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イギリス留学の持ち物リスト|現役ロンドン大学生による完全ガイド

こんにちは! Goldsmiths, University of London(ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ)でメディアを勉強しているKotokoです。

9月入学が主流のイギリス留学。渡航を控えた皆さんは、そろそろ荷物の準備を始める時期ですね。実は私も渡英前は「何を日本から持っていけばいいのか」とずいぶん悩んだものです。限られたスーツケースのスペースを有効活用するためには、日本から持っていくべきものと現地調達可能なものをしっかり区別することが大切です。

今回は、実際にイギリスで生活している私の経験から、日本から持ってきたほうがいいものと現地でも購入できるものに分けてお伝えします。荷物を最小限に抑えつつ、留学生活に本当に必要なものだけをピックアップできるよう、この記事を参考に準備を進めてください!

【イギリス留学準備】日本から持参すべきアイテム

基本的に多くの必要なものはイギリスでも買えますが、日本のように便利でコスパの良い商品はなかなか見つかりません。物価が高い上に、機能性やデザイン性で物足りなさを感じることも。 ここでは、実際にイギリス生活を送る中でこれは持ってきて正解だった!と実感したアイテムを厳選してご紹介します。

医薬品

普段から使い慣れている薬は、日本から持参することをおすすめします。急な環境の変化で体調を崩しやすい上に、イギリスの冬は厳しい寒さが長く続くため、風邪薬などの常備薬があると安心です。(私個人の経験ですが、イギリスの風邪薬はあまり効きませんでした)

さらに、イギリスでは夏以外は晴天が少なく、冬場は午後4時頃には暗くなってしまいます。このため、日光を浴びることによって体内で生成されるビタミンDが不足しがちで、気分が沈みやすくなることも。そんな時に備えて、あらかじめ日本の薬局でビタミン剤を購入しておくと安心です。

使い捨てカイロ

イギリスの厳しくて長い冬を乗り切るには、使い捨てカイロが必須アイテムになります。現地ではDisposable heat packとしてAmazonなどで購入できますが、スーパーなどではほとんど見かけません。特に靴用の小さなカイロはイギリスでは売っているのを見たことないので、日本から多めに持参することを強くおすすめします。寒さ対策として重宝すること間違いなしです。

ユニクロのヒートテック

イギリスにもユニクロの店舗はありますが、日本の方が価格が安く、特に薄手で保温性の高いヒートテック商品は現地調達よりも日本から持参することをおすすめします。コンパクトに畳めるので、複数枚持って行ってもかさばらないのがおすすめポイントです。

ユニクロのウルトラライトダウン(コンパクト)ジャケット

イギリスの気候にピッタリなのがユニクロのウルトラライトダウン(コンパクト)ジャケット!とにかく軽くて、かばんにサッと入れられるからいつでも持ち歩けるのが最高。寒い朝はジャンバーの下に着込んで、教室で暑くなったらサッと脱ぐ――という具合で、脱ぎ着しやすいのが本当に助かります。ウルトラライトダウンコンパクトジャケットのほうは折り畳み傘くらいの大きさにまとめられるのでどこにでも持っていけます!

厚手のもこもこ靴下

イギリスでもPrimark(プライマーク)でもこもこ靴下は買えますが、個人的に超おすすめなのは日本から持ってきたカイロソックス!今年の冬、日本の友達からプレゼントでもらって大活躍しました。普通のもこもこ靴下と違って、冷えがちな足先までしっかり温めてくれる優秀アイテムです。

※日本でいう「しまむら」のようなお手頃ファストファッションブランドで衣類から日用品までなんでも揃います。

歯ブラシ

イギリスでも歯ブラシは買えますが、個人的には日本のものが断然おすすめ!特にヘッドの大きさが全然違います。イギリスの歯ブラシは全体的に大きめで、口の中でゴシゴシしづらい印象があります。かさばらないし、数本まとめて持ってきても荷物にならないので、使い慣れた日本製を持参するのがベストです。

イギリスのスーパーで販売されている歯ブラシ
イギリスのスーパーで販売されている歯ブラシ

ヘアケア用品

イギリスの水は硬水であるため、同じヘアケア用品でも日本で使っている時と比べて髪がパサつきやすくなります。さらに、現地の美容院は日本に比べて料金が高く、気軽に通えないのも悩みどころです。とはいえシャンプーなどは毎日使うものなので、大量に持っていくのはスーツケースの容量的に現実的ではありません。そのため、個人的には小さめのヘアオイルやヘアミルクを持参することで、髪のダメージを多少でも抑えられると思います。

ハンディファン

イギリスの夏は基本的に20℃前後で過ごしやすい気候ですが、まれに30℃を超える日もあります。また、電車やバス、一般家庭にはクーラーが設置されていないことがほとんどなので持っておくと快適に過ごせます。

日本食

イギリス生活では、ふと日本食が恋しくなる瞬間が必ずあります。しかし、現地の日本食レストランは値段が高く、いつも行けるわけにはいかないです。そのため、手軽に食べられるカップラーメンやレトルト食品、インスタント味噌汁、ふりかけ、お菓子などを持参しておくといいでしょう。

※肉製品・乳製品・生の果物野菜は、イギリスへの持ち込みが禁止されています(検疫対象)のでご注意ください。

ミニ炊飯器

私は父と同居しているため普通サイズの炊飯器を現地で購入しましたが、イギリスで一人暮らしをするなら、100均で売っているような一合用の電子レンジ炊飯器があると便利です。

変換プラグ

日本のプラグとは違いイギリスはBFタイプ(3ピン角型)です。現地でも買えますが、すぐに必要なので渡航前に買っておいたほうが便利でしょう。イギリスからヨーロッパ旅行に行く際は違うタイプのものが必要となるため、マルチタイプを買うのがおすすめです。

イギリスのプラグと変換プラグの使い方
イギリスのプラグと変換プラグの使い方

イギリスで手軽に買える物(事前に買わなくても大丈夫な物) 

イギリスに来てから「あれ、日本から持ってこなくても、ここで買えたんだ!」と気づくものが意外とたくさんあります。特に生活必需品や毎日使う消耗品は、現地で調達した方が荷物を減らせます。ここでは日本からわざわざ持っていかなくてもイギリスで手に入るものを紹介します!

衣類

イギリス留学で荷物を圧迫するのが洋服類。でも安心してください!日本でもおなじみのユニクロがロンドンをはじめ主要都市にあり、PrimarkやH&Mなどお手頃ファストファッションも充実しています。なので必要最低限な量だけで大丈夫です!

調理器具

イギリスでもスーパーやIKEAで基本的な調理器具は揃えられます。ただ、日本の100均にあるような便利でお手頃なキッチン用品はあまり見かけないので、特に愛用している調理器具があるなら持っていくことをおすすめします。

スキンケア用品

スキンケア用品は、日本製品の方が価格も品質も優れている場合が多いですが、化粧水など液体のものを大量に持っていくのは現実的ではありません。幸い、イギリスでも無印良品でスキンケア商品が購入できますし、最近では韓国コスメ専門店も増えてきて選択肢が広がっています。お気に入りの基礎化粧品を1、2週間分ほど持参し、あとは現地で調達するのがおすすめです。

生理用品

生理用品については「日本のものの方が良い」という意見もありますが、私自身はそれほど違いを感じませんでした。かさばる上に、長期留学の場合必要な量を持っていくのは現実的ではないので、現地調達で十分だと思います。イギリスでもスーパーや薬局でさまざまなタイプの生理用品が手に入りますし、特に困ることはありませんでした。荷物のスペースを節約したいなら、現地で購入するのがおすすめです。

イギリス現地のおすすめ買い物スポット

このセクションでは、私が実際にイギリス生活で欠かせないお店を、スーパー・ドラッグストア・日本関連商品の3つのカテゴリーに分けてご紹介します。

スーパー

イギリスには様々な価格帯のスーパーマーケットが存在します。低価格チェーンのLidl(リドル)やALDI(アルディ)から、高品質な食品を扱うM&S(Marks & Spencer/マークス&スペンサー)やWaitrose(ウェイトローズ)まで、選択肢は豊富です。特に印象的だったのは、どのスーパーでも日本と比べて手頃な価格で新鮮なフルーツが手に入ること。また、焼き立てのパンの種類の多さにも驚かされました。

イギリスのスーパーで販売されている焼き立てのパン
イギリスのスーパーで販売されている焼き立てのパン

ドラッグストア

イギリスで主流なドラッグストアはBoots(ブーツ)とSuperdrug(スーパードラッグ)の2大チェーンです。Bootsは品揃えが非常に豊富で、医薬品から化粧品まで幅広く取り扱っています。一方SuperdrugはHealth&Beautycard(ヘルス&ビューティーカード)のポイントサービスが特徴で、会員登録をするとポイントが貯まり、会員限定価格でお得に購入できます。

日本の物が手に入るお店

ロンドンで日本食材を手に入れるなら、Japan Centre(ジャパンセンター)が便利です。Leicester Square(レスター・スクエア)駅近くにあり、様々な日本食材が揃っているだけでなく、ラーメンなど日本食も楽しめます。また、重たいお米や冷凍食品などはWASO(ワソ)というオンラインショップで購入可能です。私は特にお米やレンジでチンしてすぐ食べられる冷凍惣菜をこちらでよく購入しています。

日本のスキンケア・ヘアケア製品が欲しくなった時、私のおすすめはロンドンのチャイナタウンにあるP2Bus(ピー・ツー・バス)です。Leicester Square(レスター・スクエア)駅からすぐの好立地で、日本の人気美容製品から韓国コスメまで幅広く取り揃えています。

日本価格と比べると割高にはなりますが、いざという時の緊急購入先として重宝しています。また、オンラインストアでも限定品を扱っているので、ロンドン郊外にお住まいの方も要チェックです!

パッキングのコツ

イギリスで実際に生活している私が、これだけは絶対に押さえておいてほしいパッキングのコツをまとめました。渡航前にぜひチェックしてから荷造りを始めてください。

航空会社の荷物規定をチェック

荷造りを始める前に、まずは航空会社の荷物規定を必ずチェックしましょう。エコノミークラスの場合、一般的に預け入れ荷物は23kgまで(1個)、手荷物は7~10kgが目安です。ただし航空会社によって規定が異なるので、必ず最新情報を確認してください。荷物を詰め終わったら、事前に重量計で量ることを強くおすすめします。

荷物の詰め方と機内手荷物の分け方

衣類を詰める際は、圧縮袋を使うとスペースを大幅に節約できます。さらに、衣類をロール状に丸めて収納すると、しわになりにくく隙間にも詰めやすくなります。

貴重品や重要書類(パスポート、入学許可証、保険証など)は必ず機内持ち込み手荷物に入れましょう。万が一預けたスーツケースの遅延や紛失に備え、1、2日分の着替えと洗面用具を機内持ち込み手荷物に入れておくと安心です。液体物を持ち込む場合は、100ml以下の容器に入れ、透明なジップロックにまとめる必要があります(1人1袋のみ)。

機内で快適に過ごすために

機内は思ったより寒くなることがあるので、チャック付きパーカーなど温度調節しやすい服装がおすすめです。乾燥対策としてマスクやハンドクリームがあると快適に過ごせます。

まとめ

今回の記事では、実際にイギリスで生活する私が厳選した日本から持参すべきアイテムと現地調達が可能なアイテムをご紹介しました。日本製品は品質が良く価格も手頃なものが多いため、可能な限り持参すると便利ですし、安心感もあります。

一方で、意外と多くの日用品が現地で調達できることもお分かりいただけたかと思います。現地に到着してから「あれを持ってくればよかった……」と後悔することのないよう、ぜひ計画的に準備を進めてください。この記事が、皆さんの荷物準備の参考になれば幸いです!

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【イギリス高校留学】15歳で親元を離れたボーディングスクールでの生活

私は15歳から親元を離れ、イギリス留学を始めました。大学もイギリスで、卒業後もしばらく滞在していたため、気づいたら14年間イギリスにいることになっていました。苦あり楽ありの留学体験をお届けします。 イギリス全寮制高校への道: 留学を決意するまで 小さい頃、父の仕事でアメリカに行っていたことがあり、英語には多少自信がありました。しかし、滞在は4歳から6歳までのわずか2年半だったため、帰国し中学生になった頃には英語力がかなり落ちていました。ある日、母と当時の英語の家庭教師からの要望に応じ、英語のエッセイを書いてみました。すると「アメリカの小学校2年生レベルだね」と言われ、ショックを受けました。これを機に、英語をちゃんと勉強しようと決意しました。 ちょうどその頃、インターナショナルスクールに通っていた2つ上の兄がイギリスの大学に進学したいと言ったので母と3人でイギリスの大学の下見に行くことになりました。自分にとって未知の国だったイギリスに惹かれていたのと、いつかは留学したいという思いが相まって、ついでに高校も見ようと母と決めていました。 ノッティンガムシャーの高校見学 複数の大学や高校を巡り、その中のひとつの高校にとても良い印象を持ちました。イギリス東中部、Nottinghamshire(ノッティンガムシャー州)のWorksop(ワークソップ)というところにある高校です。先生が優しく、校舎も広くてかっこよく、生徒達の行儀もとてもよかったです。みんな紳士的で礼儀正しく、先生方の指導が行き届いていることが伝わってきました。 若くして単身留学することを心配していた母も、このしっかりした校風が気に入りました。校長先生とお話をし、その後校舎見学をしました。また、私が医学部志望だったため、英語力をネイティブ並みに上げる必要があると言われ、もうその夏から入学することを勧められました。もともとイギリスでそのまま医学部に行くつもりはなかったのですが、先生方や両親と相談し、見学に行った2ヶ月後には留学を決心しました。 学校の校舎 イギリス高校留学|ボーディングスクールの生活とは? 寮のシステムと制服 イギリスに着いてすぐ、寮長さんや寮母さんに挨拶しました。説明を受け、私はYear 10(日本の中学3年に該当)に入学しました。日本の中学に相当する学年では制服が決まっています。ブレザー、シャツ、スカート、そしてcravatと呼ばれるネクタイのようなものに加え、靴下も学校指定のものを着用しました。 この学校には数種類の寮があり、女子は学期中ずっと過ごす「Full boarding(フルボーディング)」用、平日だけ暮らす「Weekly boarding(ウィークリーボーディング)」用、そして「Daily student(夜には家に帰る通学生)」用の寮がそれぞれ1つです。男子寮はDaily studentと住み込みの生徒が混ざっていて5~6つの寮がありました。各寮には30~40人くらいの生徒がいました。 1つの寮には最下級生のYear 9(中学2年生)から最上級生のYear 13(高校3年生)までが一緒に暮らしており、2、3人部屋もあれば1人部屋もあります。新入生は基本的に多人数部屋に割り振られ、最高学年の生徒は1人部屋が与えられました。私は最初3人部屋に入りました。その後2人部屋になったり3人部屋になったりの繰り返し。最終学年になったらついに1人部屋を手に入れました。毎学期、部屋のメンバーは先生が決めて変えていました。 校長先生の住むお家。学校の入口のすぐ隣にある 深夜の勉強と寮のおきて 渡英当初の英語力では会話についていくのが精一杯で、授業は全く理解できませんでした。現地の生徒ばかりの学校で、私の学年にいた留学生は他に男子2人だけでした。英語の授業以外は現地の生徒達と一緒に受けるため、取り残されないように懸命でした。深夜と早朝の時間を活用し、ひたすら教科書の翻訳をする日々が続きました。 ある明け方、普段電気が点いている部屋が消灯されたので階段に座って勉強していました。すると寮母さんが駆けつけてきて、「Yui、こんな時間に勉強しないの!ここはアラームがついているの。勉強は日中だけでも十分なのだから夜はしっかり休みなさい」と注意されてしまいました。どうやらこの階段にはアラームが設置されていて、人が入ると寮母さんなどの責任者だけが知らされるようになっていました。それ以来、夜中の勉強はやめました。 ホームシックと戦う日々 寮生活はとても厳しく、朝1回、お昼前に1回、お昼後から夕方にかけて3回、そして夕飯後の宿題時間に3回、点呼がありました。そして寝る前には先生が各部屋を回って携帯電話を没収し、電気も強制的に消されます。しかしほとんどの子は偽物の携帯を預けていました。 留学した最初の年はスマホもWi-Fiもなかったので私はガラケーを使っていました。インターネットは共用のパソコンルームのみで使うことができます。家族と連絡を取るときは国際電話でした。 週に1回、Skypeが使えるパソコンを予約して家族とビデオ通話することができました。しかし世界中から留学生が来ているので常に予約枠の取り合いでした。日本との時差の関係で都合の良い時間帯が限られ、目当ての時間枠が取られてしまってよく落ち込んでいたものです。 最初の1年間はホームシックでほぼ毎日泣いていました。言葉があまり通じなかったため友達もできなかったです。「かわいそう」と寄ってきてくれる生徒や授業で一緒になった生徒とたまに話す程度でした。都会ではなかったので、アジア人が少なく、奇異の目で見られているように感じました。 留学1年目の冬。膝下まで雪が積もるほどの大雪でした 辛かった陸軍の訓練 私の学校はCCF(Combined Cadet Force)という連合将校養成隊の時間があり、Army(陸軍)の訓練をしました。陸軍の他に、Navy(海軍)、Royal Air Force(空軍)もあり、現地の生徒は選択が可能でした。その頃、私たち留学生は選べず、一番人数の多い陸軍に自動的に振り分けられました。軍隊用の重たい迷彩服を着て寒い中2時間くらいマーチングし、銃の練習や匍匐前進などをするのはとても苦痛でした。また、落ち葉や枝を集めたり、数人組で運動させられたりと、グループでの活動が多かったです。友達の少ない私には楽しくはありませんでした。 礼拝の時間でスピーチに挑戦 一方で、週5回の朝のChapel(礼拝)の時間は比較的平和な時間だと感じました。讃美歌を歌い、お話を聞くだけの時間でした。木曜と土曜日以外の曜日に毎週、礼拝が行われました。日曜日だけ、朝の礼拝は全校生徒ではなく、寮生のみの参加で人数が少なかったです。そのため留学生にも皆の前で話をする機会が与えられました。 私も数回日曜日にスピーチした後、全校生徒の前で話す機会をもらい、3.11の出来事などを話しました。現地の生徒が多かったので、彼らにとって海外に触れられる貴重な機会だったと思います。その他、日本や中国の祝日の時には文化のお話もしました。 日本ではクリスマスは外で過ごし、お正月は家族で過ごすものだと伝えたら、イギリスとは真逆なので驚かれました。話した内容に興味を持ってくれ、それをきっかけに会話が弾むことがよくありました。先生方は、私たち留学生が学校に溶け込めるよう、常に様々な工夫をしてくれていました。 チャペル 深める交流: スポーツとイベントの舞台裏 ハリーポッターの世界!イギリスならではのスポーツ イギリスのBoarding school(ボーディングスクール・全寮制学校)特有のスポーツの時間もありました。季節や性別によって競技が分けられています。秋には男女共にもホッケー、冬は女子がネットボール、男子がラグビー、夏は水泳、クリケット、クロスカントリー、ラウンダースなどから自由に選択できました。 ハリー・ポッターに出てくるような寮対抗の大会や他校との試合もありました。他校との試合では、全生徒が実力別に分けられ、相手校の同じレベルのチームと戦います。そして試合後は相手チームと一緒にSupper time(おやつの時間)があり、ポテトやパン、フルーツ、ケーキなどを一緒に食べました。 ラグビーコートが9面もある広大な敷地を持つ学校。裏にはゴルフコースも プロムやダンスパーティー 年に数回、寮ごとのパーティーがあり、他の寮の子も主催寮の生徒に招待されれば参加できました。男子寮が開催するダンスパーティーに出席する際はProm(プロム)に行くような感じのドレスアップをしました。また、冬休みに入る前は各寮の寮生全員が一丸となって練習したダンスを全校生徒の前で発表するイベントもありました。 その他にも私はInternational Eveningを主催したことがあります。各国の生徒が協力して国の料理を作り、みんなでビュッフェスタイルで食べるイベントです。先生方に協力していただき、ダイニングホールとキッチンを借りて行いました。そこで日本人チームはトンカツを作りました。 日本人チームが作ったトンカツ 英国ボーディングスクールの授業内容 1年目はGCSEを勉強しており、Science(理科)、Mathematics(数学)、English as a Second Language(英語), Religion(宗教学)とStudent Selected Studies(選択科目)でした。選択科目にはGeography(地理)、History(歴史)、Art(美術) , Design and Technology(デザインとテクノロジー)、Food and Nutrition(料理と栄養学)などがありました。 私は理系だった上、英語の授業についていくのに必死だったこともあり選択科目ではArt、Design and Technology、そしてFood and Nutritionを選択しました。英語がネイティブの生徒はフランス語なども選択可能でしたが、留学生は必ずEnglish as a Second Language(ESL)をとらなければならず、他の言語は選択できませんでした。ESL以外の授業は全て現地の生徒たちと一緒でした。 私は日本で購入した電子辞書をどの授業にも持っていき、常に単語の意味を調べながら受けていました。最初の1年は辞書を使用して試験を受けることが許されていました。試験の際には先生から英和辞典が手渡され、それを使って試験に挑んでいました。 イギリス高校留学で得たこと 先生のサポートに感激した日 特に印象に残っているのは理科の授業で試験が返却された時のことです。私は60%しか得点できず、周りの不真面目な子たちと同じくらいの点数でとても悔しかったのですが、先生は私の努力を褒めてくれました。 しかし他の生徒がそれを聞いて「でも辞書を使ってるしね」と嫌味を言いました。それに対し先生は「じゃあ君は他の国に行ってその国の言語でテストを受けた場合、辞書を使えばこの点数取れるのか?簡単なことではないよ、母国語で受けても簡単じゃないんだから」と返してくれました。この先生のサポートは今でも忘れられません。このように素晴らしい先生方がたくさんいる学校でした。  Comfort zoneに戻るか挑戦を続けるかの決断 渡英してから1年経った時の夏休みに帰国した際、正直イギリスに戻るか少し悩みました。友達が少なく、授業も難しい。でもやっと英語にも慣れてきたこと、そして何よりも先生方の期待に応えたい気持ちがあり、もう1年、せめてGCSEだけでも終えようと、戻る決心をしました。 重たい足を引きずり、再び寮に戻ると、先生が「戻ってきてくれてよかった」と声をかけてくれました。複雑な心情で戻ってきたけれど先生方がいれば頑張れると思いました。 私の学年に新しい留学生が増え、寮にも何人か入ってきました。英語が全く話せなかった中国人の生徒が1人いて、その子に英語を教えながら暮らしていたらいつの間にか自信もつき、留学生活が楽しくなっていました。そして授業にもついていけることに気が付きました。友達も増え、去年から同じクラスだった生徒達に「Yui、英語すごく上達したね」と言われたときは本当に嬉しかったです。 おかげでGCSEは良い成績で卒業できました。次回はA-level、やホストファミリー、休暇の過ごし方について書きたいと思います。 https://passporter-media.com/articles/9/

イギリス大学留学Pre-Departure Event 2025@東京 #2|新入生インタビュー編

イギリス留学のPre-Departure Event 2025が8月23日、東京都内で開催されました。Imperial College London(インペリアルカレッジロンドン)などのJapanese Societyが主催したこのイベントに参加した学生にインタビューしました。これから新生活を始めることにあたり、心境や楽しみにしていることについて聞きました。 https://passporter-media.com/articles/36/ 大好きなロンドンで経済と数学の勉強を インタビューを受けるHanaさん Hanaさん 進学先:The London School of Economics and Political Sciences(LSE)専攻:International Social and Public Policy with Economics ロンドンが好きだから、そこの大学に進学しました。数学や経済は元々好きですが、それだけだと物足りないので、政治学の勉強もできるということでこの専攻を選びました。 今まで日本、ドイツ、アムステルダム、フランスで暮らしたことがあります。ロンドンに住んだことはないのですが、英検の海外受験会場がヨーロッパだとロンドンしかないので、受験のために何回かロンドンに行ったことがあります。その時に感じた街並みなどが気に入りました。将来役に立つと思って英検は1級まで取得したが、今のところ何にも役立っていないです(笑)。 大学に入ってからはいろんなソサエティー(サークル)の活動が楽しみです。あとは今まではとてもグローバルな環境で育ったので、これからもそのようなところで生活できることが良いです。将来は国際機関で働きたいです。 @passporter_ 海外大学生インタビュー🎤LSE / Hana Hana: こんにちは。Hanaです。来月からLSEでInternational Social & Public Policy with EconomicsのBachelor's(学士)を始めます! Junta: ロンドンでこれから留学するにあたって不安なこと何かありますか? Hana: LSEのキャリアの環境の中で、ちょっとLinkedInとかのFinance Brosが怖いです。 Junta: じゃあ逆に楽しみなこと何かありますか? Hana: LSEで自分の学部の勉強のほかにも、ロンドンというとても素敵な街に住むのも楽しみだし、他に新しい人を会うのも楽しみにしてます。 Junta: 留学生に向けて何か1つメッセージをお願いします! Hana: みなさん頑張って楽しみましょう! ➡️ メディアサイトでは留学生によるお役立ち記事も読めるよ!プロフィール欄のリンクからアクセス @passport_to___ 【PASSPORTは留学生とその未来をつなぐメディアです】 📚 海外留学を目指す学生や、いま留学中の学生に向けて 経験者のリアルな情報を発信しています。 🎓 運営メンバーは現役海外大学生&卒業生! 留学を目指す人と留学生がつながれる場所になっています✨ 🤝 海外大学生同士でつながれるコミュニティ 交流会や就活・キャリアイベントを開催予定 ! #留学生活#海外大学#イギリス留学#イギリス大学#passportto ♬ Hip Hop Background - Pavel 金融の勉強をするのが楽しみ Angelaさん 進学先:The London School of Economics and Political Sciences(LSE)専攻:Finance ドイツや横浜などに住んだことがあるが、昔ロンドンに住んで一番気に入ったのでロンドンの大学に進学しました。Stock pitch(ストックピッチ)※がきっかけで金融に興味が湧き、大学でその勉強ができるのが楽しみです。また、たくさんの人と出会って、友達を作るのも楽しみです。 ※Stock pitch(ストックピッチ)とは、特定の企業の株式を投資対象として推奨するためのプレゼンテーションのことです。企業のビジネスモデル、財務状況、成長可能性、リスクなどを分析し、「この株を買うべき/売るべき」と投資判断を論理的に示します。 研究者になり、革新的な研究をしたい 第二部のフリートークタイムで歓談するWakanaさん(左)とSeikaさん Seikaさん 進学先:Imperial College London専攻:Chemistry 4歳から4年間イギリスに暮らし、その後上海とノルウェーにも住んだことがありますが、イギリスが一番気に入ったので、大学はそこにしました。大学に入って、新しい人に出会って、友達を作ることが楽しみです。卒業後は大学院に進学し、その後研究者になって、革新的な研究をしたいです。 @passporter_ 海外大学生インタビュー🎤Imperial College London / Seika Seikaです。Imperialに行きます。専攻は化学です。 I'm Seika. I'm going to Imperial College London and my course is Chemistry. Junta: 新しい環境について何か不安なことありますか? Do you have any kinds of worries about moving to a new place? Seika: 生活費が心配になると思います、ロンドンの物価は結構高いので。そしてホームシックですね。 I think I'm worried about the cost of living because London is really expensive. Also getting homesick, I think. Junta: めっちゃあるよ、めっちゃ感じる! イギリスに留学するきっかけは何ですか? What brings you to study in the UK? Seika: 今まではずっとインターに通ってきたので世界中の人と会うことには慣れています。特にロンドン、特にインペリアルにはたくさん留学生がいます。多様性が高いのでロンドンに留学することにしました。 I always went to international schools, so I'm really used to meeting people from all over the world. And I think especially in London, especially in Imperial there are a lot of international students. It's also really diverse so that's what made me choose to study in London. Junta: ありがとうございます! ➡️ メディアサイトでは留学生によるお役立ち記事も読めるよ!プロフィール欄のリンクからアクセス @passport_to___ 【PASSPORTは留学生とその未来をつなぐメディアです】 📚 海外留学を目指す学生や、いま留学中の学生に向けて 経験者のリアルな情報を発信しています。 🎓 運営メンバーは現役海外大学生&卒業生! 留学を目指す人と留学生がつながれる場所になっています✨ 🤝 海外大学生同士でつながれるコミュニティ 交流会や就活・キャリアイベントを開催予定 ! #留学生活#海外大学#イギリス留学#イギリス大学#passportto ♬ Hip Hop Background - Pavel 憧れの街並みでの学び Wakanaさん 進学先:King’s College London専攻:Digital Media and Culture ロンドンにインターナショナルな雰囲気があり、街並みに憧れがあったのでイギリスに決めました。勉強はもちろんですが、それ以外ではクリスマスマーケットが楽しみです。大学で学んだことを生かし、将来は人々のつながりを強くするためのサービスを提供する会社を起業したいです。 本格的な海外経験に向けて頑張りたい インタビューを受けるHayatoさん Hayatoさん 進学先:The London School of Economics and Political Sciences(LSE)専攻:International Social and Public Policy (Graduate) 小中高ともに日本にいて、海外経験は旅行程度しかなく本格的な海外経験が欲しくて留学を決めました。学部時代は日本の大学で過ごして、そのまま就職するとキャリアパスが見えてしまうのが嫌だったのも理由の一つです。 学部時代は保健学をやっていたが、LSEの大学院では社会保障など、もう少し公共的な側面から深掘りたいと思います。 留学経験が全くないのでこれからの渡航に際して全てが不安ですが、「なんとかなるでしょ」精神で頑張ります。 @passporter_ 海外大学生インタビュー🎤LSE / Hayato Junta: 自己紹介お願いします。 Hayato: Hayatoです。LSEのPostgraduate(大学院)の国際社会公共政策コースに進学します。その理由としては、今まで小中高とずっと僕は日本で育ってきたんですけれど、全然海外経験も旅行程度しかないので本格的な海外経験が欲しいなと。あと日本の大学を学部を卒業したんですけど、そのまま卒業して日本で就職するとキャリアパスが結構見えてしまって、それがすごく嫌だったので、留学することを決意しました。 Junta: 留学するにあたって不安なことはありますか? Hayato: 留学経験が全くないので全部が不安なんですけど、なんとかなるっしょ精神で頑張ります! Junta: 院で深掘って研究したい内容、学びたいことについて教えてください。 Hayato: そうですね、学部でやってたことのもう少し公共的な側面からの応用をしたいなと 思っているんですけど、学部で保険学をやっていたので社会保障だとかを深掘っていきたいなと思います。 ➡️ メディアサイトでは留学生によるお役立ち記事も読めるよ!プロフィール欄のリンクからアクセス @passport_to___ 【PASSPORTは留学生とその未来をつなぐメディアです】 📚 海外留学を目指す学生や、いま留学中の学生に向けて 経験者のリアルな情報を発信しています。 🎓 運営メンバーは現役海外大学生&卒業生! 留学を目指す人と留学生がつながれる場所になっています✨ 🤝 海外大学生同士でつながれるコミュニティ 交流会や就活・キャリアイベントを開催予定 ! #留学生活#海外大学#イギリス留学#イギリス大学#passportto ♬ Hip Hop Background - Pavel 金融の中心――ロンドンで人脈を広げたい 入学後の抱負を語るTeruさん Teruさん 進学先:University College London(UCL)専攻:Mathematics with Economics 自分は中学受験をして慶應義塾湘南藤沢中等部に入学しました。その後中3になる前にタイにあるRugby School Thailandに行きました。この学校はイギリスにあるRugby Schoolの分校です。そこで5年間学び、GCSEとA-levelを履修しました。イギリス系の学校に通っていましたが、イギリスに行ったことがなく、ヨーロッパもないです。初めてのイギリスで不安はありますが、将来のことを考えると、良い経験をするためのチャンスがあるからロンドンに行く価値はあると思います。 金融系に興味があって15歳から投資をやっています。将来は金融系の職に就きたく、そのため大都市の大学に進学したかったです。本当はアメリカに行きたかったが、今のアメリカの政治によって経済も不安定になっているのでアメリカに行くことを断念しました。そこ以外で金融の中心と言えばロンドンですね。その中心にある大学を選びました。 ロンドンのような大都市の大学に行けば人脈が広がり、たくさんのコミュニティとつながりを持って有利になると思います。そういう意味でも、優秀な学生が集まるUCLのような有名な大学にはとても良い環境が整っていると思います。 @passporter_ 海外大学生インタビュー🎤UCL / Teru Teru: 今19歳で、これからUCLで数学と経済学科を学びに行きます。 Junta: イギリスの前にどういう高校生活・中学生活を過ごしていたか、バックグラウンドを教えてください。 Teru: 普通の日本の小学校通ってて、中学受験をしてSFCという慶応の中学校に合格したんですけど、そこであんまり成績が良くなくて。中学3年生になる頃にコロナが始まったタイミングで学校を退学して、ラグビースクールタイランドというタイのインターナショナルスクールに転校しました。そこで5年間IGCSEとA-Levelをやって、今って感じです。 Junta: 入学するにあたって不安なことありますか? Teru: イギリスとかヨーロッパにまだ行ったことがないので、治安とか、あとは物価、住んでみた感、夜の危なさとかを知ってみたいです。 Junta: なんでイギリスの大学を選んだんですか? Teru: イギリスの大学はUCLが一応自分が行ける中のランキングで一番高くて。僕は将来的に金融系を学びたいので、そこでの人脈を増やすためにロンドンで経済を学ぼうかなと思っていきました。 Junta: ありがとうございます! ➡️ メディアサイトでは留学生によるお役立ち記事も読めるよ!プロフィール欄のリンクからアクセス @passport_to___ 【Passport to は留学生とその未来をつなぐメディアです】 📚 海外留学を目指す学生や、いま留学中の学生に向けて 経験者のリアルな情報を発信しています。 🎓 運営メンバーは現役海外大学生&卒業生! 留学を目指す人と留学生がつながれる場所になっています✨ 🤝 海外大学生同士でつながれるコミュニティ 交流会や就活・キャリアイベントを開催予定 ! #留学生活#海外大学#イギリス留学#イギリス大学#passportto ♬ Hip Hop Background - Pavel 次回の記事ではこのPre-Departure Eventの舞台裏をお届けしますので、そちらも併せてご覧ください! https://passporter-media.com/articles/38/ 今回のイベントスポンサーが運営する留学&オンライン個別指導サービス: https://jp.education-moi.com

イギリス大学留学Pre-Departure Event 2025@東京 #3|舞台裏に迫る

イギリスの大学留学を始める学生向けに8月23日にPre-Departure Event 2025が開催されました。この記事では開催までの経緯や当日の準備など、イベントの舞台裏をお届けします。 イベントの裏側はこちらの動画にもありますので、併せてご覧ください! https://www.youtube.com/watch?v=pGcj4TY1IrA 開催の経緯: PASSPORTER & Moi Educationとのコラボ 今回のイベントは4大学のJapanese Societyの合同開催ですが、中心となって進めてきたのがImperial College London(インペリアルカレッジロンドン)のJapanese Societyです。インペリアルJapanese SocietyのSecretaryのSaraさんによると、一つ上の学年のコミッティー(運営委員)から「いつか東京でイベントを開催したい」という話をずっと聞いていたと言います。 夏休みに代が替わり、25/26年度のコミッティーとしていろいろなイベントの企画が始まりました。その時に、インペリアル卒業生でMoi Creation株式会社代表のMakiさんと別の件で打ち合わせをしていた際に、「東京で渡航前イベントを開催したいです」と話を持ち込み、Makiさんが「ぜひ一緒にやりましょう」ということでした。 インペリアルJapanese Society副会長のRukaさんによると、インペリアルにあるSingapore Societyなど、他の国の団体が毎年開催しているため、それらを参考にしたそうです。 主催したイギリスの4大学: Imperial College London(インペリアルカレッジロンドン)→インスタアカウント London School of Economics and Political Science(LSE)→インスタアカウント University of Cambridge(ケンブリッジ大学)→インスタアカウント University of Oxford(オックスフォード大学)→インスタアカウント その他にも、University College London(UCL)のコミッティー(運営委員)も参加しました。King's College London(キングスカレッジロンドン)からの参加者もいました。 Japanese Societyとは? イギリスの大学にある日本文化や日本人コミュニティを中心としたサークルのこと。日本人だけでなく、日本に興味のある現地学生も参加し、交流イベント・文化イベント・日本語レッスンなどが行われています。 事前準備: 4大学のJapanese Societyが打ち合わせで調整 イベントの運営は会場探しやInterest formを利用して参加者数を予測するところから始まりました。しかしインペリアルのみではかなり小規模になることが分かったそうです。加えて8月中旬にならないとA-levelの結果が出ず、その関係で参加を決められない新入生が多いことが浮かび上がりました。また、他大学からの参加希望者がいたことも踏まえ、合同開催に踏み切りました。 コミッティー全員が「去年の自分が渡英前にあったらうれしかったイベントを後輩たちに届けたい」という思いを原動力に準備を進めました。 本格的に動き出したのは開催の約1カ月前です。インペリアルのJapanese Societyのメインコミッティーがプログラムの大枠を決め、他の参加校のJapanese Societyとオンラインでミーティングを重ねました。イベント全体の企画は主にSaraさんが「去年の自分が渡航前に知っておきたかったこと」をベースに決めました。 それに加え、学部、大学、都市が異なるメンバーからも意見も入れて、より多様な視点から見たイギリス留学、そしてコミッティー全員が新入生に伝えたいことを追加していきました。 当日の準備: リハーサルなど最終調整 Pre-Departure Eventのポスター イベント当日の午後2時、コミッティーたちが会場に集まりました。まずは椅子や机の並べ替えなどをして会場設営をしました。第二部がスムーズに始められるように、大学ごとにテーブルを分け、印となる大学のロゴを貼った。その後、プレゼンテーションで使用する大型ディスプレイの準備と接続をし、発表の流れのリハーサルも行われました。 各大学のJapanese Societyのコミッティーが打ち合わせをしている様子 開場の時間になったらSaraさんが入口近くで受付の準備を始め、パソコン上に名簿を表示させました。受付と同時に参加者に名札を自分で書いてもらえるよう、名札シールが用意されました。 責任者のSaraさんインタビュー 今回のPre-Departure EventはImperial College LondonのSaraさんが企画し、他の3つの大学のJapanese Societyのコミッティーとの調整などを行いました。責任者のSaraさんに開催の経緯、準備の過程などについて聞きました。 Pre-Departure Eventでプレゼンテーションを行う責任者のSaraさん Q: 実際に開催してみてどうでしたか? イベントをやって本当によかった、というのが一番の感想です。何よりも「来てよかった!」「いろんな人と会って、話せて楽しかった」「役立つ情報をすでにイギリス留学している先輩たちから聞けて参考になった」という声をいただけたのがうれしかったです。 ぜひ今後も続けていきたいですし、来年度以降のコミッティーに引き継ぎたいですね。今回参加してくれた後輩たちに熱意とイベントの良さが伝わっていることを願います。 Q: 開催にあたって、大変だったことはなんですか? 一番苦労したのは、夏休みの時期に企画を動かしたことです。みんな旅行や予定がある中で、ミーティングに参加したりスライドを作ったりしないといけなくて。私も旅行先のホテルからオンラインミーティングに出たりしていました(笑)。 インペリのコミッティーは普段から仲が良いので、単に「仕事仲間」だけでなく、お互いの時間も大切にしつつイベントを成功させたい気持ちもあって、そのバランスを取るのが難しかったです。でもそういう中で「連絡のプラットフォームを仕事用とプライベート用に分ける」みたいな工夫も生まれて、チームとしても個人としてもすごく成長できたと思います。 Q: 今回開催した中でよかった点や改善点を踏まえ、次回以降はどのような変更を行いますか? 毎年続けていけるイベントにしたいと強く思っています。 今回のイベントの良かった点の一つとして、参加者同士が大学や学年、留学の形態や先輩後輩といった枠にとらわれず、自由に交流できる雰囲気が自然と生まれたことです。当初私が目指していた以上に素敵なものでした。 今後は参加校が増えたり認知度が上がったりして規模がより大きくなっていく可能性もありますが、数に流されず「温かい雰囲気のイベント」であり続けてほしいです。 プレゼンテーションの内容に関しては改善できる点も多いと感じています。就活関連の少しシリアスな内容から、各都市の日本食事情といった日常に密着した話題まで、バランスの取れた構成にはなっていたと思いますが、基本的にコミッティーが一方的にプレゼンする形だったので、今後はもっとインタラクティブにできると良いと思います。 第二部は各校のブースを設置して、自由に話せるフリートークタイムとしましたが、ワークショップのような形で、いろんなバックグラウンドの学生を集めたグループで何かアクティビティをするのも面白いかもしれません。 インペリのJapanese Societyの場合、毎年2年生がコミッティーを担当するのが慣例です。来年以降私がどんな形でJapanese Societyに関わっていくかは未定ですが、今回のイベントで得た学びや感想は、必ず次の世代に引き継ぎたいと思っています。 Q: 最後に新入生へのアドバイスをお願いします! ワクワク、ドキドキ、緊張、色んな気持ちでいっぱいだと思いますが、ぜひ思いっきり楽しんでください!大学は自分の世界がどんどん広がっていく場所です。そしてロンドンは多様性にあふれ、毎日新しい刺激がある街です。たくさんの人に出会い、色んなコミュニティに参加して、多くの経験を積むことが、きっと素敵な大学生活になります! もちろん、勉強という本業も忘れずに。Japanese Societyにもぜひ遊びに来てくださいね☺︎ Pre-Departure Eventに参加した新入生とJapanese Societyのコミッティーたちの集合写真 コミッティー紹介 イベント中に主催したJapanese Societyのコミッティー3人に話を聞くことができ、現在の専攻やロンドン生活の楽しみなどをご紹介します。 Saraさん Saraさん 所属: Imperial College London, Medical BiosciencesJapanese Societyでの役職: Secretary 小さい頃から理科が好きで、人体構造や病気の仕組み、薬効を学ぶことが面白くて、そこから医療生物学に惹かれるようになりました。また、エジプトやミャンマー、インドといった医療体制が十分でない国々で暮らした経験も大きな理由です。 質の高い医療にアクセスできない現実を目の当たりにし、国際機関やNGOが医療支援で果たしている役割に感銘を受けました。その中で私は、医薬品や医療機器の研究開発を通じて、人々が安心して医療を受けられる社会づくりに貢献したいと考えるようになりました。 インペリアルのMedical Biosciencesは、医療生物学を幅広く学べるだけでなく、研究者としての基盤を養うことができるコースです。自分のやりたいことや将来必要なスキルと一致していたため、進学を決めました。 大学生活では、3歳からずっと続けているバレエを楽しんでいます。ダンスサークルのバレエ部門に入っていて、毎週のクラスに参加したり、コンペティションチームで踊ったりしています。2年生からはチームのコミッティーとしてクラスのインストラクターもやっています。 寮生活が始まってから料理にハマっていて、自分のキッチンでディナーパーティーを開いたり、作り置きを工夫したり、各国の友人からレシピを教わったりと、多国籍な環境ならではの楽しみを満喫しています。 それからJapanese Societyの活動も、今年度からコミッティーとして本格的にスタートしました。大変なこともありますが、Secretaryとして仲間と一緒に楽しく仕事しています! Rukaさん Rukaさん 所属: Imperial College London, Biomedical EngineeringJapanese Societyでの役職: Vice President 医療分野に応用できる工学の知識を幅広く学んでいます。1、2年のうちは講義とテストが中心で、3、4年になると実験・実習が増えると思います(MEng/学部・修士一貫課程なので4年間です)。 元々医学部を視野に入れながら医療系に関わりたいという気持ちがありました。将来のことを考えた時に、企業に入って医療機器の開発に携わりたいと思うようになりました。それで学部のコースをいろいろ調べていたら、インペリアルのBiomedical Engineeringが一番自分にぴったりだったのでそこにしました。 今のところ勉強は思っていたほどは忙しくないのですね。一応毎日勉強するように意識していますが、遊びに行く余裕は意外とあります。ロンドン生活の中で、観光が楽しいです。いろいろなマーケットというか屋台っぽいのがいっぱい集まっているバラマーケットなどがとても良かったです。 Shinichiroさん Shin-ichiroさん(左) 所属: The London School of Economics and Political Sciences (LSE), EconomicsJapanese Societyでの役職: Secretary and Language Officer 今回のイベントでは会長代理として来ました。LSEのJapanese Societyは他の大学と比べるとかなり小規模ですが、このイベントではLSEの新入生が一番多くてちょっと困惑しています(笑)。 今までブラジルのサンパウロ、インドネシアのジャカルタ、アラブ首長国連邦のドバイと、世界を転々としてきた中で、たくさんの気づきを得られました。貧困に直面している人や富裕層など、幅広い層の人々を見てきた中で、社会問題の解決に経済は大きいなツールの一つになると考えるようになりました。そこで経済に興味を持ち始め、社会科学に特化したLSEで経済学を専攻したいと決めました。 また、イギリスの大学の経済学専攻は数学重視で、どちらかというと理系寄りです。この点は自分に合っていたので、イギリスの大学を選びました。1年目の勉強はIBの延長線上くらいの感覚で、そこまで難しいとは感じなかったです。大体大学に入学できた時点であるの程度学力はあると思いますので、あとは努力を続けて、強い信念があればできると思います。 ロンドンでの生活はご飯がまずい以外は楽しいです。この前、久しぶりに日本に帰ってきて、お母さんが作った白米を食べた時は感動しました。 Pre-Departure Event全体の様子と新入生インタビューはこちらからご覧いただけますのでぜひ読んでみてください! https://passporter-media.com/articles/36/ https://passporter-media.com/articles/37/ 今回のイベントスポンサーが運営する留学&オンライン個別指導サービス: https://jp.education-moi.com

ごく普通の高校生がロンドンの大学生に: 留学までの道のり

はじめまして。Kotokoです。現在、Goldsmiths, University of London(ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ)のMA Promotional Media(プロモーショナルメディア修士課程)に通っています。今回は、東京で生まれ育った私が2023年にロンドンへ来るまでの道のりを皆さんにシェアしたいと思います。 英語が身近にあった幼少期〜高校時代 私は、小・中学校は地元の学校に通い、友達と外で遊ぶのが日課の、ごく普通の子どもでした。昔から海外に行く機会はあまりなかったものの、父はアメリカの大学を卒業していることから外国人の方との交流は他の人より多く、その影響もあって英語を勉強したいと思うようになりました。 高校は都立の外国語コースがある学校に進学しました。このコースでは、数学や理科の授業が少ない分、普通科で行われる文法に加え、ディスカッションや英作文に力を入れた授業がありました。 受験英語は得意な方でしたが、スピーキングやリスニングの能力はあまり高くなく、英語が少し得意な高校生だったと思います。 きっかけは「留学プロジェクト・次世代リーダー育成道場」 そんなふうに高校生として日々を過ごしていたある日のこと。学校の先生から、東京都が主催する留学プロジェクト(次世代リーダー育成道場)について全体に案内がありました。そしてこれが、私の運命を大きく変えることになるのです。 海外の高校に1年留学できる「次世代リーダー育成道場」とは 「次世代リーダー育成道場」は、東京都教育委員会が実施している、都立高校・中等教育学校・都立中学校に在籍し、校長の推薦を受けた生徒を対象とした留学支援プログラムです。この制度では、参加者は海外の高校に1年間通いながらホームステイをすることができます。派遣時期により冬出発のオセアニア地域と夏出発の北米地域の2つのコースから選べます。 出典: 東京都教育委員会「次世代リーダー育成道場」公式サイト (https://www.ryu.kyoiku-kensyu.metro.tokyo.lg.jp/about.php) このプログラムは事前・事後研修もあり、留学中のみならず学ぶチャンスが多くあります。 ① 留学前の国内事前研修 研修は月に2回程度、主に日曜日に実施されます。参加者全員が集まり、語学力の向上に加えて、講演会などを通じて日本の伝統・文化・歴史への理解を深め、自分の目標について考える機会も得られます。 この事前研修の中でも特に重要なのがゼミナール研究です。 研修生はそれぞれ現代社会の課題を見つけ、国内での調査を行いながら、留学先での調査へとつなげていく研究のアウトラインを作成します。そして、留学期間を通じてこの研究を発展させ、論文としてまとめていきます。 ②ホームステイをしながら送る留学生活 現地の高校に入学し、授業を受けながら実践的な英語力を養います。 また、ホームステイ先が用意され、現地の家族との交流や多文化に触れる体験を通して、大きな成長が期待されます。 ③帰国後の成果発表会 留学での経験や学びをしっかりと形にするために、帰国後には成果発表会が行われます。 そこで出発前から取り組んできたゼミナール研究の成果を発表し、自らの成長や仲間たちの変化を改めて感じることができます。 ここまで紹介してきたように、語学力だけでなく、文化理解や社会課題への探究心を育てられるこのプログラムですが、実はもうひとつ大きな魅力があります。それは、費用面のハードルが非常に低く、手の届きやすいプログラムであるという点です。 参加するための費用は? 費用は、渡航費・滞在費・学費などの基本的な留学経費として80万円が必要です。 それ以外にかかる費用(パスポート取得、ビザ申請、保険、健康診断、予防接種、事前研修への交通費、制服代や教材費など)は、別途約70万円が自己負担となります。 そのため、総額はおよそ150万円です。しかし、通常の1年留学(200〜400万円程度)と比べると、非常にリーズナブルです。多くの生徒にとって現実的な選択肢となっています。 ※1ポンド=190円で換算しています 募集人数 令和7年度の募集人数は、A(冬出発)コース、B(夏出発)コースともにそれぞれ75名以内、合計150名以内となっています。 ただし、募集人数を含めた詳しい要項は毎年変わります。最新の情報は東京都教育委員会の公式ホームページに掲載されます。必ずその年度の次世代リーダー育成道場研修生募集要項でご確認ください。 コロナで留学断念!でも再び現れたチャンス ここまで次世代リーダー育成道場の概要や費用、応募条件について紹介してきましたが、実は私自身もこのプログラムに応募し、無事に合格。研修生として参加することができました。 しかし残念ながら、私が参加した年はコロナ禍と重なってしまいました。そのため本来予定されていたオセアニア地域への留学は叶いませんでした。それでも、事前研修を通して語学力だけでなく、社会課題への関心や自分自身の目標について深く考える機会を得ることができました。この経験から、日本を飛び出して、もっと広い世界を自分の目で見てみたいという思いが一層強くなりました。 そして高校3年生の夏前、幸運にも父のロンドン転勤が決まりました。これをきっかけに、ロンドンの大学を目指してみようと本気で決意したのです。 ロンドン大学に出願するまでの道のり: ファウンデーションコース 私はただ英語が好きなだけで英語力に自信もなくA-levelやIBといったイギリスの学部に直接入学が可能な国際教育資格を持っているわけではなかったのでFoundation Course(ファウンデーションコース)に入ることにしました。このことを担任の先生に相談すると、留学エージェントを紹介されました。それ以降、出願手続きやビザ申請など、専門的なサポートをエージェントにしてもらいました。 https://jp.education-moi.com/universities/uk/foundation 海外大学の情報収集 まず、大学で何を学べるのかを調べることから始めました。イギリスの大学では、1年次から専攻分野の学習が始まります。そのため出願時に専攻を決めておく必要があります。また、イギリスにはビジネス、アート、コンピューターなど、幅広い分野の学科があるため、自分に合った学科を見つけることができます。 私はメディアに興味があったので、「ロンドン」「メディア」「大学」といったキーワードで調べ、各大学の公式サイトで学費や必要なIELTSスコアを確認しながら検討を進めました。その結果、Goldsmiths, University of London(ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ)とUniversity of Westminster(ウェストミンスター大学)それぞれのファウンデーションコースに出願することにしました。 必要書類について 出願を決めてから、各大学のファウンデーションコースのウェブページから必要書類や資格を調べました。大学によって多少異なりますが、一般的に求められる書類は以下のとおりです: 高校の成績証明書(英文) 卒業証明書(英文) 高校の先生からの推薦状1通(英文) personal statement(志望動機をまとめた英文エッセイ) パスポートのコピー IELTSスコア 私の通っていた高校には非常勤のALT(外国語指導助手)がいました。その先生に添削してもらいながらエッセイを完成させました。英文の成績証明書は英語の先生に相談したら作成してくれました。これらの書類がそろったら、留学エージェントに提出し、出願を代行してもらいました。 イギリスの大学出願は、UCAS(Universities and Colleges Admissions Service/ ユーカス)という専用のプラットフォームを通して行う必要があり、操作や手続きが少し複雑です。私の経験から言えば、エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。 IELTSの勉強と必要スコア獲得 情報収集や必要書類の準備と並行して、IELTS対策もしっかりと進めました。  当時高校3年生だった私は、英検2級しか持っておらず、正直なところIELTSって何?という状態からのスタートでした。まずは出題傾向を理解することから始め、4技能それぞれに対して計画的に対策しました。ここでは、私が行った対策をスキル別にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください! Reading 時間内に問題を解けることを目標に、毎日時間を測って大問ごとに練習していました わからなかった単語はノートに意味と一緒にメモ。オリジナル単語帳を作って通学時などに繰り返し復習。毎日少しずつ語彙を増やすことを意識していました 私が作った単語帳 自作の単語帳では、左側に単語を、右側に品詞と意味を書いています。使い方も同時に調べました。特殊な使い方をする単語には例文をつけて使い方までマスターできるようにしています。 Listening 専門的な語彙も出てくるため、問題を解くだけでなく、BBCニュースを定期的に視聴して耳を慣らしました 特に聞き取れなかった単語は、スペルや発音をしっかり確認しました。意味はわかるのに聞き取れないのを防ぐようにしていました。ここでも単語帳が大活躍しました Writing 毎日1~2行でもいいので英語で日記をつけ、自分の考えを英語で表現する練習をしました。わからない表現は調べながら書くことで、語彙力と構文力が自然と身につきます 問題集を解き終わったら、ただ答え合わせするのではなく、英語の先生に添削してもらい、文法の細かいミスや表現の言い換えなどを学びました Speaking 動画に英語・日本語の同時字幕をつけられる拡張機能「Language Learning with Netflix」を使って、日常会話で使われるフレーズを中心にshadowing(シャドーイング)の練習をしました 学校のALTにお願いして、放課後に会話練習をさせてもらいました。最初は緊張してなかなか声をかけられませんでしたが、先生は初心者に慣れているので、思い切ってお願いすることが上達の近道だと感じました このような形で、4技能バランスよくIELTS対策を行っていました。 もちろん、高校3年生だったので定期テストもありました。成績も出願に必要な書類のひとつです。そのためテスト勉強とIELTS対策を並行してコツコツ取り組むことが大切です。 また、英検と違ってIELTSは受験料が通常 27,500円と高額です。そのため何度も気軽に受けることはできませんでした。そこで、留学エージェントが提供していた模擬テスト(公式IELTSの受験料の1/4ほど)を活用して、実力を確認したうえで本番に臨みました。 その結果、必要スコアであるoverall 5.5を無事に取得し、出願に至りました。 ロンドン大学ゴールドスミスカレッジに無事合格! 2月中には、出願していた2校どちらからも結果が届きました。ありがたいことに両方とも合格し、第一希望のGoldsmiths, University of London(ゴールドスミス大学)に進学することを決めました。 ただし、2月の時点ではまだ高校を卒業していなかったため、合格はConditional Offer(条件付きオファー)という形式でした。その後、高校を卒業し、証明書を提出したことでUnconditional Offer(無条件オファー)に切り替わり、ビザの申請手続きへと進むことができました。 メモ イギリスの大学からの合格通知には、大きく分けてConditional Offer(条件付きオファー)とUnconditional Offer(無条件オファー)の2種類があります。 ・Conditional Offer(条件付きオファー)→あとでIELTSスコアの提出や高校の卒業成績が一定以上であることなど、いくつかの条件をクリアすれば正式に合格になる ・Unconditional Offer(無条件オファー)→すでにすべての条件を満たしている場合に出される、正式な合格通知 詳しくはこちらの解説記事にわかりやすく説明されています。 イギリス留学: 出発までの日々 高校を卒業した後も、英語の勉強は続けていました。IELTS対策のときに使っていた単語帳を引き続き活用し、新しい単語にできるだけ多く触れるよう意識していました。それに加えて、今度は会話で使えるカジュアルなフレーズを中心に学ぶようにしました。 特に、私が今でも続けているのが、InstagramやTikTokで紹介されている英語フレーズの動画を活用した学習です。さらに、特定のフレーズが映画やドラマの中でどのように使われているかを検索できるplayphrase.meというサイトを使って、実際に使われる生きた英語を身につけるよう心がけていました。 もちろん、勉強だけでなく友達との時間も大切にしていました。イギリスに行ってしまうと日本の友達と気軽に会うのが難しくなります。高校卒業後の時間は、思い出をたくさん作る良い機会でもありました。 そうしているうちにあっという間に8月になり、イギリスでの大学生活がスタートしました。 イギリスへ飛び立った ロンドンで見た景色ービッグベン 「普通の高校生」だった自分が今思うこと この体験談を読んでいただければ分かるかと思いますが、私は特別な存在ではなく、どこにでもいる「英語が好きな高校生」でした。そんな私が今、ロンドンの大学に通いながら、毎日新しい発見に満ちた日々を過ごしています。 もちろん、言葉の壁は高く、今も決して楽な毎日ではありません。それでも、日本では出会えなかった人々や経験に触れ、かけがえのない学びを得ています。 だからこそ、皆さんに伝えたいです。英語が好きという気持ちと、努力があれば、イギリス留学は決して夢ではないです。この記事が、少しでも「自分も挑戦してみたい」と思うきっかけになってくれたら、とても嬉しいです。応援しています! 続きの記事も見てくださいね! https://passporter-media.com/articles/16/ 次世代リーダー育成道場: https://www.ryu.kyoiku-kensyu.metro.tokyo.lg.jp ロンドン大学ゴールドスミス校公式サイト: https://www.gold.ac.uk

UCL現役大学生の留学体験記!イギリス留学のリアルと道のり

京都からイギリスへ: UCL大学留学を決めるまで 自己紹介・バックグラウンド  はじめまして。Nanaです。京都市出身で、中学まで地元で過ごし、高校からイギリスの学校に進学しました。  現在は、University College London(UCL、ユニバーシティカレッジロンドン)でArts and Sciences(アーツアンドサイエンス)学科で勉強しています。一つの専門分野を3年間かけて学ぶ一般的なイギリスの大学とは異なり、この学科ではリベラルアーツ教育に似ていて、文理問わず幅広い分野の科目・デパートメントの授業を取ることができます。  留学を決意したきっかけ 中学2年生の時にスイスでサマースクールに参加した体験が留学を志した原点です。いろいろな国から生徒が来ていて、英語だけでなく、ドイツ語、イタリア語、フランス語などを操る同年代の生徒と出会いました。言語がもたらす新しい人との出会い、つながりや発見に心躍らされました。私もグローバルな世界で過ごしたいと強く思った経験でした。 学校選びから出発まで 本格的に留学を考え始めたのは中学2年生の冬あたりでした。サマースクールで訪れたスイス、友人がすでに留学していたアメリカとイギリスを留学先の候補にしましたが、結局イギリスとアメリカの学校に出願し、先にオファーが来たイギリスの学校に入学することに決めました。 友人に紹介してもらった留学エージェントを通して、学校の選定、受験、インタビュー(面接)を経て、イギリス南西部にあるTaunton School International(TSI、トーントンスクールインターナショナル)への入学が決まりました。インタビュー(面接)や試験はすべて、オンラインで行いました。 Taunton School International(トーントンスクールインターナショナル) の校舎 しかし、この時期(2020年)にちょうど新型コロナウイルス感染症が流行り始め、4月に予定していた渡英は先送りされてしまいました。イギリスには行けなかったものの、学校側がいち早くオンライン授業を導入したため、4月-6月の1学期間は日本の自宅で授業を受けました。思い描いていた留学の始まりではありませんでしたが、振り返ってみればホームシックにならず、少しずつ英語に慣れていく良い機会だったと思います。 Lancing College(ランシングカレッジ)のチャペル TSIではGCSEと呼ばれる中学課程に当たるものを1年間学習しました。2年目からはLancing College(ランシングカレッジ)という現地校に入学し、A-level経済、数学、応用数学、日本語を履修し、受験を経て、UCLに入学しました。 UCL大学生のキャンパスライフ ロンドンならではの魅力と学びの日々 現在通っているUCLはロンドン中心部にあり、1826年に設立された大学で、150を超える国から学生が集まる国際性と400以上のコースを提供し幅広い研究分野を持っているのが特徴です。ロンドンという大都市ならではの刺激的な環境もあり、学びだけでなく生活面でも多くの発見がある大学です。 University College London(UCL)に入学 リベラルアーツ型の学び: Arts and Science学科の特徴 大学ではArts and Science(アーツアンドサイエンス)と呼ばれるリベラルアーツの学科で勉強しています。この学科はイギリスの大学にしてはとてもユニークです。イギリスの大学では基本的に高校で専攻した教科を中心により深く学びます。例えば高校で経済を専攻すると大学でも経済学部やビジネス系の学部に進み、その学部で必修授業をとります。 しかし私の学部では多くの学問の知識をいかに融合させて社会課題の解決策にアプローチするのかに重きを置いています。こういった学問を英語ではInterdisciplinary studiesと呼び、分野横断的(学際的)な学びを意味します。社会課題を解決するのにもさまざまな切り口や専門知識が必要なうえ、分野が異なる人々と協力することも欠かせません。そのようなことを中心に学んでいます。 そのため、履修する授業の半分以上を自分で選択できます。学科の中で、3年間を通して全く同じクラスの組み合わせを取っている学生は誰一人いません。こういった環境が自分の学習生活を唯一無二にします。 実際に履修している授業紹介 私が今年取っている科目は、Principle of international public law(国際法)、Mathematical analysis, Real analysis(解析学)、Database system(データベースシステム)、Macroeconomics/Open and Closed economy(マクロ経済学)、Quantitative methods(定量調査)、Sustainable energy(持続可能エネルギー)、Mandarin(中国語)です。 分野がバラバラでそれぞれ全く関係なさそうに見えますが、Sustainable energyで学ぶエネルギー政策はMacroeconomicsの経済政策につながっていたり、Quantitative methodsで習得する基礎プログラミングはDatabase systemで応用できたりと、他の学生とは違った視点で問題の解決法を見いだすことができます。 課外活動とロンドンでの暮らし 日本語を教えるJapan Societyでの活動 授業外では、Japan Societyと呼ばれるソサエティ(サークル)に参加していて、2週間に1度、学生に日本語を教えています。 Finance and Economics Societyで得た学びと人脈 また、Finance and Economics Societyにも参加しており、週1くらいの頻度で開催されるロンドンの投資銀行などの金融業界で働く方によるセミナーに参加しています。UCLのネットワークはかなり広く、トップ企業で働く卒業生も多いので、いろんな人から話を聞けるチャンスがたくさんあります。 ロンドンの美術館・博物館巡りで深める学び ロンドンには大英博物館(British Museum)やナショナルギャラリー(National Gallery)など、たくさんの権威ある美術館と博物館が集まっていて、ほとんどが入場無料ということもあり、休日にはなるべく行くようにしています。 昨年取ったSocial Theoryの授業ではオリエンタリズム(西洋が東洋をどのようにとらえていたのかを研究する学問領域)のトピックを扱ったのでテムズ川畔にあるTate Britain(テート・ブリテン) の絵画を見に行きました。 Colonialism(植民地主義)などのトピックを考える際、博物館の作品は貴重なソースとなり、実際に鑑賞することでコンテンツの理解をより深めることができます。 高校留学・大学留学を通じて得た学び 広がった視野と情報へのアンテナ 留学して良かったことは、視野が広がったことと得られる情報が増えたことです。異なる文化や価値観を持つ人たちと関わる中で、自分が当たり前だと思っていた考え方が、実は国や環境によって大きく異なることに気づきました。Taunton School時代のルームメートはブルンジ人でした。初めて聞く国からの生徒だった彼女とどうしても話をしたくて、どんな国なのか、何語を話すのかなどを調べた記憶があります。 多様な視点を学べる国際的なクラスメートとの出会い 授業では、さまざまなバックグラウンドを持つクラスメートと意見を交わす機会が多く、同じテーマでも多様な視点があることを学べたのは、とても刺激的でした。日本では、自分がどの政党を支持しているか、政策まで議論することはなかったですが、イギリスでは自国の政策はもちろん、他のヨーロッパ諸国の政策まで網羅している学生も何人かいて、意識の高さがうかがえました。 経済の授業では特に、GDP(国内総生産)成長率やインフレ、利子率を必ず頭に入れておく習慣ができました。円安など、身の回りで起きていることが身につけた知識で理解できるようになっていくのが楽しかったです。 英語力と自己発信力の向上 また、英語でコミュニケーションを取る力が自然と身につき、自信を持って自分の意見を発信できるようになったのも大きな成長です。さらに、留学生活を通じて新しい友人や経験に出会い、自分自身の挑戦する力や柔軟性も養われたと感じています。 留学生活で感じた辛さと乗り越えた経験 言語の壁とコミュニケーションの葛藤 留学で辛かったことのひとつは、最初の頃に感じた言語の壁です。英検2級を取得後に渡英しましたが、授業では、ネイティブスピーカーや先生たちのスピードについていけなかったです。留学当初は宿題を終わらせるのにも、クラスメートの3倍時間がかかりました。 授業がわかるようになっても、友達との会話や冗談を理解し、話すまでにはかなり時間がかかりました。小学校の間に英会話塾に週1で通っていましたが、実際に会話しようとすると、自分のシャイな性格も相まって単語が出てこない場面が多くあり、自分の意見を思うように表現できず、もどかしさを感じることがありました。 辞書を片手に専門用語と格闘する日々 大学に入ってからは、専門的な単語も多くて、今でも辞書は手放せません。ですが、一つ一つの単語の意味を調べる習慣がついたことで、理解できない単元があっても、わかるまで調べたり文献を読んだりして、人一倍深い学びを得たと思います。 これからイギリス留学を目指す人へのメッセージ 留学は挑戦の連続ですが、ぜひ恐れずに一歩踏み出してみてください。その経験が、自分自身を大きく成長させ、未来への大きな力になるはずです。 https://passporter-media.com/articles/10/ https://jp.education-moi.com/article-51-ucl

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【実体験】イギリス留学準備術: 合格通知からビザ取得までの記録

3月に入り、イギリスの大学や大学院から合否結果が届いてきたと思います。大学からオファー(合格通知)を受け取るといよいよ本格的な留学準備が始まります。入学までには多くの手続きがあり、スムーズに進めるためには計画的な準備が必要です。本記事では、オファーを受け取った後の具体的な準備プロセスについて、僕の経験を踏まえて詳しく解説していきます。 合格結果の確認と入学手続き 出願してからオファーをAcceptするまで 合格結果が届く時期は大学や学科によって異なり、ここは待つしかありません。僕は出願した5校のうち4校は2月初旬までに結果が届きました。しかし第一志望の大学だけ3月までオファーが来ず、もどかしさを覚えました。遅くて7月ごろに結果が出る場合もあるそうなので、気長に待つことが大事だと思います。UCASのTrackシステムをこまめにチェックしましょう。 オファーの種類(Conditional・Unconditional) イギリスの大学からのオファーには、「条件付きオファー(Conditional Offer)」と「無条件オファー(Unconditional Offer)」の2種類があります。条件付きオファーは、IELTSスコアや最終成績の提出といった特定の条件を満たすことで合格となります。UCASで出願した全ての大学から合否が届いた後は、Firm Acceptance(第一希望)とInsurance Acceptance(第一希望に合格できなかった場合の第二希望)の大学とコースを選択します。第一希望の大学からUnconditional Offerをもらった場合はInsurance Acceptanceを選択する必要はありません。 オファーを受け取った後の対応 自分が受け取ったのが条件付きオファーの場合は手続きを早めに済ませることが大切です。通常、オファーの承諾期限が設定されているため、遅れないように注意しましょう。一部の大学ではInternational Students(留学生)がオファーを承諾する際、デポジット(Deposit - 入学金)の支払いが必要です。この金額は大学によって異なりますが、£1,000~£5,000が一般的です。支払期限も設けられているため、期日を確認して早めに対応しましょう。 不合格だった場合の選択肢(Extra・Clearing) もし出願した全ての大学が不合格(Unsuccessful)だったとしても、結果をもらった後に追加で一つのコースに出願できる「エキストラ(Extra)」と定員に達していないコースに出願できる「クリアリング(Clearing)」というシステムがUCASにあります。Extraは2月末から7月初旬まで、Clearingは7月中旬から9月~10月ごろまで行われます。期待した結果が出なかった場合でも諦めずに他の大学やコースにトライしてみましょう。  イギリス学生ビザ(Student Visa)の申請を徹底解説 イギリスでの長期留学には学生ビザ(Student Visa)が必要です。申請にはいくつかの書類が必要で、その用意やビザ発行までに時間がかかります。とにかく早めの行動が大事です。  必要書類 CAS 大学からのオファーを承諾し、パスポートなどの書類を提出すると、「CAS(Confirmation of Acceptance for Studies)」という入学許可証が発行されます。CASはビザ申請に必須な書類で、入学証明となる番号(CASナンバー)が書かれています。発行には通常数週間かかりますので、余裕を持って手続きを進めましょう。  パスポート パスポートの有効期間が留学期間をカバーしている必要があります。期限が短い場合、事前に更新しておきましょう。申請時にパスポートを提出し、そこにビザが発給されることになります。また、見開き2ページ以上の余白ページがあることも確認しておきましょう。  過去のパスポート 過去10年間の渡航歴を聞かれた時、昔使っていたパスポートがあると便利です。ただし、トランジットで立ち寄り、滞在期間が1日未満だった国も渡航歴に含まれます。こういった場合はパスポートにその記録がない時があります。できるだけ正確な情報を書くことが推奨されているので、僕は法務省の出入国在留管理庁というところで自分の渡航歴に関する開示請求を行いました。500円程度で調べてもらえます。https://www.moj.go.jp/isa/publications/privacy/record.html 英語力の証明書 大学によってビザ申請時に英語力の証明を求めるところもあります。GCSEやIBなどのスコアで証明できる場合と、イギリス政府が認定するSELT(Secure English Language Test)の結果しか受け付けてくれない場合があります。このSELTはイギリスのビザ取得専用の英語力試験です。中には「IELTS for UKVI」や「Pearson PTE Academic UKVI」などがあります。IELTSとは異なるもので、指定のスコアを満たすため改めて受験する必要があります。 申請費用と健康保険料(IHS) 申請時にはビザ申請料(£490)の支払いが必要です。さらにIHS(Immigration Health Surcharge)という健康保険料(£776×コースの年数)も支払います。IHSを支払うと、イギリス滞在中にNHS(国民保健サービス)を原則無料で受けられます。 ビザ申請の流れ 書類の準備ができたら、イギリス政府のUKVI(UK Visas and Immigration)の公式サイトから専用の申請フォームに情報を入力し、書類をオンラインで提出します。オンライン上の手続きが済んで、申請料及びIHSを支払うとVFS Globalのビザ申請センターの来館予約ができるようになります。日本には東京と大阪にビザ申請センターがあります。予約した日にパスポートを提出し、生体認証情(指紋と顔写真)を登録します。審査は通常3週間ほどかかり、終了しないとパスポートが返却されません。ビザはパスポートと共に返却されます。ビザ申請センターで受け取るか、郵送してもらうかを選べます。 審査開始後に財政能力証明書の提出を要求される場合があります。これはイギリスでの生活費をカバーできる資金があることを証明するためのものです。ロンドンの大学で勉強する場合は£12,492以上。ロンドン以外の場合は£10,224以上(授業料を除く)。つまりロンドンでの生活費: £1,438/月、ロンドン以外での生活費: £1,136/月: 9ヶ月分の生活費をカバーできる証明が必要です 。預金通帳や金融機関の取引明細書を英文に翻訳したものが必要です。あらかじめ準備しておくとビザ申請がスムーズに進むでしょう。  より詳しい流れについては下のサイトに説明してあるので、確認してください。https://www.westminster.ac.uk/sites/default/public-files/general-documents/student-visa-application-guide-applying-from-outside-uk-v2.pdf  申請は「何事も早めに」が鉄則! 前述の通りビザの審査には通常3週間ほどかかると言われています。繁忙期にはそれ以上の時間がかかることもあります。ビザ発行が渡英日に間に合わずフライトを変更せざるを得なかった友達が何人かいました。審査期間が多少長くなってもいいように、早めに必要書類を集めて申請することが大事です。「ビザ申請ドットコム」や「IMMIGRATION.UK」といったビザ申請を代行してやってもらえるサービスがあり、書類の翻訳など自分でできるか不安があった僕は活用しました。利用すれば必要な書類を揃えて代行者に提出するだけです。その後の申請フォームの入力やビザ申請センターの予約などは全部やってもらえます。  寮とシェアハウスの探し方 ビザ申請と並行して、イギリスでの住居を確保する必要があります。選択肢としては大学が運営している大学寮、民間の学生寮、シェアハウスなどがあります。 大学寮 vs 民間の学生寮の違い 同じ大学の人と交流できる大学寮は、初めての留学で最も安全で便利な選択肢だと思います。特にロンドンなどの都市部では、民間の賃貸物件の家賃が高いです。そのため、大学寮を利用することでコストを抑えられます。僕は大学1年の時に大学寮で暮らして、2、3年の時は民間の学生寮で暮らしていました。民間の学生寮だと、ロンドン中の大学から学生が集まるので他大学生との交流が深まります。ただし、これらの寮は人気が高く、申込期限が早いです。オファーを受け取ったらすぐに申し込むことをお勧めします。早めに申し込みをしなかったせいで、キャンパスから遠い場所にあったり、家賃が高い寮しか残っていなかったりという話も友達から聞きます。 大学が寮の情報を発信していますし、部屋の予約ができるResidence(住居)のサイトやWebポータルにも情報があるので、そこのSNSなどに登録して最新情報をチェックしましょう。  僕が住んでいた民間の学生寮 シェアハウス探しの注意点と便利サイト シェアハウスは費用を抑えつつ、学生のみならず現地の人々と交流できる点が魅力的です。ただし、契約詐欺や知らない人とシェアしなければいけないというリスクもありますので、信頼できるサイトを利用して物件を探し、可能であれば現地で内見してから契約を結ぶことが望ましいです。住居探しには、Rightmove(https://www.rightmove.co.uk/)やZoopla(https://www.zoopla.co.uk/)などの物件検索サイトが便利で、よく使われています。また、SpareRoom(https://www.spareroom.co.uk/)を利用すれば、ルームシェアの相手を見つけることもできます。  必須手続き: eVisaについて 返却されたパスポートに載っているビザはあくまで仮のEntry Clearance Visa(入国許可証)というもので、発行されてから90日まで有効です。正式なビザはeVisa(Online immigration status)という電子書類です。UKVIから送られてくる案内に従い、オンライン上でビザの申請番号やパスポート番号を登録して、アカウントを作成します。 イギリスに入国する際、パスポートのビザだけでなくeVisaの提示が求められる場合があります。そのため渡航前に手続きを済ませておくといいでしょう。これまではBRP(Biometric Residence Permit)カードという物理的な書類だったのでした。2025年の1月からオンラインに置き換わりました。 今回紹介したプロセスの他にも航空券を予約したり、持ち物を準備したりするなど、渡英までにやっておく必要があることはたくさんあります。それらについてはまた別の記事で書きますので、楽しみにしていただければ幸いです。CASやビザの発行などには思っている以上に時間がかかるものもあります。留学生活がスムーズに始められるよう、計画的に準備を進め、安心して渡英しましょう。  https://www.gov.uk/student-visa

イギリスのNHS利用|留学生が知っておきたい医療サービス

イギリスの病院に行くとき、多くの人はNHS(エヌ・エイチ・エス National Health Service)という公共の医療制度を利用しています。留学生もビザ申請時に健康保険付加料(IHS)を支払えば、NHS提携の公立病院を受診できます。ですが、NHSをうまく活用するためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があるんです。 この記事では、留学前に知っておきたいNHSの基本的な使い方や、ビザ申請時に支払うIHSについて、さらに病院やGP(かかりつけ医 General Practitioner)の違い、実際に病気になったときの流れまでわかりやすく解説します。 Haruna これまでに何度もイギリスの病院を利用している現地在住者が解説します!どんな流れで医療サービスが受けられるのか、ぜひ参考にしてみてくださいね。 イギリスのNHSって何?医療制度の基本 はじめに、イギリスの公的医療制度「NHS」の仕組みや利用方法についてわかりやすく解説します。 NHS(National Health Service)の概要 1948年にスタートしたイギリスのNHS(National Health Service)は公的な医療制度です。特徴は、多くの医療サービスが無料だったり、もしくは低料金で受けられること。留学生ももちろん対象。ビザ申請時にIHS(健康保険付加料)を支払うことで、NHSのサービスを使えます。 一部は自己負担になる場合もありますが、一般診療、救急医療、入院治療、妊産婦ケアなど幅広いサービスが無料です。 IHS(Immigration Health Surcharge)について イギリスに6か月以上滞在する留学生は、ビザ申請時に「IHS(Immigration Health Surcharge)」を支払っておくことで、ビザの開始日からNHSの医療をイギリス住民と同じように利用できるようになります。料金はビザの有効期間によります。 ビザの期間ごとのIHS料金 ビザの期間料金 ポンド/円6か月以下なし(申請がイギリス国内の場合は£388 / 約73,720円必要)6か月超〜1年未満£776 / 約147,440円 (1年分)1年£776 / 約147,440円1年超〜1年6か月以下£1,164 / 約221,160円 (1年半分)1年6か月超〜2年未満£1,552 / 約294,880円 (2年間分)2年£1,552 / 約294,880円 参考 https://www.gov.uk/healthcare-immigration-application/how-much-pay ※上記の内容は2025年5月時点での料金と為替レート(1ポンド=190円)です。IHS支払い時には最新の情報を必ずご確認ください。 オンライン上でビザ申請時にコースの開始日と終了日を入力し、デビットカードかクレジットカードで支払います。もしも支払いを忘れたり、金額が足りていないと UK Visas and Immigration(UKVI)からメールで知らされます。指定期間内に全額を支払わない場合はビザの申請が却下されてしまいます。 病院とかかりつけ医の違い(Hospital と GP) 日本では、自分の症状をベースに専門医を選んで直接病院に行くことが多いですよね。しかし、イギリスではまずかかりつけ医であるGP(General Practitioner)を訪問し、そこから病院(Hospital)の専門医を紹介してもらう流れです。 病院の外来は基本的に紹介制で、専門的な検査や手術、入院治療が必要な場合に利用します。救急(Accident and Emergency)でなければ、基本的にはGP→病院の流れが一般的です。 GPで相談できること GPは地域の診療所、かつ最初に相談する窓口で、必要に応じて病院や専門医を紹介してくれます。風邪や体調不良、慢性的な症状など病気や健康全般について相談でき、処方箋も出してくれます。 GPで診てもらい検査に進む場合は、その結果が出てから精密検査や追加診療で専門医のいる病院に紹介されるケースが多いです。診察は対面のときもあれば、GPに行かずに電話で遠隔診療する場合もあります。 閑静な住宅地にひっそりとたたずむGP 渡英後はまず「GP登録」から始めよう イギリスに到着したら、なるべく早めに「GP(かかりつけ医)」への登録をしましょう。登録のタイミングや方法をここからお伝えします。 登録のタイミングと方法 GPの登録方法は、直接GPに行くかオンラインのどちらかです。大学によってはキャンパスに近いGPを紹介しているので、スタッフに尋ねてみましょう。 GPの登録方法 ①GPを探す NHSの公式サイト「Find a GP(GPを探す)」から、新規登録者を受け入れているか、受付時間、利用者の口コミを確認できます。自宅から近く便利なGPに登録する人が多い傾向にあります。 ②登録フォームに入力/記入する 登録フォームは、各GPのウェブサイト、NHSアプリから入手できます。GPで渡される用紙も可能です。 【登録に必要な情報】 氏名 住所 生年月日 学生ビザ証明の共有コード(Share Code) 連絡先(緊急連絡先も含む) 現在の健康状態・病歴 アレルギーの有無 服用中の薬 など 身分証明や住所証明についてはGPによります。地域内の住民のみを受け入れているGPへの登録には、住所証明を用意した方が無難です。また、なかには新規の登録者を受け入れていないGPも。 もしも、留学中に住所が変わる場合はGPへ報告しましょう。NHSの予約に関することや検査結果などが郵便で送られてくることがあります。引っ越し先が登録中のGPの地域外でも、新居に近い新しいGPに移ることができます。 GPの予約方法・診察の流れ 診察は予約制です。コロナのパンデミックを経て、多くのGPでは感染拡大を避けるために、予約をしてからGPへ来てもらう形を取っています。予約方法は、電話、もしくはオンラインです。電話予約はすぐにつながらず、かなり待たされる場合も。オンライン予約を実施しているGPでは、NHSアプリや各GPの予約サイトからリクエストできます。 私が登録しているGPの場合は、GPの予約システムからメッセージ形式で問い合わせをし、少し待ったあとにメッセージや電話で返信があります。問い合わせ内容によっては、看護師や医師と遠隔で会話し、そこで診察が終わる場合もあります。もしくは対面での予約日を決めていきます。 オンラインのいいところは、問い合わせ内容を細かくテキストで伝えられるところです。電話での会話では医療専門用語がすぐに出てこず、詳細をすべて伝えきれないことも。オンラインで履歴を確認できるため、あとで詳細を振り返るのにとても便利です。近年どんどんオンライン化が進み、以前よりサービスの手軽さが上がったと感じています。 夜間や土曜日に予約が取れることもあり、大学のスケジュールに合わせて利用できるのは留学生にとってもうれしいですね。 実際に病気になったら?病院の使い方ステップ 実際に体調を崩したとき、どうすればいいのか不安に感じる方も多いかもしれません。ここでは、症状が出てから病院で診てもらうまでの流れや、緊急時の対応まで、具体的なステップをわかりやすく解説します。いざというときの参考にしてくださいね。 【NHS利用】症状が出てから病院へ行くまで ここでは、GPや病院などNHSを利用するフローの例をご紹介します。長年NHSを利用しているなかで遭遇した、よくあるパターンをシェアさせていただきますね。 NHS利用の流れ 問い合わせ(電話、オンライン) 問診(GP、電話、ビデオ通話) 必要に応じて診察や血液検査や尿検査などの実施(処方箋のみの場合もあり) 検査結果を聞く(GPか電話の場合が多い) 治療が必要な場合は処方箋をもらう or 病院紹介 【病院紹介の場合】 病院での診察予約に関する手紙が届く(病院が指定する予約日時の記載あり) 指定された予約内容を変更したい場合は病院に電話 予約日時の希望を伝え、確定 病院で診察・検査 GPで結果を聞く(病院の検査結果がGPに送られる場合) ※追加で検査を実施する場合は医師から連絡があり、新しい予約日時を相談する流れになります。 病院はGPと違って、多くの専門科が揃っており規模が大きいです。施設が広いため、初めて訪れる場合は指定の場所を見つけるのが難しいことも。予約時間の前に早めに到着しておきましょう。 病院の内部 NHS 111の使い方 NHS 111は、電話やオンラインですぐにGPにつながらない場合や、GPの診療時間外でも相談したいときに利用できる便利なサービスです。まずは電話かオンラインで問い合わせることで、どういったアクションを踏めばいいかをアドバイスしてくれます。相談内容によって対応は変わりますが、以下のような例があげられます。 看護師からの折り返し電話を予約 夜間・週末のGP診療を案内 歯科やメンタルヘルスなどの専門サポートを紹介 登録しているGPに連絡するよう指示 薬剤師に相談するよう案内 自宅で経過観察するよう指導 NHS 111では、病院の予約・キャンセルや診断書の発行はしてもらえないので注意してください。 参考 https://www.nhs.uk/nhs-services/urgent-and-emergency-care-services/when-to-use-111/ 緊急の場合はどうする? GPの診察を待てずに急いでいる!そんなときは緊急外来(A&E)や救急車(999)を利用します。 まず、A&Eについて。 A&E(Accident and Emergency/事故・緊急外来)は、GPの予約を待っていられないほどのつらい症状や怪我があるなど、緊急性の高い場合に利用します。Accident and Emergencyのほか、Emergency Department(救急部)やCasualty(救急)とも呼びます。着いたらまず受付で症状を伝えます。 過去に利用した感想は、とにかく待ち時間が長いということです。予約を取らないことと、重症患者が優先されるため、先に着いているのに後から来た人が早く診てもらっていたりします。診察の流れは、各自の状態によって変わります。 緊急時の例 緊急性が低く深刻でないと判断→GPの予約をすすめられる、処方箋をもらう 緊急の場合→専門病棟に移り場合によっては入院 病院の正面玄関と別にある緊急外来用の入り口 緊急外来ではとても待てないような、命に関わる緊急時であれば、999へすぐ電話を。交通事故や発作など重大なシチュエーションには迷わず利用しましょう。電話で聞かれる内容は、場所、999にかけた理由、連絡先など。救急隊員の到着を待っている間ににできることや、どれくらいで着くかも教えてくれます。 黄色と緑が目印の救急車  処方薬と薬局の使い方 診療後に薬が出されたら...?ここからは、NHSの処方薬の受け取り方や薬代について、基本的な情報をわかりやすくまとめました。 薬はGPが発行する「処方箋」で薬局でもらう GPでの診察が終わり、処方薬が必要であれば処方箋が出されます。診察後にGPと連携している近隣の薬局(Bootsなど)に行き、Prescription(処方箋)というコーナーでスタッフに自分の生年月日、名前、住所を伝えると、あらかじめ用意してある薬が手渡され、支払いに進みます。 薬局内の処方薬受け取りカウンター 薬代の仕組み NHSで処方してもらう薬の料金は、2025年の時点で処方薬1品につき※£9.90(約1,880円)です。ひとつの処方箋に複数の処方薬がある場合は、すべての薬の合計金額を支払います。ですが、留学生でも18歳以下で大学やカレッジでフルタイム教育を受けている学生はNHSの薬代が無料です。 処方薬が頻繁に必要な人は、処方箋前払いシステム(Prescription Prepayment Certificate)を利用するのも手です。各自のケースが対象になるかの確認は必要ですが、利用できる場合はかなりお得です。 例えば有効期限が3か月間のPPCは、事前に£32.05(約6,090円)支払えば、有効期間中にいくつでも薬を受け取れます(一部は適用外)。PPCの購入はオンラインがメインで、申請日から有効です。申請を完了すると、メールでPPCの証明書が送られてくるので、薬を受け取るときに提示できると便利です。 ※上記の内容は2025年5月時点での料金と為替レート(1ポンド=190円)です。 参考 https://www.nhs.uk/nhs-services/prescriptions/save-money-with-a-prescription-prepayment-certificate-ppc/ 市販薬はスーパーや薬局でも買える 処方薬以外はどうでしょうか。結論として、スーパー、薬局で簡単に手に入ります。痛み止めや風邪薬、胃腸薬、花粉症などのアレルギー薬、目薬、塗り薬など種類は豊富です。自分に合えば、留学中にイギリスで薬を買って服用することもできるので、必ずしも日本から持ち込まなくてもなんとかなる場合もあります。 ※個人差がありますので、薬の調達については慎重に判断されることをおすすめします。 NHSと留学保険の違い これまでNHSのサービスについてご紹介してきましたが、イギリス留学中に本当にNHSだけあれば安心なのだろうか?と不安に思う人もいるでしょう。ここからは、NHSのサービスが対象外になる場合と、留学保険との違いについてお話ししていきます。 NHSで医療費の支払いが発生する例 処方薬1品につき£9.90(約¥1,880円)かかるとお伝えしましたが、そのほかにも支払いが発生する例があります。 ・歯科医療 ・眼科治療 ・かつらや布製の医療用サポーター NHSのサイトでは、歯科医療について、治療が始まる時点で18歳未満、または19歳未満で所定のフルタイム教育を受けている場合は、NHSでの歯科治療が無料になると伝えています(治療内容によっては費用が発生する場合もあり)。 治療費がかかる場合には、日本より高いと言われていますので、渡英までに歯の状態を診てもらうと安心ですね。 眼科の例では、街中の眼鏡屋で行っている一般的な視力検査なら£20(約3,800円)ぐらいから受けられますが、専門的な検査になるとさらに費用がかかります。眼鏡を作る場合、場所によっては学生割引が使えるので、検査の前にリサーチしてみましょう。 NHSを使って治療ができる街中の歯医者 Haruna 実は私も、イギリスで歯の詰め物が取れてしまって、数ヶ月放置したあとに日本の歯医者にかかったのですが、衛生的に良くない!こんなに放っておくなんて!とすごく怒られた記憶があります…。 留学保険で補える部分もある NHSのサービスがこれだけ充実しているのなら、留学保険はいらないんじゃ?と思う人も多いでしょう。しかし、留学保険に入ることで受けられる恩恵も多いのが事実です。 NHSの病院、つまりはイギリスの公立病院を利用するとなると、無料で診療が受けられる分、長く待たされることもザラです。問題の症状が落ち着くまでに、ある程度の時間を要すこともめずらしくないのです。その点、留学保険に入っておくことで、プライベートの私立病院が利用できます。ロンドンには日系クリニックが数件あるため、日本人ドクターに日本語でサポートしてもらえる点もありがたいです。 私がまだ学生だったころ、もうダメかと思うような辛い症状があったときや、小さな手術を受けたときもすべて留学保険が適用され、プライベートの日系クリニックを利用しました。電話一本ですぐに予約がおさえられ、スムーズな日本語のサービスが受けられたことで、改めて保険の大切さを知りました。 ※持病や既往症は補償されない場合がありますので、各保険会社に問い合わせてみてください。 医療以外のトラブルにも留学保険が活躍します。加入するプランによりますが、盗難や破損、飛行機の遅延も補償されるケースがあります。 「何がどこまでカバーされているか」知っておくと安心 NHSのサービスだけでいいの? 心配だから留学保険に入る?答えは人それぞれ。留学生のなかには、医療サービスにおいてはNHSだけでじゅうぶんだった、という人もいれば、留学保険があってよかった、という人も。しっかりとそれぞれの特性を把握したうえで、自分に合った選択をしてみてくださいね。 医療の備えは安心な留学生活の第一歩 イギリス在住の筆者も、これまでに何度もNHSのお世話になってきました。幸い、GPの受付スタッフや看護師、医師たちには毎回親切にしてもらっています。電話やオンラインでの問い合わせには、ほとんど返信があり、しっかり話を聞いてくれます。ただ、サービスの質に関してはGPによりけり、という声も多いです。GP登録をする際には、口コミをチェックしたり、同じGPに登録している学生の話を聞いたりと、下調べをしておくとより安心です。 安心して留学生活が送れるように、医療面での準備を万全にしておきましょう! https://www.nhs.uk

UCL現役大学生の留学体験記!イギリス留学のリアルと道のり

京都からイギリスへ: UCL大学留学を決めるまで 自己紹介・バックグラウンド  はじめまして。Nanaです。京都市出身で、中学まで地元で過ごし、高校からイギリスの学校に進学しました。  現在は、University College London(UCL、ユニバーシティカレッジロンドン)でArts and Sciences(アーツアンドサイエンス)学科で勉強しています。一つの専門分野を3年間かけて学ぶ一般的なイギリスの大学とは異なり、この学科ではリベラルアーツ教育に似ていて、文理問わず幅広い分野の科目・デパートメントの授業を取ることができます。  留学を決意したきっかけ 中学2年生の時にスイスでサマースクールに参加した体験が留学を志した原点です。いろいろな国から生徒が来ていて、英語だけでなく、ドイツ語、イタリア語、フランス語などを操る同年代の生徒と出会いました。言語がもたらす新しい人との出会い、つながりや発見に心躍らされました。私もグローバルな世界で過ごしたいと強く思った経験でした。 学校選びから出発まで 本格的に留学を考え始めたのは中学2年生の冬あたりでした。サマースクールで訪れたスイス、友人がすでに留学していたアメリカとイギリスを留学先の候補にしましたが、結局イギリスとアメリカの学校に出願し、先にオファーが来たイギリスの学校に入学することに決めました。 友人に紹介してもらった留学エージェントを通して、学校の選定、受験、インタビュー(面接)を経て、イギリス南西部にあるTaunton School International(TSI、トーントンスクールインターナショナル)への入学が決まりました。インタビュー(面接)や試験はすべて、オンラインで行いました。 Taunton School International(トーントンスクールインターナショナル) の校舎 しかし、この時期(2020年)にちょうど新型コロナウイルス感染症が流行り始め、4月に予定していた渡英は先送りされてしまいました。イギリスには行けなかったものの、学校側がいち早くオンライン授業を導入したため、4月-6月の1学期間は日本の自宅で授業を受けました。思い描いていた留学の始まりではありませんでしたが、振り返ってみればホームシックにならず、少しずつ英語に慣れていく良い機会だったと思います。 Lancing College(ランシングカレッジ)のチャペル TSIではGCSEと呼ばれる中学課程に当たるものを1年間学習しました。2年目からはLancing College(ランシングカレッジ)という現地校に入学し、A-level経済、数学、応用数学、日本語を履修し、受験を経て、UCLに入学しました。 UCL大学生のキャンパスライフ ロンドンならではの魅力と学びの日々 現在通っているUCLはロンドン中心部にあり、1826年に設立された大学で、150を超える国から学生が集まる国際性と400以上のコースを提供し幅広い研究分野を持っているのが特徴です。ロンドンという大都市ならではの刺激的な環境もあり、学びだけでなく生活面でも多くの発見がある大学です。 University College London(UCL)に入学 リベラルアーツ型の学び: Arts and Science学科の特徴 大学ではArts and Science(アーツアンドサイエンス)と呼ばれるリベラルアーツの学科で勉強しています。この学科はイギリスの大学にしてはとてもユニークです。イギリスの大学では基本的に高校で専攻した教科を中心により深く学びます。例えば高校で経済を専攻すると大学でも経済学部やビジネス系の学部に進み、その学部で必修授業をとります。 しかし私の学部では多くの学問の知識をいかに融合させて社会課題の解決策にアプローチするのかに重きを置いています。こういった学問を英語ではInterdisciplinary studiesと呼び、分野横断的(学際的)な学びを意味します。社会課題を解決するのにもさまざまな切り口や専門知識が必要なうえ、分野が異なる人々と協力することも欠かせません。そのようなことを中心に学んでいます。 そのため、履修する授業の半分以上を自分で選択できます。学科の中で、3年間を通して全く同じクラスの組み合わせを取っている学生は誰一人いません。こういった環境が自分の学習生活を唯一無二にします。 実際に履修している授業紹介 私が今年取っている科目は、Principle of international public law(国際法)、Mathematical analysis, Real analysis(解析学)、Database system(データベースシステム)、Macroeconomics/Open and Closed economy(マクロ経済学)、Quantitative methods(定量調査)、Sustainable energy(持続可能エネルギー)、Mandarin(中国語)です。 分野がバラバラでそれぞれ全く関係なさそうに見えますが、Sustainable energyで学ぶエネルギー政策はMacroeconomicsの経済政策につながっていたり、Quantitative methodsで習得する基礎プログラミングはDatabase systemで応用できたりと、他の学生とは違った視点で問題の解決法を見いだすことができます。 課外活動とロンドンでの暮らし 日本語を教えるJapan Societyでの活動 授業外では、Japan Societyと呼ばれるソサエティ(サークル)に参加していて、2週間に1度、学生に日本語を教えています。 Finance and Economics Societyで得た学びと人脈 また、Finance and Economics Societyにも参加しており、週1くらいの頻度で開催されるロンドンの投資銀行などの金融業界で働く方によるセミナーに参加しています。UCLのネットワークはかなり広く、トップ企業で働く卒業生も多いので、いろんな人から話を聞けるチャンスがたくさんあります。 ロンドンの美術館・博物館巡りで深める学び ロンドンには大英博物館(British Museum)やナショナルギャラリー(National Gallery)など、たくさんの権威ある美術館と博物館が集まっていて、ほとんどが入場無料ということもあり、休日にはなるべく行くようにしています。 昨年取ったSocial Theoryの授業ではオリエンタリズム(西洋が東洋をどのようにとらえていたのかを研究する学問領域)のトピックを扱ったのでテムズ川畔にあるTate Britain(テート・ブリテン) の絵画を見に行きました。 Colonialism(植民地主義)などのトピックを考える際、博物館の作品は貴重なソースとなり、実際に鑑賞することでコンテンツの理解をより深めることができます。 高校留学・大学留学を通じて得た学び 広がった視野と情報へのアンテナ 留学して良かったことは、視野が広がったことと得られる情報が増えたことです。異なる文化や価値観を持つ人たちと関わる中で、自分が当たり前だと思っていた考え方が、実は国や環境によって大きく異なることに気づきました。Taunton School時代のルームメートはブルンジ人でした。初めて聞く国からの生徒だった彼女とどうしても話をしたくて、どんな国なのか、何語を話すのかなどを調べた記憶があります。 多様な視点を学べる国際的なクラスメートとの出会い 授業では、さまざまなバックグラウンドを持つクラスメートと意見を交わす機会が多く、同じテーマでも多様な視点があることを学べたのは、とても刺激的でした。日本では、自分がどの政党を支持しているか、政策まで議論することはなかったですが、イギリスでは自国の政策はもちろん、他のヨーロッパ諸国の政策まで網羅している学生も何人かいて、意識の高さがうかがえました。 経済の授業では特に、GDP(国内総生産)成長率やインフレ、利子率を必ず頭に入れておく習慣ができました。円安など、身の回りで起きていることが身につけた知識で理解できるようになっていくのが楽しかったです。 英語力と自己発信力の向上 また、英語でコミュニケーションを取る力が自然と身につき、自信を持って自分の意見を発信できるようになったのも大きな成長です。さらに、留学生活を通じて新しい友人や経験に出会い、自分自身の挑戦する力や柔軟性も養われたと感じています。 留学生活で感じた辛さと乗り越えた経験 言語の壁とコミュニケーションの葛藤 留学で辛かったことのひとつは、最初の頃に感じた言語の壁です。英検2級を取得後に渡英しましたが、授業では、ネイティブスピーカーや先生たちのスピードについていけなかったです。留学当初は宿題を終わらせるのにも、クラスメートの3倍時間がかかりました。 授業がわかるようになっても、友達との会話や冗談を理解し、話すまでにはかなり時間がかかりました。小学校の間に英会話塾に週1で通っていましたが、実際に会話しようとすると、自分のシャイな性格も相まって単語が出てこない場面が多くあり、自分の意見を思うように表現できず、もどかしさを感じることがありました。 辞書を片手に専門用語と格闘する日々 大学に入ってからは、専門的な単語も多くて、今でも辞書は手放せません。ですが、一つ一つの単語の意味を調べる習慣がついたことで、理解できない単元があっても、わかるまで調べたり文献を読んだりして、人一倍深い学びを得たと思います。 これからイギリス留学を目指す人へのメッセージ 留学は挑戦の連続ですが、ぜひ恐れずに一歩踏み出してみてください。その経験が、自分自身を大きく成長させ、未来への大きな力になるはずです。 https://passporter-media.com/articles/10/ https://jp.education-moi.com/article-51-ucl

【イギリス高校留学】15歳で親元を離れたボーディングスクールでの生活

私は15歳から親元を離れ、イギリス留学を始めました。大学もイギリスで、卒業後もしばらく滞在していたため、気づいたら14年間イギリスにいることになっていました。苦あり楽ありの留学体験をお届けします。 イギリス全寮制高校への道: 留学を決意するまで 小さい頃、父の仕事でアメリカに行っていたことがあり、英語には多少自信がありました。しかし、滞在は4歳から6歳までのわずか2年半だったため、帰国し中学生になった頃には英語力がかなり落ちていました。ある日、母と当時の英語の家庭教師からの要望に応じ、英語のエッセイを書いてみました。すると「アメリカの小学校2年生レベルだね」と言われ、ショックを受けました。これを機に、英語をちゃんと勉強しようと決意しました。 ちょうどその頃、インターナショナルスクールに通っていた2つ上の兄がイギリスの大学に進学したいと言ったので母と3人でイギリスの大学の下見に行くことになりました。自分にとって未知の国だったイギリスに惹かれていたのと、いつかは留学したいという思いが相まって、ついでに高校も見ようと母と決めていました。 ノッティンガムシャーの高校見学 複数の大学や高校を巡り、その中のひとつの高校にとても良い印象を持ちました。イギリス東中部、Nottinghamshire(ノッティンガムシャー州)のWorksop(ワークソップ)というところにある高校です。先生が優しく、校舎も広くてかっこよく、生徒達の行儀もとてもよかったです。みんな紳士的で礼儀正しく、先生方の指導が行き届いていることが伝わってきました。 若くして単身留学することを心配していた母も、このしっかりした校風が気に入りました。校長先生とお話をし、その後校舎見学をしました。また、私が医学部志望だったため、英語力をネイティブ並みに上げる必要があると言われ、もうその夏から入学することを勧められました。もともとイギリスでそのまま医学部に行くつもりはなかったのですが、先生方や両親と相談し、見学に行った2ヶ月後には留学を決心しました。 学校の校舎 イギリス高校留学|ボーディングスクールの生活とは? 寮のシステムと制服 イギリスに着いてすぐ、寮長さんや寮母さんに挨拶しました。説明を受け、私はYear 10(日本の中学3年に該当)に入学しました。日本の中学に相当する学年では制服が決まっています。ブレザー、シャツ、スカート、そしてcravatと呼ばれるネクタイのようなものに加え、靴下も学校指定のものを着用しました。 この学校には数種類の寮があり、女子は学期中ずっと過ごす「Full boarding(フルボーディング)」用、平日だけ暮らす「Weekly boarding(ウィークリーボーディング)」用、そして「Daily student(夜には家に帰る通学生)」用の寮がそれぞれ1つです。男子寮はDaily studentと住み込みの生徒が混ざっていて5~6つの寮がありました。各寮には30~40人くらいの生徒がいました。 1つの寮には最下級生のYear 9(中学2年生)から最上級生のYear 13(高校3年生)までが一緒に暮らしており、2、3人部屋もあれば1人部屋もあります。新入生は基本的に多人数部屋に割り振られ、最高学年の生徒は1人部屋が与えられました。私は最初3人部屋に入りました。その後2人部屋になったり3人部屋になったりの繰り返し。最終学年になったらついに1人部屋を手に入れました。毎学期、部屋のメンバーは先生が決めて変えていました。 校長先生の住むお家。学校の入口のすぐ隣にある 深夜の勉強と寮のおきて 渡英当初の英語力では会話についていくのが精一杯で、授業は全く理解できませんでした。現地の生徒ばかりの学校で、私の学年にいた留学生は他に男子2人だけでした。英語の授業以外は現地の生徒達と一緒に受けるため、取り残されないように懸命でした。深夜と早朝の時間を活用し、ひたすら教科書の翻訳をする日々が続きました。 ある明け方、普段電気が点いている部屋が消灯されたので階段に座って勉強していました。すると寮母さんが駆けつけてきて、「Yui、こんな時間に勉強しないの!ここはアラームがついているの。勉強は日中だけでも十分なのだから夜はしっかり休みなさい」と注意されてしまいました。どうやらこの階段にはアラームが設置されていて、人が入ると寮母さんなどの責任者だけが知らされるようになっていました。それ以来、夜中の勉強はやめました。 ホームシックと戦う日々 寮生活はとても厳しく、朝1回、お昼前に1回、お昼後から夕方にかけて3回、そして夕飯後の宿題時間に3回、点呼がありました。そして寝る前には先生が各部屋を回って携帯電話を没収し、電気も強制的に消されます。しかしほとんどの子は偽物の携帯を預けていました。 留学した最初の年はスマホもWi-Fiもなかったので私はガラケーを使っていました。インターネットは共用のパソコンルームのみで使うことができます。家族と連絡を取るときは国際電話でした。 週に1回、Skypeが使えるパソコンを予約して家族とビデオ通話することができました。しかし世界中から留学生が来ているので常に予約枠の取り合いでした。日本との時差の関係で都合の良い時間帯が限られ、目当ての時間枠が取られてしまってよく落ち込んでいたものです。 最初の1年間はホームシックでほぼ毎日泣いていました。言葉があまり通じなかったため友達もできなかったです。「かわいそう」と寄ってきてくれる生徒や授業で一緒になった生徒とたまに話す程度でした。都会ではなかったので、アジア人が少なく、奇異の目で見られているように感じました。 留学1年目の冬。膝下まで雪が積もるほどの大雪でした 辛かった陸軍の訓練 私の学校はCCF(Combined Cadet Force)という連合将校養成隊の時間があり、Army(陸軍)の訓練をしました。陸軍の他に、Navy(海軍)、Royal Air Force(空軍)もあり、現地の生徒は選択が可能でした。その頃、私たち留学生は選べず、一番人数の多い陸軍に自動的に振り分けられました。軍隊用の重たい迷彩服を着て寒い中2時間くらいマーチングし、銃の練習や匍匐前進などをするのはとても苦痛でした。また、落ち葉や枝を集めたり、数人組で運動させられたりと、グループでの活動が多かったです。友達の少ない私には楽しくはありませんでした。 礼拝の時間でスピーチに挑戦 一方で、週5回の朝のChapel(礼拝)の時間は比較的平和な時間だと感じました。讃美歌を歌い、お話を聞くだけの時間でした。木曜と土曜日以外の曜日に毎週、礼拝が行われました。日曜日だけ、朝の礼拝は全校生徒ではなく、寮生のみの参加で人数が少なかったです。そのため留学生にも皆の前で話をする機会が与えられました。 私も数回日曜日にスピーチした後、全校生徒の前で話す機会をもらい、3.11の出来事などを話しました。現地の生徒が多かったので、彼らにとって海外に触れられる貴重な機会だったと思います。その他、日本や中国の祝日の時には文化のお話もしました。 日本ではクリスマスは外で過ごし、お正月は家族で過ごすものだと伝えたら、イギリスとは真逆なので驚かれました。話した内容に興味を持ってくれ、それをきっかけに会話が弾むことがよくありました。先生方は、私たち留学生が学校に溶け込めるよう、常に様々な工夫をしてくれていました。 チャペル 深める交流: スポーツとイベントの舞台裏 ハリーポッターの世界!イギリスならではのスポーツ イギリスのBoarding school(ボーディングスクール・全寮制学校)特有のスポーツの時間もありました。季節や性別によって競技が分けられています。秋には男女共にもホッケー、冬は女子がネットボール、男子がラグビー、夏は水泳、クリケット、クロスカントリー、ラウンダースなどから自由に選択できました。 ハリー・ポッターに出てくるような寮対抗の大会や他校との試合もありました。他校との試合では、全生徒が実力別に分けられ、相手校の同じレベルのチームと戦います。そして試合後は相手チームと一緒にSupper time(おやつの時間)があり、ポテトやパン、フルーツ、ケーキなどを一緒に食べました。 ラグビーコートが9面もある広大な敷地を持つ学校。裏にはゴルフコースも プロムやダンスパーティー 年に数回、寮ごとのパーティーがあり、他の寮の子も主催寮の生徒に招待されれば参加できました。男子寮が開催するダンスパーティーに出席する際はProm(プロム)に行くような感じのドレスアップをしました。また、冬休みに入る前は各寮の寮生全員が一丸となって練習したダンスを全校生徒の前で発表するイベントもありました。 その他にも私はInternational Eveningを主催したことがあります。各国の生徒が協力して国の料理を作り、みんなでビュッフェスタイルで食べるイベントです。先生方に協力していただき、ダイニングホールとキッチンを借りて行いました。そこで日本人チームはトンカツを作りました。 日本人チームが作ったトンカツ 英国ボーディングスクールの授業内容 1年目はGCSEを勉強しており、Science(理科)、Mathematics(数学)、English as a Second Language(英語), Religion(宗教学)とStudent Selected Studies(選択科目)でした。選択科目にはGeography(地理)、History(歴史)、Art(美術) , Design and Technology(デザインとテクノロジー)、Food and Nutrition(料理と栄養学)などがありました。 私は理系だった上、英語の授業についていくのに必死だったこともあり選択科目ではArt、Design and Technology、そしてFood and Nutritionを選択しました。英語がネイティブの生徒はフランス語なども選択可能でしたが、留学生は必ずEnglish as a Second Language(ESL)をとらなければならず、他の言語は選択できませんでした。ESL以外の授業は全て現地の生徒たちと一緒でした。 私は日本で購入した電子辞書をどの授業にも持っていき、常に単語の意味を調べながら受けていました。最初の1年は辞書を使用して試験を受けることが許されていました。試験の際には先生から英和辞典が手渡され、それを使って試験に挑んでいました。 イギリス高校留学で得たこと 先生のサポートに感激した日 特に印象に残っているのは理科の授業で試験が返却された時のことです。私は60%しか得点できず、周りの不真面目な子たちと同じくらいの点数でとても悔しかったのですが、先生は私の努力を褒めてくれました。 しかし他の生徒がそれを聞いて「でも辞書を使ってるしね」と嫌味を言いました。それに対し先生は「じゃあ君は他の国に行ってその国の言語でテストを受けた場合、辞書を使えばこの点数取れるのか?簡単なことではないよ、母国語で受けても簡単じゃないんだから」と返してくれました。この先生のサポートは今でも忘れられません。このように素晴らしい先生方がたくさんいる学校でした。  Comfort zoneに戻るか挑戦を続けるかの決断 渡英してから1年経った時の夏休みに帰国した際、正直イギリスに戻るか少し悩みました。友達が少なく、授業も難しい。でもやっと英語にも慣れてきたこと、そして何よりも先生方の期待に応えたい気持ちがあり、もう1年、せめてGCSEだけでも終えようと、戻る決心をしました。 重たい足を引きずり、再び寮に戻ると、先生が「戻ってきてくれてよかった」と声をかけてくれました。複雑な心情で戻ってきたけれど先生方がいれば頑張れると思いました。 私の学年に新しい留学生が増え、寮にも何人か入ってきました。英語が全く話せなかった中国人の生徒が1人いて、その子に英語を教えながら暮らしていたらいつの間にか自信もつき、留学生活が楽しくなっていました。そして授業にもついていけることに気が付きました。友達も増え、去年から同じクラスだった生徒達に「Yui、英語すごく上達したね」と言われたときは本当に嬉しかったです。 おかげでGCSEは良い成績で卒業できました。次回はA-level、やホストファミリー、休暇の過ごし方について書きたいと思います。 https://passporter-media.com/articles/9/

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【2026−2027年開催】海外大生向け就活イベント14選|ボスキャリ・ロンキャリなどを解説

こんにちは!編集長のMidoriです。今回は海外大生が参加できる就活イベントを紹介していきます。 海外大学に留学していると、日本の就職活動に関する情報を得る機会が限られます。また、日本企業の採用スケジュールと海外大学の学期日程が異なるため、就活を進めにくいと感じる人も多いでしょう。 そこで活用したいのが、海外大生向けの就活イベントや就活支援サービスです。企業と直接話せるイベントから、ES(エントリーシート)添削や面接対策を受けられるサービスまでさまざまな選択肢があります。この記事では、海外大生におすすめの就職活動イベントや就活支援サービスをまとめて紹介します。 PASSPORTERでは、2026年6月20・21日開催の東京サマーキャリアフォーラムに合わせて、就活生の交流会を企画しています!東京にいる方はぜひチェックしてみてください! この投稿をInstagramで見る PASSPORTER / 留学メディア&コミュニティ(@passporter_)がシェアした投稿 海外大生・留学生のリアルな就活事情 海外大生の多くは、就活サイトで情報収集をしながら、オンライン説明会や面接を活用して就職活動を進めています。一方で、日本の大学生のように学内説明会やキャリアセンターを活用しにくいため、企業との接点を作る目的で就活イベントに参加する人も多くいます。 特に、夏休みや冬休みの一時帰国期間には、ボスキャリやTKF Global Talent Expoなどのイベントに参加し、企業説明会や面接を受けるケースが一般的です。そのため、海外大生の就活では、就活サイトによる情報収集と就活イベントへの参加を組み合わせながら進める人が多いと言えるでしょう。 海外大生向けキャリアフォーラム・就活イベント一覧(開催時期順) イベント開催時期開催場所主催特徴東京サマーキャリアフォーラム6月東京CFN日本最大級の選考直結型イベント大阪キャリアフォーラム7月大阪CFN西日本最大級の選考直結型イベントBETAE Summer Meet Up7月東京BETAE少人数制の座談会形式(※選考直結型ではない)TKF Global Talent Expo8月東京TKF海外大生特化の大型イベントCFN BRIDGE VENTURE COMPANIES8月東京CFNベンチャー企業に特化ボストンキャリアフォーラム11月ボストンCFN世界最大級の選考直結型イベント東京ウインターキャリアフォーラム12月東京CFN冬休みの一時帰国中に参加しやすいロンドンキャリアフォーラム2月ロンドンCFNヨーロッパ最大級の選考直結型イベントロサンゼルスキャリアフォーラム4月ロサンゼルスCFN西海岸唯一の選考直結型イベント 日英バイリンガル人材向けの就職イベントで有名なものといえば、CareerForum.Net(CFN)が主催するキャリアフォーラムがあります。海外大学に在学中の学生や留学経験者、海外勤務経験者など、グローバルなバックグラウンドを持つ人材を対象としていて、日本国内外で開催されています。 現在は、ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)をはじめ、ロンドンキャリアフォーラム(ロンキャリ)、東京サマーキャリアフォーラム、大阪キャリアフォーラム、ロサンゼルスキャリアフォーラム(ロスキャリ)などが開催されており、地域や時期に応じて参加しやすいイベントを選ぶことができます。 参加するにはCFNへの登録が必要で、事前にレジュメを登録して企業へ応募します。イベント当日は企業ブースで説明を聞くだけでなく、事前に予約した面接や当日応募による選考を受けることも可能です。また、企業によってはウォークインを受け付けているところもあります。 ボスキャリ当日の会場の様子(CFNウェブページより) キャリアフォーラム以外には、TKFやBETAE(ビーテ)などが主催するキャリアイベントも盛り上がりを見せています。 これらのイベントはいずれも、一般的な合同企業説明会とは異なり、企業説明だけでなく面接や選考も同時に行われることが大きな特徴です。企業によってはイベント期間中に複数回の面接を実施し、その場で内定や内々定につながるケースもあります。そのため、短期間で効率的に就職活動を進めたい学生から高い人気を集めています。 東京サマーキャリアフォーラム こちらは日本最大級の日英バイリンガル就活イベントです。東京で開催されるキャリアフォーラムは夏と冬にそれぞれ一回で、夏のほうが規模が大きいです。 開催時期 例年6月に開催され、2026年は6月20日~21日 開催場所 東京ビッグサイトの西展示棟1・2ホール(東京都江東区) 参加企業 大手日系企業、外資系、IT系、メーカーなど220社 参加費 参加費無料(事前登録必須) イベントの特徴 6月下旬に日本で開催されますので、イギリスに留学している多くの学生は一時帰国で日本にいるため、参加しやすいと思います。ボスキャリやロンキャリと同様、会場で面接ができるため、その場で内定が出るチャンスがあります。また、正社員採用だけでなく、インターンシップや職務経験者向けのポジションの求人もあります。 キャリアフォーラムの2日間とも開場前に特別セミナーが開催され、選考を進める上で心がけるポイントなどが解説されます。こちらは予約不要で、当日先着順で受付していますので気になる人は公式サイトを確認しておきましょう。 イベント後にはボスキャリの攻略セミナーが開催されます。こちらも同様に予約不要で、当日先着順で受け付けています。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと まずはCFNに登録し、レジュメを作成しましょう。英文レジュメが基本ですが、日本語のエントリーシートや履歴書の提出を求める企業もあります。企業によっては事前応募や面接予約が必要なため、興味のある企業の募集情報を早めに確認しておくことをおすすめします。また、面接対策や自己PRの準備も行い、イベント当日に備えましょう。夏の一時帰国中に参加する学生も多いため、帰国スケジュールとあわせて計画を立てておくとよいでしょう。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/tks 大阪キャリアフォーラム 大阪キャリアフォーラムは西日本最大級の日英バイリンガル就活イベントです。 開催時期 例年7月に開催されて、2026年は7月4日(土)に開催されます。 開催場所 ハービスOSAKAのHERBIS HALL(大阪市北区) 参加企業 総合商社、食品、メーカー、IT系など、幅広い分野の企業44社(6月18日現在) 参加費 参加費無料(事前登録必須) イベントの特徴 東京でのイベントに参加しづらい関西在住の学生にとってはこの規模のキャリアフォーラムは貴重なチャンスです。また、7月は一時帰国中の学生が多いため、時期的にも参加しやすいです。一回で複数社を回れるのとその場で内定をもらえることがあり、効率よく就活を進められます。 また、企業を回るだけでなく、イベント中にはCFNスタッフによるレジュメ添削や模擬面接があり、アドバイスをもらうことができます。いずれも事前予約が必要であるため、気になる人は早めに予約しておきましょう。 イベント前後には面接対策やボスキャリ攻略などについての特別セミナーが開催されます。こちらは予約不要で、当日先着順で受け付けていますので、気になる人は公式サイトを確認して当日行くようにしましょう。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと まずはCFNに登録し、レジュメを作成しましょう。英文レジュメが基本ですが、日本語のエントリーシートや履歴書の提出を求める企業もあります。企業によっては事前応募や面接予約が必要なため、興味のある企業の募集情報を早めに確認しておくことをおすすめします。また、面接対策や自己PRの準備も行い、イベント当日に備えましょう。事前にオンラインで対策セミナーが開催され、そこでCFNのスタッフに直接質問するなど積極的に活用するとより効果的です。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/osk BETAE Summer Meet Up(交流・ネットワーキングイベント) 海外大学に在学する正規留学生を対象とした対面型キャリアイベントです。海外大生向けキャリア支援メディアBETAE(ビーテ)が主催していて、人気企業と直接交流できる機会として注目を集めています。CFNやTKFのような合同就活イベントとは異なり、企業との座談会を中心とした交流重視のイベントであることが特徴です。 開催時期 例年夏休み期間に開催されています。 2026年は7月4日に東京で開催されます。事前応募が必要で、応募後に面談を経て参加が決定します。 開催場所 ビジョンセンター東京虎ノ門(東京・虎ノ門) 参加企業 総合商社、デベロッパー、コンサルティング、金融、メーカー、官公庁などが参加します 参加費 参加費無料(要事前登録) イベントの特徴 最大の特徴は海外大生と企業担当者が少人数でじっくり交流できることです。ローテーション形式で全参加企業と話すことができるため、短時間で複数業界・複数企業について理解を深めることができます。また、参加する社員は採用担当者だけでなく、実際に現場で活躍する社員やグローバル業務に携わる社員も多く、企業のリアルな話を聞くことができます。さらに、海外大学生が100名以上参加するため、他大学の学生とのネットワークづくりの場としても活用できます。 一方で、CFNやTKFのような選考直結型イベントではなく、企業研究やネットワーキングの要素が強いイベントです。そのため、イベント当日に面接や内定まで進むケースはなく、就活初期〜中期の情報収集を目的とした参加が向いています。 イベント自体は企業との交流や業界研究を目的としており、その後に企業のインターンシップや本選考へ進むケースが一般的です。ただし、イベント参加者限定の選考案内や特別イベントに招待されることもあります。 参加対象者 海外大学に在学する正規留学生が対象です。全学年参加可能で、就活を始めたばかりの低学年から本選考を控えた学生まで幅広く参加しています。なお、交換留学生は対象外です。特に商社、デベロッパー、コンサルティングファームなどの人気業界に興味がある学生や、海外大生同士のネットワークを広げたい学生におすすめです。 事前に準備すべきこと まずはBETAEへの会員登録とイベント応募を行いましょう。応募後は事前面談が実施されるため、自身のキャリアプランや興味のある業界について整理しておくことをおすすめします。また、座談会形式で企業担当者と直接話す機会が多いため、参加企業の事業内容や採用情報を事前に調べ、質問したい内容を考えておくとより有意義な時間を過ごせるでしょう。 公式サイト https://betae-career.com/find_an_event/betae_smu_2026/32989 TKF Global Talent Expo TKF Global Talent Expoは、海外大学に正規留学している日本人学生を主な対象としたキャリアイベントです。TKF Projectが主催する海外大生向け最大級の内定直結型就活イベントです。企業説明会だけでなく面接や選考会も実施されるため、短期間で選考を進めたい海外大生から注目を集めています。 開催時期 例年夏休み期間で、2026年は8月8日、9日に開催されます。 開催場所 東京ビッグサイト(東京都江東区) 参加企業 総合商社、デベロッパー、コンサルティングファーム、金融機関、メーカーなど、海外大生採用に積極的な企業が参加しています。2025年の前身イベントには51社が参加し、2026年は約100社規模への拡大が予定されています。 参加費・渡航費 参加費は無料です。 また、海外から帰国して参加する学生向けに特待生制度(奨学金制度)が設けられており、選考を通過した学生は帰国費用の補助を受けることができます。2026年は前年よりも大幅に制度が拡充される予定です。 イベントの特徴 最大の特徴は、海外大学の正規留学生を中心に参加者を限定している点です。海外大生向けに特化したイベントであるため、企業側も海外大学生の採用を前提として参加しているため、留学経験や国際的なバックグラウンドを評価する企業と出会いやすい環境が整っています。また、企業説明会だけでなく面接や選考会も実施されるため、その場で選考が進んだり、内定につながったりする可能性があります。イベント自体も「内定直結型」を掲げており、短期間で選考を進めたい学生に向いています。夏休み期間中に集中して就職活動を進められる点も魅力でしょう。 参加対象者 海外大学に正規留学している日本人学生が主な対象です。現地学生やダブルディグリー留学生も参加可能で、一部の交換留学生についても参加枠が設けられています。卒業年度を問わず参加できるため、低学年の学生がインターンシップや業界研究を目的に参加することも可能です。 事前に準備すべきこと まずはイベントへの事前登録を行いましょう。企業によっては事前応募やプロフィール登録が必要になる場合があります。また、イベント当日に面接が実施されることもあるため、レジュメの準備や自己PR、志望動機の整理を行っておくことをおすすめします。帰国を伴う場合は、航空券や宿泊先の手配も早めに進めておくと安心です。特待生制度への応募を検討している場合は、応募条件や締切も確認しておきましょう。 公式サイト https://tkf-global.jp/event_tokyo2026 CFN BRIDGE VENTURE COMPANIES こちらはベンチャー企業が参加するイベントで、他のCFNのキャリアフォーラムと同様、日英バイリンガルの学生や大学院生などが対象です。 開催時期 2026年8月7日 開催場所 東京都立産業貿易センター浜松町館(東京都港区) 参加企業 IT系、コンサルなど7社(6月18日時点) 参加費 参加費無料(事前登録必須) イベントの特徴 他のキャリアフォーラムとの一番の違いはベンチャー企業のみが参加するという点です。また、夏に開催されますので、一時帰国中のイギリス留学生にとって参加しやすいです。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと まずはCFNに登録し、レジュメを作成しましょう。英文レジュメが基本ですが、日本語のエントリーシートや履歴書の提出を求める企業もあります。興味のある企業の募集要項を確認し、必要書類を準備しておきましょう。また、事前応募や面接予約が必要な企業も多いため、面接対策や自己PRの準備も進めておくことをおすすめします。ベンチャー企業との出会いを重視するイベントのため、自分が興味を持つ業界や企業について事前に調べておくと、当日の面談をより有意義に進めることができます。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/br1/?utm_source=Website&utm_medium=Website&utm_campaign=VentureCompanies_cf ボスキャリ(ボストンキャリアフォーラム) ボスキャリは世界最大級の日英バイリンガル就活イベントで、2025年は9300人以上の学生、求職者が参加しました。 開催時期・申込スケジュール 例年11月に開催されて、2026年は11月20日(金)~22日(日)に開催されます。夏頃から企業エントリーが始まり、秋に面接予約が本格化します。 開催場所 Hynes Convention Center(アメリカ・ボストン) 参加企業 総合商社、外資コンサル、Big4、メーカー、IT系、金融系など、幅広い分野の企業約200社 参加費・渡航費 参加費無料(事前登録必須)。航空券、宿泊費は自己負担ですが、トラベルスカラシップという渡航費補助制度があります。こちらは事前申込必須で、抽選に当たればイギリスや日本から行く場合$350が支給されます。トラベルスカラシップの応募資格は他にもあり、申し込む前には必ず公式サイトを確認しましょう。 イベントの特徴 前述の通り、ボスキャリは世界最大規模の日英バイリンガル就活イベントで、海外大生採用に慣れた企業が多く参加します。一回で複数社を回れるのとその場で内定をもらえることがあり、効率よく就活を進められます。ただし参加する就活生が多いため、人気企業では競争が激しくなる傾向があります。また、ボストンまで行かないといけないため、高いコストがかかります。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと まずはCFNに登録し、英文レジュメを作成しましょう。企業によっては事前応募や面接予約が必要なため、興味のある企業の募集情報を早めに確認しておくことをおすすめします。また、面接対策や自己PRの準備も行い、イベント当日に備えましょう。参加を決めたら、航空券や宿泊先の手配も早めに進めておくと安心です。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/bos 参加体験談はこちらから: https://passporter-media.com/articles/46/ 東京ウインターキャリアフォーラム その名の通り、冬に東京で開催される日英バイリンガル就活イベントです。 開催時期 例年12月に開催されます。2026年の開催日はまだ公表されていません。 開催場所 2025年は東京ビッグサイト西4ホール(東京都江東区) 参加企業 総合商社、旅行、メーカー、IT系、金融系など、幅広い分野の企業約100社(2025年情報) 参加費 参加費無料(事前登録必須) イベントの特徴 冬に東京で開催される日英バイリンガル就活イベントで、海外大生採用に慣れた企業が多く参加します。一回で複数社を回れるのとその場で内定をもらえることがあり、効率よく就活を進められます。ちょうどクリスマス休みに入っている時期ですので、一時帰国している学生も多く、参加しやすいです。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと まずはCFNに登録し、レジュメを作成しましょう。英文レジュメが基本ですが、日本語のエントリーシートや履歴書の提出を求める企業もあります。興味のある企業の募集要項を確認し、必要書類を準備しておきましょう。また、事前応募や面接予約が必要な企業も多いため、面接対策や自己PRの準備も進めておくことをおすすめします。開催前にはオンライン交流会や相談会が実施されるため、不安なことがあれば事前に相談しておくと安心です。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/tkw1 ロンキャリ(ロンドンキャリアフォーラム) ロンキャリはヨーロッパ最大規模の日英バイリンガル就活イベントで、ロンドンで開催されますのでイギリス留学している学生にとって参加しやすいです。 開催時期 例年2月に開催され、2026年は2月21日~22日でした。 開催場所 West Hall, Olympia(イギリス・ロンドン) 参加企業 主にコンサル、金融、メーカーなど約40社 参加費・渡航費 参加費無料(事前登録必須)。ボスキャリと同様にトラベルスカラシップ制度があり、イギリス国内だけでなくヨーロッパの対象学生に交通費が補助されます。こちらは事前申込必須で、抽選に当たればそれぞれの地域に応じた額が支給されます。トラベルスカラシップの応募資格は他にもあり、申し込む前には必ず公式サイトを確認しましょう。 イベントの特徴 ボスキャリと比べると規模が小さく、落ち着いた雰囲気で面談しやすいです。ただし規模が小さい分、参加企業数は限定的です。ボスキャリと同様、当日面接という場合もあり、比較的速く就活が進みます。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと こちらもボスキャリ同様、まずはCFNに登録し、英文レジュメを作成しましょう。企業によっては事前応募や面接予約が必要なため、興味のある企業の募集情報を早めに確認しておくことをおすすめします。また、面接対策や自己PRの準備も行い、イベント当日に備えましょう。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/ldn @passporter_ ロンキャリって何?ボスキャリとの違いは by Ayaka ロンキャリは、イギリス・ロンドンで開催される海外大生向けの就活イベント🇬🇧 ボスキャリとの違いはまず「企業数」。ボスキャリは企業数も多く、採用枠も多い。ロンキャリは参加企業数が少な分採用枠も少なめ。勤務地はどちらも日本配属が中心。 「開催地」の違いは、ボスキャリ→ボストン、ロンキャリ→ロンドン。 「開催時期」も違っていて、ボスキャリは年末ごろ、ロンキャリは年始ごろ。 「参加者」は、ボスキャリ→北米中心、ロンキャリ→ヨーロッパ中心。 ボスキャリのほうが規模が大きいけど、ロンキャリならではのメリットもある‼️ メリット①二日間だから体力的にも楽 企業数が限られている分狙い撃ちができるから、初参加でも回しやすい! メリット②ボスキャリのいい練習になる しかも最近参加企業数が増えているから、今後もっと伸びる可能性もある。企業によってはイギリス🇬🇧と日本🇯🇵のインターン枠も出てるから、イギリス在住の学生はぜひチェックしてみてね。 ➡️ メディアサイトでは留学生によるお役立ち記事も読めるよ!プロフィール欄のリンクからアクセス @passport_to___ 【Who are we?】 📚 海外留学を目指す学生や、いま留学中の学生に向けて 経験者のリアルな情報を発信しています。 🎓 運営メンバーは現役海外大学生&卒業生! 留学を目指す人と留学生がつながれる場所になっています✨ 🤝 海外大学生同士でつながれるコミュニティ 交流会や就活・キャリアイベントを開催予定 ! #留学生活#海外大学#イギリス留学#イギリス大学#就活 ♬ Vlog - wouldliker ロスキャリ(ロサンゼルスキャリアフォーラム) ロスキャリはアメリカ西海岸で唯一のキャリアフォーラムです。 開催時期 例年4月に開催され、2026年は4月11日~12日でした。 開催場所 Los Angeles Convention Center South Hall G(アメリカ・ロサンゼルス) 参加企業 コンサル、金融、IT系、メーカーなど約50社 参加費 参加費無料(事前登録必須) イベントの特徴 ボスキャリと比べると規模が小さく、落ち着いた雰囲気で面談しやすいです。ただし規模が小さい分、参加企業数は限定的です。ボスキャリやロンキャリと同様、当日面接という場合もあり、比較的速く就活が進みます。 イベントの2日間とも開場前特別セミナーがあり、ロスキャリを最大限活用する方法などをCFNスタッフが解説してくれます。 その他にもレジュメの書き方やケーススタディのワークショップ、そしてレジュメ添削や模擬面接が開催されます。事前申込が必須だったり当日整理券を受け取る必要があったりと、受付はさまざまですので気になる人はあらかじめ公式サイトを確認しておきましょう。 参加対象者 日英バイリンガル(日英共に初級レベル以上)で学士以上(学士、修士、MBA、博士など)の学位を取得済/取得予定の方。日本以外の大学の在学生もしくは既卒者、留学経験者、海外生活が長い人、海外勤務経験がある職務経験者が主な対象者です。 事前に準備すべきこと こちらもボスキャリ同様、事前にCFNアプリをダウンロードして、参加登録します。また、企業への事前応募、面接予約も必要です。ロスキャリ開催前には対策ウェビナーや相談会などが開催され、ロスキャリを最大限活用するために参加して準備万端で当日を迎えましょう。 公式サイト https://careerforum.net/ja/event/los 海外大生向け就活支援サイト主催のイベント サービス開催時期開催形式・場所特徴マイナビ国際派就職通年オンライン・東京など合同説明会や就活座談会が充実LabBase通年オンライン中心研究内容を生かした就活が可能ONE CAREER通年オンライン・主要都市業界研究や企業研究向けConnect Job通年オンライン中心個別サポートや特別選考あり帰国GO.com通年オンライン中心ES添削や模擬面接などのサポートが充実 マイナビ国際派就職 マイナビ国際派就職は、海外大学生や留学経験者、外国人留学生向けに就職活動支援を行うサービスです。キャリアフォーラムのような単発イベントではなく、合同説明会や企業セミナー、就活対策講座などを年間を通して開催しています。 開催時期 年間を通してさまざまなイベントが開催されています。特に夏休み期間、冬休み期間、就活本選考前には合同企業説明会やオンラインイベントが増える傾向にあります。参加には事前予約が必要な場合が多いため、公式サイトで最新情報を確認しましょう。 開催形式・場所 オンライン・対面の両方で開催されています。 対面イベントは主に東京や大阪などの主要都市で開催され、海外からでも参加しやすいようオンラインイベントも充実しています。 参加企業 主に日系企業が中心です。メーカー、商社、IT、金融、インフラ、人材など大手企業から中堅企業まで幅広く参加します。 参加費・渡航費 参加費は無料です。交通費や宿泊費の補助は基本的にありません。 イベントの特徴 マイナビ国際派就職は、海外大学生や留学経験者向けの合同説明会や就活セミナーを開催していて、日本での就職を目指す学生にとって企業研究や情報収集の場として活用できます。CFN主催のキャリアフォーラムのように短期間で選考や内定獲得を目指すイベントというよりは、幅広い企業と出会いながら就職活動の準備を進められることが特徴です。また、オンラインイベントも多く開催されているため、海外に滞在しながら参加しやすい点も魅力でしょう。 一方で、参加企業は日系企業が中心であり、外資系企業や海外大生向け採用に特化した企業は比較的少ない傾向があります。また、イベント参加後は通常の採用フローに沿って選考が進むことが多く、キャリアフォーラムのようにイベント期間中に内定まで進むケースは一般的ではありません。 参加対象者 海外大学・大学院に在学中の学生や留学経験者、帰国子女など、日本での就職を目指すグローバル人材を主な対象としています。海外大学生向けの合同説明会や就活イベントも開催されており、就職活動を始めたばかりの人から本選考を控えた人まで幅広く参加できます。特に、日本企業について理解を深めたい人や、まずは企業研究・業界研究から始めたい人におすすめです。 事前に準備すべきこと まずはマイナビ国際派就職に登録しましょう。 イベントによっては事前予約が必要です。自己PRやガクチカを整理しておくと、企業との交流やその後の選考にスムーズに対応できます。 また、企業研究を行い、興味のある企業を事前にリストアップしておくことをおすすめします。 公式サイト https://global.mynavi.jp LabBase LabBaseは、理系学生・大学院生向けの就職支援サービスです。研究内容を登録することで企業からスカウトを受けられるほか、理系人材を対象としたキャリアイベントや合同説明会も開催しています。特に研究内容や専門性を重視する企業が多く参加しているため、研究経験を活かして就職活動を進めたい人に人気があります。 開催時期 年間を通してさまざまなイベントが開催されています。 業界研究イベントや合同説明会、企業との交流会などが定期的に実施されており、参加には事前登録や予約が必要な場合があります。最新の開催情報は公式サイトで確認しましょう。 開催形式・場所 オンライン・対面の両方で開催されています。 オンラインイベントが比較的多いため、海外大学や大学院に在学中の学生でも参加しやすいのが特徴です。対面イベントは主に東京を中心に開催されています。 参加企業 研究開発職や技術職を募集する企業が中心です。製薬、化学、食品、IT、AI、半導体、電機メーカー、素材メーカーなど、研究職や開発職の採用に積極的な企業が多く参加しています。 参加費・渡航費 参加費は無料です。交通費や宿泊費の補助は基本的にありません。 イベントの特徴 LabBaseの最大の特徴は、学歴やガクチカだけでなく、研究内容や専門性を重視して企業とマッチングできる点です。研究概要を登録することで企業からスカウトを受けられるほか、イベントでは研究内容について企業担当者と直接話す機会もあります。そのため、修士課程や博士課程の学生、研究職や技術職を志望する学生にとって効率的に企業と出会うことができます。 一方で、参加企業の多くは理系採用を目的としているため、文系学生にはあまり向いていません。また、総合職採用よりも研究職・技術職採用が中心であるため、職種によっては選択肢が限られる場合があります。 イベント参加後は通常の採用フローに進むケースが一般的です。 企業によってはイベントをきっかけに早期選考や特別選考へ案内されることもありますが、CFN系イベントのように数日で内定が出るケースは多くありません。 参加対象者 理系学部生、大学院生、博士課程学生を主な対象としています。特に研究経験を活かしたい人や、研究職・開発職・技術職を志望する人におすすめです。海外大学や海外大学院に在学している学生も参加できるため、日本で研究開発職として働きたい人にとって有力な選択肢の一つとなるでしょう。 事前に準備すべきこと まずはLabBaseに登録し、自身の研究内容や専門分野を詳しく記入しましょう。LabBaseでは研究概要が企業とのマッチングに大きく影響するため、研究テーマや成果、使用した技術などを分かりやすく整理しておくことが重要です。また、参加企業の事業内容や募集職種を事前に確認し、自分の研究との関連性を説明できるよう準備しておくとよいでしょう。 公式サイト https://compass.labbase.jp/careerevent One Career ONE CAREER(ワンキャリア)は、新卒向け就職支援サービス「ONE CAREER」が主催する就活イベントです。合同企業説明会や業界研究イベント、企業ごとのセミナーなどが年間を通して開催されており、国内外の学生が幅広く参加しています。海外大学生向けの特集やイベントが組まれることもあり、日本での就職を考える留学生や海外大生にとって情報収集や企業研究の場として活用できます。 開催時期・申込スケジュール 年間を通してさまざまなイベントが開催されています。 業界研究イベントや企業説明会、選考対策イベントなどが定期的に実施されており、特に夏季・秋季・本選考前の時期に開催数が増える傾向があります。イベントごとに申込締切が設定されているため、最新情報は公式サイトで確認しましょう。 開催形式・場所 オンライン・対面の両方で開催されています。 オンラインイベントが充実しているため、海外に滞在している学生でも参加しやすいのが特徴です。対面イベントは主に東京や大阪などの主要都市で開催されています。 参加企業 大手日系企業から外資系企業、ベンチャー企業まで幅広い企業が参加しています。総合商社、コンサルティング、IT、メーカー、金融、広告、人材などが主な業種です。イベントごとに参加企業は異なりますが、人気企業が参加することも多く、業界研究の機会として活用できます。 参加費・渡航費 参加費は無料です。交通費や宿泊費の補助は基本的にありません。 イベントの特徴 幅広い業界・企業の情報を一度に収集できます。企業説明会だけでなく、就活対策講座や業界研究イベントも開催されており、就職活動を始めたばかりの学生でも参加しやすいでしょう。また、オンライン開催のイベントも多いため、海外大学に在学している学生でも気軽に参加できます。 一方で、CFN主催のキャリアフォーラムのように面接や選考をその場で進めるイベントは少なく、企業研究や情報収集の側面が強い傾向があります。そのため、短期間で内定獲得を目指すというよりは、就職活動の準備や企業との接点づくりに活用するイベントといえるでしょう。 イベント参加後は通常の採用フローに進むケースが一般的です。 イベントをきっかけにインターンシップや早期選考へ案内されることもありますが、キャリアフォーラムのようにイベント期間中に内定まで進むことは一般的ではありません。 参加対象者 ONE CAREERイベントは、日本国内だけでなく海外留学している大学生・大学院生を対象としています。学年を問わず参加できるイベントも多く、就職活動を始めたばかりの人から本選考を控えた人まで幅広く利用されています。特に、さまざまな業界や企業について知りたい人や、まずは企業研究・業界研究を進めたい人におすすめです。 事前に準備すべきこと まずはONE CAREERに登録し、参加したいイベントを予約しましょう。イベントによっては事前アンケートやプロフィール登録が必要な場合があります。また、参加企業について事前に調べ、自分が興味を持つ業界や企業を整理しておくと、イベントをより有効活用できます。企業への質問をあらかじめ考えておくのもおすすめです。 公式サイト https://www.onecareer.jp/events/seminar?page=1&per=30&sort=time_limit_at&companiesToFollow=false&searchByCurrentUserGraduateYear=false&prefectures=%7B%22online%22%3Afalse%2C%22prefecture_ids%22%3A%5B%5D%7D&isOnecareerHostingEvent=false&upperLimitOfCompanyReview=5&lowerLimitOfCompanyReview=0&search_query= Connect Job Connect Jobは、グローバル人材の採用支援を行うフォースバレー・コンシェルジュが運営する就職支援サービスです。外国人留学生向けのサービスとして知られていますが、日本人の海外大学生向けの専用サービスも提供しており、企業説明会や選考会、キャリアカウンセリングなどを通じて日本での就職活動をサポートしています。海外大生限定の特別選考ルートが用意されることもあり、海外からでも効率的に就職活動を進められることが特徴です。 開催時期・申込スケジュール 年間を通してさまざまなイベントが開催されています。 合同説明会や合同選考会、企業ごとの説明会・選考会、就活対策ウェビナーなどが随時開催されており、イベントごとに申込締切が設定されています。最新情報は公式サイトで確認しましょう。 開催形式・場所 オンライン・対面の両方で開催されています。 海外大生向けイベントはオンライン開催が多く、海外に滞在したまま参加できるものも少なくありません。また、ロンドンやソウル、台北など海外都市でのジョブフェア開催実績もあります。 参加企業 海外大学生やグローバル人材の採用に積極的な企業が参加しています。コンサルティング、IT、メーカー、商社、人材、インフラ、サービスなどがあります。イベントごとに参加企業は異なりますが、海外経験や語学力を評価する企業が多いことが特徴です。 参加費・渡航費 参加費は無料です。オンラインイベントも多いため、海外からでも費用を抑えて参加できます。交通費や宿泊費の補助は基本的にありません。 イベントの特徴 Connect Jobの最大の特徴は、イベント参加だけでなく、個別キャリアカウンセリングや面接対策などのサポートを無料で受けられることです。海外大生向けの特別選考フローが用意されることもあり、企業によってはESやWebテストが免除されるケースもあります。また、海外大卒社員との座談会や交流イベントも開催されているため、海外から日本就職を目指す学生にとって貴重な情報収集の機会になります。 一方で、CFN主催のキャリアフォーラムのように数百社規模の企業が集まる大型イベントではなく、企業とのマッチングや個別サポートを重視したサービスです。そのため、多くの企業を一度に比較したい人にはやや物足りなく感じるかもしれません。 イベント参加後は通常の採用フローに進むことが多いですが、企業によっては海外大生向けの特別選考ルートや早期選考に案内されることがあります。CFN系イベントほどの短期決戦ではありませんが、一般応募よりもスムーズに選考が進むケースがあります。 参加対象者 Connect Jobは、海外大学・大学院に在学中の日本人学生や留学経験者を主な対象としています。また、日本での就職を目指す外国人留学生も利用しています。特に、日本企業への就職活動が初めての人や、ES・面接対策など個別サポートを受けながら就活を進めたい人におすすめです。 事前に準備すべきこと まずはConnect Jobに登録しましょう。イベントによっては履歴書なしで応募できますが、選考に進む際にはレジュメや応募書類が必要になります。また、キャリアカウンセリングや面接対策を無料で受けられるため、積極的に活用することをおすすめします。興味のある企業や業界を事前に調べておくと、イベントをより有効活用できるでしょう。 公式サイト https://job.connectiu.com/job-event/japanese_speakers 帰国GO.com 帰国GO.comは、海外留学経験者や海外大学生を対象とした就職支援サービスです。2006年から運営されており、日本での就職を目指す留学生に向けて、企業説明会や就職セミナー、個別カウンセリングなどを無料で提供しています。過去にはUniversity of Edinburgh(エディンバラ大学)やUniversity College London(UCL/ユニバーシティカレッジロンドン)で企業のオンキャンパス選考会が開催されたことがあります。イベント参加だけでなく、ES添削や模擬面接などのサポートも受けられるため、海外から日本就職を目指す学生にとって心強いサービスです。 開催時期・申込スケジュール 年間を通してさまざまなイベントやセミナーが開催されています。 企業説明会や就活セミナー、大学訪問型イベント(オンキャンパスセミナー)などが随時実施されており、イベントごとに申込期限が設けられています。また、会員限定で参加できるWEB企業説明会もあります。 開催形式・場所 オンライン・対面の両方で開催されています。 オンライン企業説明会や就職カウンセリングが充実しているため、海外に滞在したままでも参加可能です。また、一部の大学では企業によるオンキャンパスセミナーや選考会も実施されています。 参加企業 留学生採用やグローバル人材採用に積極的な企業が参加しています。メーカー、商社、IT、建設、製薬、人材、サービスなどがあります。大手企業だけでなく、成長企業やグローバル展開を進める企業も多数掲載されています。 参加費 参加費は無料です。会員登録、カウンセリング、企業説明会、ES添削、模擬面接などのサービスも基本的に無料で利用できます。 イベントの特徴 帰国GO.comの特徴は、イベント参加だけでなく、就職活動全体をサポートしてくれる点です。経験豊富なカウンセラーによる個別相談に加え、ES添削や模擬面接、企業別アドバイスなども受けることができます。また、会員限定の企業説明会や非公開求人の紹介もあり、留学生向けのサポートが充実しています。 一方で、ボスキャリのような大規模合同就活イベントではなく、個別支援やマッチングを重視したサービスです。そのため、一度に多くの企業と接触したい人よりも、就職活動を伴走してもらいながら進めたい人に向いています。 イベント参加後は通常の採用フローに進むことが一般的です。 ただし、帰国GO.com経由で企業を紹介してもらったり、企業説明会から選考に進んだりするケースもあります。CFN系イベントのような短期集中型ではなく、中長期的に就職活動を支援するスタイルです。 参加対象者 帰国GO.comは、正規留学・交換留学・短期留学を問わず、留学経験のある学生を対象としています。また、現在留学中の学生だけでなく、今後留学予定の人も利用できます。海外大学生や交換留学生、帰国子女など、日本での就職を考えている人におすすめです。 事前に準備すべきこと まずは帰国GO.comに会員登録しましょう。会員になると、企業説明会への参加や就職カウンセリングの予約ができるようになります。また、ES添削や模擬面接などのサポートも受けられるため、就職活動を始めたばかりの人は積極的に活用することをおすすめします。興味のある企業や業界を事前に調べておくと、イベントをより有効活用できるでしょう。 公式サイト https://kikokugo.com 海外大生が就活を成功させるコツ 事前準備を徹底する 就活イベントは当日が本番ではなく、事前準備が重要です。特にCFN系列やTKFなどの選考直結型イベントでは、事前応募や面接予約が行われるため、早めにレジュメやプロフィールを準備しておきましょう。 積極的に企業や社員と交流する 興味のある企業だけでなく、これまで知らなかった企業の話も積極的に聞いてみましょう。実際に社員と話すことで企業の雰囲気や仕事内容への理解が深まり、新たな選択肢が見つかることもあります。 面接を意識して参加する 選考直結型のイベントでは、その場で面接が行われることもあります。自己紹介や留学経験、学生時代に力を入れたこと(いわゆるガクチカ)などは、いつ聞かれても答えられるよう準備しておくと安心です。 イベント後の行動も大切にする イベントで終わりではなく、その後のインターンシップや本選考、OB・OG訪問につなげることが重要です。気になった企業には積極的に応募し、イベントで得たつながりを今後の就活に活かしましょう。

イギリスの大学・大学院留学生必見!【学生寮の選び方とおすすめサイトを紹介】

イギリスの大学・大学院留学生必見!【学生寮の選び方とおすすめサイトを紹介】 日本人がイギリスの大学へ進学した場合、1年目は大学が提供するaccommodation(大学寮)に入居するケースが一般的です。しかし、ほとんどの大学の場合、2年生以降は大学寮に住めない決まりのため、自分で住まいを探す必要があります。特にロンドンの大学ではこのようになっています。 2年生以降は友人同士で家やフラット(アパートメント)を借りる「フラットシェア」が主流ですが、近年は、 ・静かな環境で勉強に集中したい・水回りや設備の綺麗さを重視したい・人間関係トラブルを避けたい といった理由から、民間学生寮「PBSA(Purpose-Built Student Accommodation)」が、新たな選択肢として注目を集めています。 特にイギリスでは、2年生での住まい探しを1年生の秋頃(入学直後!)から始める学生も少なくありません。人気物件は早く埋まりやすいため、早めに動き出し、日本にいるうちからオンライン内見を活用して部屋探しを進める留学生も増えています。 本記事では、そんなイギリスの民間学生寮について、大学寮との違いや部屋タイプ、探し方、おすすめのサイトまで分かりやすく解説します! イギリスの民間学生寮は大学寮とどう違う? イギリスの大学寮の特徴5つ イギリスの大学直営寮(University Halls of Residence)は、多くの留学生にとってイギリスらしい学生生活を体験できる住まいです。キャンパス内で友人を作りやすく、伝統的な学生文化を感じられる場所です。 1. 講義棟までが近い! 多くの大学寮は、キャンパスの敷地内や講義棟から徒歩数分の場所にあります。 講義の直前まで部屋にいられるだけでなく、深夜まで図書館やラウンジを利用できるなど、利便性が高いのが魅力。一方で、郊外型のキャンパスの場合は、スーパーや繁華街へ行くにはバスや電車を利用することも。 2. Freshers(新入生)が中心のコミュニティ 大学寮の多くは、初めて大学に通う学部1年生を優先的に受け入れています。 キッチンやラウンジなどの共有スペースは、同じ大学の仲間との出会いの場であり、留学生活を支え合える環境です。 3. 食堂での食事が提供される「Catered」プラン イギリスの大学寮の「Catered(ケータード)」。これは、朝食と夕食が食堂で食べられる滞在オプションのことです。 毎日の自炊や買い出しの手間が省けますし、決まった時間に食堂へ行けば他の学生と一緒に食事を楽しめます。ただし、週末は食事が出なかったり、メニューが決まっていたりするため、自分のペースで食事を楽しみたい場合は、自炊型の寮が合っているかもしれません。 4. 部屋が抽選 & 短期契約 多くの大学では希望を出すことはできても、最終的にどの寮のどの部屋になるかは大学側の割り振りに委ねられます。そのため、キャンパス近くの寮を第一希望で出しても実際は遠い寮になってしまうことも。 また、大学寮の契約期間は、授業期間に合わせた「38〜40週間」に設定されていることが多いです。 この場合、夏休みなどには一度部屋を空けなければならず、その都度すべての荷物を外部のストレージ(荷物一時預かり所)に移動させる手間が発生することがあります。 5. 歴史ある建物と設備の多様性 イギリスの歴史ある大学では、100年以上前に建てられた建物が、今も学生寮として使われていることがあります。なかには、まるでハリーポッターのような世界観を感じられる、重厚で伝統的な雰囲気の寮も。 その分、部屋の広さやシャワーの水圧、壁の厚さなどは物件によって大きな差があります。 歴史的な大学直営寮の例 オックスフォード大学 Magdalen College 出典: Photo by LeighvsOptimvsMaximvs / Magdalen College, Oxford / CC BY-SA 3.0 ケンブリッジ大学 St John's College 出典: Photo by Alexander Czuperski / St John's College, Cambridge / CC BY-SA 2.0 エディンバラ大学 Mylne's Court 出典: Photo by Jonathan Oldenbuck / Mylne's Court, Edinburgh / CC BY-SA 2.0 とても古い大学の寮をご紹介しましたが、新しいモダンなつくりの大学寮もたくさんあります! 当メディアPASSPORTERのライターが実際に住んでいた下記の建物のように、外観も内装もまるで新築のような寮もあります。 PASSPORTERライターが実際に住んでいた大学寮 インペリアルカレッジロンドン Woodward Buildings キングスカレッジロンドン Atlas マンチェスター大学 St Anselm Hall イギリスのPBSA(民間学生寮)の特徴5つ 大学直営寮以外の「イギリス留学の住まい」と聞くと、友人同士のフラットシェアを思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし近年では、快適さやプライバシーを重視して、民間学生寮「PBSA(Purpose-Built Student Accommodation)」をあえて選ぶ留学生も増えています。 1. 最新の設備と充実した共有スペース 民間学生寮の最大の魅力は、比較的新しく、モダンな建物が多いことです。 個室だけでなく、建物内に共用リビングや専用のジム、自習スペース、などが完備されていることも。これらはすべて入居者専用で、追加料金なしで24時間利用できる物件も多く、快適な学生生活を送りやすいのが魅力です。 2. プライバシーを確保しやすい部屋タイプ イギリスの民間寮では、各部屋に専用のシャワーとトイレがついた「En-suite(アン・スイート)」が人気で、さらに自分専用のキッチンまで備えた「Studio(スタジオ)」タイプも豊富です。大学寮でもEn-suiteタイプは選べますが、大学側による割り振りとなるケースが多く、希望通りの部屋になるとは限りません。 3. 光熱費・Wi-Fi込みの「All-inclusive」契約 家賃の中に水道、電気、ガス代、そしてWi-Fiの利用料が含まれています。 イギリスで個人契約をすると煩雑な公共料金の手続きも、民間寮なら一切不要です。また、多くの物件で24時間対応のレセプション(受付)があり、不在時の荷物受け取りや、夜間のトラブル、電球交換などのメンテナンス依頼もスムーズです。 4. 都市の中心部に位置する利便性 イギリスの大学キャンパス内にある寮とは対照的に、多くの民間寮は街の中心部や主要な駅の近くに建てられています。 放課後の買い物やアルバイトなどに便利な立地が多く、大学までは徒歩か公共交通機関で通うスタイルが一般的です。複数の大学が同じエリアにある都市では、異なる大学に通う学生同士が同じ寮に住むこともあり、大学の枠を超えた友人ができるチャンスもあります。 5. 通年で入居可能な柔軟な契約期間 イギリスの大学寮の多くが休暇中の退去を求めるのに対し、民間寮は44〜51週間(約1年間)の長期契約が主流です。これにより、長期休暇でも部屋に荷物を置いたままでOK!物件によっては、大学の授業期間に合わせた少し短めの期間を選べることもあります。 【比較表】大学寮と民間学生寮の違い 項目大学直営の寮 民間学生寮 場所キャンパス内、または至近距離街の中心部や通学に便利な立地設備古い建物が多い、共有設備は最小限最新設備*(ジム、映画室、24h受付) *物件による部屋の選択大学が割り振る(選べないことが多い)写真や動画を見て自分で選べる契約期間休暇中に退去が必要な場合がある通年契約が可能で荷物の移動不要費用比較的安め食費込みプランあり少し高めだが、光熱費・Wi-Fi・ジム込探し方大学の公式サイトから・留学エージェント・現地不動産会社・専門予約サイト(uhomes) イギリスの民間学生寮の部屋タイプ4つを解説【画像付き】 ここでは、日本では馴染みのない「イギリスの寮の部屋タイプ」についての専門用語を、画像と一緒に分かりやすく解説していきます。部屋選びの参考にしてみてください! Studio(スタジオ) 費用の安さ★ プライバシー★★★★ 日本のワンルームに近いタイプ。キッチンもトイレもすべて自分専用ですが、その分割高です。 出典: uhomes|Chapter Spitalfields, London En-suite(アン・スイート) ★一番人気★ 費用の安さ★★ プライバシー★★★ 個室に専用シャワー・トイレ付き。キッチンのみ数人で共有。 出典: uhomes |The Valentine, London Non En-suite(ノン・スイート) 費用の安さ★★★ プライバシー★★ シャワー・トイレも共有。費用を抑えたい人向け。 出典: uhomes|Scape Wembley, London Shared Room(シェアード・ルーム) 費用の安さ★★★★ プライバシー★ 2人で1部屋、シャワー・トイレも共有。費用を抑えつつ、他人との共同生活に抵抗が少ない人向け。 出典: uhomes|iQ Hammersmith, London uhomesでイギリスの学生寮の部屋タイプを見てみる イギリスの大学生が民間学生寮を探すには? イギリスの大学寮の場合、大学からOffer(合格通知)をもらった後に大学専用のポータルサイトから申し込みを行うのが一般的です。一方で、民間学生寮や一般のアパートに住む場合は、大学を通さず、自分自身で外部のサービスを使って部屋を探し、契約まで行う必要があります。 イギリス留学で民間寮やアパートを探す際には、一般的に以下のようなルートが使われています。 イギリスの一般的な物件検索ルート ⚫︎不動産エージェント 街中に店舗を構える現地の不動産屋です。プロによる管理で安心感はありますが、基本的には現地居住者向けの長期契約が中心です。留学生が契約する際には、イギリス在住の保証人を立てるか、半年から一年分の家賃を前払いするよう求められるケースが一般的ですし、初期費用も高めです。 ⚫︎MixB イギリス在住の日本人向けコミュニティサイトで、掲示板形式で部屋探しができます。主に日本語でやり取りできる点は大きなメリットですが、個人間での契約が多いため、トラブルのリスクも否定できません。また、入居者の属性がバラバラな点も特徴です。  ⚫︎不動産ポータルサイト(Zoopla, Rightmoveなど) 日本でいう「SUUMO」に近い存在です。最新物件の更新が早いのが魅力ですが、その分競争も激しく、自力で内見や契約まで進めるのは、留学生にとってハードルが高いです。あくまで物件を探すための窓口なので、最終的には現地のエージェントと英語で交渉していきます。 ⚫︎民間学生寮の予約サイト(uhomesなど) 民間学生寮に特化した予約サイトなら、手続きが簡単で綺麗な部屋が見つけやすい!こちらは、イギリスや世界中で使われている大手サイトの例です。 uhomes: 物件の「見える化(VR・動画)」と、マンツーマンサポートに定評がある。日本語サポートあり。 Student.com: 世界最大級の老舗サイトで、提携物件数が非常に多い。 Amber: アジア圏で急成長中のサイト。24時間サポートが売り。 Mystudenthalls.com: イギリス国内最大級の比較サイト。 Uniplaces: ヨーロッパ全域に強い。 ◎学生専用の安心感  個人間契約の詐欺リスクがなく、セキュリティ体制や管理人が常駐する物件が多いため安心 ◎入居審査のハードルが低い  学生専門サイトなので、厳しい収入の証明やイギリス人の保証人がいなくても契約可能な場合あり ◎部屋の感じがリアルにわかる  詳細な画像や動画からじっくり選べ、納得いくまでオンラインで問い合わせ可能 イギリスの学生寮を日本からオンライン内見!民間学生寮予約サイトuhomes ここからは、大手学生寮予約サイトのuhomesを例に、実際に物件を見て予約までの手順をチェックしてみましょう! uhomesとは? uhomes(ユーホームズ)は、世界最大級のグローバル学生向け物件予約プラットフォームです。世界の主要2,000以上の大学や500以上の都市をカバーし、これまでに300万人以上の留学生の部屋探しをサポート。現地に行かずにスマホで部屋の様子がわかる360度のVR内見機能や、透明性の高い価格表示、オンラインで完結する簡単な手続きシステムを備えており、国境を越えたスムーズな部屋探しを専門スタッフの手厚いサポートとともに提供しています。 【実践】uhomesでイギリスの大学生が理想の寮を見つける4ステップ uhomesは多数の言語に対応しており、日本語での個別サポートもあり! ①検索: 大学名や都市名を入力 ②比較: フィルター機能で条件を絞る 左の緑枠部分に条件を入力して物件を絞っていきます。 フィルターが使用できる項目 ・学校 ・エリア ・地下鉄 ・期間 ・週あたりの価格範囲 ・部屋のタイプ ・入居月  ・物件のタイプ ・サービスの特徴 ・アメニティ ・ロケーションの特徴 マップ表示にすることで、地図上で検索できるほか、大学の学部に近い物件を探すこともできます。 ③部屋の確認: VR内見や動画で部屋をチェック フィルター機能で物件の条件を選択したら、いよいよ部屋の雰囲気を画像やVR、動画で確認してみます。 今回は、大学を「ロンドン大学クイーンメアリー校」とし、期間は50週〜、価格は最大週500ポンドまでのEn-suiteタイプの部屋を選んでみました。「24時間のセキュリティ」もアメニティの項目で選択しています。 二番目に表示された「Rahere Court」を選んでみます。検索結果では、大学までの距離や特徴、価格、星の数(口コミ)がチェックできます。 様々な部屋タイプが表示されますが、試しにExtra Large Ensuiteを選んでVRで見てみましょう。 VRで内覧する方法 ドアを開けて部屋に足を踏み入れるところからスタート マウスや指操作で見たい箇所に誘導できます 部屋の内部まで進んでいきます 部屋の奥からの角度 鏡やヒーターがあることが確認できました 天井がどうなっているかもチェック 左下のアイコンで図面に切り替えられます 定規のマークをクリックすると寸法が確認できます かなりリアルに部屋の雰囲気がつかめるのではないでしょうか!このように、24時間いつでも部屋をぐるっと見渡せるVR内見が充実しているだけでなく、事前に予約をすれば、オンラインでリアルタイムに部屋を映してもらう「ライブ内見」も可能です! ※家具は基本的にベッド、ワードローブ(クローゼット)、デスク、椅子が含まれており、ベッドシーツやその他装飾雑貨は各自で揃える必要があります。 uhomesでイギリスの学生寮をVR内見してみる   ④予約: サイト上で完結!不明点はチャットで質問 選択したフロアプランそれぞれに「部屋タイプ」を選ぶ箇所があるので、希望するタイプから申し込みや問い合わせを行います。 問い合わせには、チャット、WhatsApp、電話、Eメールが選べます。問い合わせをする場合は、氏名、電話番号、メールアドレスの入力が必要です。申し込みには、メールアドレス、またはGoogleアカウントやfacebookアカウントからも可能です。 uhomesについてよくある質問 uhomesで寮の予約ができる人は大学生だけ? 学生寮は、大学生に限らず、大学院生や18歳以上の留学生もOKです!しかし、uhomesでは学生寮だけでなく、一般の民間賃貸アパートやシェアハウスも取り扱っているため、「少し落ち着いた環境で暮らしたい」という社会人留学や大学院生の方にもぴったりな部屋が見つかります。 uhomesは怪しい?日本語の口コミが少ないのはなぜ? 日本ではまだ新しいサービスですが、世界基準の評価サイト「Trustpilot」では星4.9という高い評価です。口コミに表示されている「飛行機マーク(Invited)」は、実際にサービスを利用した人だけに送られる招待制レビューの証なので、「本物の声」が集まっている点からもその信頼性がうかがえます。 また、現地大学からも信頼されている「iQ」「CRM Students」「Student Roost」といったイギリス超大手の学生寮運営会社と公式に提携しています。個人経営の怪しいアパートではなく、これら公式物件を正規窓口として取り扱っている点が安心です。 イギリスの大学寮についても日本語で問い合わせできる? uhomesには日本語が話せるコンサルタント(サポートスタッフ)が在籍しているため、物件の相談から契約の手続きまで、すべて日本語チャットで進められます。 予約のベストタイミングは? 入学時期や新学期が近づくと条件の良い部屋からどんどん埋まってしまうため、できるだけ早めに!「大学に落ちたりビザが出なかったらどうしよう…」と心配になりますが、uhomesが提携している大手学生寮の多くには、証明書を出せば無料でキャンセル(全額返金)できる特約がついています。キャンセルの細かい条件は物件ごとに少しずつ異なるので、予約時に無料キャンセルの対象がどうかを確認しつつ、合格発表を待たずに今すぐ動くのがおすすめです! 保証人が必要なケースは? 滞在期間分の家賃をまとめて支払える場合には、イギリス現地の保証人が必要ありません。分割払いの場合は、一般的に保証人を求められます。もしくは、uhomesのスタッフに相談することで有料の保証人サービスを紹介してもらえるため、検討してみましょう。 家賃には何が含まれている? 基本的には、家賃の中に水・電気・ガス・インターネット代がすべて含まれています!一部の物件では無駄遣いを防ぐために「年間200ポンドまで」といった制限枠が設定されていることもあります。 敷金・初期費用は必要? イギリスで部屋を借りる場合は、敷金(デポジット)が必要です。物件によって50ポンドから300ポンドの間ぐらいですが、ロンドンはもう少し高い場合があります。部屋に損害がなければ、退去時に返してもらえます。 予約に必要な書類は? 基本的には、以下の4つが必要になります。 合格通知書(※1年生のみ) ビザの情報 資金証明(銀行の残高証明書など) 健康保険証など(※必要な場合のみ) 「まだパスポートも合格通知も手元にない…」という段階でも、まずは予約手続きをスタートしてOK!スタッフに相談すれば、期限までに用意してあとから提出する形で進められます。 イギリス留学の寮探しは「早めの行動」が成功の鍵! 今回は、イギリスの大学寮とPBSA(民間学生寮)の違い、そして安心して部屋探しができる予約サイト「uhomes(ユーホームズ)」の使い方について解説してきました。 イギリスの賃貸市場は、世界中から留学生が集まるため非常に競争が激しいです。のんびりしていると条件の良い人気物件からどんどん埋まってしまうため、まずは早めに情報収集や相談を始めておくのがおすすめです。 留学生活2年目以降の住まいを早めに決めておくことで、渡英後に慌てて部屋探しをする必要がなくなり、勉強や現地生活にも集中しやすくなるでしょう。日本にいるうちから部屋探しを進められるので、まずは気になる物件をぜひチェックしてみてください!   uhomesでイギリスの学生寮を探してみる   https://passporter-media.com/articles/35/ https://passporter-media.com/articles/48/ https://passporter-media.com/articles/39/

イギリスの大学は休みが多い?授業・休暇・試験など1年間のスケジュールや日本との比較

こんにちは!キングスカレッジロンドン(KCL)でPPE(哲学・政治学・経済学)を学んでいるAyanoです。今回は、イギリスの大学の1年間のスケジュールをまとめてみました! この記事は、私が通っているKCLの1年間のスケジュールですが、おおまかな流れや開始時期はイギリスの大学であれば似ていると思います。学期制度・授業日数・試験期間・長期休暇など、日本の大学との違いもあわせてまとめました。 イギリスの大学は、全体的に日本より授業期間が短く、休暇が多い印象です。また、授業の期間・試験期間・休暇がはっきり分かれているのが特徴です。 イギリスの大学の年間スケジュール一覧と日本の大学との違い イギリスでAcademic Yearは基本的に9月〜翌年6月ごろまでを指し、学部生は6月ごろに1年が終わります。一方、修士課程の修業年限は1年間であることが多いため、8月まで修論執筆の時期となっているようです。 イギリスの多くの大学は、Semester(セメスター)が2つの2学期制(秋学期と春学期)またはTerm(ターム)が3つの3学期制(秋・春・夏学期)をとっています。 2学期制(セメスター制)期間3学期制(ターム制)秋学期9月~12月秋学期春学期1月~4月春学期試験・卒論提出など5月~6月夏学期(試験・卒論提出など) 3学期制の夏学期にあたる期間は授業が少なく、実質的に授業があるのは3学期制でも2学期分となる場合が多いようです。制度の名前は異なりますが、各時期の授業や試験の日数などは2学期制でも3学期制でも同じとなっています。例えばKCLはセメスター制、ユニバーシティカレッジロンドン(UCL)はターム制をとっていますが、この2つの大学は1年間のスケジュールがとても似ているように、セメスター制とターム制で大きく変わることはあまりないかもしれません。 この記事では私が通っているKCLのスケジュールを中心に書いていますが、イギリスの大学はSemester/Termという語句に対し、そこまで厳密に使い分けていないようにも感じます。 イギリスの大学と日本の大学比較表|授業日数と休暇など 日本の大学に比べ、イギリスの大学は全体的に授業期間が短く、休みが多いのが特徴です。 イギリスの大学項目日本の大学約20週間年間授業期間約30週間2~3学期制学期制度2学期制/4学期制(クォーター制)約1ヶ月冬休み期間約2週間約3ヶ月夏休み期間約1ヶ月半~2ヶ月約3週間(イースター休暇)春休み期間約1ヶ月半~2ヶ月約15時間毎週の授業時間約20~30時間多い自習時間比較的少ない 例えば、私が通っているKCLでは、授業があるのは2学期分だけです。春休み明けの5月から6月は3学期のようなものですが、試験期間なので授業はありません。1学期は10週間分の授業で構成されているので、1年間の授業は20週間のみとなっています。 一方、日本の大学の授業日数は文部科学省の基準で前期・後期それぞれ15週間と定められています。つまり年間で30週間。そのため、日本の大学はイギリスの大学より1年間で10週間も授業が多いのです。 イギリスの大学の長期休暇は日本に比べて長く、授業期間がコンパクトなため、1年の中で真面目に勉強しているのは半年ほどしかないかもしれません。また、1年生であっても1週間あたりの授業時間は15時間前後と、授業時間も少ないのが特徴的です。その分授業の準備や課題など、授業外で勉強する時間は多いように感じます。 日本では卒業までに必要な単位を自由に各学年に配分することができますが、イギリスでは毎年120単位とることが決まっています。そのため、最終学年になっても1年生の時と同じ量の単位を取得するため「授業が少ない」という状態にはならないのも、日本との違いかなと思います。日本の学生のように就活だけに集中することもできないため、時間管理を上手にやっていく必要があるかもしれません。 イギリス大学の学期システム(3学期制)とスケジュール 秋学期(9月〜12月)|Welcome WeekとReading Week 9月は多くの大学で新学年が始まる時期です!新入生はこの時期に渡英し、一時帰国している留学生もイギリスに戻ってくる人が多いのではないでしょうか。 キングスカレッジロンドンのキャンパス KCLでは9月末ごろに新入生歓迎などを行うWelcome Weekという週があり、その次の週から授業が本格的にスタートします。 https://passporter-media.com/articles/50-kcl-first-year/ 1学期は10週間分の授業で構成されていて、ちょうど真ん中、5週間が過ぎたところでReading Week(リーディングウィーク)という休みが1週間あります。 Reading Weekとは? 専攻によると思いますが、リーディングウィークでは何かしらの課題が出される場合が多いと思います。私は今年度は試験の比重が大きいため、リーディングウィーク中はFormative※のエッセイ(実際の成績にはカウントされない課題)のみでしたが、いくつものコースワークがある人も多いようです。 ※課題の種類 イギリスの大学では、課題には大きく分けてFormative Assessment(フォーマティブ評価)とSummative Assessment(サマティブ評価)の2種類があります。 フォーマティブ評価: 成績には影響しない練習課題やプレゼンテーションなどを指し、学びの途中でフィードバックをもらうためのものです。自分の理解度を確認したり、本番課題の準備をしたりする目的で行われます。 サマティブ評価: 最終成績に反映される正式な課題(レポート、試験、ポートフォリオなど)で、学期の終わりや一定のタイミングで提出します。 またこの休みに旅行に行く人も多いです!勉強も大変ですが、旅行の予定があるとそれに向けて頑張れるし、せっかくヨーロッパに住んでいるので、私も毎回のリーディングウィークに旅行に行っています。 リーディングウィークに行ったモロッコ旅行 学期の後半になると、エッセイなどのコースワークの提出が重なってくる人も多いので、勉強で忙しくなってくるかもしれません。私も去年の11月は勉強で忙しかったように思います。 12月のクリスマス前に秋学期が終わります。 冬休みと1月の試験 冬休みは12月中旬ごろから約1ヶ月あります。クリスマスがあるので、帰国する留学生も多いです。冬休み明けの最初の週は試験期間になっていて、私もオンラインのものと対面の試験が1個ずつ冬休み明けにありました。 春学期(1月~6月) 1月の中旬ごろから春学期が始まります。1学期間だけのモジュール(科目)も多いので、学期が変わると履修しているモジュールや時間割が変わる人も多いかもしれません。春学期も秋学期と同様に半分を過ぎた2月下旬に1週間のリーディングウィークがあります。 春休み(イースター休暇)とRevision Week 春休みはEaster Break(イースター休暇)なので、4月上旬には始まります。KCLの春休みは約3週間です。この時期に次年度の履修登録の希望を出したりもします。 春休みが明けてすぐ、1週間のRevision Weekがあります。ファイナルの試験前の復習のための期間です。Revisionの授業がある科目もあり、授業でやった内容の軽い復習やどこを復習するといいかなど教えてくれます。 5月~6月|最終試験(ファイナル)期間 Revisionが終わると、約1ヶ月間の試験期間に入ります。この時期はキャンパスも図書館も混んでいるので、みんな勉強頑張っているんだなあと感じます。 試験が多いかどうかは専攻や学年によりますが、私が学んでいるPPEの1年次は試験の比重が大きく、5月に5個の試験がありました。KCLの場合、対面の試験はキャンパスではなくExcelという外部の試験会場に行く必要があります。 中心部から離れていて、地下鉄の遅延なども考えていつも早めに行くので、Excelに通うのがすごくストレスになります……。 キングスカレッジロンドンの外部試験会場「Excel」 イギリスの大学は試験が終わったら約3ヶ月の夏休み! 試験が終わるとこれで1年間が終わりです!夏休みは約3ヶ月と長く、多くの留学生は一時帰国します。日本で就職予定の人は日本でのサマーインターンや就活イベントに参加するために帰国します。 学生寮は、9月から丸1年ではなく、学部生向けに40〜44週間の契約ができるようになっているので、6月は退寮の時期になります。日本に持って帰らない荷物を約3ヶ月の間預けるサービスを使う人も多く、私も昨年の夏に利用しました。食器類や、寝具・冬服などを預けました。 一時帰国する夏の間に預けておく荷物 ピックアップや箱代などはかかりますが、荷物の保管費用はこの量で月20〜30ポンドほどだったと思います。 イギリスから一時帰国 最後に|忙しい授業期間中の息抜きとなる休暇 最後まで読んでいただきありがとうございました。 このように、KCLの場合だと1年間で授業があるのは2学期分(20週間)だけで、日本に比べると授業期間がかなり短いように感じるかもしれません。私も最初は休暇だらけだと思っていたのですが、実際に始まってみると普段の学習量が多く、エッセイなどの提出もあると忙しくなるので、リーディングウィークのような中休みやクリスマス・イースター休暇もあってよかったなと思います。 また授業と試験の期間がはっきりと分かれているのも特徴的です。ファイナルの試験期間は約1ヶ月もあるのも、すごく長く感じるかもしれません。 ちなみに「大学名+Academic Calendar」を検索すると、実際の各学期の開始日や休暇の日程が細かく出ているので、検索してみることをおすすめです!一時帰国の計画も立てやすいかなと思います。 今年の秋から新しく留学を開始する方にとって、1年間の流れが少しでもイメージしやすくなれば幸いです!皆さんの挑戦を応援しています! https://passporter-media.com/articles/10/ https://passporter-media.com/articles/51-kcl-ppe/ https://jp.education-moi.com/article-52-kcl

マンチェスター大学で神経科学を研究!研究室の雰囲気や日本との違い【交換留学レポ】

こんにちは!Midoriです。私は2024年の秋から約1年間、イギリスのThe University of Manchester(マンチェスター大学)に交換留学し、Neuroscience(神経科学)の研究に取り組みました。マンチェスター大学の神経科学分野は有名で、世界トップレベルの研究者が集う最先端分野です。また、神経科学の中でも特に難病解明に力を入れています。 この記事ではイギリスの研究生活について詳しくお伝えし、日本の研究環境との比較も書きます。 マンチェスター大学の交換留学生として研究する マンチェスター大学 大学3年生の秋から約1年間、マンチェスター大学の生物・医学・健康学部に交換留学しました。私が在籍していた日本の大学はマンチェスター大学との協定で、生物学専攻の学生はお互いの大学に1学期もしくは2学期間留学し、その間に研究に取り組むことができるようになっています。 通常の交換留学は留学先の大学で授業を履修するのみですので、かなり特殊な制度と言えます。また、この制度のおかげで私は卒業研究をイギリスで取り組むことができ、留年せずに他の留学していない学生と同じように4年間で学士課程を卒業することができました。 研究機関としてのマンチェスター大学の研究環境 ラッセルグループに所属し、世界大学ランキング上位校 冒頭でも触れましたが、マンチェスター大学の神経科学分野は世界最先端を走っています。そのため、使用している設備も最先端のもので、優れた研究成果を次々と生み出しています。 また、マンチェスター大学はラッセルグループ*に所属していて、神経科学に限らずさまざまな分野の研究が高い評価を受けています。世界大学ランキングでも上位にランクされる研究型大学であり、優秀な教授陣が指導にあたってくれるため研究に意欲的に取り組みたい人にとっては素晴らしい環境が備わっていると言えます。 *1994年に設立されたイギリスを代表する24の主要研究型大学からなる連盟です。オックスフォード大学やケンブリッジ大学、インペリアルカレッジロンドン、UCLといった、世界トップ10に名を連ねる名門校が加盟しています。 生物・医学系の研究棟 研究室が入っている研究棟は4階建ての巨大な四角い建物です。この建物には関係者しか入ることができません。学部生の入棟可能な時間は平日の朝8時から夕方の6時までです。学生証をかざし、一回で一人しか通れない扉から入ります。 マンチェスター大学の研究棟の外観 これは日本、少なくとも私の大学にあるほとんどの研究棟とは異なります。日本の場合は平日の大体朝9時から夕方5時までは開放されていて、誰でも入れるようになっています。それ以外の時間帯は建物の扉が施錠され、学生証や教職員証を持っている人のみが入れる仕組みです。 マンチェスター大学の研究棟の話に戻ります。私の研究室は3階にありました。行く時はいつも階段ですが、たまに疲れすぎてエレベーターを使う時もあります。建物が四角になっていて、ずっと歩き続けたら1周することができます。 実験スペースは事務スペースと分かれていました。事務スペースには全員に専用の机とパソコンが与えられましたが、実験スペースは全てが共用です。また、隣の研究室との間に壁があるわけではないため、事務スペースでも実験スペースでも交流があります。 細胞生物学系の研究室が使っていた実験スペース 蛍光顕微鏡が置いてある暗室 大規模のハエ飼育施設 これらの場所に加え、私はハエの飼育されている施設もよく利用しました。その施設は4階にあり、研究室から離れています。そこはマンチェスター大学でハエを使っている13の研究室が共同で利用している場所です。これはなかなかの規模ですので、当然ハエの施設も大きいです。作業スペースがたくさんあり、必要な試薬や実験道具、顕微鏡といった機械などもそろっています。 ハエ施設にある実体顕微鏡 私の一番のびっくりポイントはインキュベーターの大きさです。インキュベーターとは一定の温度に保つことができる装置です。いろんな温度に設定できる冷蔵庫を想像するといいでしょう。 私がそれまで見たことがあるインキュベーターは大きくても業務用冷蔵庫サイズです。しかしマンチェスター大学のハエ施設のインキュベーターはそれをはるかに超え、人が入れるサイズでした。もはや冷蔵庫ではなく4畳くらいの部屋でした。巨大インキュベーターは2つあり、それぞれ25℃と18℃に保たれていました。その他にも30℃や22℃など異なる温度に設定されている通常の冷蔵庫サイズのインキュベーターが複数ありました。 ハエが飼育されている巨大インキュベーター そのインキュベーターの中にハエを入れて飼育します。温度が変わると成長速度が変わり、器官の形成様式も変わってくるため実験によってインキュベーターを使い分けています。 余談ですが、冬になると1時間に1回くらい25℃インキュベーターの中に入って暖を取っていました笑。実験スペースには冷暖房設備がなく、冬になると極寒の中で実験することになるので私はいつも凍えていました。25℃インキュベーターは命の恩人です。 マンチェスター大学の研究室の雰囲気 多様なメンバーがいる小さなグループ 研究室はこぢんまりとしていましたが、出身が異なるメンバーから構成されていました。PIに加え、博士課程の学生が1人、修士課程が4人、学部生は私を含め2人の計8人です。研究室にいる教員はPIのみだったため、その先生が全員の研究指導を担当していました。 指導教員(PI)はドイツ人で、学生はインド、リトアニアから来ていました。また、イギリス人でマンチェスター出身の学生が1人いました。その人は私が今まで出会った唯一の生粋のMancunian(マンキュニアン/マンチェスター人)です。 私の研究室にはいませんでしたが、大きな研究室だとPIに加え、准教授や助教が複数人いて、さらにポスドク(博士研究員)や技術職員、秘書などがいます。デカいグループだと学生を含め数十人になるところもあります。 指導教員の指導スタイル 指導教員は半放任主義で、コアタイムはなかったです。いつ来ていつ帰ってもいいよというスタンスでした。研究室にいる時間については何も言われませんが、無事であることを確認するため休む時は事前に連絡することくらいが指導教員の設けたルールですね。 指導教員は一人で7人の学生の面倒を見ながら、講義や資料準備をしたり、大学の業務をこなしたり、時には学会に参加したりして、常に多忙を極めていました。しかし、それほど忙しいにもかかわらずジョークを言うことを忘れず、よく冗談を言って笑わせ、研究室はいつも和やかな雰囲気に包まれていました。 また、昼ご飯の時間は必ずみんなで食べていました。研究棟内の実験スペースと事務スペースの間にフリースペースがあり、その近くに電子レンジや冷蔵庫などがあります。そのテーブルでいつも指導教員と一緒にご飯を食べながら、研究の話をします。指導教員曰く、ご飯を食べながら話し合えば時間の節約になるということです。 前述の通り研究室にはポスドク研究員も技術職員も秘書もいませんでした。学生はみんなそれぞれの研究テーマに取り組み、実験手法は先輩もしくは先生に教えてもらいました。 実験をしたら指導教員に結果を報告し、次の実験について話し合います。自分から行かないと指導教員からは何も言われないため、自分が行動しないと何も始まらない環境でした。ただ、指導教員に何か相談すれば必ず丁寧に対応してくれ、研究に関する議論にも熱心に向き合ってくれます。 マンチェスター大学での研究ルーティーン 午前 平日は毎朝8時に起床し、寮の食堂で朝ご飯を食べて9時に出発していました。寮から研究室までは徒歩30分です。バスに乗ることもできますが、私は交通費節約のため、また沿道の自然を楽しみながら歩くのが好きだったためいつも歩いていました。 9時半ごろに研究室に到着すると、まずはハエ施設に行きます。ハエの様子を確認し、餌が古くなっていたり、数が増えすぎたりしていると新しい餌の瓶に入れ替えるなどの作業をします。 その後、神経細胞の培養実験を行います。前日の夕方に産卵環境をセッティングして、十数時間後には狙ったステージの卵が得られます。その卵を集め、処理を行って神経細胞のみが残るようにして培養します。 培養したハエの神経細胞 一回の培養実験で大体2時間かかります。それが終わると大体昼ご飯の時間です。研究室の外にあるフリースペースで指導教員や他のメンバーと一緒に食べます。私はいつも家から持ってきたサンドイッチを食べていました。たまにアジアンスーパーで買ったカップ麺を食べ、少し日本を思い出します。研究室のメンバーはカップ麺を食べないのか、いつも興味津々に私が麺をすすっているところを見つめてきます。 昼食中は研究の話が多いですが、日常生活の話もよくします。例えば先輩が最近新しい靴を買った話とか、先生のパソコンがいつも不調で作業が一筋縄にいかないとか、寮の夕食の話とか、話題はいろいろなところに及びます。 午後 昼食後は解剖実験などの実験をやるか、前日に培養した神経細胞を固定・染色する実験をします。他にやる実験がない日は自分の席でデータ分析や報告書を書きます。 解剖実験などがある時は実験に夢中になりすぎて帰りそびれたことが何回かあります。夕方6時を過ぎると研究棟から出られなくなりますので、よく5時58分からダッシュしていました。研究室は3階にありますので、階段を猛スピードで降ります。ギリギリ間に合うことが多いですが、間に合わず閉じ込められることも数回ありました。そういう時は全力で扉の外にいる帰宅寸前の受付職員を呼び止めて、扉を開けてもらいます。 研究室の決め方 研究内容だけでなく、指導教員との相性も大事 交換留学生は正規生と違って、授業きっかけや先輩からの話、研究室見学などの事前情報を判断材料にして研究室を決めることはほぼできないため、運任せのところがあります。というのも、研究室や指導教員を決めるのは研究テーマだけでなく、研究室の雰囲気や指導教員との相性が大事です。 「研究内容が合致するけど方針が合わない指導教員よりも研究内容がややずれていて方針が合う指導教員を選べ」と言われるほど、「人」はとても大事です。 もちろん、前年度に留学していた先輩から話を聞く方法もありますが、そこから得られる情報はかなり限られると思います。私もそうでしたが、研究室の数がたくさんあり、他の研究室との交流が少ないため情報は得にくいです。自分の研究でかなり精一杯になるので、他の研究室を気にする暇はないです。近い分野の先輩であればそれなりに情報はあると思いますが、そうでなければ得られる事前情報はゼロに等しいです。 というわけで、交換留学生は研究内容から研究室・指導教員を選ぶのが唯一の道です。 指導教員決めの流れ 指導教員の調べ方としては、マンチェスター大学の研究者一覧サイトからキーワードを検索してやりたい研究に近い分野の教員を探します。そこから研究内容や研究室の空き状況をメールで問い合わせるのが一般的なやり方です。あるいは交換留学生担当の教員が必ずいますので、その先生にやりたい研究を相談して、研究室を探してもらいます。 しかしそのサイトに載っている情報がやや不足していて、教員の研究内容が書かれていても研究室の情報が全くないのです。また、日本の大学や研究機関と違って、研究室のホームページというものがありません。そのため、どんなメンバーがいるのか、各メンバーの研究テーマ、あるいは研究以外での研究室の活動はどのようなものがあるのかなどを知る由がないです。 留学が始まる前、つまりまだ日本にいる時に複数の教授と面談などを経て指導教員を決めておいて、渡英後すぐに研究を始められる状態にするのが一般的です。教授によっては事前に論文が数報送られてきて研究室としてやっている研究についてある程度理解を得てから来なさいという場合もあります。 交換留学生担当の教員に相談 私の場合、指導教員も研究テーマも決めないままイギリスに渡りました。 上記の難しさもありましたが、その他事務的な手続きの問題で決めなかったです。渡英後に研究室を検討し始め、時期が遅すぎて空きがある研究室が限られていたため、交換留学生担当の教員に入れそうな研究室を探してくれるようお願いしました。具体的にはその先生と面談し、自分の興味のある分野やこれまでのラボ経験などを説明し、それを基に考えてくれました。 私は当時やりたい研究がはっきり決まっていたわけではなく、漠然と細胞生物学や動植物生理学に興味がありました。 留学に行く前までは細胞生物学や動植物生理学、生態学、動植物分類学の実験・実習などさまざまな実務経験がありました。それに加え、キイロショウジョウバエ(研究で一番よく使われるハエ)を実験動物に使っている研究室で実験補助のアルバイトをしたことがあり、ハエの飼育や遺伝子抽出などの経験がありました。これらを踏まえ、交換留学生担当の教員はハエを使った神経科学の研究をしている研究室を紹介してくれました。 早速その研究室のPI(Principal Investigator/研究室主宰者)と面談し、研究内容が面白かったのとよさそうな先生だったため、その研究室で卒業研究に取り組むことを決めました。 研究室の実験以外の活動 他の研究室との合同セミナー 毎週木曜日の朝9時半から、他の細胞生物学系の研究室と合同でセミナーが開催されます。各研究室が順番に担当し、担当になった日は研究室のメンバーが最近の研究成果を発表し、それを基に全員でディスカッションします。 私は毎回参加していますが、正直のところ難し過ぎて最初から最後まで理解できたためしはなかったです。発表の最初はイントロダクションで、研究の背景が説明されます。そこはほとんど理解でき、次の手法の最初の一部までが限界です。それ以降、聞いたことのない実験手法や解析方法が出てきて、頭がはてなだらけになります。 発表の途中や発表後には各研究室のPIやポスドク、学生が質問したり、補足説明をしたりするのですが、私は一度もその議論に参加することができませんでした。自分の研究室の人もあまり発言せず、記憶の中では博士課程の先輩生以外が発言しているところを見たことがないです。 食事会・ボウリング 指導教員は稀に学生と一緒に外でランチします。私も3回行ったことがあります。初めて行った時は修士課程の先輩と指導教員とマンチェスター大生である指導教員の息子の4人で行きました。白昼堂々、指導教員が豪快にビールを飲んでいてめちゃめちゃびっくりしました。 その他の2回はキャンパスから近くて評判がいい中華料理屋さんに行きました。中華料理となると皆頑張って箸で食べようとしていて、でもあまりうまくいかない光景が微笑ましかったです。 ある時、博士課程の先輩が急にボウリングしたいと言い出し、指導教員を含め研究室の全員で行きました。2ゲームをやり、とても楽しかったです。私に僅差で負けた指導教員は悔しがっていたのが良い思い出です。 ボウリングの結果 研究室として行う研究以外の活動はあまり多くなかったが、たまにあると楽しいです。 マンチェスター大学の研究生活を経て 以上、マンチェスター大学での研究生活についてでした。研究室では実験手法や論文の書き方といったことだけでなく、実験データの整理方法や研究との向き合い方、コミュニケーションや議論の仕方なども学び、さまざまな場面で応用できる力を身につけました。 また、指導教員とは今でも連絡を取り、先日大学卒業の報告をしたらとても喜んでくれました。その研究室の一員として研究に取り組むことができた自分は恵まれていると思っています。 https://passporter-media.com/articles/42/ https://jp.education-moi.com/article-62-manchester

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