べただけでなく、ロンドンに来て数ヶ月しか経っていない中で「自分自身について考えるための場所」を見つけられたように感じました。私にとって、大学1年目にあのモジュールを受けることができたことは本当にワクワクしましたし、刺激的でした。

このロンドンを学ぶというモジュールは過去に「主に留学生だけに向けてのものなんじゃないか」という批判が出たことがありました。もちろん留学生がこのモジュールから多くを学べるのは確かですが、当然ロンドンで育った学生にとっての学びの機会も含まれるべきだと思います。だからこそ“Lives of London”という名前をつけているんです。

ロンドンで育った人にとっての「地域としてのロンドン」とロンドンの外から来た人にとっての「ランドマークとしてのロンドン」は全く異なります。どこで育ったのか、どんな背景を持っているのか——そうしたことがロンドンでの経験を大きく形作るので、私たちはその点についてもきちんと考慮するようにしています。

リベラルアーツの学位全般に言えることですが、基本的に「世界で起きていることをリアルタイムで追っていく」ことが大事です。だからシラバスもその時々のロンドンで起きていることに合わせて更新します。例えば授業の一環でタイムリーな展覧会に行ったり、授業に合った演劇を観に行ったりします。そうやってコアモジュールを「世界に応答するもの」にしているんです。

Lives of Londonはその最たる例です。というのもロンドンを中心に据えているわけですから。都市というもの、特にロンドンという場所は常に変化していて、生き生きと動いている存在です。だからこそ私たち教員も、それに敏感である必要があるんです。

キングスカレッジロンドン: リベラルアーツ学生の進路

Yuki
Yuki

リベラルアーツ課程で今まで印象に残っている学生はいますか?卒業生の皆さんはリベラルアーツでの経験を活かして、どのような進路を進んでいますか?

正直なところ、私たちの学科は発足してからそれほど時間が経っていないので、卒業生の進路について把握できているのはまだ一部に限られます。それぞれがどんな分野に進んでいるのか、すべてはわかっていないんですね。

ただ、何人か印象に残っている学生はいます。例えばメガ・ハリシュはインドのバンガロール出身で、詩や散文を書くクィア※作家です。

※Queer(クィア)とは性的マイノリティを包括的に表す言葉。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーなど。作品のジャンルでもある。

彼女はキングスでのリベラルアーツの第1期生で、リベラルアーツソサエティの初代会長も務めていました。今も学生に向けてリベラルアーツの学位について話をしに戻ってきてくれることがあります。学科の立ち上げ期から関わってきた存在として、すごく印象的な人ですね。

それからレベッカ・ガイザー。彼女は5年ほど前に卒業したのですが、自分で劇団を立ち上げて「RJGプロダクション」という制作会社を運営しています。いくつか注目度の高いプロジェクトにも携わってきました。

今思い返してみると、彼女は音楽専攻でもなかったのは面白いですね。レベッカのように、入学時と卒業時で自分の将来のイメージが大きく変わる学生をよく見かけます。彼女の場合も、様々なモジュールを受講していく過程で、関心が大きく変わっていったんだと思います。

もうひとりはエマニュエル・ドット。私のアニメーションの授業を取っていた学生です。専攻は政治学で、副専攻として映画を選んでいました。エッセイの指導をしたこともあります。彼女は今、環境政策の分野で活躍していて、持続可能性に関する議論の中で大きな成果を上げています。

それにしても、学生たちが入学時に私が想像していたものとは全く違う進路に進んでいくのを見るのは本当に面白いことです。

Yuki
Yuki

本当に色々な学生がいて、先生としても彼等の進路を見届けるのは興味深いんじゃないですか

そうですね!様々な学生が集まって行われるセミナーが楽しいのはまさにその部分で、異なる伝統知を持った学生たちが集まるからこそ、議論がすごく生き生きとするんです。どんな視点が飛び出してくるか、教員側でも本当に予測できないんです。

「この仕事に同じ一日はない」とよく言われますが、本当にその通りで、特にリベラルアーツ課程ではまさにそうなんです。学生自身が日によって違う学部や学科の内容を取り扱っていて、同じ一日なんて存在しない。私たち教員チームとしても、その活気を強く感じています。

多様な視点が交差する教室から生まれる学び

Yuki
Yuki

先生は映画学科の授業も担当していたとのことで、その時とリベラルアーツの授業を担当するときの違いは感じますか

違いはいくつもあります。これはリベラルアーツの授業を行う時によくあることなんですが、どうしても自分の専門分野に引き寄せて話してしまいがちなんです。授業を作る時はそれを避けて、特定の分野に偏りすぎないシラバスを作らなければなりません。

リベラルアーツ授業へのこだわり

例えば、古典専攻の学生や政治学専攻の学生がいる中で、私が映画の例ばかりを使うと、映画を専攻していない、あるいは映画に興味のない学生を置き去りにしてしまいます。常にバランスが必要なんです。そのため、私たちのモジュールはチームティーチングで行うことが多いです。

キングスのリベラルアーツのオフィスがあるVirginia Woolf Building
キングスのリベラルアーツのオフィスがあるVirginia Woolf Building

異なる分野の教員が週ごとに教えるスタイルで、学生は複数の視点から学ぶことができます。私たち教員も自分の専門を活かしながら、授業全体が一方的に偏らないように心がけています。

授業を作る中で特に重視しているのがリーディングです。複数の分野からテキストを集め、特定の専攻に閉じない、学際的な視点を持った資料を用意します。もちろん、必要に応じて特定分野に即したものを選ぶこともありますが、基本的には異なる学問の交差点を意識しています。

リベラルアーツの教員としてのやりがい

正直なところ、リーディングを設計する作業は、私にとってこの仕事の中で最も好きな部分の一つです。教育者としてモジュールを設計するのは非常にやりがいがありますし、リベラルアーツだからこそ挑戦的でもあります。そして、普段は読まないような研究に触れられたり、一緒に教える同僚から専門的な知識を学べたりするのも、大きな魅力です。教員として、この学位プログラム全体は本当にやりがいのあるものです。

教員として学生を見てきた中で特に印象的なのは、学生が最初はこれを受けたいというモジュールのリストを持ってきても、卒業する時にはそのリストの中のモジュールを結局一つもやらなかったというケースですね。その間に自分の情熱を育てたり、新しい興味を見つけたりするんです。

リベラルアーツの一番大事な点はそこにあると思います。自分は何を知っているのか、その知識がどう変化していくのかを学ぶことができるんです。だから本当にやりがいがあります。それぞれの学生がこれまで辿ってきた学びのお祝いとなる卒業式は私の大好きな日です。

キングスカレッジロンドンのリベラルアーツの未来

Yuki
Yuki

先生自身、このキングスカレッジロンドンでのリベラルアーツの将来はどんなものになっていくと思いますか?

学生がより多くの分野を学ぶ機会を持てるように、様々な経路を開いて行きたいと思います。

特に今力を入れているのは大学院レベルでの発展です。現在、私たちは新しいリベラルアーツの修士(MA)課程を設計中ですが、そもそも「リベラルアーツの修士課程」とは何か、それはどうあるべきかという課題に直面しています。

修士課程は通常、学部課程より専門分野を絞っています。例えば映画を学び、修士課程でアニメーションや個別のジャンルを研究する、といった具合です。でも私たちは大学院レベルでそれをそのまま踏襲するつもりはありません。学際的な人文系として、幅広さを維持しつつ、学部課程の単純な再現にはならないようにしています。

つまり、「リベラルアーツのMAとは何か」「何を学生に訓練させるのか」「学部課程とどう違うのか」を真剣に考えながら設計しているんです。

もちろん、修士課程ができれば、その数年後には博士(PhD)課程の設立も考えていくと思います。MAについて今はあまり詳しく話せませんが、数年以内には形になると思います。そして、学部でリベラルアーツを楽しんだ学生が、そのまま修士課程に進めるような道も提供したいと思っています。キングスでのリベラルアーツの変化というものは、そこから生まれると思います。

リベラルアーツを志す人たちへ

Yuki
Yuki

それは楽しみですね!最後にどのような人たちにこのリベラルアーツが向いていると思うか、もしイギリスでリベラルアーツを勉強することを目指している人たちに何かメッセージがあったらお願いします。

まず、自分の知的好奇心に従うことはいつでも大事だと思います。もし興味を持っているものが一つの学問分野に収まりきらないなら、リベラルアーツ課程はまさにあなたのために作られていると言えます。

この学位は、Major(専攻)以外で厳密に決めなければならない部分は少なく、柔軟性が組み込まれています。もちろん、留学生にとっても同じことが言えます。1学期や1年間の留学などを通じて、様々な知的環境で学ぶことができ、異なる専門性や知識に触れることができます。

特定の分野の内容ももちろん学びますが、それと同時に「学ぶとはどういうことか」「学生であるとはどういうことか」を学ぶ機会にもなります。

自分の学位をどう組み立てるかを振り返ったり、大学という場を通して知識がどう生み出されるのかを理解したりするんです。私たちはモジュールやシラバス、リーディングリストが、学生にとって単に受け取って学ぶだけでなく、そこから自分で問いを立てて探究できるものにしているんです。だから特定の学問分野に収まる興味関心がない学生にとっても、リベラルアーツはとても適しています。

それに加えて、イギリスに来て異なる教育制度の中で学び、異なる専門性を持つ人たちから学ぶことができるのも大きな魅力です。そして、そうした学びを通じて、あなたもまた他の人に何かを教えることができる。そうしたグローバルな文化体験の質というものは重要で、まさに異なる専門性や世界の様々な地域から人々を集めて学ぶことを目的としています。

Yuki
Yuki

ありがとうございました!

さらに前回の記事はこちら↓

King’s College Londonについて詳しく知りたい人はこちら↓

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Imperial College Londonの方がより先生がストイックな気がします。短時間の授業で色々なことをカバーするので、スピードがとにかく速い。一方、キングスの先生は優しくて、ゆっくり丁寧に教えてくれたかな。他にもインペリだと、授業以外で数学に触れられる時間がキングスよりも多いです。他の大学との交流会があって、University of Warwick(ウォーリック大学)とお互いに研究内容を発表し合うイベントもありました。 Q:イギリスでの学びを通して、自分の中の価値観や姿勢が変わったと感じる部分はありますか? はい。特に「考えること」に対する姿勢が変わりました。やはり数学って「どう考えるか」「なぜそう考えたのか」というプロセス自体が凄く重視されます。学びを通じて、僕自身も単に答えを求めるのではなく、「問いを立てること」「考え続けること」の重要性に気づくきっかけになりました。同じ志を持った仲間が周りにいると、それだけでモチベーションが上がるし、日々の学習の刺激にもなります。教授のレベルも驚異的だったりします。すごい人は本当にありえないレベルです。どんな質問にも即座に正確に返してくれるんです。そういった本当に頭のいい人たちの中で学べるのは貴重な体験です。多文化環境の中で数学を学ぶことで、様々な価値観に触れ、自分の考え方も広がったなって感じます。 数学を学ぶ上で必要な特質 Q:数学を学ぶことに向いているのはどんな人だと思いますか? 僕は大きく分けて3タイプいると思います。一つ目は数学が好きな人。特に証明や定義、ロジカルな部分に面白みを感じる人。二つ目は数学が得意な人。これは他の分野に特に興味がないけれど、数学の力を何かに応用したいと思っている人です。僕が勉強した分野はPure Mathematics(純粋数学)でしたが、Mathsには他にもBiomathematics*やApplied Mathematics**みたいに色々な分野があります。Mathematicsは大学1年目で、他のNatural Science(自然科学)の分野で習う数学の内容を全部カバーしてくれたりするので、大学後のキャリアに繋げることもできたりします。そもそも論理を組み立てる力っていうのも養うことができますしね。で、最後は暇な人。 *Biomathematics=生物数学 - 生物学的現象を数理モデルや数式を用いて解析・予測する分野**Applied Mathematics=応用数学 - 現実世界の問題を数学的に定式化し、解決に導くことを目的とする分野 Q:笑笑 いや、でも本当に。究極的には、数学って紙と鉛筆と自分の頭だけで無限に楽しめる「最強の暇つぶし」なんです。広大なラボや膨大な量の本もいらないからコストがかからない。でも、その中でフェルマーの最終定理みたいな300年かけても解けない問題がまだ存在したり、Millennium Prize Problems(ミレニアム懸賞問題)という一つの問題に100万ドルの懸賞金がかけられていたりする世界なので、自分で考えて問題に挑戦すること自体が面白いっていうのはありますね。 Q:一緒に暮らしていて気づいたけど、すごい長い時間をかけて宿題とかやってるよね。1ヶ月間ぐらいあった試験期間とかは本当に大変そうなのが伝わってきました。 Mathsに興味ある人って、忍耐力が本当に必要だと思います。僕は一問解くのに3日ぐらいかかったこともあります。逆にそれぐらいかけて、解けなかったこともあります。問題を解いていくというプロセスを根気よくやっていかないと、数学が嫌いになることもあると思います。これだけ忍耐力が必要なのに試験になると、タイムリミットがある中で問題を解かないといけなくなるから、本当に試験が嫌いです。 Q:でも中学で初めて興味を持って、大学を経て大学院でも続けて勉強しているってことは本当にMathsに興味があるってことなんですね。 うん。ただ、試験はゴミです笑笑 Q:じゃあ最後に、好きな数字はなんですか? 2かな。まず2は最小の素数であること。2によって線分が成り立つこともあるし、自乗っていうのもすごく使いやすいのもある。んー、でもCharacteristics of field 2(標数2の体)の時はクソめんどくさいんだよな。でも、結局2なんだよな。 Q:やっぱりよくわかんないわ数学笑笑 文系の僕にとって、数学はずっと“遠い世界”でした。しかし、岡野くんとのインタビューを通じて、その世界が少しだけ近づいた気がします。 「深く考える」「論理を積み重ねる」「わかるまで粘る」。それらは数学に限らず、あらゆる学問や人生にも通じる価値かもしれません。 https://www.imperial.ac.uk/mathematics

イギリスのETAとは?申請方法や学生ビザとの違いを徹底解説

2025年からの新ルールにより、イギリスに入国するためにはETAの申請が必要になりました。ETAは、主に観光、イギリスに滞在する家族や友人の訪問、出張、短期留学をする人が対象で、取得すると最長6ヶ月間イギリスに滞在できます。 一方で、大学進学などで6ヶ月以上の就学目的でイギリスに滞在する人はこれまで通り学生ビザが必要です。  この記事では、「ETAがいる人、いらない人、学生ビザとの違い」についてわかりやすく解説し、ETAの申請手順についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。 イギリスのETAとビザの違いは? まず、ETAとビザは別ものです。  ・ETA: Electronic Travel Authorisation(電子渡航認証)  ・ビザ: Visa(入国・滞在許可証)  ETAは、日本人を含む「観光などで短期滞在するためのビザを必要としない渡航者」に向けた渡航認証です。対してビザは、就学や就労、居住、結婚などで一定期間の滞在を許可するものです。ETAよりも厳格かつ証明する必要書類も多く、プロセスや費用が違います。  違いについて、学生ビザを例に以下の表に簡単にまとめました。   ETA 学生ビザ 目的 観光、家族訪問、短期留学、出張など 就学 滞在期間 最長6ヶ月間 6ヶ月〜5年 有効期間 2年間 (この間何度でも入国可能) コース期間による 有効開始日 申請許可が下りた日 コース開始の1ヶ月前〜 申請料※£16(3,040円) £524(99,560円) + IHS(医療費) 年齢 すべて 16歳以上(4歳から17歳はチャイルド学生ビザ適用) 必要書類 少ない 多い ETAと学生ビザの違い ※申請料の金額は1ポンド190円で計算しています。最新の料金は英国政府機関公式ウェブサイトでご確認ください。  学生ビザを取得する人は、ETAの手続きをする必要はありません。 また、ETAは入国を保証するものではなく、最終的にはイギリス到着後の入国審査で判断されます。  学生ビザの申請について、詳しく知りたい方にはこちらの記事がおすすめです! https://passporter-media.com/articles/5/ イギリスのETAでできること&できないこと ETAがあれば6ヶ月間までイギリスに滞在できますが、その間にできることは限られています。 ETAでできること 観光、家族や友人の訪問、出張、短期留学  イギリスの空港を通過、入国をする乗り継ぎ(一旦入国して荷物をピックアップし、乗り継ぎ便のチェックインをする場合など)  クリエイティブワーカービザ保持者が特例を利用し最長3ヶ月間イギリスに滞在  特定の分野(スポーツ、音楽など)の専門家として、あらかじめ許可されたPermitted Paid Engagement(短期的な有給の活動)に参加し報酬を得ること  ETAでできないこと イギリスに居住  6ヶ月を超えてイギリスに滞在  イギリスの企業で有給・無給の仕事をしたり、自営業者として働いたりすること  生活保護や住宅手当など、国や自治体からの支援金を受け取ること  結婚またはシビルパートナーシップを登録、申請  ETAはなぜ始まった?  日本国籍保持者に対しては、2025年1月8日からETAが必要となりました。 ETA導入の目的は主にセキュリティーを強化するためです。すでにアメリカやカナダなど複数の国で電子渡航認証をはじめており、馴染みがある人も多いかもしれません。  イギリスでも渡航者に関する情報を事前に把握し、犯罪抑止力を高める狙いがあります。実際にETAの申請手続きのなかには犯罪歴についての質問があります。それにより、危険人物をいち早く特定し、犯罪を未然に防ぐことを目指します。  「ETA or ビザ」どっちが必要?確認方法 ビザを取得している多くの人はETAが必要ないとお伝えしましたが、ケースによってどちらがあればいいのかを政府機関公式ウェブサイトで簡単に確認できます。  例として、渡航目的を「就学」とした場合には、以下のような流れで誘導されます。  ①: 「スタートボタン」を押す  ②: 国籍選択  ③: 渡航目的を選択  ④: コース期間を選択 ⑤: コース期間次第で「ETA」もしくは「各種学生ビザ手続きページ」へ進む  イギリスETA申請の流れ  ここからは、実際にETAを取得するために何が必要なのか、どういった流れで申請するのかを解説していきます。 ETA申請に必要なものは? 渡航に使用するパスポート  メールアドレス  クレジットカード/デビットカード/Apple Pay/Google Payのいずれか  申請料£16(3,040円)  注意点 申請料金は返金されません。  16歳未満の手続きには保護者の同意書がいります。  ETAの有効期間はパスポート残存有効期限内です。パスポートの有効期限が残り少ない場合は、ETAの有効期間が短くなってしまいます。  イギリスETA申請手順は?  手続きは専用アプリか英国政府公式ウェブサイトから行います。政府機関Home Office(ホームオフィス)のYouTube動画では、スマートフォンでの手順をわかりやすく説明しています。 https://youtu.be/uG1zaOMl63M?si=uUFhIt6mgAhXKnLa 政府機関Home Office(ホームオフィス)提供のイギリスETA手続きに関する動画 ビデオの内容をまとめると…  UK ETAアプリをスマートフォンにダウンロード(公式ウェブサイト上のQRコードをスキャンするか、Google PlayストアまたはApp Storeからダウンロード) ※スマートフォンを持っていない人は、公式ウェブサイトから手続きできます  パスポートの顔写真ページをアップロード  スマートフォンをパスポートにかざしてICチップを読み取り  本人確認のため、スマートフォンで自分の顔をスキャン(9歳以下のこどもはスキャン不要)  スマートフォンで写真撮影(パスポートの顔写真撮影ルールと同様)  住所、職業、犯罪歴等の質問に答える  クレジット・デビットカードで支払い(Google Pay、Apple Pay可)  申請受付メールにて参照番号を受信  3営業日以内にETAがパスポートとリンク  このように、ETAの手続きは簡単かつスピーディーです。入国にはパスポートがあればOKです!  いざイギリス入国!ETA保持者の入国審査  イギリスの空港に到着したらまずは入国審査があります。2025年現在、イギリスの空港では日本パスポート(ICチップ搭載)保持者は自動ゲートを利用できます。  自動ゲートの利用方法  日本はEU、アメリカ、オーストラリア、韓国などと同じレーンが用意されているので、国旗のマークを目印に進みましょう。空港にはいくつもの自動ゲートの機械が設置されており、通常、ホリデーシーズンなどの混雑時以外はそれほど待ち時間が長くない印象です。  各自動ゲートの空き状況は、緑か赤マークの点灯で確認できます。緑のマークが点き、ドアが開いてゲートに入ると、目の前のスクリーンに、パスポートの顔写真ページを下にしてスキャンする指示が映し出されます(パスポートのカバーは外しましょう)。それに従い、帽子やマスク、サングラスやメガネを外した状態でまっすぐカメラを見つめると、自分の顔がスクリーンに映ります。  パスポートを伏せたままにし、動かずしばらくすると、ゲートが開くのでパスポートを手にとって進みます。これで入国審査は完了です。  自動ゲートが開かない?有人カウンターでの入国審査 ETAがあるのに、機械の不備やなんらかのトラブルで自動ゲートが開かない場合があります。そのようなケースでは、係員に有人のカウンターで入国審査を受けるよう指示されます。指紋認証やいくつかの質問により入国が許可されれば、パスポートに入国のスタンプが押されます。※自動ゲートではスタンプは押されません。  イギリスのETAについてよくある質問 QETAはいつまでに申請すればいいですか?A 明確にいつまでという情報はありませんが、出発までに前もってETAを取得しておく必要があります。許可が下りるまで3日間かかるので、それを見越して入国に間に合うように申請しましょう。 Qサマースクールなどの短期留学への参加もETAは必要ですか?A はい。6ヶ月未満の短期留学であればETAが必要です。当メディアを運営するモアエデュケーションでは、 サマースクールやスプリングスクールを含む短期留学のサポートを行っております。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。 https://jp.education-moi.com/summer-programs QETAがなくてもイギリス行きの飛行機に乗れますか? A 乗れません。ETAの承認がないと搭乗を拒否されますので、渡航直前ではなく余裕を持ってETAをとっておきましょう!  QETAとStandard Visitor Visa(スタンダードビジタービザ)の違いはなんですか?A 対象者や性質が違います。スタンダードビジタービザはETA対象国以外の国籍を持った人がイギリスに渡航する場合や、過去に入国を拒否されたことがある人などが対象です。申請料は£127(24,130円)で、ETAより高いです。※1ポンド190円で計算しています。 QETAがいらない人は?A イギリスまたはアイルランドのパスポートを所持している人や、ビザをすでに取得し、イギリスでの居住、就労、就学の許可を得ている人です。 Qパスポートを更新したらETAはどうなりますか?  A ETAの期限は残っているのにパスポートの有効期限が切れてしまったらETAも無効になります。再度イギリスに入国したい場合は、更新後の新しいパスポートでETAを取得し直す必要があります。  QETA申請が却下されたらどうなりますか?A ETAではなくスタンダードビジタービザやほかの種類のビザを検討しましょう。  入国ルールは常に最新情報をチェックしよう!  少し前まではパスポートがあれば短期滞在でイギリスに入国できた日本人も、今ではETAの取得が必須となりました。 特に留学生においては、就学期間や状況によってETAなのか学生ビザなのか変わります。ご自身がどちらに当てはまるかは、英国政府公式ウェブサイトでの確認がおすすめです。最新の情報には必ず目を通しましょう!  https://www.gov.uk/eta

【授業内容と学部進学方法】ロンドン大学ゴールドスミスカレッジのファウンデーションコース

こんにちは! Goldsmiths, University of London(ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ)でメディアを勉強しているKotokoです。 今回は日本の高校卒業後に受講したファウンデーションコースでの1年間をご紹介します。どんなことを学んだのか、英語力がどれくらい伸びたのかなど、リアルな体験をお伝えします! ※私が経験したのはGoldsmithsのファウンデーションコースなので、他の大学とは違う部分もあるかもしれません。あくまで1つの体験談として読んでもらえたらと思います! 前回の記事では、「ごく普通の高校生だった私がイギリスの大学に合格するまでの道のり」について書きました。まだ読んでいない方はぜひそちらもチェックしてみてくださいね! https://passporter-media.com/articles/14/ ファウンデーションコースとは? ファウンデーションコースは、主に留学生を対象とした、イギリスの大学に進学するための準備プログラムです。英語力や学問的な基礎を1年間かけて学び、大学の授業についていける力を養います。 イギリスの大学は通常、A-levelやIB(国際バカロレア)などの国際的な資格を入学基準としています。日本の高校卒業資格だけではそのまま入学できないです。そのため、多くの日本人学生はこのコースを経て進学します。 https://jp.education-moi.com/universities/uk/foundation ロンドン大学ゴールドスミスカレッジのファウンデーションコース キャンパスはロンドン郊外 私が受講したのは、ロンドン南東部にあるGoldsmithsが提供しているファウンデーションコースです。 キャンパスはOverground(地上を走る鉄道)のNew Cross駅から歩いてすぐです。ロンドン中心部からは電車で30分ほどかかります。近くにはRoyal Observatory(グリニッジ天文台)で有名なGreenwich Park(グリニッジ・パーク)があります。 住宅街に位置しているため、中心地ほど便利なわけではありません。その反面、落ち着いたローカルな雰囲気の中で大学生活を送ることができます。 ただし、夜は少し治安が悪いという声もあり、注意が必要なエリアだと感じます。 ロンドン大学ゴールドスミスカレッジのRichard Hoggart Building キャンパスの雰囲気と施設 Goldsmithsは、アート、デザイン、メディア、カルチャーなどクリエイティブな分野に強いことで知られています。それを体現しているように、キャンパス全体に自由な表現があふれています。壁にはアート作品が展示されていたり、学生によるエキシビションが定期的に開催されたりしています。 キャンパスの中心にはRichard Hoggart Buildingというメインの建物があります。それを囲むようにアート系やメディア系など、専門分野ごとに建物が分かれています。 私が所属しているメディア学科にはラジオ制作のためのブースなどがあり、技術的なスキルを学ぶ環境がしっかり整っています。 ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ: キャンパス内にあるラジオ制作のためのブース Richard Hoggart Buildingの隣には24時間利用可能な図書館があります。豊富な蔵書はもちろん、パソコンの貸し出しや印刷機、会議室なども充実しています。このように、学習をサポートする設備には困りません。 また、キャンパスの中央には芝生が広がっています。春から夏にかけてそこで昼食をとったり、お昼寝したりと、のんびりと過ごす学生が多いです。 キャンパス内にはいくつかのカフェがあります。中でもGoldsmiths Students' Union※(学生組合)が運営するカフェは、他のカフェよりも価格が手頃です。飲み物や軽食も美味しく、私のおすすめスポットです。 ※Students' Unionは学生の声を大学に届けたり、クラブ活動やイベントの企画・運営、サポートを行う組織です。 ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ: Students’ Unionが運営するカフェのストロベリー抹茶 ファウンデーションコースの授業内容と評価方法 私はメディアについて勉強したかったので、 GoldsmithsのInternational Foundation Certificate in Media, Culture & Societyを選びました。 授業は週3日で、1日に2コマ(1コマ約1時間半)あることが多かったです。 カリキュラムは3学期制です。秋から冬までの1学期は専門分野の授業と英語の授業を受けます。冬休み明けからイースター休みまでの2学期も同じような形で授業が続きます。 3学期は復習期間で、毎週授業があるわけではないです。3回ほどの復習授業があるほか、主に最後の試験に向けて自分で勉強するスタイルでした。  専門分野の授業 ファウンデーションコースは大学での学びに備えるための準備コースであり、進学後を見据えた専門的な授業を受けられるのも魅力の一つです。 専門分野の授業では、1コマ目に大学1年次のlecture(講義)を受けます。続く2コマ目にファウンデーションコースの学生向けseminar(セミナー)が行われます。セミナーでは、先生が講義内容をわかりやすく解説してくれます。 初めて講義を受けたときは、教授の話がほとんど理解できず、正直かなり焦りました。その後のセミナーは留学生向けに行われるため、先生が簡単な英単語を使って丁寧に説明してくれたので、ほっとしたのを覚えています。 セミナーは解説を聞くだけでなく、discussion(ディスカッション)が中心です。クラスメイトは同じ学科の学生たちで、人数が少なく、アットホームな雰囲気があります。最初は緊張しながらも発言しやすかったです。専門知識の理解だけでなくスピーキング力も自然と伸ばすことができました。 評価方法 基本的に学期ごとに出されるエッセイで行われます。トピックや文字数は授業や先生によってまちまちです。ファウンデーションコースの学生にはtutor(チューター)と呼ばれる担当教員が付いていて、エッセイのテーマ決めから構成、内容まで相談することができます。チューターと一緒にプランを立てたあと、自分でエッセイを書き上げて提出します。 英語の授業(Reading/Writing/Speaking) ここでは、アカデミックな英語力を身につけるために、Reading, Writing, Speaking(リーディング、ライティング、スピーキング)の3つのスキルに分かれて授業が行われました。リスニングに関しては、授業全体が英語で行われるため、リスニング専用の授業はありませんでした。専門分野の授業と異なり、ここでは他の学部を目指している学生たちと一緒に学びました。 ここからは、スキルごとにどのような内容の授業があったのかをご紹介していきます。 Reading リーディングの授業は、1学期と2学期を通して行われました。初回の授業で、リーディングの問題がたくさん載っている冊子が配られました。そこには1週間ごとに課題が設定されており、順番に解いていく形式で進められました。 宿題は、例えば次の週がWeek 3の場合、「Week 3」と書かれた長文を読み、それに付随する設問をできるだけ自力で解いてくる、という感じでした。そして授業で答え合わせをしながら、内容に関連したディスカッションをします。 評価方法 学期末には、それまで取り組んできたのと似た問題が出題され、時間内に長文を読んで設問に答える形式のテストが行われました。 時間制限がある中で集中して解くプレッシャーもあり、特に最初のテストは思うように力を発揮できなかった記憶があります。それでも回を重ねるにつれ、読み取りのスピードや精度が上がっていくのを実感できました。 Writing リーディングの授業と同様に、ライティングの授業も1学期と2学期を通して行われました。 1学期は、基本的なエッセイの構成方法について学びました。具体的には、thesis statement(主張文)の書き方、conclusion(結論)のまとめ方、reference(参考文献の記載)の方法など、アカデミックライティングの基礎を一つひとつ丁寧に学びました。 2学期には、週ごとに構成や段落、リサーチを積み重ねながら、1本のエッセイを完成させていきました。 評価方法 2学期に提出したエッセイが評価されました。評価のポイントは、文法の正確さ、アカデミックな語彙の使い方、そしてreferenceの形式が正確かどうかなどです。授業で学んできたことを総合的に活かす機会になりました。 Speaking 1学期はプレゼンテーション、2学期はディスカッションに向けて、スピーキング力を伸ばしました。この授業では毎回出されたトピックについてクラス内でディスカッションを行います。その中でプレゼンテーションのコツや、ディスカッションで使えるフレーズなどを習得しました。 クラスメイトとのディスカッションを通して、英語で意見を述べることにも少しずつ慣れていき、話すことへの抵抗がだんだんと減っていきました。 評価方法 1学期のテストでは、プレゼンテーションを行いました。与えられたトピックに対して自分でリサーチし、引用を交えながらPowerPointを作成して、クラス内で発表しました。 2学期のテストでは、4人1組のグループでディスカッションを行いました。トピックは1週間前に発表されます。それに関連する情報を自分たちで調べて、当日のディスカッションで意見を述べました。グループディスカッションでは、他の人の意見に応じて柔軟に会話を展開する力も問われ、とても良い実践の場となりました。 ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ: 授業前の様子 授業の雰囲気 大学1年生と一緒に受ける講義を除けば、ほとんどの授業は15人未満のクラスで行われました。最初は緊張しましたが、発言や質問がしやすい雰囲気で、自然とクラスになじむことができました。授業はキャンパス内の教室で行われ、毎週同じ教室を使っていたので安心感がありました。 先生方のスタイルは人それぞれですが、基本的にはフレンドリーで話しかけやすいです。また、わからないことも気軽に質問できました。日本と違って、授業の途中で抜けたり、お菓子を食べていたりしても注意されないなど、かなり自由な雰囲気でした。ただし、中には食べ物の匂いが気になるから教室内での飲食はやめてくださいと言う先生もいて、先生によってルールや雰囲気に違いがあると感じました。 クラスメイトの雰囲気 クラスメイトの国籍や雰囲気は、大学、進学予定の学部によって大きく異なると思います。私が受講したコースではアジア系の学生が多く、特に中国人が大半を占めていました。日本人は私を含めて4人だけで、少数のヨーロッパ系の留学生もいました。 さまざまなバックグラウンドを持つ学生たちと一緒に学ぶことで、日常の会話だけでも刺激がありました。最初は緊張しましたが、少人数ということもあって自然と会話が生まれます。友達もできて、ペアワークやグループディスカッションの時間が楽しみになっていきました。 ひとつ驚いたのは、学生たちがかなりゆるいことです。時間ぴったりに授業が始まることはほとんどありませんでした。先生が来るのも生徒が集まるのも開始時間の10分後くらい、ということが多かったです。欠席者もわりといて、日本との違いを感じました。カルチャーショックというよりは、むしろ面白いなと思いました。 受講後に感じた効果と学部進学 英語はどれくらい伸びたの? ファウンデーションコースを始める前に受けたIELTSはOverall 5.5でした。それ以降はIELTSを受けていないため、数字で比較することはできません。しかし英語力は着実に伸びたと感じています。特に、英文を読むスピードが上がったと実感しています。スピーキングでも自分の考えを何とか英語で伝えられるようになりました。 中でもライティングの成長は大きいと感じました。コースを受講する前までは、英検で出題されるような短いエッセイを書くのが精一杯でした。当然引用の方法などは全くわかりませんでした。このコースを通して、エッセイの構成や書き方、参考文献の引用方法など、アカデミックライティングの基礎をしっかり身につけることができました。 正直に言うと、1年間で英語がペラペラになるのは簡単ではありませんでした。それでも英語を話すこと、そして失敗を恐れずにコミュニケーションがとれるようになったことは、自分にとって大きな成長だったと感じています。 ファウンデーションから大学1年生への進み方 私が通っていたファウンデーションコースでは、1・2・3学期に行われるテストでそれぞれ合格点を取ることができれば、そのままGoldsmithsの学士課程に進学できる仕組みでした。 そのため、普段の授業にきちんと出席し、課題やテストに真面目に取り組んでいれば、進級できないということはあまりないと思います。実際、私のクラスメイトの中で進学できなかった人は一人もいませんでした。ですので、過度に心配する必要はないと思います。 すべての試験に合格したあと、大学側から進学の手続きに関する案内メールが届きました。それに従って準備を進め、私も無事に大学1年生としての学びをスタートしました。 なお、ファウンデーションコースを修了したからといって、必ずしも同じ大学(私の場合はGoldsmiths)にしか進学できないわけではありません。成績次第では他大学への出願も可能な場合があります。 私の友人の中には、他大学への進学を希望して出願していた人もいました。その場合の出願手続きは先生がサポートしてくれるようです。ただ、保証があるのはGoldsmithsの学部であるため、私は迷わずそのまま進学しました。 ファウンデーションコースはイギリス大学留学の自信に繋がる 1年間のファウンデーションコースは、大学進学の準備だけではないのです。英語力の向上や、異文化の中での生活力を身につける貴重な経験になりました。最初は不安もありましたが、授業を通して少しずつ自信を持てるようになりました。そして大学1年生としてのスタートラインに立てたことをとても嬉しく思います。 これからイギリスでの進学を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。興味のある方はぜひ、Goldsmithsのファウンデーションコースを検討してみてくださいね! https://www.gold.ac.uk

イギリス高校留学2年目|ホームステイの体験や新しい出会いと学び

留学生活2年目以降の学校の様子、ホストファミリーとの出会いと別れ、学校の大きなスポーツイベントやA-level(Aレベル)の勉強法などについての体験談です。 ホストファミリーと過ごすイギリス高校留学 ホストファミリーの仕組み 私の学校の留学生担当の先生がホストファミリーの手配をしてくれました。ホストファミリーは、学校の近くに住んでいる家庭が立候補し、先生方の許可を得て留学生の受け入れを行っていました。この滞在には別料金が発生します。ホストファミリーの役割は留学生の生活のサポート、栄養バランスの整った食事の提供、イギリスの文化を教える、というものでした。留学生は2人1組のペアになり、それぞれの家に行きました。 初めてのホームステイでの苦労 私は香港人の最上級生とペアになり、初めて滞在したのは3人の子供がいる家庭でした。残念ながらあまり良い家庭ではなかったです。食事は十分にいただけなかったです。食べ盛りの男子2人と私たち2人の夕飯にMサイズの冷凍ピザ1枚だけの日もありました。どこかに行きたくても連れて行ってもらえず、「タクシーを使って自分で行けば?」と言われました。あまり整頓されていない家に2週間いるのは辛かったです。 当時は英語もあまり話せず、イギリス人は食事にあまり関心がないとはわかっていたので文句も言えず、我慢していました。自分は日本から来ているので期待値の違いがあるだけだと思っていました。3回くらい行ったところで私の母に「それはおかしい」と言われ、先生に初めて相談しました。するとその家庭はお金目当てだったことが発覚し、ホストファミリー失格になりました。ペアになる生徒は大体仲の良い子なのでそこは問題ありませんでした。 様々なホストファミリーとの経験と思い出に残る家庭 その後の家庭はどれも優しく、ご飯もしっかり栄養を考え、街に連れて行ってくれました。厳しい家庭では夜になるとWi-Fiを消されることやヒーターを止められて凍える日もありましたが……。 一番思い出に残っているのは両親共に学校の先生をしていた家族です。3人のとても可愛い女の子達がいて、温かく迎えてくれました。ご飯は日本人ほどこだわってはいませんが十分に用意してくれました。イギリスの文化や歴史、有名なドラマや映画も教えてくれ、一緒に見ることもありました。子供達ともたくさん遊び、仲良くなりました。この家庭がとても心地良かったです。私は卒業までこのホストファミリーを希望し、休日はその綺麗な家でのびのび休めました。 休暇制度 留学生は通常年に3回、春・夏・冬休みには母国に帰ることが多いです。そのほかにもいくつかの休みがありました。1つはHalf term(ハーフターム)といい、学期の中間に約2週間、年に3回あります。また、Exeat weekendという休みもあり、金曜日から週末にかけて寮が閉まります。これは学期中に2回、合計年6回ありました。普段は週末も寮で過ごしますが、Half termとExeat weekendではホストファミリーの家に滞在します。 ホームステイ以外の休暇の過ごし方 Half termでは私の学校がある地域に住んでいる友達に誘われてお泊まりしたこともありました。豪邸に住むその子の家には大きなベッドがいくつもあり、大きな暖炉で豚を焼き、皮をパリパリにしたようなご飯も出てきてとても素敵でした。このように友達の家に泊まることはホストファミリーよりも優先されます。先生方も私が地元の友達と過ごせることにとても喜んでいました。 他にも、学校の友達と街へ出かけたり、ロンドンへ旅行に行ったりもしました。2年目から兄がロンドンの大学に進学したため、会いに行くこともありました。 ドイツ人留学生との交流 2年目(Year 11)からドイツの留学生が 20人ほど増えました。彼らはグラウンドホッケーが上手で、スポーツ推薦で1年間来ていました。私は面倒見係としてそのうちの1人の子と部屋をシェアしました。とてもしっかりしている子で、私が日本から戻ってきて時差ボケだった時、6時と7時の点呼の合間の宿題時間に寝てしまったので7時の点呼の時間に起こしてくれました。私がYear 12の時に入ってきたドイツ人留学生とは特に仲良くなり、卒業後はドイツまで遊びに行くほどの関係になりました。今もSNSで繋がっています。 イギリス大学進学のための資格: A-level取得 2年目(Year 11)はGCSEの試験が6月に終わり、やっと魔のCCF(Combined Cadet Force)から解放されました。Year 12はSenior students といい、制服は自由なスーツに変わり、CCFは任意になりました。 2年目から変わった通信環境とお得な携帯使用料 2年目からはWi-Fiが利用できるようになり、スマホなども普及しはじめたので家族との連絡がいつでもできてとても便利でした。これにより、国際電話にかかる費用が減り、携帯使用額は月10ポンド(日本円でその頃はおよそ1200円)しかかかりませんでした。日本よりも早く格安SIMが普及していたので通信費をとても安く抑えられました。私はGiffgaffという会社の月10GBのプランを利用していました。Giffgaffはオンラインの会社ですが、信頼性が高く、安いので多くの生徒が利用していました。 A-levelの科目選択と学習 Year 12からはA-levelを学習します。勉強する科目は全て選択でした。ただESL(English as a Second Language)はIELTSで7.0以上を獲得するまでは継続しなくてはなりません。私はこの授業の時間がもったいないと感じたため、数ヶ月後にIELTSを受け、8.5を獲得してすぐに辞めました。 選択科目で私はChemistry(化学), Biology(生物学), Mathematics(数学)とFurther Mathematics(応用数学)を取りました。この時点では医学部を目指していたため、ほとんどの医学部で必須のBiologyとChemistryは自ずと選択肢に入りました。残りの科目をFurther MathsにするかPhysics(物理)にするか迷いました。大学進学にはどちらの科目でもよかったため、いい成績が取りやすい科目にしたほうがいいとのアドバイスをいただき、Further Mathsを選択することに。 Further Mathsのクラスには7人しかいなくて、そのうち6人が留学生でした。この科目は数学を応用したもので、数字よりも記号を使う問題が多く、難易度が高かったです。先生も厳しかったのでとてもいい刺激になりました。 Further Mathsのクラスメイト達 A-levelの対策法と成績アップのカギ 私のA-levelの勉強法は過去問を解き続けることです。インターネットに載っている過去問をひたすら授業がない時間に解いていました。同じ問題集を間違いがなくなるまで解き続け、時間を測って取り組んでいました。大体どの科目も試験は2〜3枚あるので、それぞれ5年分、満点を取れるまで解きました。この勉強法のおかげで私は学年トップを取ることができました。 自由な時間割と生活リズム 授業時間は選んだ科目によって異なるため、同じ学年の生徒でも時間割は全く違いました。朝授業がない日もあれば、朝1時間だけ授業を受け、午後は何もない日など様々でした。空き時間の過ごし方は基本的に自由です。多くの生徒は勉強や課題を進めたり、大学受験の準備をしたりしていました。もちろん、中には昼寝をする生徒もいました。でも寮母さんが時々突然部屋をノックするのでそれが怖くて私は寝なかったです。寮のHouse keeper(ハウスキーパー)さんも掃除に入ってきたり洗濯物を持ってきてくれたりするのでそういう時に勉強していないと寮母さんに告げ口されます。 まるでハリーポッター!英国ボーディングスクールの食堂 食堂の雰囲気とデザイン、メニュー等 学校の食堂の雰囲気は私が進学を決めた理由の一つです。天井が高く、歴代校長の肖像画が奥の壁一面に飾ってあります。周りには様々な賞をとった生徒やOxbridge(オックスフォード大学もしくはケンブリッジ大学)に進学した生徒の名前が壁に彫られていました。見た目はハリーポッターの食堂をそのまま小さくしたようなデザインです。食堂には長椅子と細長いテーブルが横向きに並べられています。イベントがある時には配列が変わっていることもありました。 食堂の右奥にはキッチンがあり、そこからお盆を取って温かい食べ物をよそいます。キッチンから出ると食堂の真ん中にサラダやデザートなどの冷たい物コーナーがあります。1人1品までと定められている温かい食事と違い、冷たい物には個数制限がないのでデザートを2つや3つ取っている生徒もいました。金曜日は必ずFish and Chips(フィッシュ&チップス)がオプションとして提供されます。日曜日はSunday roast dinner(サンデーロースト)がありました。 まるでホグワーツの食堂のミニバージョン イギリスの伝統的な料理 Sunday roastはローストされたお肉(ターキーやチキン、ポークなど)に加え、ローストされた野菜(じゃがいも、にんじん、パースニップ、芽キャベツなど)を周りに飾り、仕上げにGravyソース(調理中の肉や野菜から自然に抽出されたものにとろみをつけたソース)を全体にかけて食べるものです。この学校のみならず、金曜日と日曜日のイギリス全土の風習だそうです。ホストファミリーでも同じでした。 印象的なエピソード 一番印象に残っているのは、初めて食堂に入って食べ物をお盆に乗せていた時のこと。緊張していたのでサラダしか取りませんでした。それを見た初対面の先生が「そんなに食べるのか!」と笑いながら言ってきました。その頃、まだ慣れていなかった私は「イギリス人ってこんなに少食なのかな」と心配し、笑えませんでした。後にそれがイギリス人のSarcasm(皮肉)というユーモアだと気付きました。当時の少食ぶりをいろんな先生方に目撃されていたらしく、寮母さんに心配されて呼び出されたこともありました。良く言えば、みんな生徒を気にかけていて優しいですが、生徒によっては監視されている感じが嫌だと思う人もいました。 英国ボーディングスクールでの大きなスポーツイベント クロスカントリー大会 年に1度、クロスカントリーというマラソン大会と、水泳大会がありました。クロスカントリーでは、大会に向けて2ヶ月前から練習が始まり、放課後に寮ごとに裏のフィールドを走らなければなりませんでした。もともと長距離走が得意だった私は楽しめました。どんなに嫌でも走らなければならなかったのでその時期が苦痛な生徒もいました。大会直前になると寮の入口に出場生徒のリストが張り出され、それぞれの寮から30〜40人が選ばれます。寮の人数自体も40〜50人のため、ほぼ全員参加しますが、私の友達はやる気がなく、毎年応援係として楽しそうに過ごしていました。 学校のクリケットグラウンド 競技内容と応援 当日は女子が3km、男子は6km走ります。フィールドから裏のゴルフ場まで伸びるコースが定められていて、先生方が各ポイント地点に立ってエールを送りながら方向をガイドします。ゴール地点には先生や家族、そして選出されなかった生徒が花道を作りラストスパートを応援します。イベントが終わると順位が発表され、寮の順位も出されます。私の寮は運動が得意でない生徒がほとんどだったため毎年最下位の3位でした。 水泳大会 水泳大会前も練習が続き、女子は生理などの理由で逃れようとしてもタンポンが渡されほぼ強制参加でした。種目別に生徒が各寮から選ばれ、泳ぎ切ると点数がつきました。私は100メートルに出ましたが、50メートルやリレーもありました。これも私たちの寮は毎年最下位でした。それでもどちらもとてもいい運動になりました。 高校からのイギリス留学を振り返って 既に10年以上経ちましたが、こうして書いていると様々な思い出が蘇ります。色とりどりの思い出と共に、涙と汗をかきながら頑張った日々は一生忘れないと思います。 https://passporter-media.com/articles/6/

留学生活をもっと楽しむ!イギリスから行けるヨーロッパおすすめ都市

  こんにちは!Goldsmiths, University of London(ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ)でメディアを学んでいるKotokoです。 今回は、イギリス留学の大きな魅力のひとつ、ヨーロッパ旅行について私の経験や友人の話をもとに、週末でも行きやすい都市から長期休暇に楽しめる都市まで紹介します。 イギリスからはヨーロッパ諸国に行きやすい?! イギリスは地理的にも交通の面でもヨーロッパ旅行にとても便利な場所です。学生は普段勉強で忙しいですが、週末にふらっと出かけてリフレッシュすることもできます。なぜこんなにも気軽にヨーロッパ旅行ができるのでしょうか?主な理由は3つです。 LCC(格安航空会社)が豊富Ryanair(ライアンエアー)やeasyJet(イージージェット)を使えば、片道数千円で飛行機に乗れることもあります。 Eurostar(ユーロスター)で直行ロンドンからパリやブリュッセルまで電車で約2〜3時間。飛行機のように2時間前に空港に行く必要もなく、便利です。 空港アクセスが良いロンドンには複数の空港があり、ヨーロッパ各地への直行便が充実しています。 週末で行けるおすすめ都市 パリ(フランス) ロンドンからユーロスターで約2時間半!おしゃれな街並み、美味しい食べ物、歴史的建物が中心地に集まっていて、週末旅行にぴったりです。 おすすめTo Doリスト クロワッサンやバゲットを買って、エッフェル塔が見えるトロカデロ広場でピクニック ルーヴル美術館(チケットは公式サイトで事前購入がおすすめ) 夜のセーヌ川ナイトクルーズでエッフェル塔のシャンパンフラッシュを鑑賞 トロカデロ広場でピクニック ナイトクルーズで見たエッフェル塔 ブリュッセル(ベルギー) ロンドンから約2時間。落ち着いたヨーロッパらしい街並みに加え、チョコレートやワッフル、ビールといったグルメも魅力です。 おすすめTo Doリスト グラン=プラス(世界遺産の広場)を散策 本場のベルギーチョコレートを食べ比べ 名物ワッフルやフリッツ(フライドポテト)を食べ歩き ベルギーワッフル フリッツ(フライドポテト) 長期休暇におすすめ都市 学期末の休みには、時間をかけてより多くの国や都市を訪れるチャンスがあります。 ローマ(イタリア) ロンドンから飛行機で約2時間半。古代ローマ帝国の遺跡や歴史的建物が街中に点在していて、コロッセオ、フォロ・ロマーノ、トレビの泉など見どころが盛りだくさんです。そして本場のイタリアンは、どのレストランに入っても外れなし! おすすめTo Doリスト ナイトバスに乗って、コロッセオやフォロ・ロマーノの夕景を楽しむ 本場イタリアンと、定番リキュール、アペロールスプリッツを堪能する ローマでの本場イタリアン カプリ島 ➕ ポイント ローマ観光と合わせて、カプリ島などの美しい島を訪れるのもおすすめ。私は夏に青の洞窟で有名なカプリ島へ行きましたが、透き通る海と空に癒され、都会の喧騒から離れてゆったり過ごせました。 サントリーニ島(ギリシャ) ロンドンから飛行機で約4時間。エーゲ海に浮かぶサントリーニ島は、真っ白な家並みと青い屋根、そして世界的に有名な夕日が魅力です。中心地にはおしゃれなカフェやレストランも多く、地中海料理や新鮮なシーフードが楽しめます。非日常感をたっぷり味わえるスポットです。 おすすめTo Doリスト 夕焼けを眺めながらのディナー レッドビーチやブラックビーチを巡る乗馬ツアー イアの街を散策して、ストリートフード、ギロピタを食べ歩き フィラでの夕焼けを眺めながらのディナー 豚肉のギロピタ カッパドキア(トルコ) ロンドンからイスタンブールまで約4時間、その後さらに1時間のフライトで到着。少し遠いですが、奇岩が広がる不思議な景観と、空を彩る熱気球で世界的に有名なエリアです。洞窟ホテルや歴史的遺跡も点在していて、自然と文化の両方を楽しめるのが魅力。 おすすめTo Doリスト カッパドキア名物の熱気球体験!※天候によっては飛ばない日もあるので、最低3泊ほど滞在すると安心です ギョレメ周辺の名所を1日で効率よく巡れる「レッドツアー」に参加 洞窟ホテルに宿泊し、朝のテラスから空に浮かぶ気球を眺める 気球から見た景色 レッドツアーで訪れたゼルベ野外博物館 イギリス留学生向けの節約術 学生は学業で忙しく、アルバイトが難しい人も多いと思います。だからこそ、旅行のときに「いかに節約するか」がとても大事です。ここでは、私が実際の旅行で学んだ節約術を紹介します。 LCC(格安航空券)を賢く利用する RyanairやeasyJetは、予約が早ければ早いほど安くなることが多く、片道数千円でチケットを取れることもあります。荷物はできるだけ機内持ち込みのみにして、追加料金を避けるのがコツです。 旅行のピークを外す 金曜夜や月曜朝の便は料金が高くなりがち。木曜夜出発や日曜夜帰りを狙うと安くなることが多いです。 学生割引をフル活用する 現地で学生証を提示すると、美術館や交通機関で割引が受けられる場合があります。イギリスの大学の学生証が使える場所も多いので、旅行のときは必ず持参しましょう。 ヨーロッパ旅行の注意点 ヨーロッパ旅行は留学生活の大きな楽しみのひとつですが、気をつけるべき点もたくさんあります。実際にトラブルに遭わないために、最低限知っておきたい注意点をまとめました。 シェンゲン協定とビザ シェンゲン協定の締結国間(主にEU加盟国)では国境検査なしで自由に移動できます。しかしイギリスはシェンゲン協定に加盟していません。そのため、イギリスの学生ビザを持っていても、シェンゲン圏内を自由に滞在できるわけではありません。 日本国籍の留学生の場合、観光目的ならビザは不要ですが「あらゆる180日のうち最大90日間」という滞在制限があります。 また、私は旅行先からイギリスに戻るときに、よく空港の入国審査で「学生ビザを見せて」と言われました。eVisaにすぐログインできるように準備しておくと安心です(スクショはNGと言われたこともありました)。  スリ対策 ヨーロッパは観光地ほどスリが多いです。電車内、レストラン、カフェなど、いつ被害に遭うかわかりません。実際、友達はレストランでスーツケースを専用置き場に預けていたのですが、食事を終えて出るときにはなくなっていました……。 財布やパスポートは小さなポーチやウエストバッグに入れて常に身につけ、スマホをテーブルに置きっぱなしにしないなど、徹底してスリ対策をしてください。 まとめ イギリス留学は、学びの場であると同時にヨーロッパ全体を体験できる大きなチャンスです。週末の小旅行から長期休暇の周遊まで、計画次第で「学生生活でしかできない体験」が待っています。ぜひ、留学生活の一部としてヨーロッパ旅行も楽しんでみてください。 https://passporter-media.com/articles/26/

早稲田大学→UCL: イギリス留学への道

 こんにちは、イギリスのUniversity College London(UCL)で物理を専攻しているAyatoと申します。今回は海外留学についてネットで調べても出てこないようなイギリスの留学事情や、個人的な選択についての情報を提供したいと思います。 私の略歴: 熱海からロンドン立教英国学院へ 基礎プロフィールとして、自己紹介を簡単にしておきます。生まれ育ちは静岡県の熱海です。海のそばや山の上に住んでいて、自然に囲まれた生活をしていました。中学からロンドンの南西部に位置する立教英国学院という日本人学校に進学して、その後日本の高校に戻りました。卒業後は一度、早稲田大学の先進理工学部に入学しました。物理をやりたいことはその前から決まっていましたが、私にとって望ましい環境はUCLにしかなかったので、UCLへ進学しました。  イギリスの日本人学校に進学した経緯  将来は英語を使って世界で活躍したいと昔から漠然と思っていました。小学校高学年のとき、イギリスで学べるチャンスがあることを知り、すぐに受験の準備を始めました。無事志望校の立教英国学院に合格し、ボーディングスクール(全寮制学校)に入学しました。 その学校では、食事も勉強もみんなで一緒にします。そのため、自然と家族のようなつながりが生まれると感じました。仲間と共に過ごすことを前向きにとらえていたので、親元を離れることに不安はなかったです。実際に入学後も、同じ部屋の仲間とうまくいかないことがありながらも、大家族のような温かい環境に魅力を感じ、仲間意識を深めていきました。 なぜ日本の高校に戻ったのか 中学で3年間イギリスにいたので、イギリスでの文化や集団生活には十分に慣れました。そのとき、将来日本で働くことになっても、海外で働くことになっても、日本独自の文化や常識を自分自身の経験に基づいて理解しておくことが大切だと考え、高校から日本に戻る決断をしました。特に、日本と海外の文化の違いを肌で感じ、比較しながら理解できることは将来大きな強みになると確信していました。 早稲田大学で半年の学びを経てUCLに進学  物理を深く学びたいという強い思いがあり、高校卒業後は早稲田大学の先進理工学部で学びました。集合論など日本の大学が強みとする分野の学びも積極的に取り入れて最大限の知識を吸収しました。早稲田大学での電磁気学の講義や実験は特に面白く、非常に刺激的な経験でした。  早稲田大学の大隈記念講堂 芽生えはじめた成長への意欲 しかし、グローバル人材としてさらに成長するためには、もっと多様で厳しい環境に身を置く必要があると感じるようになりました。自らの興味のある分野にさらに近い教授や学生と切磋琢磨できる環境で、自分を鍛えたいという気持ちが強まり、UCLへの進学を決意しました。 実際に、UCLでは多くの困難がありましたが、その挑戦が自分を成長させる確かな糧となり、選択は間違っていなかったと確信しています。早稲田大学も素晴らしい学びの場でしたが、私は「今しかできない挑戦」を選びました。  UCLファウンデーションコースでの学び A-levelやIBを修了していない限り、日本の高校卒業資格では直接イギリスの学士課程を受験することができないです。そのため、私はUCLのファウンデーションコース「Undergraduate Preparatory Certificate for Science and Engineering(UPCSE)」に進学しました。このコースで学問的知識と実践的なスキルの双方を高い水準で身につけることができました。 https://jp.education-moi.com/universities/uk/foundation カリキュラムの内容 コースは Science and Society(科学と社会)、Mathematics(数学)、English(英語)、Physics(物理)の4つの柱で構成されており、そのすべてが密度の高い内容でした。中でもMathematicsとPhysicsは、通常2年かけて学ぶ内容を1年間で修了するという厳しいカリキュラムで、知識を短期間で体系的に深める力が養われました。  鍛えられる英語力 Englishの授業は単なる語学の習得を目的とするものではなく、プレゼンテーション、ディスカッション、アカデミックライティング、リーディングなど、すべての技能を実践的に鍛えるものでした。特に印象的だったのはリーディングの授業です。文章を読んだらすぐにアウトプットが求められるため、読む際には内容を深く理解し、論旨や構造を意識する姿勢が身につきました。授業の終わりには、頭を使い切った達成感と心地よい疲労感を味わったことをよく覚えています。  Science and Societyの授業 Science and Societyの授業では、たとえば2型糖尿病についてリサーチを行い、プレゼンテーションやポスターを作成します。自分で調べ、考え、他者に分かりやすく伝える力が磨かれたと感じています。さらに、seminar(セミナー)と呼ばれるディスカッション形式の授業では、対話の意義を学び、相手の意見を尊重しつつ、自らの考えを論理的に述べる力が大きく成長しました。これらの経験を通じて、私の英語力は単なる語学力の枠を超えて、実践的で応用力のあるスキルへと飛躍することができたと確信しています。  このコースでの学びは、私の価値観や学びへの姿勢そのものを大きく変えるものであり、「人生が変わる」という言葉が決して誇張ではないと実感する日々でした。  UCL(University College London)のWelcome Weekの様子 UCL: Physics and Astronomy専攻内容  ファウンデーションコースを終え、無事に希望通りUCLのPhysics and Astronomy(物理と天文)学部に進学できました。専攻は理論物理学です。 理論物理学を専攻してみて 理論物理学とは、コンピュータ、数学、統計、物理学の力を使い、自然現象を理解しようとする学問です。純粋に興味の赴くままに私は学んでいます。 具体的な学習内容は以下のようなものです。古典力学、量子物理、電磁気学、熱統計力学、統計学、光学、振動、微分方程式、微分積分、線形代数、複素解析、Mathematica、Python、天文学、原子・分子物理学、種々の数学的手法/構造。 プログラミングの面白さ どれも興味深いものばかりですが、特に自分が面白いと感じたのは上記を用いたプログラミングです。手計算や頭でロジックを考えるというプロセスと比較した時に、プログラムは複雑な計算を一瞬で実行でき、とてもスマートだと感じます。もちろん、自分の頭で考え抜いた末に理解した事柄が増えていくことや、内容について学友と議論することに勝る喜びはありません。  UCL(University College London)の講堂 最後に UCLでの生活は、試行錯誤の連続であり、苦労もありましたが、その一つひとつが自分自身を成長させる大切な糧になったと感じています。多様で優秀な仲間たちと出会い、刺激を受け、時に自分の立ち位置や価値観を問い直す日々は、今振り返ればとても贅沢で貴重な時間でした。  これから挑戦しようとしている方へのアドバイスがあるとすれば、「なぜ自分は今その行動をしようとしているのか」を自分自身に問いかけることを忘れないでほしい、ということです。情報に触れることは大切ですが、目的を持たないままでは時間を浪費してしまうこともあります。自分の意思と向き合いながら、ぜひ納得のいく進路を選んでください。  最後まで読んでくださり、ありがとうございました。皆さんの挑戦を心から応援しています。  https://jp.education-moi.com/article-51-ucl https://www.ucl.ac.uk

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【実体験】イギリス留学準備術: 合格通知からビザ取得までの記録

3月に入り、イギリスの大学や大学院から合否結果が届いてきたと思います。大学からオファー(合格通知)を受け取るといよいよ本格的な留学準備が始まります。入学までには多くの手続きがあり、スムーズに進めるためには計画的な準備が必要です。本記事では、オファーを受け取った後の具体的な準備プロセスについて、僕の経験を踏まえて詳しく解説していきます。 合格結果の確認と入学手続き 出願してからオファーをAcceptするまで 合格結果が届く時期は大学や学科によって異なり、ここは待つしかありません。僕は出願した5校のうち4校は2月初旬までに結果が届きました。しかし第一志望の大学だけ3月までオファーが来ず、もどかしさを覚えました。遅くて7月ごろに結果が出る場合もあるそうなので、気長に待つことが大事だと思います。UCASのTrackシステムをこまめにチェックしましょう。 オファーの種類(Conditional・Unconditional) イギリスの大学からのオファーには、「条件付きオファー(Conditional Offer)」と「無条件オファー(Unconditional Offer)」の2種類があります。条件付きオファーは、IELTSスコアや最終成績の提出といった特定の条件を満たすことで合格となります。UCASで出願した全ての大学から合否が届いた後は、Firm Acceptance(第一希望)とInsurance Acceptance(第一希望に合格できなかった場合の第二希望)の大学とコースを選択します。第一希望の大学からUnconditional Offerをもらった場合はInsurance Acceptanceを選択する必要はありません。 オファーを受け取った後の対応 自分が受け取ったのが条件付きオファーの場合は手続きを早めに済ませることが大切です。通常、オファーの承諾期限が設定されているため、遅れないように注意しましょう。一部の大学ではInternational Students(留学生)がオファーを承諾する際、デポジット(Deposit - 入学金)の支払いが必要です。この金額は大学によって異なりますが、£1,000~£5,000が一般的です。支払期限も設けられているため、期日を確認して早めに対応しましょう。 不合格だった場合の選択肢(Extra・Clearing) もし出願した全ての大学が不合格(Unsuccessful)だったとしても、結果をもらった後に追加で一つのコースに出願できる「エキストラ(Extra)」と定員に達していないコースに出願できる「クリアリング(Clearing)」というシステムがUCASにあります。Extraは2月末から7月初旬まで、Clearingは7月中旬から9月~10月ごろまで行われます。期待した結果が出なかった場合でも諦めずに他の大学やコースにトライしてみましょう。  イギリス学生ビザ(Student Visa)の申請を徹底解説 イギリスでの長期留学には学生ビザ(Student Visa)が必要です。申請にはいくつかの書類が必要で、その用意やビザ発行までに時間がかかります。とにかく早めの行動が大事です。  必要書類 CAS 大学からのオファーを承諾し、パスポートなどの書類を提出すると、「CAS(Confirmation of Acceptance for Studies)」という入学許可証が発行されます。CASはビザ申請に必須な書類で、入学証明となる番号(CASナンバー)が書かれています。発行には通常数週間かかりますので、余裕を持って手続きを進めましょう。  パスポート パスポートの有効期間が留学期間をカバーしている必要があります。期限が短い場合、事前に更新しておきましょう。申請時にパスポートを提出し、そこにビザが発給されることになります。また、見開き2ページ以上の余白ページがあることも確認しておきましょう。  過去のパスポート 過去10年間の渡航歴を聞かれた時、昔使っていたパスポートがあると便利です。ただし、トランジットで立ち寄り、滞在期間が1日未満だった国も渡航歴に含まれます。こういった場合はパスポートにその記録がない時があります。できるだけ正確な情報を書くことが推奨されているので、僕は法務省の出入国在留管理庁というところで自分の渡航歴に関する開示請求を行いました。500円程度で調べてもらえます。https://www.moj.go.jp/isa/publications/privacy/record.html 英語力の証明書 大学によってビザ申請時に英語力の証明を求めるところもあります。GCSEやIBなどのスコアで証明できる場合と、イギリス政府が認定するSELT(Secure English Language Test)の結果しか受け付けてくれない場合があります。このSELTはイギリスのビザ取得専用の英語力試験です。中には「IELTS for UKVI」や「Pearson PTE Academic UKVI」などがあります。IELTSとは異なるもので、指定のスコアを満たすため改めて受験する必要があります。 申請費用と健康保険料(IHS) 申請時にはビザ申請料(£490)の支払いが必要です。さらにIHS(Immigration Health Surcharge)という健康保険料(£776×コースの年数)も支払います。IHSを支払うと、イギリス滞在中にNHS(国民保健サービス)を原則無料で受けられます。 ビザ申請の流れ 書類の準備ができたら、イギリス政府のUKVI(UK Visas and Immigration)の公式サイトから専用の申請フォームに情報を入力し、書類をオンラインで提出します。オンライン上の手続きが済んで、申請料及びIHSを支払うとVFS Globalのビザ申請センターの来館予約ができるようになります。日本には東京と大阪にビザ申請センターがあります。予約した日にパスポートを提出し、生体認証情(指紋と顔写真)を登録します。審査は通常3週間ほどかかり、終了しないとパスポートが返却されません。ビザはパスポートと共に返却されます。ビザ申請センターで受け取るか、郵送してもらうかを選べます。 審査開始後に財政能力証明書の提出を要求される場合があります。これはイギリスでの生活費をカバーできる資金があることを証明するためのものです。ロンドンの大学で勉強する場合は£12,492以上。ロンドン以外の場合は£10,224以上(授業料を除く)。つまりロンドンでの生活費: £1,438/月、ロンドン以外での生活費: £1,136/月: 9ヶ月分の生活費をカバーできる証明が必要です 。預金通帳や金融機関の取引明細書を英文に翻訳したものが必要です。あらかじめ準備しておくとビザ申請がスムーズに進むでしょう。  より詳しい流れについては下のサイトに説明してあるので、確認してください。https://www.westminster.ac.uk/sites/default/public-files/general-documents/student-visa-application-guide-applying-from-outside-uk-v2.pdf  申請は「何事も早めに」が鉄則! 前述の通りビザの審査には通常3週間ほどかかると言われています。繁忙期にはそれ以上の時間がかかることもあります。ビザ発行が渡英日に間に合わずフライトを変更せざるを得なかった友達が何人かいました。審査期間が多少長くなってもいいように、早めに必要書類を集めて申請することが大事です。「ビザ申請ドットコム」や「IMMIGRATION.UK」といったビザ申請を代行してやってもらえるサービスがあり、書類の翻訳など自分でできるか不安があった僕は活用しました。利用すれば必要な書類を揃えて代行者に提出するだけです。その後の申請フォームの入力やビザ申請センターの予約などは全部やってもらえます。  寮とシェアハウスの探し方 ビザ申請と並行して、イギリスでの住居を確保する必要があります。選択肢としては大学が運営している大学寮、民間の学生寮、シェアハウスなどがあります。 大学寮 vs 民間の学生寮の違い 同じ大学の人と交流できる大学寮は、初めての留学で最も安全で便利な選択肢だと思います。特にロンドンなどの都市部では、民間の賃貸物件の家賃が高いです。そのため、大学寮を利用することでコストを抑えられます。僕は大学1年の時に大学寮で暮らして、2、3年の時は民間の学生寮で暮らしていました。民間の学生寮だと、ロンドン中の大学から学生が集まるので他大学生との交流が深まります。ただし、これらの寮は人気が高く、申込期限が早いです。オファーを受け取ったらすぐに申し込むことをお勧めします。早めに申し込みをしなかったせいで、キャンパスから遠い場所にあったり、家賃が高い寮しか残っていなかったりという話も友達から聞きます。 大学が寮の情報を発信していますし、部屋の予約ができるResidence(住居)のサイトやWebポータルにも情報があるので、そこのSNSなどに登録して最新情報をチェックしましょう。  僕が住んでいた民間の学生寮 シェアハウス探しの注意点と便利サイト シェアハウスは費用を抑えつつ、学生のみならず現地の人々と交流できる点が魅力的です。ただし、契約詐欺や知らない人とシェアしなければいけないというリスクもありますので、信頼できるサイトを利用して物件を探し、可能であれば現地で内見してから契約を結ぶことが望ましいです。住居探しには、Rightmove(https://www.rightmove.co.uk/)やZoopla(https://www.zoopla.co.uk/)などの物件検索サイトが便利で、よく使われています。また、SpareRoom(https://www.spareroom.co.uk/)を利用すれば、ルームシェアの相手を見つけることもできます。  必須手続き: eVisaについて 返却されたパスポートに載っているビザはあくまで仮のEntry Clearance Visa(入国許可証)というもので、発行されてから90日まで有効です。正式なビザはeVisa(Online immigration status)という電子書類です。UKVIから送られてくる案内に従い、オンライン上でビザの申請番号やパスポート番号を登録して、アカウントを作成します。 イギリスに入国する際、パスポートのビザだけでなくeVisaの提示が求められる場合があります。そのため渡航前に手続きを済ませておくといいでしょう。これまではBRP(Biometric Residence Permit)カードという物理的な書類だったのでした。2025年の1月からオンラインに置き換わりました。 今回紹介したプロセスの他にも航空券を予約したり、持ち物を準備したりするなど、渡英までにやっておく必要があることはたくさんあります。それらについてはまた別の記事で書きますので、楽しみにしていただければ幸いです。CASやビザの発行などには思っている以上に時間がかかるものもあります。留学生活がスムーズに始められるよう、計画的に準備を進め、安心して渡英しましょう。  https://www.gov.uk/student-visa

【2026−2027年開催】海外大生向け就活イベント14選|ボスキャリ・ロンキャリなどを解説

こんにちは!編集長のMidoriです。今回は海外大生が参加できる就活イベントを紹介していきます。 海外大学に留学していると、日本の就職活動に関する情報を得る機会が限られます。また、日本企業の採用スケジュールと海外大学の学期日程が異なるため、就活を進めにくいと感じる人も多いでしょう。 そこで活用したいのが、海外大生向けの就活イベントや就活支援サービスです。企業と直接話せるイベントから、ES(エントリーシート)添削や面接対策を受けられるサービスまでさまざまな選択肢があります。この記事では、海外大生におすすめの就職活動イベントや就活支援サービスをまとめて紹介します。 PASSPORTERでは、2026年6月20・21日開催の東京サマーキャリアフォーラムに合わせて、就活生の交流会を企画しています!東京にいる方はぜひチェックしてみてください! この投稿をInstagramで見る PASSPORTER / 留学メディア&コミュニティ(@passporter_)がシェアした投稿 海外大生・留学生のリアルな就活事情 海外大生の多くは、就活サイトで情報収集をしながら、オンライン説明会や面接を活用して就職活動を進めています。一方で、日本の大学生のように学内説明会やキャリアセンターを活用しにくいため、企業との接点を作る目的で就活イベントに参加する人も多くいます。 特に、夏休みや冬休みの一時帰国期間には、ボスキャリやTKF Global Talent Expoなどのイベントに参加し、企業説明会や面接を受けるケースが一般的です。そのため、海外大生の就活では、就活サイトによる情報収集と就活イベントへの参加を組み合わせながら進める人が多いと言えるでしょう。 海外大生向けキャリアフォーラム・就活イベント一覧(開催時期順) イベント開催時期開催場所主催特徴東京サマーキャリアフォーラム6月東京CFN日本最大級の選考直結型イベント大阪キャリアフォーラム7月大阪CFN西日本最大級の選考直結型イベントBETAE Summer Meet Up7月東京BETAE少人数制の座談会形式(※選考直結型ではない)TKF Global Talent Expo8月東京TKF海外大生特化の大型イベントCFN BRIDGE VENTURE COMPANIES8月東京CFNベンチャー企業に特化ボストンキャリアフォーラム11月ボストンCFN世界最大級の選考直結型イベント東京ウインターキャリアフォーラム12月東京CFN冬休みの一時帰国中に参加しやすいロンドンキャリアフォーラム2月ロンドンCFNヨーロッパ最大級の選考直結型イベントロサンゼルスキャリアフォーラム4月ロサンゼルスCFN西海岸唯一の選考直結型イベント 日英バイリンガル人材向けの就職イベントで有名なものといえば、CareerForum.Net(CFN)が主催するキャリアフォーラムがあります。海外大学に在学中の学生や留学経験者、海外勤務経験者など、グローバルなバックグラウンドを持つ人材を対象としていて、日本国内外で開催されています。 現在は、ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)をはじめ、ロンドンキャリアフォーラム(ロンキャリ)、東京サマーキャリアフォーラム、大阪キャリアフォーラム、ロサンゼルスキャリアフォーラム(ロスキャリ)などが開催されており、地域や時期に応じて参加しやすいイベントを選ぶことができます。 参加するにはCFNへの登録が必要で、事前にレジュメを登録して企業へ応募します。イベント当日は企業ブースで説明を聞くだけでなく、事前に予約した面接や当日応募による選考を受けることも可能です。また、企業によってはウォークインを受け付けているところもあります。 ボスキャリ当日の会場の様子(CFNウェブページより) キャリアフォーラム以外には、TKFやBETAE(ビーテ)などが主催するキャリアイベントも盛り上がりを見せています。 これらのイベントはいずれも、一般的な合同企業説明会とは異なり、企業説明だけでなく面接や選考も同時に行われることが大きな特徴です。企業によってはイベント期間中に複数回の面接を実施し、その場で内定や内々定につながるケースもあります。そのため、短期間で効率的に就職活動を進めたい学生から高い人気を集めています。 東京サマーキャリアフォーラム こちらは日本最大級の日英バイリンガル就活イベントです。東京で開催されるキャリアフォーラムは夏と冬にそれぞれ一回で、夏のほうが規模が大きいです。 開催時期 例年6月に開催され、2026年は6月20日~21日 開催場所 東京ビッグサイトの西展示棟1・2ホール(東京都江東区) 参加企業 大手日系企業、外資系、IT系、メーカーなど220社 参加費 参加費無料(事前登録必須) イベントの特徴 6月下旬に日本で開催されますので、イギリスに留学している多くの学生は一時帰国で日本にいるため、参加しやすいと思います。ボスキャリやロンキャリと同様、会場で面接ができるため、その場で内定が出るチャンスがあります。また、正社員採用だけでなく、インターンシップや職務経験者向けのポジションの求人もあります。 キャリアフォーラムの2日間とも開場前に特別セミナーが開催され、選考を進める上で心がけるポイントなどが解説されます。こちらは予約不要で、当日先着順で受付していますので気になる人は公式サイトを確認しておきましょう。 イベント後にはボスキャリの攻略セミナーが開催されます。こちらも同様に予約不要で、当日先着順で受け付けています。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生で27卒、28卒もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと まずはCFNに登録し、レジュメを作成しましょう。英文レジュメが基本ですが、日本語のエントリーシートや履歴書の提出を求める企業もあります。企業によっては事前応募や面接予約が必要なため、興味のある企業の募集情報を早めに確認しておくことをおすすめします。また、面接対策や自己PRの準備も行い、イベント当日に備えましょう。夏の一時帰国中に参加する学生も多いため、帰国スケジュールとあわせて計画を立てておくとよいでしょう。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/tks 大阪キャリアフォーラム 大阪キャリアフォーラムは西日本最大級の日英バイリンガル就活イベントです。 開催時期 例年7月に開催されて、2026年は7月4日(土)に開催されます。 開催場所 ハービスOSAKAのHERBIS HALL(大阪市北区) 参加企業 総合商社、食品、メーカー、IT系など、幅広い分野の企業44社 参加費 参加費無料(事前登録必須) イベントの特徴 東京でのイベントに参加しづらい関西在住の学生にとってはこの規模のキャリアフォーラムは貴重なチャンスです。また、7月は一時帰国中の学生が多いため、時期的にも参加しやすいです。一回で複数社を回れるのとその場で内定をもらえることがあり、効率よく就活を進められます。 また、企業を回るだけでなく、イベント中にはCFNスタッフによるレジュメ添削や模擬面接があり、アドバイスをもらうことができます。いずれも事前予約が必要であるため、気になる人は早めに予約しておきましょう。 イベント前後には面接対策やボスキャリ攻略などについての特別セミナーが開催されます。こちらは予約不要で、当日先着順で受け付けていますので、気になる人は公式サイトを確認して当日行くようにしましょう。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生で27卒、28卒もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと まずはCFNに登録し、レジュメを作成しましょう。英文レジュメが基本ですが、日本語のエントリーシートや履歴書の提出を求める企業もあります。企業によっては事前応募や面接予約が必要なため、興味のある企業の募集情報を早めに確認しておくことをおすすめします。また、面接対策や自己PRの準備も行い、イベント当日に備えましょう。事前にオンラインで対策セミナーが開催され、そこでCFNのスタッフに直接質問するなど積極的に活用するとより効果的です。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/osk BETAE Summer Meet Up(交流・ネットワーキングイベント) 海外大学に在学する正規留学生を対象とした対面型キャリアイベントです。海外大生向けキャリア支援メディアBETAE(ビーテ)が主催していて、人気企業と直接交流できる機会として注目を集めています。CFNやTKFのような合同就活イベントとは異なり、企業との座談会を中心とした交流重視のイベントであることが特徴です。 開催時期 例年夏休み期間に開催されています。 2026年は7月4日に東京で開催されます。事前応募が必要で、応募後に面談を経て参加が決定します。 開催場所 ビジョンセンター東京虎ノ門(東京・虎ノ門) 参加企業 総合商社、デベロッパー、コンサルティング、金融、メーカー、官公庁などが参加します 参加費 参加費無料(要事前登録) イベントの特徴 最大の特徴は海外大生と企業担当者が少人数でじっくり交流できることです。ローテーション形式で全参加企業と話すことができるため、短時間で複数業界・複数企業について理解を深めることができます。また、参加する社員は採用担当者だけでなく、実際に現場で活躍する社員やグローバル業務に携わる社員も多く、企業のリアルな話を聞くことができます。さらに、海外大学生が100名以上参加するため、他大学の学生とのネットワークづくりの場としても活用できます。 一方で、CFNやTKFのような選考直結型イベントではなく、企業研究やネットワーキングの要素が強いイベントです。そのため、イベント当日に面接や内定まで進むケースはなく、就活初期〜中期の情報収集を目的とした参加が向いています。 イベント自体は企業との交流や業界研究を目的としており、その後に企業のインターンシップや本選考へ進むケースが一般的です。ただし、イベント参加者限定の選考案内や特別イベントに招待されることもあります。 参加対象者 海外大学に在学する正規留学生で、27卒、28卒をはじめ全学年参加可能で、就活を始めたばかりの低学年から本選考を控えた学生まで幅広く参加しています。なお、交換留学生は対象外です。特に商社、デベロッパー、コンサルティングファームなどの人気業界に興味がある学生や、海外大生同士のネットワークを広げたい学生におすすめです。 事前に準備すべきこと まずはBETAEへの会員登録とイベント応募を行いましょう。応募後は事前面談が実施されるため、自身のキャリアプランや興味のある業界について整理しておくことをおすすめします。また、座談会形式で企業担当者と直接話す機会が多いため、参加企業の事業内容や採用情報を事前に調べ、質問したい内容を考えておくとより有意義な時間を過ごせるでしょう。 公式サイト https://betae-career.com/find_an_event/betae_smu_2026/32989 TKF Global Talent Expo TKF Global Talent Expoは、海外大学に正規留学している日本人学生を主な対象としたキャリアイベントです。TKF Projectが主催する海外大生向け最大級の内定直結型就活イベントです。企業説明会だけでなく面接や選考会も実施されるため、短期間で選考を進めたい海外大生から注目を集めています。 開催時期 例年夏休み期間で、2026年は8月8日、9日に開催されます。 開催場所 東京ビッグサイト(東京都江東区) 参加企業 総合商社、デベロッパー、コンサルティングファーム、金融機関、メーカーなど、海外大生採用に積極的な企業が参加しています。2025年の前身イベントには51社が参加し、2026年は約100社規模への拡大が予定されています。 参加費・渡航費 参加費は無料です。 また、海外から帰国して参加する学生向けに特待生制度(奨学金制度)が設けられており、選考を通過した学生は帰国費用の補助を受けることができます。2026年は前年よりも大幅に制度が拡充される予定です。 イベントの特徴 最大の特徴は、海外大学の正規留学生を中心に参加者を限定している点です。海外大生向けに特化したイベントであるため、企業側も海外大学生の採用を前提として参加しているため、留学経験や国際的なバックグラウンドを評価する企業と出会いやすい環境が整っています。 また、企業説明会だけでなく面接や選考会も実施されるため、その場で選考が進んだり、内定につながったりする可能性があります。イベント自体も「内定直結型」を掲げており、短期間で選考を進めたい学生に向いています。夏休み期間中に集中して就職活動を進められる点も魅力でしょう。 参加対象者 海外大学に正規留学している日本人学生が主な対象です。現地学生やダブルディグリー留学生も参加可能で、一部の交換留学生についても参加枠が設けられています。27卒、28卒など卒業年度を問わず参加できるため、低学年の学生がインターンシップや業界研究を目的に参加することも可能です。 事前に準備すべきこと まずはイベントへの事前登録を行いましょう。企業によっては事前応募やプロフィール登録が必要になる場合があります。また、イベント当日に面接が実施されることもあるため、レジュメの準備や自己PR、志望動機の整理を行っておくことをおすすめします。帰国を伴う場合は、航空券や宿泊先の手配も早めに進めておくと安心です。特待生制度への応募を検討している場合は、応募条件や締切も確認しておきましょう。 公式サイト https://tkf-global.jp/event_tokyo2026 CFN BRIDGE VENTURE COMPANIES こちらはベンチャー企業が参加するイベントで、他のCFNのキャリアフォーラムと同様、日英バイリンガルの学生や大学院生などが対象です。 開催時期 2026年8月7日 開催場所 東京都立産業貿易センター浜松町館(東京都港区) 参加企業 IT系、コンサルなど18社(7月8日時点) 参加費 参加費無料(事前登録必須) イベントの特徴 他のキャリアフォーラムとの一番の違いはベンチャー企業のみが参加するという点です。また、夏に開催されますので、一時帰国中のイギリス留学生にとって参加しやすいです。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生で27卒、28卒もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと まずはCFNに登録し、レジュメを作成しましょう。英文レジュメが基本ですが、日本語のエントリーシートや履歴書の提出を求める企業もあります。興味のある企業の募集要項を確認し、必要書類を準備しておきましょう。また、事前応募や面接予約が必要な企業も多いため、面接対策や自己PRの準備も進めておくことをおすすめします。ベンチャー企業との出会いを重視するイベントのため、自分が興味を持つ業界や企業について事前に調べておくと、当日の面談をより有意義に進めることができます。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/br1/?utm_source=Website&utm_medium=Website&utm_campaign=VentureCompanies_cf ボスキャリ(ボストンキャリアフォーラム) ボスキャリは世界最大級の日英バイリンガル就活イベントで、2025年は9300人以上の学生、求職者が参加しました。 開催時期・申込スケジュール 例年11月に開催されて、2026年は11月20日(金)~22日(日)に開催されます。夏頃から企業エントリーが始まり、秋に面接予約が本格化します。 開催場所 Hynes Convention Center(アメリカ・ボストン) 参加企業 総合商社、外資コンサル、Big4、メーカー、IT系、金融系など、幅広い分野の企業約200社 参加費・渡航費 参加費無料(事前登録必須)。航空券、宿泊費は自己負担ですが、トラベルスカラシップという渡航費補助制度があります。こちらは事前申込必須で、抽選に当たればイギリスや日本から行く場合$350が支給されます。トラベルスカラシップの応募資格は他にもあり、申し込む前には必ず公式サイトを確認しましょう。 イベントの特徴 前述の通り、ボスキャリは世界最大規模の日英バイリンガル就活イベントで、海外大生採用に慣れた企業が多く参加します。一回で複数社を回れるのとその場で内定をもらえることがあり、効率よく就活を進められます。ただし参加する就活生が多いため、人気企業では競争が激しくなる傾向があります。また、ボストンまで行かないといけないため、高いコストがかかります。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生で27卒、28卒もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと まずはCFNに登録し、英文レジュメを作成しましょう。企業によっては事前応募や面接予約が必要なため、興味のある企業の募集情報を早めに確認しておくことをおすすめします。また、面接対策や自己PRの準備も行い、イベント当日に備えましょう。参加を決めたら、航空券や宿泊先の手配も早めに進めておくと安心です。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/bos 参加体験談はこちらから: https://passporter-media.com/articles/46/ 東京ウインターキャリアフォーラム その名の通り、冬に東京で開催される日英バイリンガル就活イベントです。 開催時期 例年12月に開催されます。2026年の開催日はまだ公表されていません。 開催場所 2025年は東京ビッグサイト西4ホール(東京都江東区) 参加企業 総合商社、旅行、メーカー、IT系、金融系など、幅広い分野の企業約100社(2025年情報) 参加費 参加費無料(事前登録必須) イベントの特徴 冬に東京で開催される日英バイリンガル就活イベントで、海外大生採用に慣れた企業が多く参加します。一回で複数社を回れるのとその場で内定をもらえることがあり、効率よく就活を進められます。ちょうどクリスマス休みに入っている時期ですので、一時帰国している学生も多く、参加しやすいです。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生で27卒、28卒もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと まずはCFNに登録し、レジュメを作成しましょう。英文レジュメが基本ですが、日本語のエントリーシートや履歴書の提出を求める企業もあります。興味のある企業の募集要項を確認し、必要書類を準備しておきましょう。また、事前応募や面接予約が必要な企業も多いため、面接対策や自己PRの準備も進めておくことをおすすめします。開催前にはオンライン交流会や相談会が実施されるため、不安なことがあれば事前に相談しておくと安心です。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/tkw1 ロンキャリ(ロンドンキャリアフォーラム) ロンキャリはヨーロッパ最大規模の日英バイリンガル就活イベントで、ロンドンで開催されますのでイギリス留学している学生にとって参加しやすいです。 開催時期 例年2月に開催され、2026年は2月21日~22日でした。 開催場所 West Hall, Olympia(イギリス・ロンドン) 参加企業 主にコンサル、金融、メーカーなど約40社 参加費・渡航費 参加費無料(事前登録必須)。ボスキャリと同様にトラベルスカラシップ制度があり、イギリス国内だけでなくヨーロッパの対象学生に交通費が補助されます。こちらは事前申込必須で、抽選に当たればそれぞれの地域に応じた額が支給されます。トラベルスカラシップの応募資格は他にもあり、申し込む前には必ず公式サイトを確認しましょう。 イベントの特徴 ボスキャリと比べると規模が小さく、落ち着いた雰囲気で面談しやすいです。ただし規模が小さい分、参加企業数は限定的です。ボスキャリと同様、当日面接という場合もあり、比較的速く就活が進みます。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生で27卒、28卒もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと こちらもボスキャリ同様、まずはCFNに登録し、英文レジュメを作成しましょう。企業によっては事前応募や面接予約が必要なため、興味のある企業の募集情報を早めに確認しておくことをおすすめします。また、面接対策や自己PRの準備も行い、イベント当日に備えましょう。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/ldn @passporter_ ロンキャリって何?ボスキャリとの違いは by Ayaka ロンキャリは、イギリス・ロンドンで開催される海外大生向けの就活イベント🇬🇧 ボスキャリとの違いはまず「企業数」。ボスキャリは企業数も多く、採用枠も多い。ロンキャリは参加企業数が少な分採用枠も少なめ。勤務地はどちらも日本配属が中心。 「開催地」の違いは、ボスキャリ→ボストン、ロンキャリ→ロンドン。 「開催時期」も違っていて、ボスキャリは年末ごろ、ロンキャリは年始ごろ。 「参加者」は、ボスキャリ→北米中心、ロンキャリ→ヨーロッパ中心。 ボスキャリのほうが規模が大きいけど、ロンキャリならではのメリットもある‼️ メリット①二日間だから体力的にも楽 企業数が限られている分狙い撃ちができるから、初参加でも回しやすい! メリット②ボスキャリのいい練習になる しかも最近参加企業数が増えているから、今後もっと伸びる可能性もある。企業によってはイギリス🇬🇧と日本🇯🇵のインターン枠も出てるから、イギリス在住の学生はぜひチェックしてみてね。 ➡️ メディアサイトでは留学生によるお役立ち記事も読めるよ!プロフィール欄のリンクからアクセス @passport_to___ 【Who are we?】 📚 海外留学を目指す学生や、いま留学中の学生に向けて 経験者のリアルな情報を発信しています。 🎓 運営メンバーは現役海外大学生&卒業生! 留学を目指す人と留学生がつながれる場所になっています✨ 🤝 海外大学生同士でつながれるコミュニティ 交流会や就活・キャリアイベントを開催予定 ! #留学生活#海外大学#イギリス留学#イギリス大学#就活 ♬ Vlog - wouldliker ロスキャリ(ロサンゼルスキャリアフォーラム) ロスキャリはアメリカ西海岸で唯一のキャリアフォーラムです。 開催時期 例年4月に開催され、2026年は4月11日~12日でした。 開催場所 Los Angeles Convention Center South Hall G(アメリカ・ロサンゼルス) 参加企業 コンサル、金融、IT系、メーカーなど約50社 参加費 参加費無料(事前登録必須) イベントの特徴 ボスキャリと比べると規模が小さく、落ち着いた雰囲気で面談しやすいです。ただし規模が小さい分、参加企業数は限定的です。ボスキャリやロンキャリと同様、当日面接という場合もあり、比較的速く就活が進みます。 イベントの2日間とも開場前特別セミナーがあり、ロスキャリを最大限活用する方法などをCFNスタッフが解説してくれます。 その他にもレジュメの書き方やケーススタディのワークショップ、そしてレジュメ添削や模擬面接が開催されます。事前申込が必須だったり当日整理券を受け取る必要があったりと、受付はさまざまですので気になる人はあらかじめ公式サイトを確認しておきましょう。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生で27卒、28卒もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと こちらもボスキャリ同様、事前にCFNアプリをダウンロードして、参加登録します。また、企業への事前応募、面接予約も必要です。ロスキャリ開催前には対策ウェビナーや相談会などが開催され、ロスキャリを最大限活用するために参加して準備万端で当日を迎えましょう。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/los 海外大生向け就活支援サイト主催のイベント サービス開催時期開催形式・場所特徴マイナビ国際派就職通年オンライン・東京など合同説明会や就活座談会が充実LabBase通年オンライン中心研究内容を生かした就活が可能ONE CAREER通年オンライン・主要都市業界研究や企業研究向けConnect Job通年オンライン中心個別サポートや特別選考あり帰国GO.com通年オンライン中心ES添削や模擬面接などのサポートが充実 マイナビ国際派就職 マイナビ国際派就職は、海外大学生や留学経験者、外国人留学生向けに就職活動支援を行うサービスです。キャリアフォーラムのような単発イベントではなく、合同説明会や企業セミナー、就活対策講座などを年間を通して開催しています。 開催時期 年間を通してさまざまなイベントが開催されています。特に夏休み期間、冬休み期間、就活本選考前には合同企業説明会やオンラインイベントが増える傾向にあります。参加には事前予約が必要な場合が多いため、公式サイトで最新情報を確認しましょう。 開催形式・場所 オンライン・対面の両方で開催されています。 対面イベントは主に東京や大阪などの主要都市で開催され、海外からでも参加しやすいようオンラインイベントも充実しています。 参加企業 主に日系企業が中心です。メーカー、商社、IT、金融、インフラ、人材など大手企業から中堅企業まで幅広く参加します。 参加費・渡航費 参加費は無料です。交通費や宿泊費の補助は基本的にありません。 イベントの特徴 マイナビ国際派就職は、海外大学生や留学経験者向けの合同説明会や就活セミナーを開催していて、日本での就職を目指す学生にとって企業研究や情報収集の場として活用できます。CFN主催のキャリアフォーラムのように短期間で選考や内定獲得を目指すイベントというよりは、幅広い企業と出会いながら就職活動の準備を進められることが特徴です。また、オンラインイベントも多く開催されているため、海外に滞在しながら参加しやすい点も魅力でしょう。 一方で、参加企業は日系企業が中心であり、外資系企業や海外大生向け採用に特化した企業は比較的少ない傾向があります。また、イベント参加後は通常の採用フローに沿って選考が進むことが多く、キャリアフォーラムのようにイベント期間中に内定まで進むケースは一般的ではありません。 参加対象者 27卒、28卒で海外大学・大学院に在学中の学生や留学経験者、帰国子女など、日本での就職を目指すグローバル人材を主な対象としています。海外大学生向けの合同説明会や就活イベントも開催されており、就職活動を始めたばかりの人から本選考を控えた人まで幅広く参加できます。特に、日本企業について理解を深めたい人や、まずは企業研究・業界研究から始めたい人におすすめです。 事前に準備すべきこと まずはマイナビ国際派就職に登録しましょう。 イベントによっては事前予約が必要です。自己PRやガクチカを整理しておくと、企業との交流やその後の選考にスムーズに対応できます。 また、企業研究を行い、興味のある企業を事前にリストアップしておくことをおすすめします。 公式サイト https://global.mynavi.jp LabBase LabBaseは、理系学生・大学院生向けの就職支援サービスです。研究内容を登録することで企業からスカウトを受けられるほか、理系人材を対象としたキャリアイベントや合同説明会も開催しています。特に研究内容や専門性を重視する企業が多く参加しているため、研究経験を活かして就職活動を進めたい人に人気があります。 開催時期 年間を通してさまざまなイベントが開催されています。 業界研究イベントや合同説明会、企業との交流会などが定期的に実施されており、参加には事前登録や予約が必要な場合があります。最新の開催情報は公式サイトで確認しましょう。 開催形式・場所 オンライン・対面の両方で開催されています。 オンラインイベントが比較的多いため、海外大学や大学院に在学中の学生でも参加しやすいのが特徴です。対面イベントは主に東京を中心に開催されています。 参加企業 研究開発職や技術職を募集する企業が中心です。製薬、化学、食品、IT、AI、半導体、電機メーカー、素材メーカーなど、研究職や開発職の採用に積極的な企業が多く参加しています。 参加費・渡航費 参加費は無料です。交通費や宿泊費の補助は基本的にありません。 イベントの特徴 LabBaseの最大の特徴は、学歴やガクチカだけでなく、研究内容や専門性を重視して企業とマッチングできる点です。研究概要を登録することで企業からスカウトを受けられるほか、イベントでは研究内容について企業担当者と直接話す機会もあります。そのため、修士課程や博士課程の学生、研究職や技術職を志望する学生にとって効率的に企業と出会うことができます。 一方で、参加企業の多くは理系採用を目的としているため、文系学生にはあまり向いていません。また、総合職採用よりも研究職・技術職採用が中心であるため、職種によっては選択肢が限られる場合があります。 イベント参加後は通常の採用フローに進むケースが一般的です。 企業によってはイベントをきっかけに早期選考や特別選考へ案内されることもありますが、CFN系イベントのように数日で内定が出るケースは多くありません。 参加対象者 27卒、28卒で理系学部生、大学院生、博士課程学生を主な対象としています。特に研究経験を活かしたい人や、研究職・開発職・技術職を志望する人におすすめです。海外大学や海外大学院に在学している学生も参加できるため、日本で研究開発職として働きたい人にとって有力な選択肢の一つとなるでしょう。 事前に準備すべきこと まずはLabBaseに登録し、自身の研究内容や専門分野を詳しく記入しましょう。LabBaseでは研究概要が企業とのマッチングに大きく影響するため、研究テーマや成果、使用した技術などを分かりやすく整理しておくことが重要です。また、参加企業の事業内容や募集職種を事前に確認し、自分の研究との関連性を説明できるよう準備しておくとよいでしょう。 公式サイト https://compass.labbase.jp/careerevent One Career ONE CAREER(ワンキャリア)は、新卒向け就職支援サービス「ONE CAREER」が主催する就活イベントです。合同企業説明会や業界研究イベント、企業ごとのセミナーなどが年間を通して開催されており、国内外の学生が幅広く参加しています。海外大学生向けの特集やイベントが組まれることもあり、日本での就職を考える留学生や海外大生にとって情報収集や企業研究の場として活用できます。 開催時期・申込スケジュール 年間を通してさまざまなイベントが開催されています。 業界研究イベントや企業説明会、選考対策イベントなどが定期的に実施されており、特に夏季・秋季・本選考前の時期に開催数が増える傾向があります。イベントごとに申込締切が設定されているため、最新情報は公式サイトで確認しましょう。 開催形式・場所 オンライン・対面の両方で開催されています。 オンラインイベントが充実しているため、海外に滞在している学生でも参加しやすいのが特徴です。対面イベントは主に東京や大阪などの主要都市で開催されています。 参加企業 大手日系企業から外資系企業、ベンチャー企業まで幅広い企業が参加しています。総合商社、コンサルティング、IT、メーカー、金融、広告、人材などが主な業種です。イベントごとに参加企業は異なりますが、人気企業が参加することも多く、業界研究の機会として活用できます。 参加費・渡航費 参加費は無料です。交通費や宿泊費の補助は基本的にありません。 イベントの特徴 幅広い業界・企業の情報を一度に収集できます。企業説明会だけでなく、就活対策講座や業界研究イベントも開催されており、就職活動を始めたばかりの学生でも参加しやすいでしょう。また、オンライン開催のイベントも多いため、海外大学に在学している学生でも気軽に参加できます。 一方で、CFN主催のキャリアフォーラムのように面接や選考をその場で進めるイベントは少なく、企業研究や情報収集の側面が強い傾向があります。そのため、短期間で内定獲得を目指すというよりは、就職活動の準備や企業との接点づくりに活用するイベントといえるでしょう。 イベント参加後は通常の採用フローに進むケースが一般的です。 イベントをきっかけにインターンシップや早期選考へ案内されることもありますが、キャリアフォーラムのようにイベント期間中に内定まで進むことは一般的ではありません。 参加対象者 ONE CAREERイベントは、日本国内だけでなく海外留学している大学生・大学院生を対象としています。27卒、28卒をはじめ学年を問わず参加できるイベントも多く、就職活動を始めたばかりの人から本選考を控えた人まで幅広く利用されています。特に、さまざまな業界や企業について知りたい人や、まずは企業研究・業界研究を進めたい人におすすめです。 事前に準備すべきこと まずはONE CAREERに登録し、参加したいイベントを予約しましょう。イベントによっては事前アンケートやプロフィール登録が必要な場合があります。また、参加企業について事前に調べ、自分が興味を持つ業界や企業を整理しておくと、イベントをより有効活用できます。企業への質問をあらかじめ考えておくのもおすすめです。 公式サイト https://www.onecareer.jp/events/seminar?page=1&per=30&sort=time_limit_at&companiesToFollow=false&searchByCurrentUserGraduateYear=false&prefectures=%7B%22online%22%3Afalse%2C%22prefecture_ids%22%3A%5B%5D%7D&isOnecareerHostingEvent=false&upperLimitOfCompanyReview=5&lowerLimitOfCompanyReview=0&search_query= Connect Job Connect Jobは、グローバル人材の採用支援を行うフォースバレー・コンシェルジュが運営する就職支援サービスです。外国人留学生向けのサービスとして知られていますが、日本人の海外大学生向けの専用サービスも提供しており、企業説明会や選考会、キャリアカウンセリングなどを通じて日本での就職活動をサポートしています。海外大生限定の特別選考ルートが用意されることもあり、海外からでも効率的に就職活動を進められることが特徴です。 開催時期・申込スケジュール 年間を通してさまざまなイベントが開催されています。 合同説明会や合同選考会、企業ごとの説明会・選考会、就活対策ウェビナーなどが随時開催されており、イベントごとに申込締切が設定されています。最新情報は公式サイトで確認しましょう。 開催形式・場所 オンライン・対面の両方で開催されています。 海外大生向けイベントはオンライン開催が多く、海外に滞在したまま参加できるものも少なくありません。また、ロンドンやソウル、台北など海外都市でのジョブフェア開催実績もあります。 参加企業 海外大学生やグローバル人材の採用に積極的な企業が参加しています。コンサルティング、IT、メーカー、商社、人材、インフラ、サービスなどがあります。イベントごとに参加企業は異なりますが、海外経験や語学力を評価する企業が多いことが特徴です。 参加費・渡航費 参加費は無料です。オンラインイベントも多いため、海外からでも費用を抑えて参加できます。交通費や宿泊費の補助は基本的にありません。 イベントの特徴 Connect Jobの最大の特徴は、イベント参加だけでなく、個別キャリアカウンセリングや面接対策などのサポートを無料で受けられることです。海外大生向けの特別選考フローが用意されることもあり、企業によってはESやWebテストが免除されるケースもあります。また、海外大卒社員との座談会や交流イベントも開催されているため、海外から日本就職を目指す学生にとって貴重な情報収集の機会になります。 一方で、CFN主催のキャリアフォーラムのように数百社規模の企業が集まる大型イベントではなく、企業とのマッチングや個別サポートを重視したサービスです。そのため、多くの企業を一度に比較したい人にはやや物足りなく感じるかもしれません。 イベント参加後は通常の採用フローに進むことが多いですが、企業によっては海外大生向けの特別選考ルートや早期選考に案内されることがあります。CFN系イベントほどの短期決戦ではありませんが、一般応募よりもスムーズに選考が進むケースがあります。 参加対象者 Connect Jobは、27卒、28卒などで海外大学・大学院に在学中の日本人学生や留学経験者を主な対象としています。また、日本での就職を目指す外国人留学生も利用しています。特に、日本企業への就職活動が初めての人や、ES・面接対策など個別サポートを受けながら就活を進めたい人におすすめです。 事前に準備すべきこと まずはConnect Jobに登録しましょう。イベントによっては履歴書なしで応募できますが、選考に進む際にはレジュメや応募書類が必要になります。また、キャリアカウンセリングや面接対策を無料で受けられるため、積極的に活用することをおすすめします。興味のある企業や業界を事前に調べておくと、イベントをより有効活用できるでしょう。 公式サイト https://job.connectiu.com/job-event/japanese_speakers 帰国GO.com 帰国GO.comは、海外留学経験者や海外大学生を対象とした就職支援サービスです。2006年から運営されており、日本での就職を目指す留学生に向けて、企業説明会や就職セミナー、個別カウンセリングなどを無料で提供しています。過去にはUniversity of Edinburgh(エディンバラ大学)やUniversity College London(UCL/ユニバーシティカレッジロンドン)で企業のオンキャンパス選考会が開催されたことがあります。イベント参加だけでなく、ES添削や模擬面接などのサポートも受けられるため、海外から日本就職を目指す学生にとって心強いサービスです。 開催時期・申込スケジュール 年間を通してさまざまなイベントやセミナーが開催されています。 企業説明会や就活セミナー、大学訪問型イベント(オンキャンパスセミナー)などが随時実施されており、イベントごとに申込期限が設けられています。また、会員限定で参加できるWEB企業説明会もあります。 開催形式・場所 オンライン・対面の両方で開催されています。 オンライン企業説明会や就職カウンセリングが充実しているため、海外に滞在したままでも参加可能です。また、一部の大学では企業によるオンキャンパスセミナーや選考会も実施されています。 参加企業 留学生採用やグローバル人材採用に積極的な企業が参加しています。メーカー、商社、IT、建設、製薬、人材、サービスなどがあります。大手企業だけでなく、成長企業やグローバル展開を進める企業も多数掲載されています。 参加費 参加費は無料です。会員登録、カウンセリング、企業説明会、ES添削、模擬面接などのサービスも基本的に無料で利用できます。 イベントの特徴 帰国GO.comの特徴は、イベント参加だけでなく、就職活動全体をサポートしてくれる点です。経験豊富なカウンセラーによる個別相談に加え、ES添削や模擬面接、企業別アドバイスなども受けることができます。また、会員限定の企業説明会や非公開求人の紹介もあり、留学生向けのサポートが充実しています。 一方で、ボスキャリのような大規模合同就活イベントではなく、個別支援やマッチングを重視したサービスです。そのため、一度に多くの企業と接触したい人よりも、就職活動を伴走してもらいながら進めたい人に向いています。 イベント参加後は通常の採用フローに進むことが一般的です。 ただし、帰国GO.com経由で企業を紹介してもらったり、企業説明会から選考に進んだりするケースもあります。CFN系イベントのような短期集中型ではなく、中長期的に就職活動を支援するスタイルです。 参加対象者 帰国GO.comは、正規留学・交換留学・短期留学を問わず、留学経験のある学生を対象としています。また、現在留学中の学生だけでなく、今後留学予定の人も利用できます。27卒、28卒などの海外大学生や交換留学生、帰国子女など、日本での就職を考えている人におすすめです。 事前に準備すべきこと まずは帰国GO.comに会員登録しましょう。会員になると、企業説明会への参加や就職カウンセリングの予約ができるようになります。また、ES添削や模擬面接などのサポートも受けられるため、就職活動を始めたばかりの人は積極的に活用することをおすすめします。興味のある企業や業界を事前に調べておくと、イベントをより有効活用できるでしょう。 公式サイト https://kikokugo.com 海外大生が就活を成功させるコツ 事前準備を徹底する 就活イベントは当日が本番ではなく、事前準備が重要です。特にCFN系列やTKFなどの選考直結型イベントでは、事前応募や面接予約が行われるため、早めにレジュメやプロフィールを準備しておきましょう。 積極的に企業や社員と交流する 興味のある企業だけでなく、これまで知らなかった企業の話も積極的に聞いてみましょう。実際に社員と話すことで企業の雰囲気や仕事内容への理解が深まり、新たな選択肢が見つかることもあります。 面接を意識して参加する 選考直結型のイベントでは、その場で面接が行われることもあります。自己紹介や留学経験、学生時代に力を入れたこと(いわゆるガクチカ)などは、いつ聞かれても答えられるよう準備しておくと安心です。 イベント後の行動も大切にする イベントで終わりではなく、その後のインターンシップや本選考、OB・OG訪問につなげることが重要です。気になった企業には積極的に応募し、イベントで得たつながりを今後の就活に活かしましょう。

イギリスのNHS利用|留学生が知っておきたい医療サービス

イギリスの病院に行くとき、多くの人はNHS(エヌ・エイチ・エス National Health Service)という公共の医療制度を利用しています。留学生もビザ申請時に健康保険付加料(IHS)を支払えば、NHS提携の公立病院を受診できます。ですが、NHSをうまく活用するためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があるんです。 この記事では、留学前に知っておきたいNHSの基本的な使い方や、ビザ申請時に支払うIHSについて、さらに病院やGP(かかりつけ医 General Practitioner)の違い、実際に病気になったときの流れまでわかりやすく解説します。 Haruna これまでに何度もイギリスの病院を利用している現地在住者が解説します!どんな流れで医療サービスが受けられるのか、ぜひ参考にしてみてくださいね。 イギリスのNHSって何?医療制度の基本 はじめに、イギリスの公的医療制度「NHS」の仕組みや利用方法についてわかりやすく解説します。 NHS(National Health Service)の概要 1948年にスタートしたイギリスのNHS(National Health Service)は公的な医療制度です。特徴は、多くの医療サービスが無料だったり、もしくは低料金で受けられること。留学生ももちろん対象。ビザ申請時にIHS(健康保険付加料)を支払うことで、NHSのサービスを使えます。 一部は自己負担になる場合もありますが、一般診療、救急医療、入院治療、妊産婦ケアなど幅広いサービスが無料です。 IHS(Immigration Health Surcharge)について イギリスに6か月以上滞在する留学生は、ビザ申請時に「IHS(Immigration Health Surcharge)」を支払っておくことで、ビザの開始日からNHSの医療をイギリス住民と同じように利用できるようになります。料金はビザの有効期間によります。 ビザの期間ごとのIHS料金 ビザの期間料金 ポンド/円6か月以下なし(申請がイギリス国内の場合は£388 / 約73,720円必要)6か月超〜1年未満£776 / 約147,440円 (1年分)1年£776 / 約147,440円1年超〜1年6か月以下£1,164 / 約221,160円 (1年半分)1年6か月超〜2年未満£1,552 / 約294,880円 (2年間分)2年£1,552 / 約294,880円 参考 https://www.gov.uk/healthcare-immigration-application/how-much-pay ※上記の内容は2025年5月時点での料金と為替レート(1ポンド=190円)です。IHS支払い時には最新の情報を必ずご確認ください。 オンライン上でビザ申請時にコースの開始日と終了日を入力し、デビットカードかクレジットカードで支払います。もしも支払いを忘れたり、金額が足りていないと UK Visas and Immigration(UKVI)からメールで知らされます。指定期間内に全額を支払わない場合はビザの申請が却下されてしまいます。 病院とかかりつけ医の違い(Hospital と GP) 日本では、自分の症状をベースに専門医を選んで直接病院に行くことが多いですよね。しかし、イギリスではまずかかりつけ医であるGP(General Practitioner)を訪問し、そこから病院(Hospital)の専門医を紹介してもらう流れです。 病院の外来は基本的に紹介制で、専門的な検査や手術、入院治療が必要な場合に利用します。救急(Accident and Emergency)でなければ、基本的にはGP→病院の流れが一般的です。 GPで相談できること GPは地域の診療所、かつ最初に相談する窓口で、必要に応じて病院や専門医を紹介してくれます。風邪や体調不良、慢性的な症状など病気や健康全般について相談でき、処方箋も出してくれます。 GPで診てもらい検査に進む場合は、その結果が出てから精密検査や追加診療で専門医のいる病院に紹介されるケースが多いです。診察は対面のときもあれば、GPに行かずに電話で遠隔診療する場合もあります。 閑静な住宅地にひっそりとたたずむGP 渡英後はまず「GP登録」から始めよう イギリスに到着したら、なるべく早めに「GP(かかりつけ医)」への登録をしましょう。登録のタイミングや方法をここからお伝えします。 登録のタイミングと方法 GPの登録方法は、直接GPに行くかオンラインのどちらかです。大学によってはキャンパスに近いGPを紹介しているので、スタッフに尋ねてみましょう。 GPの登録方法 ①GPを探す NHSの公式サイト「Find a GP(GPを探す)」から、新規登録者を受け入れているか、受付時間、利用者の口コミを確認できます。自宅から近く便利なGPに登録する人が多い傾向にあります。 ②登録フォームに入力/記入する 登録フォームは、各GPのウェブサイト、NHSアプリから入手できます。GPで渡される用紙も可能です。 【登録に必要な情報】 氏名 住所 生年月日 学生ビザ証明の共有コード(Share Code) 連絡先(緊急連絡先も含む) 現在の健康状態・病歴 アレルギーの有無 服用中の薬 など 身分証明や住所証明についてはGPによります。地域内の住民のみを受け入れているGPへの登録には、住所証明を用意した方が無難です。また、なかには新規の登録者を受け入れていないGPも。 もしも、留学中に住所が変わる場合はGPへ報告しましょう。NHSの予約に関することや検査結果などが郵便で送られてくることがあります。引っ越し先が登録中のGPの地域外でも、新居に近い新しいGPに移ることができます。 GPの予約方法・診察の流れ 診察は予約制です。コロナのパンデミックを経て、多くのGPでは感染拡大を避けるために、予約をしてからGPへ来てもらう形を取っています。予約方法は、電話、もしくはオンラインです。電話予約はすぐにつながらず、かなり待たされる場合も。オンライン予約を実施しているGPでは、NHSアプリや各GPの予約サイトからリクエストできます。 私が登録しているGPの場合は、GPの予約システムからメッセージ形式で問い合わせをし、少し待ったあとにメッセージや電話で返信があります。問い合わせ内容によっては、看護師や医師と遠隔で会話し、そこで診察が終わる場合もあります。もしくは対面での予約日を決めていきます。 オンラインのいいところは、問い合わせ内容を細かくテキストで伝えられるところです。電話での会話では医療専門用語がすぐに出てこず、詳細をすべて伝えきれないことも。オンラインで履歴を確認できるため、あとで詳細を振り返るのにとても便利です。近年どんどんオンライン化が進み、以前よりサービスの手軽さが上がったと感じています。 夜間や土曜日に予約が取れることもあり、大学のスケジュールに合わせて利用できるのは留学生にとってもうれしいですね。 実際に病気になったら?病院の使い方ステップ 実際に体調を崩したとき、どうすればいいのか不安に感じる方も多いかもしれません。ここでは、症状が出てから病院で診てもらうまでの流れや、緊急時の対応まで、具体的なステップをわかりやすく解説します。いざというときの参考にしてくださいね。 【NHS利用】症状が出てから病院へ行くまで ここでは、GPや病院などNHSを利用するフローの例をご紹介します。長年NHSを利用しているなかで遭遇した、よくあるパターンをシェアさせていただきますね。 NHS利用の流れ 問い合わせ(電話、オンライン) 問診(GP、電話、ビデオ通話) 必要に応じて診察や血液検査や尿検査などの実施(処方箋のみの場合もあり) 検査結果を聞く(GPか電話の場合が多い) 治療が必要な場合は処方箋をもらう or 病院紹介 【病院紹介の場合】 病院での診察予約に関する手紙が届く(病院が指定する予約日時の記載あり) 指定された予約内容を変更したい場合は病院に電話 予約日時の希望を伝え、確定 病院で診察・検査 GPで結果を聞く(病院の検査結果がGPに送られる場合) ※追加で検査を実施する場合は医師から連絡があり、新しい予約日時を相談する流れになります。 病院はGPと違って、多くの専門科が揃っており規模が大きいです。施設が広いため、初めて訪れる場合は指定の場所を見つけるのが難しいことも。予約時間の前に早めに到着しておきましょう。 病院の内部 NHS 111の使い方 NHS 111は、電話やオンラインですぐにGPにつながらない場合や、GPの診療時間外でも相談したいときに利用できる便利なサービスです。まずは電話かオンラインで問い合わせることで、どういったアクションを踏めばいいかをアドバイスしてくれます。相談内容によって対応は変わりますが、以下のような例があげられます。 看護師からの折り返し電話を予約 夜間・週末のGP診療を案内 歯科やメンタルヘルスなどの専門サポートを紹介 登録しているGPに連絡するよう指示 薬剤師に相談するよう案内 自宅で経過観察するよう指導 NHS 111では、病院の予約・キャンセルや診断書の発行はしてもらえないので注意してください。 参考 https://www.nhs.uk/nhs-services/urgent-and-emergency-care-services/when-to-use-111/ 緊急の場合はどうする? GPの診察を待てずに急いでいる!そんなときは緊急外来(A&E)や救急車(999)を利用します。 まず、A&Eについて。 A&E(Accident and Emergency/事故・緊急外来)は、GPの予約を待っていられないほどのつらい症状や怪我があるなど、緊急性の高い場合に利用します。Accident and Emergencyのほか、Emergency Department(救急部)やCasualty(救急)とも呼びます。着いたらまず受付で症状を伝えます。 過去に利用した感想は、とにかく待ち時間が長いということです。予約を取らないことと、重症患者が優先されるため、先に着いているのに後から来た人が早く診てもらっていたりします。診察の流れは、各自の状態によって変わります。 緊急時の例 緊急性が低く深刻でないと判断→GPの予約をすすめられる、処方箋をもらう 緊急の場合→専門病棟に移り場合によっては入院 病院の正面玄関と別にある緊急外来用の入り口 緊急外来ではとても待てないような、命に関わる緊急時であれば、999へすぐ電話を。交通事故や発作など重大なシチュエーションには迷わず利用しましょう。電話で聞かれる内容は、場所、999にかけた理由、連絡先など。救急隊員の到着を待っている間ににできることや、どれくらいで着くかも教えてくれます。 黄色と緑が目印の救急車  処方薬と薬局の使い方 診療後に薬が出されたら...?ここからは、NHSの処方薬の受け取り方や薬代について、基本的な情報をわかりやすくまとめました。 薬はGPが発行する「処方箋」で薬局でもらう GPでの診察が終わり、処方薬が必要であれば処方箋が出されます。診察後にGPと連携している近隣の薬局(Bootsなど)に行き、Prescription(処方箋)というコーナーでスタッフに自分の生年月日、名前、住所を伝えると、あらかじめ用意してある薬が手渡され、支払いに進みます。 薬局内の処方薬受け取りカウンター 薬代の仕組み NHSで処方してもらう薬の料金は、2025年の時点で処方薬1品につき※£9.90(約1,880円)です。ひとつの処方箋に複数の処方薬がある場合は、すべての薬の合計金額を支払います。ですが、留学生でも18歳以下で大学やカレッジでフルタイム教育を受けている学生はNHSの薬代が無料です。 処方薬が頻繁に必要な人は、処方箋前払いシステム(Prescription Prepayment Certificate)を利用するのも手です。各自のケースが対象になるかの確認は必要ですが、利用できる場合はかなりお得です。 例えば有効期限が3か月間のPPCは、事前に£32.05(約6,090円)支払えば、有効期間中にいくつでも薬を受け取れます(一部は適用外)。PPCの購入はオンラインがメインで、申請日から有効です。申請を完了すると、メールでPPCの証明書が送られてくるので、薬を受け取るときに提示できると便利です。 ※上記の内容は2025年5月時点での料金と為替レート(1ポンド=190円)です。 参考 https://www.nhs.uk/nhs-services/prescriptions/save-money-with-a-prescription-prepayment-certificate-ppc/ 市販薬はスーパーや薬局でも買える 処方薬以外はどうでしょうか。結論として、スーパー、薬局で簡単に手に入ります。痛み止めや風邪薬、胃腸薬、花粉症などのアレルギー薬、目薬、塗り薬など種類は豊富です。自分に合えば、留学中にイギリスで薬を買って服用することもできるので、必ずしも日本から持ち込まなくてもなんとかなる場合もあります。 ※個人差がありますので、薬の調達については慎重に判断されることをおすすめします。 NHSと留学保険の違い これまでNHSのサービスについてご紹介してきましたが、イギリス留学中に本当にNHSだけあれば安心なのだろうか?と不安に思う人もいるでしょう。ここからは、NHSのサービスが対象外になる場合と、留学保険との違いについてお話ししていきます。 NHSで医療費の支払いが発生する例 処方薬1品につき£9.90(約¥1,880円)かかるとお伝えしましたが、そのほかにも支払いが発生する例があります。 ・歯科医療 ・眼科治療 ・かつらや布製の医療用サポーター NHSのサイトでは、歯科医療について、治療が始まる時点で18歳未満、または19歳未満で所定のフルタイム教育を受けている場合は、NHSでの歯科治療が無料になると伝えています(治療内容によっては費用が発生する場合もあり)。 治療費がかかる場合には、日本より高いと言われていますので、渡英までに歯の状態を診てもらうと安心ですね。 眼科の例では、街中の眼鏡屋で行っている一般的な視力検査なら£20(約3,800円)ぐらいから受けられますが、専門的な検査になるとさらに費用がかかります。眼鏡を作る場合、場所によっては学生割引が使えるので、検査の前にリサーチしてみましょう。 NHSを使って治療ができる街中の歯医者 Haruna 実は私も、イギリスで歯の詰め物が取れてしまって、数ヶ月放置したあとに日本の歯医者にかかったのですが、衛生的に良くない!こんなに放っておくなんて!とすごく怒られた記憶があります…。 留学保険で補える部分もある NHSのサービスがこれだけ充実しているのなら、留学保険はいらないんじゃ?と思う人も多いでしょう。しかし、留学保険に入ることで受けられる恩恵も多いのが事実です。 NHSの病院、つまりはイギリスの公立病院を利用するとなると、無料で診療が受けられる分、長く待たされることもザラです。問題の症状が落ち着くまでに、ある程度の時間を要すこともめずらしくないのです。その点、留学保険に入っておくことで、プライベートの私立病院が利用できます。ロンドンには日系クリニックが数件あるため、日本人ドクターに日本語でサポートしてもらえる点もありがたいです。 私がまだ学生だったころ、もうダメかと思うような辛い症状があったときや、小さな手術を受けたときもすべて留学保険が適用され、プライベートの日系クリニックを利用しました。電話一本ですぐに予約がおさえられ、スムーズな日本語のサービスが受けられたことで、改めて保険の大切さを知りました。 ※持病や既往症は補償されない場合がありますので、各保険会社に問い合わせてみてください。 医療以外のトラブルにも留学保険が活躍します。加入するプランによりますが、盗難や破損、飛行機の遅延も補償されるケースがあります。 「何がどこまでカバーされているか」知っておくと安心 NHSのサービスだけでいいの? 心配だから留学保険に入る?答えは人それぞれ。留学生のなかには、医療サービスにおいてはNHSだけでじゅうぶんだった、という人もいれば、留学保険があってよかった、という人も。しっかりとそれぞれの特性を把握したうえで、自分に合った選択をしてみてくださいね。 医療の備えは安心な留学生活の第一歩 イギリス在住の筆者も、これまでに何度もNHSのお世話になってきました。幸い、GPの受付スタッフや看護師、医師たちには毎回親切にしてもらっています。電話やオンラインでの問い合わせには、ほとんど返信があり、しっかり話を聞いてくれます。ただ、サービスの質に関してはGPによりけり、という声も多いです。GP登録をする際には、口コミをチェックしたり、同じGPに登録している学生の話を聞いたりと、下調べをしておくとより安心です。 安心して留学生活が送れるように、医療面での準備を万全にしておきましょう! https://www.nhs.uk

UCL現役大学生の留学体験記!イギリス留学のリアルと道のり

京都からイギリスへ: UCL大学留学を決めるまで 自己紹介・バックグラウンド  はじめまして。Nanaです。京都市出身で、中学まで地元で過ごし、高校からイギリスの学校に進学しました。  現在は、University College London(UCL、ユニバーシティカレッジロンドン)でArts and Sciences(アーツアンドサイエンス)学科で勉強しています。一つの専門分野を3年間かけて学ぶ一般的なイギリスの大学とは異なり、この学科ではリベラルアーツ教育に似ていて、文理問わず幅広い分野の科目・デパートメントの授業を取ることができます。  留学を決意したきっかけ 中学2年生の時にスイスでサマースクールに参加した体験が留学を志した原点です。いろいろな国から生徒が来ていて、英語だけでなく、ドイツ語、イタリア語、フランス語などを操る同年代の生徒と出会いました。言語がもたらす新しい人との出会い、つながりや発見に心躍らされました。私もグローバルな世界で過ごしたいと強く思った経験でした。 学校選びから出発まで 本格的に留学を考え始めたのは中学2年生の冬あたりでした。サマースクールで訪れたスイス、友人がすでに留学していたアメリカとイギリスを留学先の候補にしましたが、結局イギリスとアメリカの学校に出願し、先にオファーが来たイギリスの学校に入学することに決めました。 友人に紹介してもらった留学エージェントを通して、学校の選定、受験、インタビュー(面接)を経て、イギリス南西部にあるTaunton School International(TSI、トーントンスクールインターナショナル)への入学が決まりました。インタビュー(面接)や試験はすべて、オンラインで行いました。 Taunton School International(トーントンスクールインターナショナル) の校舎 しかし、この時期(2020年)にちょうど新型コロナウイルス感染症が流行り始め、4月に予定していた渡英は先送りされてしまいました。イギリスには行けなかったものの、学校側がいち早くオンライン授業を導入したため、4月-6月の1学期間は日本の自宅で授業を受けました。思い描いていた留学の始まりではありませんでしたが、振り返ってみればホームシックにならず、少しずつ英語に慣れていく良い機会だったと思います。 Lancing College(ランシングカレッジ)のチャペル TSIではGCSEと呼ばれる中学課程に当たるものを1年間学習しました。2年目からはLancing College(ランシングカレッジ)という現地校に入学し、A-level経済、数学、応用数学、日本語を履修し、受験を経て、UCLに入学しました。 UCL大学生のキャンパスライフ ロンドンならではの魅力と学びの日々 現在通っているUCLはロンドン中心部にあり、1826年に設立された大学で、150を超える国から学生が集まる国際性と400以上のコースを提供し幅広い研究分野を持っているのが特徴です。ロンドンという大都市ならではの刺激的な環境もあり、学びだけでなく生活面でも多くの発見がある大学です。 University College London(UCL)に入学 リベラルアーツ型の学び: Arts and Science学科の特徴 大学ではArts and Science(アーツアンドサイエンス)と呼ばれるリベラルアーツの学科で勉強しています。この学科はイギリスの大学にしてはとてもユニークです。イギリスの大学では基本的に高校で専攻した教科を中心により深く学びます。例えば高校で経済を専攻すると大学でも経済学部やビジネス系の学部に進み、その学部で必修授業をとります。 しかし私の学部では多くの学問の知識をいかに融合させて社会課題の解決策にアプローチするのかに重きを置いています。こういった学問を英語ではInterdisciplinary studiesと呼び、分野横断的(学際的)な学びを意味します。社会課題を解決するのにもさまざまな切り口や専門知識が必要なうえ、分野が異なる人々と協力することも欠かせません。そのようなことを中心に学んでいます。 そのため、履修する授業の半分以上を自分で選択できます。学科の中で、3年間を通して全く同じクラスの組み合わせを取っている学生は誰一人いません。こういった環境が自分の学習生活を唯一無二にします。 実際に履修している授業紹介 私が今年取っている科目は、Principle of international public law(国際法)、Mathematical analysis, Real analysis(解析学)、Database system(データベースシステム)、Macroeconomics/Open and Closed economy(マクロ経済学)、Quantitative methods(定量調査)、Sustainable energy(持続可能エネルギー)、Mandarin(中国語)です。 分野がバラバラでそれぞれ全く関係なさそうに見えますが、Sustainable energyで学ぶエネルギー政策はMacroeconomicsの経済政策につながっていたり、Quantitative methodsで習得する基礎プログラミングはDatabase systemで応用できたりと、他の学生とは違った視点で問題の解決法を見いだすことができます。 課外活動とロンドンでの暮らし 日本語を教えるJapan Societyでの活動 授業外では、Japan Societyと呼ばれるソサエティ(サークル)に参加していて、2週間に1度、学生に日本語を教えています。 Finance and Economics Societyで得た学びと人脈 また、Finance and Economics Societyにも参加しており、週1くらいの頻度で開催されるロンドンの投資銀行などの金融業界で働く方によるセミナーに参加しています。UCLのネットワークはかなり広く、トップ企業で働く卒業生も多いので、いろんな人から話を聞けるチャンスがたくさんあります。 ロンドンの美術館・博物館巡りで深める学び ロンドンには大英博物館(British Museum)やナショナルギャラリー(National Gallery)など、たくさんの権威ある美術館と博物館が集まっていて、ほとんどが入場無料ということもあり、休日にはなるべく行くようにしています。 昨年取ったSocial Theoryの授業ではオリエンタリズム(西洋が東洋をどのようにとらえていたのかを研究する学問領域)のトピックを扱ったのでテムズ川畔にあるTate Britain(テート・ブリテン) の絵画を見に行きました。 Colonialism(植民地主義)などのトピックを考える際、博物館の作品は貴重なソースとなり、実際に鑑賞することでコンテンツの理解をより深めることができます。 高校留学・大学留学を通じて得た学び 広がった視野と情報へのアンテナ 留学して良かったことは、視野が広がったことと得られる情報が増えたことです。異なる文化や価値観を持つ人たちと関わる中で、自分が当たり前だと思っていた考え方が、実は国や環境によって大きく異なることに気づきました。Taunton School時代のルームメートはブルンジ人でした。初めて聞く国からの生徒だった彼女とどうしても話をしたくて、どんな国なのか、何語を話すのかなどを調べた記憶があります。 多様な視点を学べる国際的なクラスメートとの出会い 授業では、さまざまなバックグラウンドを持つクラスメートと意見を交わす機会が多く、同じテーマでも多様な視点があることを学べたのは、とても刺激的でした。日本では、自分がどの政党を支持しているか、政策まで議論することはなかったですが、イギリスでは自国の政策はもちろん、他のヨーロッパ諸国の政策まで網羅している学生も何人かいて、意識の高さがうかがえました。 経済の授業では特に、GDP(国内総生産)成長率やインフレ、利子率を必ず頭に入れておく習慣ができました。円安など、身の回りで起きていることが身につけた知識で理解できるようになっていくのが楽しかったです。 英語力と自己発信力の向上 また、英語でコミュニケーションを取る力が自然と身につき、自信を持って自分の意見を発信できるようになったのも大きな成長です。さらに、留学生活を通じて新しい友人や経験に出会い、自分自身の挑戦する力や柔軟性も養われたと感じています。 留学生活で感じた辛さと乗り越えた経験 言語の壁とコミュニケーションの葛藤 留学で辛かったことのひとつは、最初の頃に感じた言語の壁です。英検2級を取得後に渡英しましたが、授業では、ネイティブスピーカーや先生たちのスピードについていけなかったです。留学当初は宿題を終わらせるのにも、クラスメートの3倍時間がかかりました。 授業がわかるようになっても、友達との会話や冗談を理解し、話すまでにはかなり時間がかかりました。小学校の間に英会話塾に週1で通っていましたが、実際に会話しようとすると、自分のシャイな性格も相まって単語が出てこない場面が多くあり、自分の意見を思うように表現できず、もどかしさを感じることがありました。 辞書を片手に専門用語と格闘する日々 大学に入ってからは、専門的な単語も多くて、今でも辞書は手放せません。ですが、一つ一つの単語の意味を調べる習慣がついたことで、理解できない単元があっても、わかるまで調べたり文献を読んだりして、人一倍深い学びを得たと思います。 これからイギリス留学を目指す人へのメッセージ 留学は挑戦の連続ですが、ぜひ恐れずに一歩踏み出してみてください。その経験が、自分自身を大きく成長させ、未来への大きな力になるはずです。 https://passporter-media.com/articles/10/ https://jp.education-moi.com/article-51-ucl

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【完全ガイド】留学生がイギリスで開設できる銀行口座の種類と方法

こんにちは!編集長のMidoriです。イギリスに留学することが決まったら、渡航準備と並行して考えておきたいのが「現地の銀行口座をどう開設するか」という問題です。日本の口座だけで生活しようとすると、思わぬ手数料やトラブルに直面することになります。本記事ではイギリス留学において必要となるイギリスの銀行口座の種類や開設方法を解説していきます。 なぜ留学中に現地の銀行口座が必要なのか イギリスでは、家賃の支払い、携帯電話の契約、公共料金の支払いなど、日常生活の多くの場面で現地の銀行口座(デビットカード)が前提とされています。特に大家さんとの家賃のやり取りや、大学への学費の一部支払いなどでは、国内の銀行口座から支払うことを求められるケースも少なくありません。 Midori マンチェスター大学に交換留学していた時の寮費の支払いはクレジットカードの一括払いかイギリスの口座からの引き落とし分割払いの選択肢がありました。しかし100万円を超える金額はクレジットカードの上限を優に超えているためその選択肢は実質ないみたいなもので、イギリスの口座を作ることが必須となりました。 イギリスで銀行口座を開設するメリット(送金手数料、生活の利便性) 現地口座を持つ最大のメリットは、日常の支払いにかかる為替手数料や海外取引手数料を大幅に削減できる点です。日本のクレジットカードを毎回使っていると、決済のたびに為替手数料(1〜3%程度)がかかりますが、現地口座からのデビット払いであればこのコストを抑えられます。また、Contactless払いが浸透しているイギリスでは、現地口座のデビットカード1枚あれば、スーパーからバス、カフェの支払いまですべて完結する利便性も大きな魅力です。 イギリスの銀行口座開設前に知っておきたい基礎知識 「現地口座」と「国際送金対応口座」 留学生が検討すべき選択肢は大きく二つに分かれます。一つはイギリスの銀行が発行する「現地口座」で、英ポンド建てで管理され、現地生活に最適化されています。もう一つは、Wiseのような国際送金サービスが提供する「マルチカレンシー口座」です。ただ、銀行免許を持つ現地口座とは法的性質が異なる点に注意が必要です。 イギリスで開設できる現地口座(大手4大銀行とネオバンク・オンライン銀行) イギリスの銀行は、大きく「High Street Bank(伝統的な大手銀行)」と「ネオバンク・オンライン銀行」に分類されます。大手銀行は実店舗を構え、対面でのサポートや小切手の取り扱いなど、幅広いサービスに対応しているのが特徴です。一方でネオバンクはスマートフォンアプリを中心に展開されており、口座開設の速さや手数料の安さで留学生から支持を集めています。それぞれに一長一短があるため、詳しく比較していきます。 大手銀行(Barclays、HSBC、Lloyds、NatWestなど)の特徴 Barclays、HSBC、Lloyds、NatWestはイギリスの4大銀行と呼ばれています。大手銀行の強みは、実店舗での相談ができる安心感と、家賃の保証会社や大学などが「イギリスの伝統的な大手銀行口座」を前提とした手続きにスムーズに対応できる点です。一方で、口座開設には支店での面談や住所証明の提出が必要になることが多く、開設までに数週間かかるケースもあります。 ネオバンク(Monzo、Revolut、Starlingなど)の特徴 Monzo、Revolut、Starlingといったネオバンクは、スマートフォンアプリだけで口座開設が完結する手軽さが最大のメリットです。パスポートによる本人確認さえ済めば、最短で即日〜数日のうちにデビットカード番号が発行され、送金や支払いに使い始めることができます。 ただし、現金の預け入れに対応していない、あるいは対応する提携店舗が限られる、大学によっては「ネオバンクの口座」を家賃の引き落とし先として認めてもらえない場合がある、といったデメリットも存在します。 Midori 私はMonzoの口座を作りました。口座開設はアプリ一つで完結しました。デビットカードは数日間で届き、あまりにも速くて驚きました。 留学生向け学生口座(Student Account)の紹介 大手銀行の多くは、通常の口座とは別に「Student Account」を用意しています。学生口座は口座維持手数料が無料であることが多く、当座貸越(overdraft)枠が優遇されるなど、学生ならではの特典が付帯しているのが特徴です。ただし多くの場合、学生口座を開設できるのはイギリスの大学に正規に在籍する学生に限られ、語学留学生など短期の滞在者は対象外となることがあるため、事前に各銀行の条件を確認する必要があります。 イギリスの銀行口座開設に必要な書類 銀行の種類にかかわらず、口座開設時には概ね以下の書類が求められます。渡英前から準備できるものも多いため、早めにチェックしておきましょう。 パスポート 本人確認書類として、有効なパスポートの原本が必須です。ネオバンクの場合はアプリ上でパスポートをスキャンし、あわせて自撮りによる顔認証を行うことで本人確認が完了します。 学生ビザ(eVisa) 現在、イギリスの学生ビザは物理的なカード(BRP)ではなく、オンライン上の「eVisa」としてUKVI(UK Visas and Immigration)アカウントに記録される形式に完全移行しています。かつては渡英後にBRPカードを郵便局などで受け取る流れが一般的でしたが、現在は事前にUKVIアカウントを作成し、そこに紐づくeVisaの情報(シェアコードなど)を銀行に提示する形で本人確認・在留資格の証明を行います。銀行によってはeVisaのシェアコードの発行方法をオンラインバンキングのFAQで案内している場合もあるため、渡英前にUKVIアカウントを作成し、パスポート情報を正しく紐づけておくとスムーズです。 在学証明書(Proof of Enrolment / Bank Letter) 大学が発行する「Bank Letter」または在学証明書(Proof of Enrolment)は、留学生が銀行口座を開設する際の重要書類です。特に住所証明を用意できない留学初期の学生にとっては、このBank Letterが住所証明の代わりとして認められるケースも多く、大学の学生課やインターナショナルオフィスに早めに発行を依頼しておくことをおすすめします。 住所証明(Proof of Address)の取得方法 住所証明としては、公共料金の請求書、賃貸契約書(Tenancy Agreement)、大学の寮の入居証明などが一般的に使用されます。渡英直後はまだ公共料金の請求書が手元にないケースが多いため、大学の寮に入居する場合は寮の契約書を、民間の賃貸物件に住む場合は大家さんとの賃貸契約書を住所証明として活用するとよいでしょう。 イギリスで銀行口座を開設する具体的な手順 大手銀行とネオバンクでは、口座開設までの流れが大きく異なります。ここではそれぞれのケースに分けて解説します。 大手銀行(実店舗型)の場合 大手銀行では、まず銀行の公式サイトから口座開設の予約(International Student Account Opening Appointment)を行うのが一般的です。渡英前からオンラインで仮申込みができる銀行もありますが、最終的な本人確認や書類提出は、渡英後に支店の窓口で対面で行う必要があります。 予約日には、パスポート、学生ビザ関連書類、大学のBank Letter、住所証明などを持参し、行員との面談を受けます。住所証明が用意できない場合は、Bank Letterで代用できるかどうかを事前に銀行へ確認しておくとトラブルを避けられます。面談後、審査を経てデビットカードとPINコードが登録住所宛てに郵送され、口座が正式に利用可能になります。 ネオバンク・オンライン銀行の場合 ネオバンクの場合は、まずスマートフォンにアプリをダウンロードし、アプリ内の指示に従ってパスポートのスキャンと顔認証による本人確認を行います。この際、送付先となるイギリス国内の住所登録が必須となる点に注意が必要です。デビットカードやカード情報が記載された初期書類はこの住所宛てに郵送されるため、渡英後の住居が確定してから申し込むのが基本的な流れになります。 Midori 手続きが本当に速いため、過度な心配は必要なく、渡英後のバタバタが落ち着いてから申請しても遅くないです。 大手銀行と異なり、公共料金の請求書のような「住所を証明する書類」の提出は不要なケースが多く、この点が手続きのスピード感の違いにつながっています。ただし住所自体の登録は必須であるため、「住所証明書類が不要」であることと「住所そのものが不要」であることを混同しないよう注意しましょう。本人確認が完了すれば、アプリ上ですぐに口座番号やカード番号が発行され、実際のデビットカードは数日〜1週間程度で自宅やフラットのメールボックスに届きます。 Monzoのデビットカードが入っている封筒の裏 口座開設にかかる期間・注意点 大手銀行の場合、予約から面談、審査を経てカードが手元に届くまでにおおむね2〜4週間程度を見込んでおくと安心です。渡英直後は住居や大学の手続きなどで忙しくなりがちなので、早めに予約を入れておくことをおすすめします。 ネオバンクの場合は、本人確認さえスムーズに完了すればアプリ上での口座開設自体は即日〜数日で完了しますが、デビットカードの郵送には別途数日〜1週間程度かかる点は留意しておきましょう。 よくあるトラブルとしては、住所証明が用意できずに大手銀行の面談予約を進められない、パスポートの写真と顔認証がうまく一致せずネオバンクの本人確認が通らない、といったケースが挙げられます。前者は大学のBank Letterで代替できないか事前に銀行に確認すること、後者は照明が十分な明るい場所で撮影し直すことで解決できる場合が多いです。 口座開設後にやるべきこと デビットカードの受け取りと有効化 カードが届いたら、同封の案内に従ってアプリまたは電話、ATMでの有効化(Activation)を行います。あわせてPINコードの設定も忘れずに行いましょう。 オンラインバンキングの設定 多くの銀行では、口座開設と同時にオンラインバンキングやモバイルアプリの利用登録も可能です。残高確認や送金、公共料金のDirect Debit(自動引き落とし)の設定など、日常的な口座管理はアプリから行うのが基本になるため、早めに設定を済ませておくと安心です。 マンチェスター大学のDirect Debitで学費が引き落とされる日(マンチェスター大学HPより) Midori マンチェスター大学の寮費をDirect Debitで支払う場合、Direct Debitの設定期限や引き落としの日が事前に通知されます。それまでに設定しておかなかったり引き落とし日に口座に入っているお金が足りなかったりすると支払えができないです。そのため、何をいつまでに設定していつ引き落とされるのかなどはあらかじめ把握しておきましょう。 日本からの送金方法(海外送金アプリとの連携) 口座開設後は、日本の口座からイギリスの口座へどのように送金するかも考えておく必要があります。銀行間の直接送金は手数料が高くなりがちなため、WiseやRevolutといった国際送金アプリを併用し、為替手数料を抑えながら定期的に送金する留学生が多いです。開設した現地口座の口座番号(Account Number)とソートコード(Sort Code)を控えておき、送金アプリの受取先として登録しておくとスムーズです。 Midori 友人数人と一緒に旅行したりご飯に行ったりすると、1人が立て替えてくれてあとでまとめて支払うみたいな状況が多々ありました。その都度オンラインで送金していたので、イギリスの銀行口座に送金できるようにしておくのは社交面から見ても大事です。ちなみにある時現金で友人にお金を返そうとしたら「今どき誰も現金なんか使ってないよ!」と鼻で笑われた経験があります……。オンライン送金ができることはある意味死活問題ですね。 まとめ イギリスでの銀行口座開設は、大手銀行なら対面での手続きと住所証明の準備、ネオバンクならアプリでの本人確認とスピード感が特徴です。どちらを選ぶ場合も、パスポート、学生ビザ関連書類、大学のBank Letterは共通して必要になるため、渡英前から準備を進めておくとスムーズに進められます。自分の生活スタイルや大学の要件に合わせて、大手銀行とネオバンクを比較しながら、自分に合った口座を選んでみてください。 https://passporter-media.com/articles/63-uk-study-fee/ https://passporter-media.com/articles/52-uk-university-scholarships/

AI時代に海外留学する意義とは?AIに代替されない3つの力

こんにちは。最近、UCL(ユニバーシティカレッジロンドン)を無事好成績で卒業することができたので安心しています。Ayatoです。ところで日経平均株価の急変や中東問題、とある音楽が流行ったと思ったら次の世代の新たな音楽に取って代わられたり、話題が尽きない情勢ですが、その中でも圧倒的にニュースのヘッドラインや日々の話題をさらうのは人工知能を意味するArtificial Intelligenceの頭文字を取ったAIでしょう。私は、海外大学で学んだという稀有な背景を持つ一人の日本人として、時折海外教育の価値を改めて考えることがあります。 今回は、私のAIと海外教育に関する考えを、いくつかざっくばらんにご紹介しようと思います。この記事をきっかけに、自らの考えを発展させたり、海外大学で学ぶ気持ちを高めてもらえたら嬉しいです。 生成AIとの出会い ChatGPTが大学生の間で爆発的に知られ始めたのは、私がUCLのファウンデーションコースを終える間際のことでした(2023年4月ごろ)。友達がPCを囲んで騒いでいるのを聞きつけて、画面を覗き込んでみると、ただのチャットボックスのような画面がありました。特に驚きはしませんでしたが、その友達がこのチャットはエッセイを書くことができると言ったので、私は疑惑と期待を抱きながら次のような文章を打ち込みました。 「Write a 500-word essay on the impact of global warming referring to three perspectives.」 そうすると、ものの30秒でしょうか。あっという間に大量の文章が生成されました。生成されるスピードに追いつくように読もうとしましたが、なんとか要旨を捉えられました。これには驚きました。私が心血注いで考えてきた英検などの資格試験でよく問われる一般的で複雑になりうる問いについて、一瞬とも言えるスピードで回答してしまいました。これに対し、私は2017年ごろのiPodのインターフェースソフトウェアの大幅にアップデートにより見た目が大きく変わった時と似たような感動を覚えました。 「こんなことができるようになったのか」と。 AIが可能にしたことはとても多いです。しかし、デメリットに焦点が当たっている記事はあまり多くないため、両面を議論するようなスタイルで是非を考えるきっかけになるような記事を書こうと思います。留学によって得られる力を解説しながらAIとの付き合い方を論じていきます。 (The image is generated by GPT.)  ①個性|AIに任せた文章は個性が薄れやすい あらゆる情報や解決策がAIで手に入れられる状況にあること自体が問題なのではなく、自らが頭を捻って書いたのだという実感が得られないことです。何かを考えてそれをAIでチェックしたり、体裁を整えたりすることさえも本来であればしっかりと責任を持って行う必要のある事項です。 しかし、99%は自分の意に沿うものを出してくるからこれでいいかと妥協してしまう。その妥協はあまり感心できるものではありません。でもそうやって AIを使っているつもりが、次第にAIに判断を委ねるようになる ケースは実は少なくないのではないかと思います。最悪なケースだと、最初に考えることでさえ放棄して、AIが言うことの言いなりになっているという人のことも聞いたことがあります。 自分で考えて作ってチェックしたものは、それなりに情がこもっていて、文章の片鱗にその言葉の選び方や熱意が現れるはずです。しかし、AIは無難な表現を選びますから、目に留まるようなことはあまりないと感じます。 留学では個性豊かな集団の中で自分のアイデンティティを築き上げる これが海外に出ることと何の関係があるのかというと、海外では、個性のあふれる人がたくさんいます。私が最初に海外に出て多くの学生の中で揉まれた2週間目にはアイデンティティクライシスに陥ったものです。それは衝撃的なものですので、画一的な考え方に染まっていた自分を相対的に見るようになり、自らの個性を作り上げていくことになります。 人間ならではの深みはAIにはない そうしたときに、自分とは何かということを初めて自問自答することになります。AIは教えてくれません。いえ、世界の誰も本当の自分について教えてくれることはないのです。でも、そのことに海外に行けば気づけるのです。気づいてからたくさん考えて、そうして磨き上げた個性は、AIが生み出すような整った成果物にも、人間ならではの深みを与えるはずです。 私はそう考えていますが、ここでひとつ問いを残したいと思います。AIは人間と同じで、周りから学習していることは事実です。人間との違いは、学んでいる量がとても多いことです。個性とはどうあるべきでしょうか? (The image is generated by GPT).  ②問いを立てる力|AIは問いの目的を自ら決められない ある程度AIを使いこなしている人であれば、AIの利用範囲が限定的だということは理解できると思います。 もう少し具体化すると、例えば事務作業の代替をさせたい場合には文章を校正したり、調べごとをしたりすることには使えるかもしれませんが、業務そのものを代替させることは難しいです。 ここでいう業務というのは、何らかの仕事を最初から最後まで受け持つという意味です。人間であれば発案から最終成果物を一連の流れとして行うことができますが、AIが得意とするのはそのような複合的なタスクではなく、一つのプロセスを代替することです。 高度な推論能力を備えた、計算コストの高いAIモデルを利用することで、発案や成果物のチェックなども含めて行うことは可能ではあるものの、やはりなぜそれを行うのかを決め、完成した成果物が妥当かどうかを判断し、その結果に責任を負うことは、構造上AIにはできません。 留学によって「問いを立てる力」が身につく 海外で異なる環境に触れて多様な考え方やものの捉え方そのものに触れていると、立てる問いの角度が多様化し、多くのコミュニケーションにより鍛錬される語学力によって正確に表現できるようになってきます。ですから、AIに何かをやらせるにしても、問いの視座が変わります。その意味で、海外経験はAIに負けない背景を提供してくれていると思います。 (The image is generated by GPT). ③批判的思考力|AIはプロパガンダ装置になりうる 2024年3月、イーロン・マスクが率いるxAIは、Grok-1のモデルの重みとアーキテクチャを公開しました。これにより、一定の計算資源と技術を持つ開発者が、既存モデルを調査・改良する可能性が広がりました。 しかし、もしAIを政治利用したりAIが自我を持ったりするようなことになればどうでしょうか?どの国でも高潔な哲学者を雇ってAIを作らなければならないという理由は原理的にはないわけですから、好き勝手市民に信じさせたいことを教育すれば、どのような質問にも特定の方向性を助長するような回答をしてそれが市民の総意になっていくでしょう。 まさにAIに恐ろしいところは、批判的思考力を持たない数多くの人間を一網打尽にしてしまうところにあります。「まさか、AIが我々を破滅に追いやろうとはしていないだろう」「まさか、AIの裏には私利私欲のために動く政治家はいるはずがない」そういった思い込みが、我々の批判を弱くしているのではないでしょうか。 海外大学では批判的思考力が磨かれる 海外大学では、徹底的に批判的思考力を磨かれます。何か文章を書いたりプレゼンテーションをしたりしたら、「なぜそうすることを選んだのか」「このような場合もあるのではないか」「このような人々にとってはあまりよくない受け取られ方をするのではないか」「これは情報を捻じ曲げているのではないか」などの鋭い指摘に晒される機会が多くあります。そのような厳しい審査を経て単位が下りるので、海外大学の卒業生は特に多面的かつ建設的な批判を行う能力に長けていると周りをみていて感じます。 身近な例①:旅行計画でのAI利用 卑近な例を二つ挙げて議論してみたいと思います。第一に、他の記事でも取り上げた旅行計画についてです。旅行計画を立てるのには、細部への注意や効率よく回るための意思決定が重要です。AIを使いすぎると、本来であれば苦労してたどり着いた先の景色に感動していたところ、少し達成感が弱まるかもしれません。 それだけならまだ良いですが、ハルーシネーション(AIが事実とは異なる情報や存在しない架空の事実を、あたかも正しいことのように自信を持って出力してしまう現象)の影響で、あると思っていた交通手段がなかったり、最適な経路でなかったりする可能性もあります。 身近な例②:メール作成でのAI利用 第二に、こちらも他の記事で取り上げていますが、メールでのAI利用です。メールを書くにあたり、AIを使う従業員が増えてきたと聞きますが、実際早く正確にコミュニケーションをするためにより使われるようになっていくと思います。そんななかで自分が特に気をつけているのは、AIを誤字脱字などのチェックに留めて、内容や書き振りなどは自分の目でしっかりとチェックするということです。 当たり前と言えば当たり前ですが、この理由について、私は次のように考えています。AIは文脈を追うことが可能ですが、人間同士のコミュニケーションはメールに限らず対面であったりもします。つまり、関係性が離散的に発展する可能性があり、文字ベースの文脈だけでは全体像を捉えきれないリスクがあります。そこで、自分の目でしっかりとチェックして、書いたものを理解しているようにしています。 https://passporter-media.com/articles/47/ AIとの付き合い方 これだけ負の側面を持つAIですが、やはりスピード感のある世の中でAIを使わないと置いていかれると考えるのは自然なのではないでしょうか。非効率なことにこそ、自分の頭を捻って考えたというような教育的な価値がありますが、現にどんどんAIによって思考を代替することによってスピードを上げていくのが世の中です。その意味で、使い方を知っておくことは重要でしょう。 しかし、AIを使いすぎると短期記憶が少し弱くなると聞きます。つまり、物事の長い話の流れを捉えにくくなってしまう。AIを使わずに考えたときは、答えに辿り着くまでに何回も行ったり来たりを繰り返すので、全体像が自然と頭にできます。 しかし、AIを使うと部分部分を解いて、最後に人間がそれをパッチワークのように貼り合わせるだけで終わりなので、頭にも残りにくい。その場面にならないと思い出せない。今見ているものが、全体像と照らし合わせてどういう意味を持っているのかということを考える頭がなくなってしまう、そんな気がします。 海外大学では生成AIをどのように使っている? 実際に、AIが人間の思考能力に悪影響を与える示唆は多く見かけますが、具体的な対策が取られているのは海外大学に限るようです。日本の大学でも生成AIに関するガイドラインの整備は進んでいます。一方、大学や授業によって具体性や運用方法には差があります。 UCLの生成AI利用ガイドラインの一つのカテゴリー(出典: https://www.ucl.ac.uk/teaching-learning/generative-ai-hub/three-categories-genai-use-assessment) UCLの例をみてみると、AIの利用水準が3つにカテゴライズされています。簡単に分けると、一切のAI使用を禁じているもの、補助的に利用することは可能だが成果物は自分の手で書かなくてはならないもの、AIを主に使用するもの――の3つです。実際の教育活動では、これらのガイドライン通りに行われていて、AIと学習をきちんと分離することができていると思います。このような情報も参考にしながら、日々の学習や仕事に活かしてもらえると良いのかなと思います。 逆に、AIを使うべきところ 以上の批判は、どちらかというと人間が考えるべき部分を代替させることに対する警鐘でしたが、逆に積極的に使っていくべき部分もあると考えています。頭をあまり使わないタスクや、やり方を完全に掌握している繰り返しのタスク、手順を明確に言語化することのできるタスクなどは十分に置き換える動機があると思います。 例えば、管理職の立場に立って考えてみれば、部下に仕事を割り当てて、その成果をチェックするのが主な仕事です。同じように、成果物はAIに指示して作らせて、その中身をしっかりと評価するというようにすると、一人で何人分もの仕事をこなすことができるでしょう。 反対に、ヒューマンエラーの生じうる評価を任せるという使い方も可能だと思います。例えば、締め切り間際でとてつもない分量の書類から誤字脱字がないかどうか最終チェックなどする時には重宝するのではないでしょうか。結局のところ、AIに内在的に悪いところはあまりなくて、使い方や考え方、出てきたものを評価する批判的思考力が重要だと考えています。 まとめ:海外留学とAIの関係性 ここまで、AIの限界や危うさ、そして海外留学がそれにどう対抗しうるかをいくつかの角度から見てきました。最後に、AIと海外留学を三つの観点で比較しながら、この記事を締めくくりたいと思います。 第一に、個性という観点です。AIは無難で洗練された表現を選びますが、それゆえに角が取れて没個性的になりがちです。一方、海外での経験は、自分とは異なる考え方を持つ人々に揉まれることで、否応なく自分自身と向き合う機会を与えてくれます。AIが個性を均していく方向に働くとすれば、海外経験は個性を掘り起こす方向に働くと言えるでしょう。 第二に、問いを立てる力という観点です。AIは与えられた問いに対して優れた回答を返しますが、その問いの目的や妥当性を自ら決めることはできません。海外という異なる環境に身を置くことで、ものの見方や捉え方そのものが多様化し、結果として立てる問いの角度も豊かになります。AIが「答える力」だとすれば、海外留学は「問う力」を鍛えてくれるものだと思います。 第三に、批判的思考力という観点です。AIは、使う人間に批判的思考力がなければ、知らぬ間にプロパガンダの装置にもなりかねません。海外大学では、あらゆる主張に対して「なぜそう考えたのか」を問われ続ける環境の中で、この批判的思考力が徹底的に鍛えられます。AIの回答を鵜呑みにせず、多面的に評価できる力こそ、海外留学を通じて磨かれるものだと感じています。 こうして並べてみると、AIと海外留学は対立するものというよりも、互いの弱点を補い合う関係にあるのかもしれません。AI時代だからこそ、海外に出て個性を育み、問いを立てる力を養い、批判的思考力を鍛えることには、これまで以上の意義があると私は考えています。この記事が、その一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

イギリス留学の費用はいくら?留学経験者が学費・生活費・ビザ・航空券を解説

こんにちは、編集長のMidoriです。今回はイギリス留学にかかる費用について解説していきます。 一口でイギリス留学といっても、ロンドンかそれ以外の都市かでかなり金額が変わってきます。また、ここ数年間で加速している円安の影響やイギリスの物価高で生活費がかなり圧迫されています。その対策としての節約術もお伝えします。私がThe University of Manchester(マンチェスター大学)に交換留学した際の経験も交えてご紹介します。 なお、本記事に出てくる日本円は1ポンド=215円で換算していることをご留意ください。 イギリス留学にかかる費用の目安 年間での出費は専攻や居住都市、生活スタイルによってかなり変わってきますが、一般的な大学・専攻への進学を想定した場合、年間600万~1000万円程度を見込んでおくとよいでしょう。 項目年間の目安学費1万〜3.8万ポンド(215万~817万円)生活費ロンドン:1.5万ポンド〜 (322.5万円~) 地方:1万ポンド〜(215万円~)ビザ申請558ポンド(12万円)(一回のみ)IHS776ポンド(16.7万円)航空券(往復)10万~30万円その他留学保険、教材費、交通費、娯楽など イギリス渡航前にかかる費用(留学準備費) 留学が決まってから実際に飛行機に乗るまでの間にも、まとまった出費が発生します。 学生ビザ/IHS(Immigration Health Surcharge) イギリスで正規留学する場合、Student visa(学生ビザ)を取得する必要があります。主な費用は以下の2つです。 ビザ申請料: 1人あたり558ポンド(約12万円)(2026年4月現在) IHS(Immigration Health Surcharge): 学生の場合、1年あたり776ポンド(約16.7万円)。NHS(イギリスの公的医療制度)を利用するための費用で、ビザの許可期間分をまとめて前払いする仕組みです。 https://passporter-media.com/articles/12/ これに加えて、場合によっては英語力証明のためのテスト受験料(150〜250ポンド(約3.2万〜5.4万円)程度)や、TB(結核)検査費用(50〜100ポンド(約1.1万〜2.2万円)程度)もかかります。ビザ関連の費用だけで、コース期間によっては3,000ポンド(約64.5万円)を超えることも珍しくありません。 注意 場合によっては、ビザ申請時に証明が必要なMaintenance funds(生活費)です。これは「支払う費用」ではなく「口座に保有しておくべき残高」ですが、資金計画上は必ず押さえておく必要があります。 ロンドンの大学ロンドン以外の大学月あたりの必要額1,529ポンド(約32.9万円)1,171ポンド(約25.2万円)最大9ヶ月分の総額13,761ポンド(約295.9万円)10,539ポンド(約226.6万円) ※上記は学費とは別に必要な生活費の証明額です。また、この残高は申請前の連続28日間、条件を満たした状態で維持されている必要があるため、直前になって慌てないよう早めの準備がおすすめです。 https://passporter-media.com/articles/5/ 航空券 日本からイギリスへの往復航空券は、時期や航空会社、直行便かどうかによって大きく変動しますが、目安としては往復10万円台〜30万円台が相場です。繁忙期(夏休みシーズンなど)は高騰しやすく、逆に閑散期を狙えば費用を抑えられます。 留学の場合は片道の可能性もあり、また大きな荷物(スーツケース2〜3個)を預ける前提でチケットを選ぶ必要があるため、預け荷物の無料枠を必ず確認しておきましょう。学生向けの割引運賃(STA運賃など)を扱う旅行代理店もあるので、比較検討がおすすめです。 イギリスから帰国中の機内で 留学保険 学生ビザでIHSを支払うとNHS(イギリスの公的医療制度)は利用できますが、これは緊急時や一般的な診療をカバーするものであり、盗難・紛失、賠償責任、緊急帰国費用、留学中断時の学費補償などはカバーされません。そのため、多くの留学生は日本の保険会社が提供する「留学保険」に別途加入します。 保険料はプラン内容や留学期間によって大きく異なるため一概には言えませんが、渡航前の予算組みの段階で見積もりを取っておくことをおすすめします。保険会社によっては学生向けの割引プランや、クレジットカード付帯保険との組み合わせでコストを抑えられる場合もあるので、比較してみましょう。 イギリス留学中にかかる費用 渡航後、毎月・毎年発生する費用です。特に居住費は生活費全体の中で最も大きな割合を占めるため、重点的に解説します。 学費 正規留学(学位課程)の場合、学費は生活費以上に大きな出費です。日本人のようなInternational Student(留学生)向けの学費は大学・コースによって幅が広く、目安は以下の通りです。 Undergraduate(学部): 年間約1.1万〜3.8万ポンド(約236.5万〜817万円)(医学系などはさらに高額) Postgraduate(大学院): 年間約9,000〜3.5万ポンド(約193.5万〜752.5万円)(1年制の修士課程が主流で、2年制が主流の国と比べてトータル費用を抑えやすいのが特徴) 大学や専攻によってかなり異なるため一概には言えませんが、Russell Group(ラッセルグループ)*の大学は学費が高めの傾向にあり、それ以外の大学は比較的抑えられる傾向があります。医学部・獣医学部などの専門職学位課程は、年間3万〜5万ポンド(約645万〜1,075万円)を超えることもあります。 *1994年に設立されたイギリスを代表する24の主要研究型大学からなる連盟です。オックスフォード大学やケンブリッジ大学、インペリアルカレッジロンドン、UCLといった、世界トップ10に名を連ねる名門校が加盟しています。 居住費 生活費の中で最大の出費になるのが住居費です。選択肢は主に3つあります。 University halls(学生寮): 大学が運営、または提携する寮。水道光熱費・Wi-Fiが家賃に含まれていることが多く、初めての留学生にとって安心感があります。食事付の寮もあり、食費の節約につながります。 シェアハウス: 2年目以降の学生に人気。家賃は寮より安くなる場合が多いですが、光熱費やWi-Fi代を別途フラットメイトと折半する必要があります。 一人暮らし(単身のフラット): 自由度は高いですが、家賃が最も高いです。 https://passporter-media.com/articles/55-university-accommodation-uhomes/ 全国平均では、学生向けの家賃は月575ポンド前後(約12.4万円)が目安とされています。ただし都市差が非常に大きいため、詳細は「ロンドンと地方都市の生活費比較」で解説します。 契約時にはDeposit(敷金)も必要です。イギリスでは年間家賃が5万ポンド(約1,075万円)未満の物件の場合、敷金の上限は家賃5週間分と法律で定められており、Deposit Protection Scheme(DPS)などの公的スキームで保管されます。退去時にきちんと返還されるよう、入居時の物件の状態を写真で記録しておくと安心です。 マンチェスター大学の寮 食費 食費は「自炊中心」か「外食中心」かで大きく変わります。 自炊中心: スーパーの使い分け次第で、月100〜250ポンド(約2.2万〜5.4万円)程度に抑えることも可能です。 外食を交えた生活: カフェやレストランを頻繁に利用する場合、月300ポンド(約6.5万円)以上になることもあります。 Midori 食事付の寮に入る場合、寮費に食費が入っているため、追加の出費がなくて済みます。私がマンチェスター大学に留学していた時は朝夕を食堂で食べ、昼食のみを自分で解決する必要がありました。 https://passporter-media.com/articles/48/ 交通費 交通費は住む都市によって大きく異なります。ロンドンを例にすると、公共交通機関(地下鉄・バス)の利用が前提になるため、以下の学生向け制度を活用するといいでしょう。 18+ Student Oyster photocard: 18歳以上のフルタイム学生向けの割引カード。Travelcard(定期券に近いもの)やバス・トラムの週間・月間・年間パスが30%割引になります。発行手数料は20ポンド(約4,300円)。ただしPAYG(単発利用)の運賃自体は割引対象外です。 16-25 Railcard: 年会費35ポンド(約7,525円)で、イギリス国内の鉄道運賃がおおむね3割引に。上記のStudent Oysterと組み合わせると、ロンドン市内の単発利用運賃にも割引が適用されるようになります。 地方都市では公共交通機関の利用頻度がロンドンほど高くない場合も多く、徒歩や自転車で生活できるエリアに住めば交通費を大きく抑えられます。都市間の移動(週末旅行や帰省)には、National Expressなどの長距離バスや鉄道の早期予約割引を活用すると安く済みます。 教材費 留学中は学業がメインなので、当然ながら教科書代・印刷代・実習や施設利用料など、授業に付随する費用も発生します。近年は電子教材やオンラインリソースの活用、大学図書館での貸出、先輩からの中古教科書の譲り受けなどでコストを抑える学生が増えています。理系・美術系など、実験器具や画材が必要な学部では、文系よりも教材費がかさむ傾向がある点も押さえておきましょう。 交際費・娯楽 友人との外出、映画、旅行、Society(サークル)の会費など、学生生活を充実させるための費用です。イギリスの大学にはSocietyと呼ばれるサークル活動が非常に盛んで、年間で無料〜数十ポンド(数千円)程度の会費がかかるものから、活動内容によってはそれ以上かかるものまであります。パブでの一杯の相場は全国平均で5ポンド台(約1,075円〜)、ロンドンではやや高めというのが目安です。 通信費 イギリスで使える携帯番号が必要なため、SIMの契約が必須です。SIMカードを買うかeSIMを契約する方法があります。 また、契約期間は30日更新のフレキシブルなものから12〜24ヶ月契約まであり、短期留学なら縛りのないプランを、長期滞在なら12ヶ月契約でやや割安な料金を選ぶのがおすすめです。イギリスの大手キャリア(EE、O2、Three、Vodafone)の回線を間借りする格安ブランド(giffgaff、SMARTY、VOXIなど)も人気で、コストを抑えたい学生に選ばれています。 Midori 私はビザ申請の際にもらったLebaraというSIMカードを使っていました。毎月の契約更新で、イギリスの電話番号と5GBのネット通信で月5ポンド(約1,075円)でした。大学と寮にいる時はキャンパスのネットワーク(eduroam)が利用できるため、月5GBは余るくらいあまり使わなかったです。 イギリスの物価は日本と比べて高い? イギリスの物価は全てが日本より高いというわけではありません。ものによっては日本より安く購入できる場合があります。以下に一例を示します。 品目価格帯(ポンド)円換算(目安)外食(レストランでの1食・カジュアル)12〜18ポンド約2,580〜3,870円外食(ミドルレンジのメイン料理)15〜25ポンド約3,225〜5,375円パン(食パン1斤)0.55〜1.50ポンド約118〜323円牛乳(1L)約1.00〜1.20ポンド約215〜258円卵(6個)約1.50〜2.00ポンド約323〜430円チーズ(チェダー、200g程度)約1.50〜2.50ポンド約323〜538円バター(250g程度)約1.50〜2.50ポンド約323〜538円鶏むね肉(1kg)約6〜8ポンド約1,290〜1,720円バナナ(1kg)約0.90〜1.20ポンド約194〜258円パスタ(500g)約0.50〜1.00ポンド約108〜215円カフェのコーヒー(テイクアウト1杯)約3.00〜3.50ポンド約645〜753円パブのビール(1パイント)4〜6ポンド(ロンドンは5.50〜7.50ポンド)約860〜1,290円(ロンドンは約1,183〜1,613円) ロンドンと地方都市の生活費比較 同じイギリス留学でも、住む都市によって生活費は大きく変わります。ここでは代表的な3エリアを比較します。 項目ロンドンマンチェスター/バーミンガムエディンバラ学生家賃(月)約793〜1,000ポンド(約17万〜21.5万円)約615〜845ポンド(約13.2万〜18.2万円)地方都市の中では高め光熱費(月)約80〜120ポンド(約1.7万〜2.6万円)約60〜90ポンド(約1.3万〜1.9万円)約70〜110ポンド(約1.5万〜2.4万円)生活費全体の傾向最も高いロンドンよりかなり抑えられるロンドンよりは安いが地方都市の中では高め ※家賃は物件の種類・時期によって変動します。掲載の数値はあくまで目安として参考にしてください。 ロンドン イギリスで最も物価が高いエリアです。学生の家賃相場は月800〜1,000ポンド超(約17万〜21.5万円超)と、全国平均を大きく上回ります。光熱費も月80〜120ポンド(約1.7万〜2.6万円)程度かかることが多く、公共交通機関への依存度も高いため交通費もかさみがちです。 ロンドンの街並み 一方で、学生向けのアルバイトやインターンシップなどの選択肢が比較的多く、時給水準、学生向け割引・イベントの豊富さといった利点もあります。 マンチェスター/バーミンガムなどの主要地方都市 ロンドンに次ぐ規模の学生都市で、家賃相場はロンドンのおよそ半分程度です。マンチェスターの学生家賃は月845ポンド前後(約18.2万円)、バーミンガムは月615ポンド前後(約13.2万円)が目安とされています。光熱費もロンドンより低めで、月60〜90ポンド(約1.3万〜1.9万円)程度です。 マンチェスターのオックスフォードロード 都市機能は十分に整っており、コストと利便性のバランスが良いエリアとして人気があります。 エディンバラなどスコットランドの都市 歴史ある街並みと高い人気を背景に、地方都市の中では家賃が高めの傾向にあります。光熱費も月70〜110ポンド(約1.5万〜2.4万円)程度と、冬の寒さや古い建物の断熱事情から暖房費がかさみやすい点に注意が必要です。 一方でスコットランドは学部が4年制である分、初年度からじっくり専攻を選べるという教育的なメリットもあります。 エディンバラの街並み イギリス留学の費用を抑える節約術 ここからは生活費の負担を軽くするための実践的な工夫を紹介します。 自炊 外食に頼らず自炊を基本にすることが、食費削減の一番の近道です。週単位で献立とスーパーでの買い出しを計画すると、無駄な出費を防げます。 徒歩 短距離の移動はできるだけ徒歩や自転車を活用しましょう。特にマンチェスターなどの地方都市ではキャンパス・住居・スーパーが徒歩圏内に収まることも多く、交通費をほぼゼロに抑えられるケースもあります。 学生割引(TOTUM/UNiDAYSなど)の活用 TOTUM(旧NUS extra)カードは年間15ポンド前後(約3,225円)で発行でき、ASOSやAmazon、飲食チェーンなど幅広い加盟店で割引が受けられます。UNiDAYSやStudent Beansといった学生証明アプリも無料で使え、オンライン・実店舗どちらでも活用できるので、大学のメールアドレスで登録しておくと便利です。 スーパーの使い分け(Aldi、Lidl vs Waitroseなど) 日本のスーパーは店によって価格帯が異なるのと同様に、イギリスのスーパーにもあります。また、買う物によって日本より安いものもあります。例えば食パンは20枚入りで1ポンド(約215円)もかからないで買えるなど、いろいろな食材を見てみるのがいいでしょう。 Lidlの1ポンドもかからない食パン スーパーの物価感としては、Aldi・Lidlなどのディスカウント系スーパーは日本のスーパーの感覚に近い価格帯、Tesco・Sainsbury'sなどの大手チェーンは標準的な価格帯、Waitrose・Marks & Spencerは高級志向の価格帯、というイメージを持っておくと選びやすくなります。 そのため、日常の買い物はAldiやLidlなどのディスカウントスーパーを軸にし、特定の食材だけTescoやSainsbury'sで購入する、といった使い分けが定番の節約法です。閉店間際の値引き品を狙うのも効果的です。 中古品・セカンドハンドの活用 家具や自転車、教科書などは、新学期の始まりや終わりのタイミングで先輩や卒業生から譲ってもらえることが多くあります。大学のFacebookグループやマーケットプレイスアプリ(Vinted、eBay、Facebook Marketplaceなど)を活用すれば、初期費用を大きく抑えられます。 アルバイト 学生ビザでは、学位レベル(RQF6以上)のコースであれば、学期中は週20時間まで、休暇中は制限なくアルバイトが可能です(コースのレベルや大学の状況によって条件が異なるため、詳細は必ず自分のCASや大学の案内で確認してください)。 アルバイト収入を生活費の一部に充てることで、家族からの送金や貯蓄への依存を減らせます。ただし、あくまでも学業を本業として、その傍らでやることにとどまるべきです。そのため、留学資金をアルバイト代で賄う前提で組まないようにするのが大切です。 https://passporter-media.com/articles/21/ まとめ イギリス留学の費用は、「渡航前の準備費用」「学費」「居住費を中心とした生活費」の3つを合わせて考える必要があります。特に居住費は都市によって2倍近く差が出ることもあるため、進学先の都市を選ぶ段階から生活費のシミュレーションを行っておくと、留学後の資金繰りに余裕が生まれます。 また、学生向けの割引制度やアルバイトを上手に活用すれば、想定より費用を抑えることも十分可能です。この記事を参考に、渡航前から現実的な予算計画を立て、安心してイギリス留学のスタートを切ってください。

インペリアルカレッジロンドン化学工学1年の試験|成績基準・再試験・留年を現役学生が紹介

こんにちは、Kenshuです!前回の記事ではImperial College London(インペリアルカレッジロンドン)のChemical Engineering(化学工学)1年生として経験した授業内容や勉強のリアルをお伝えしました。今回はその続きとして、期末試験とFinals(学年末試験)、そして試験の難易度、成績評価、再試験制度と留年について詳しく紹介していこうと思います。 今回紹介する内容はChemical Engineering学部での体験をもとにしているので、同じImperialでも他の工学部や理系の専攻では試験の形式や内容が異なることがあります。 インペリアルカレッジロンドンのChemical Engineering(化学工学)の試験 Imperial College LondonのChemical Engineeringの試験はChristmas Test、Spring Test、Finalsの3つあります。それぞれについて詳しく説明します。 Christmas Test Christmas Testは1学期の終わりに行われます。11月末から12月の頭に行われることが多いです。1学期に扱った内容が範囲になるので、Final Examと比べると範囲は絞りやすいです。受講している9科目のうち4科目しかChristmas Testがありません。問題のレベルは比較的簡単で、授業の内容をしっかりと理解し、復習していれば高得点を取れます。しかし、Christmas Testは1年の最終成績に含まれないFormative Assessment※です。 ※評価の種類 イギリスの大学では、評価には大きく分けてFormative Assessment(フォーマティブ評価)とSummative Assessment(サマティブ評価)の2種類があります。 フォーマティブ評価:成績には影響しない練習課題やプレゼンテーションなどを指し、学びの途中でフィードバックをもらうためのものです。自分の理解度を確認したり、本番課題の準備をしたりする目的で行われます。 サマティブ評価:最終成績に反映される正式な課題(レポート、試験、ポートフォリオなど)で、学期の終わりや一定のタイミングで提出します。 Spring Test Spring Testは2学期の半ばに行われ、今年は2月中旬に行われました。Christmas Testとの違いは範囲が少し増えることです。試験がある科目はChristmas Testと同じ4科目です。Python(プログラミング言語)のテストもあり、ここで80%取れないと夏休み中に再テストになります。この再テストでまた落ちると、1年生をやり直ししなければいけません。 Finals 最後にFinalsがあります。Finalsは1年間の総まとめとして学年末に行われます。一般的に5月から6月に行われます。範囲が1年分と広く、科目数もChristmasやSpring Testの倍の8科目あるため、その2つの試験よりもはるかに準備に時間がかかります。 Finalsの全ての試験科目の形式は筆記試験のみです。マークシート式ではなく、問題を読んで答えを記述したり、計算過程を書いたりする形式です。 Chemical Engineeringの科目別試験の特徴 各科目によって試験の難易度や傾向はかなり異なります。実際に受けてみた感想をまとめるとこんな感じです。 Mathematicsは比較的取り組みやすい科目でした。授業の内容をしっかり理解していれば対応できる問題が多いです。1年生の試験では比較的点数をとりやすい科目だと思います。 Thermodynamicsは授業自体1年間で一番難しいと感じましたが、試験はなんとかなりました。過去問を繰り返し解けば本番でも対応できる問題が多かったです。 Thermodynamics(熱力学)の授業の様子 Chemistryは1年間を通して一番自信があった科目です。A-Levelで培った知識が生きる場面も多く、試験でも比較的安定して点数を取ることができました。 Separation Processも比較的取り組みやすい科目でした。問題のパターンがある程度決まっているので、過去問をしっかりやっておけば対応できると思います。 一番苦戦したのがTransfer Processです。これはFluid MechanicとHeat and Mass Transferを合わせた一つの試験です。この試験で特に大変だったのは今年からこの科目の担当教授が変わったことです。教授が変わったことで試験の形式や出題傾向が大きく変わりました。私はこのことを前日に気づき、試験当日ではそれまで解いてきた過去問と全く違うタイプの問題が出されました。試験を受けながら「やばい」と感じたのを今でも覚えています。 Chemical Engineering学部特有のモジュール: Mastery Imperial College LondonのChemical Engineering学部ではMasteryという特有のModulusがあります。1年生ではMastery 1からはじまり、学年が上がることにMastery 2、3、4と続いていきます。 このModulusの特徴は、その学年で習った全ての知識を横断的に使った問題が出される点です。各Modulusの試験が個別の知識を問うのに対して、Masteryは化学工学全体の理解度を測るものになっています。 問題の難易度は各科目の試験に比べると簡単です。ただし合格点が80%とめっちゃ高く設定されており、Chemical Engineerとして必要な基礎知識をほぼ完璧に身についているかどうかが問われます。ここでも80%取れなければ8月に再試験となるので、絶対にうっかりミスをしないように解いていました。 試験以外の評価: Chemical Engineering Practice Imperial College LondonのChemical Engineeringでは、基本的にModuleごとに試験があります。ただし、Chemical Engineering PracticeというModuleだけは例外で、筆記試験ではなく別の形式で評価されます。 Chemical Engineering Practiceではラボのレポートとグループプレゼンテーションの出来具合で評価されます。 ラボのレポートについては前回の記事でも触れましたが、実験後に提出するレポート内容が成績に直結します。データの分析、考察の深さ、文献の引用など、レポート全体の完成度が求められます。 グループプレゼンテーションではグループ全員で協力して発表を行います。スライドを作成して全員で発表する形式で、個人の試験とは違い、チームワークが求められます。 各Moduleの詳しい情報や評価方法はImperialのウェブサイトで確認できるので、入学前に自分の専攻のModuleを調べておくといいと思います。 インペリアルカレッジロンドン: 試験前の過ごし方 試験前の過ごし方はFinalsとそれ以外で少し変わります。 Christmas TestとSpring Test ChristmasとSpring Testは試験の2週間前ほど前から準備を始めるようにしていました。まずその学期に扱ったノートを見直して、授業のレコーディングを見て、理解が曖昧なところを洗い出します。最後に過去問を解いて実践的な感覚を掴んでいくという流れです。 Finals Finalsではもう少し早めに動く必要があります。試験の1か月ほど前から準備を始めるのが理想的です。科目に優先順位をつけて、苦手な科目に多めの時間を割くようにしていました。特にHeat and Mass Transferは時間をかけて復習する必要があったので、他の科目よりも多く復習しました。 Finalsの期間は1か月ほどあるので深夜まで勉強し続けるよりも、ある程度の時間で切り上げてしっかり睡眠をとることを意識していました。1か月間のコンディションを整えることも大事だと感じています。 試験当日の流れ 試験はChemical Engineering学部の大教室で行われます。150席ほどある教室に、同じ専攻の学生が一堂に集まります。試験開始の15分ほど前に集合するのですが、まずLecture Hallにカバンや荷物を預けてから試験会場に入ります。電卓や筆記用具など必要なものだけを持って入室する形です。 試験時間は科目によってなりますが、10時集合で12時または13時までというパターンが多いです。途中で退出することも可能ですが、時間いっぱい使って見直しをする人が多いです。 試験のスケジュール 試験が終わったあとは気持ちを切り替えることが大事です。終わった試験の結果をいつまでも引きずっていても仕方がないので、次の試験に向けて気持ちを切り替えるようにしていました。 インペリアルカレッジロンドンの成績評価・再試験・留年制度 Imperialでは各科目で40%以上をとることが合格の基準です。40%を下回ってしまった場合はResit(再試験)を受けることになります。 再試験で40%以上を取れても、その科目の成績はCapped、つまり40%に固定されます。一つでもResitで40%に満たなかった場合は1年生をやり直す(留年する)ことになります。 この仕組みを知った時は正直かなり緊張しました。40%という数字だけ聞くと低く感じるかもしれませんが、試験の難易度を考えると余裕のある数字ではないです。特に苦手な科目は油断せずにしっかりと対策することが大切だと感じました。 最終的な成績評価は各科目の成績を合算して、最終評価が決まります。評価は以下の4段階に分かれています。 評価点数評価First70%以上最高評価。大学院進学や就職活動で非常に有利Upper second/ 2:1(ツーワン)60~69%多くの企業の採用基準はこのレベルを最低条件とするLower second/ 2:2(ツーツー)50~59%合格ではあるものの、就職などの際に選択肢が狭まることが多いPass40~49%最低限の進級ライン 一つでもResit(再試験)となった科目があると、その科目は40%で固定されてしまうので最終評価を著しく下げてしまう可能性があります。 試験は5、6月に行われ、結果は7月に発表されます。そこで再試験が必要かどうかがわかり、必要だった場合、8月にまたイギリスまで行かなければいけません。今は航空費がすごく高く、再試験一つとるだけなのに数十万円かかるので、必死に合格点を取れるように頑張っていました。 最後に Imperial College LondonのChemical Engineeringの試験は正直甘くはないです。範囲は広く、問題は難しく、試験期間中は体力的にも精神的にもきつい時期があります。 でも、日頃からしっかり授業の内容を理解しておき、試験前にちゃんと準備すれば乗り越えられると思います。試験が終わった後の達成感と開放感は格別で、その経験が自信につながっていきます。 この記事が海外大学での試験についてイメージするきっかけになれば嬉しいです。 https://passporter-media.com/articles/57-imperial-chemical-engineering/ https://passporter-media.com/articles/39/ https://passporter-media.com/articles/25/ https://jp.education-moi.com/article-50-imperial

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